好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
この話でパンデモニウム編は終了。書き溜めも100kbを切ったので、多くて一日一投になりますです。
和地Side
疲れが正直まだ残っている。絶対、帰りの新幹線は爆睡する。
そんな確信を覚えながら、俺達は京都市内でお土産の物色をしたりしながら最後の観光をしていた。
全く。英雄派の連中の所為で毎日トラブルが襲い掛かってきたけど、何とか最終日は平和に終わりそうだ。その分溜まりに溜まり、昨夜にドカンと溜まった体の疲労とかが色々きついけど。
最も睡眠不足気味になるのは分かっていたので、俺は奥の手として魔術を使って、メンタル面は完全にしゃっきりさせた。
精神の解体清掃という、精神構造をオーバーホールすることで、二時間程度でメンタルを完全リフレッシュする魔術がある。二時間完全に無防備確定なのであまり使われないが、メンタルだけでも復活させないと後がきついしな。
「…………これ、今日使う用に買おうかしら」
「カズヒ姉さん、
俺は漢方薬コーナーを真剣に見ているカズヒ姉さんにため息をついた。
あのあとカズヒ姉さんは緊急搬送で解毒処置を受けた。本来なら休んだ方がいいとまで言われたけど、俺と同じように精神の解体清掃で強引にメンタルだけ回復させて、朝にはホテルに戻っていた。
……なお、魔術や化粧で誤魔化しているけど、顔色が微妙に悪い。なのでそれとなく、事情を知っているメンバーがカバーする形で動いている。あと桐生は魔術で誤魔化されてるのに、何かに勘づいているようで気にはなる。
まぁ、動きにおいては無理していると気づかれにくいように動いているのには感心するやら呆れるやらだ。言っても聞かないだろうけど、無理しすぎだろこの人。
「流石に休んだ方がいいんじゃないか?」
俺は真剣にベッドに叩き込むべきか考えるけど、カズヒ姉さんはため息をつきながら首を横に振る。
「帰りの新幹線で寝るから安心しなさい。桐生達を不安がらせたら、折角の修学旅行にケチがついて、良い思い出にならないじゃない」
あ、そういう理由。
俺はちょっと感心するけど、カズヒ姉さんは何故かそっぽを向いた。
ど、どうしたんだ?
なんていうか、ちょっと頬が赤いような。熱でも出てきたのなら、流石に強引に休ませるべきだけど―
「……私だって、修学旅行は最後まで楽しみたいし」
―あ、そういう理由もあるのか。
体調不良をごり押してまで、修学旅行を楽しみたかったのか。
そ、そっか……。
実は意外と楽しみにしてたんだな、カズヒ姉さんも。
うん、これは仕方がない。
「なるほど、そういうことなら分かったよ」
俺としても、そこまで楽しみにしてることに無体な真似は出来ないな。
俺だって疲労は残っているけど、それでもフォローするぐらいはできる。
ああ、ぜひ楽しんでもらうとしよう。
「御所望があるなら、ぜひ私めにお任せを」
軽く冗談めかして、手を差し出しながら言ったその時だった。
……カズヒ姉さんが、俺の手をぎゅっと握った。
カウンター喰らったぞ、俺。
面食らって思考が真っ白になっている俺に、カズヒ姉さんが恥ずかしそうに苦笑した。
「なら、できればこうしてくれる? 人のぬくもりがあるって、それだけでメンタル的に楽だから」
「………………はい」
あ、これ俺が修学旅行に集中できない奴だ。
いや、逆に考えろ。これは修学旅行最大のイベントではなかろうか。
よし。
覚悟は。
決まった。
頑張るぞ、俺!
Other Side
「ま、まとめるとそんな感じだぜ、サーゼクス」
『よく分かったとも。英雄派はやはり、
「まったく困ったもんだぜ。禁手ってのはあるのとないのとじゃ、基本的には段違いだ。今後英雄派の正規構成員は、どいつもこいつも上級悪魔からそれ以上の戦力だと考えるべきだしな」
『更に二騎のサーヴァントまで所属しているとなれば、彼らの戦力は本当に警戒必須だろう』
「ああ、片方は顔を隠していたから分からないが、鎧から逆算して戦国武将。もう片方はカズヒが食らった毒を解析した結果、ほぼ確実に真名が分かった」
『……報告は聞いている。ケルト神話の戦士、カラティーン・ダーナ。クラン・カラティンの怪物の方が通りがいいかな?』
「ああ。かのクーフーリンを相手にして戦った戦士。そして質の悪いことに、屁理屈ぶっこいて一騎打ちに家族29人がかりで仕掛けた*1野郎だ。英雄派との相性はいいだろうさ」
『そして推測される宝具は、そんな家族達と一体化した伝承に由来する質量増大化能力か』
「自在に質量を変えれるなら、奴は格闘攻撃を30倍近く強化することができるだろう。地味に面倒な宝具の持ち主だぜ」
『となれば、今回開発された
「飛行将兵トライデンⅢは余裕だ。既に生産ラインは稼働しているからな」
『……確か各勢力111機ずつ、合計333機だったね。それ以上の増産は―』
「避けるべきだ。あれは動力源に三大勢力が存続する願いを利用した、マオウガーを参考にした兵器だ。実働機体が多すぎると、稼働率が急激に低下するだろう」
『ままならないものだ……が、それも前提だったな。TFユニットはあくまで質を重視した機体として開発される……だったな』
「そういうこった。数においては
『DFに関しても、今回の一件で更なるデータが取れたと、大王派は喜んでいたよ。……そして、技術試験段階だった拠点防衛モデルも既に生産ラインが稼働しているそうだ』
「数のDFと質のTFユニット。禍の団の連中も色々やっているようだが、そうは問屋が卸さねえってな」
『その通りだ。……ここからが、反撃の時だとも』
「……なんて感じで、向こうも色々動いてるみたいだろうね。どう思うかな、アルバート?」
「いやぁ、してやられたな! 流石は神器研究の第一人者、後追いでここまで追いかけられるとは思わなかった!」
「確かにね。でも、そう簡単にアドバンテージは奪わせないだろう?」
「もちろんだとも! 仕込みはこれで発動したし、何よりこちらにはアサルトがある! 疾風殺戮.comに対する協力も終わったのでな!」
「それは重畳。あ、確かヴィールの提案で、動く予定なんだっけ?」
「そのようだ! なので別件で調整に忙しくなるのだが……どうする、マスター?」
「もちろん参加するさ。仕掛けるだけでいい感じに絶望や悲しみが見れそうだしね。それに、ニスネウスの宝具をこの上なく最大限に発揮できる機会と思わないかい?」
「確かにな! 英雄派はハーデスに狙いを向けているようだが、我々は―」
「―そう、ポセイドンを狙い撃ちだ。フフ、疾風殺戮.comにはゼウスを集中攻撃してもらおうかな?」
「本当に、マスターは性格最悪だなぁ! はっはっは!」
こんな感じで京都は終了。午後は設定資料集関連を追記修正して、明日からライオンハート編となります!
ライオンハート編は今までのグレン×グレン作品とは異なる形をぶちかます予定です。まだ書き溜めが追い付いてませんが、変化球なので自分の作品を知る方々もぜひお楽しみに!