好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 はいどうもー!

 一日どれか一話更新ぐらいがちょうどいいよなぁと思っている、感想・高評価・推薦を欲してやまないグレン×グレンでっす!

 本日はリアスの大暴れモード。

 さぁ、戦いのときが来たぜぇええええ!


冥革動乱編 第四十四話 戦場を制す紅

Other SIDE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、綺羅星の如き宝玉よ。我が冠として輝く汝らに、果たして私は相応しいのか」

 

 リアス・グレモリーの詠唱を、しかしバアル眷属は待ってはいない。

 

 何をしてくるのか分からぬ上、相手はフェニックスの涙を一つ持っている。その懸念材料だけは阻止しなければならない。自分達が失ったアドバンテージを相手からも奪わなければ、主の戦いに懸念が残ってしまう。

 

「煌びやかな彩りが舞い踊る度に、我が心は届かぬその身を呪ってしまう」

 

 剣が、拳が、爪が、炎が、魔法が。

 

 あらゆる攻撃の猛攻は、リアス一人では決してしのげない。

 

 瞬く間に十の攻撃が届き、そして獅子王の戦斧が持つ特性を生かすことで、リアスの攻撃はその本領を発揮しきれない。

 

「この輝ける財宝は、万の軍勢にも劣りはしない」

 

 ……なのに、リアスはフェニックスの涙を使わない。

 

「だが万の軍勢を率いし先達に、果たして我が身は追いつけるのか」

 

 にも関わらず、リアスは全力での戦闘を続けている。

 

「悩むからこそ、そこに沈むことは許されぬ。誇りを掲げて高みに上がれ」

 

 負傷があるにも関わらず、まるで何もないかのように戦闘が継続される。

 

「私の至宝が私を光と誇るのならば、私の道はただ一つ。我が至宝の輝きと共に、我が身よ輝き歌劇を歌え」

 

 今ここに、紅の姫君は王冠を被り、戦場を制する星となる。

 

超新星(メタルノヴァ)―――侯爵彩れ、紅玉の宝冠(グレモリー・ジュエルクラウン)

 

 詠唱の完遂と共に、リアスの頭部を紅の紅玉がいくつも旋回し始める。

 

 そして次の瞬間、バアル眷属の周囲を聖剣を持った騎士団が包囲した。

 

「馬鹿な!?」

 

「これば、木場祐斗が使った―」

 

 そして驚愕する眷属達のうち、レグルスが一瞬だが動きを止める。

 

 いな。止まったのは動きだけでなく思考も……どころか、時間そのものが止められた。

 

「これは吸血鬼の……レグルス!?」

 

 龍騎士達にかく乱される仲間が気づくも、もう遅い。

 

 接近したリアスは、目を光らせながら右手を添え―

 

「まずは一人ね」

 

「―――ッ! なに……が……っ!?」

 

 気づいた時には、レグルスは痙攣しながら崩れ落ちる。

 

「如何に神器とはいえ、転生悪魔になった封印系神器なら生物でもある。体内の気を乱しに乱した以上、あとはゆっくり削ればいいだけね」

 

 静かに宣言し、リアスは消滅の魔力だけでなく、雷光すらも身に纏う。

 

 その光景に、バアル眷属は驚愕を隠せない。

 

 純血悪魔のリアスが雷光を纏っていることも驚きだが、それまでの攻撃も異常に過ぎる。

 

 聖剣創造の亜種禁手。時間を停止する邪眼。更に純血悪魔では習得が困難であろう、仙術すらも放っている。

 

 普通に考えれば星辰光によるものなのだろうが、それにしても異常としか言いようがない。

 

 星辰光は一人につき、原則一つ。九成和地やカズヒ・シチャースチエはプログライズキーを利用して性質を上乗せして変化させるが、それでも限度はある。和地はステータスを変化させるだけだし、カズヒも思念の招来という骨子を変えず性能を下げることと引き換えだ。

 

 これは明らかに異常と言ってもいい。それでいて、星辰光であるのならば、一つの異能でしかないのは明白なのだ。

 

 だからこそ、バアル眷属は全員が戦闘しながらも思考を回転させ―

 

「巻いていくわよ。私の縁は、眷属達だけじゃないのだから!」

 

 そして、更なる異常は発生した。

 

 リアスの姿が掻き消える。より厳密にいえば、目にもとまらぬ速度の高速移動がなされたのだ。

 

 これにより、視界に映す必要があるリーバンの神器はほぼ無効化される。そして更に、すれ違いざまに振るわれる聖剣の斬撃は、明らかに威力を増していた。

 

「ぬぅおおおおおおっ!」

 

 ガンドラ・バラムが怪力で、周囲を破壊することでリアスの接近に干渉を試みる。

 

 そしてそれを回避する為に飛び上がったリアスの姿で、ついにバアル眷属は異常性に混乱の境地に達した。

 

「なん……だとぉ!?」

 

 リアスの高速移動の種は、シンプルなまでに騎乗物。

 

 リアスは聖剣片手に二輪車に乗り、そして雷光を構えていた。

 

 あり得ない。その混乱の中、しかし戦闘ができないがゆえに、思考に全力を傾けたレグルスだけはふと気づいた。

 

 二輪車。そして()()()()()()()()という言葉。その二つが繋がり、レグルスは遂に辿り着いた。

 

 リアス・グレモリーが至った星辰光。単独でいくつもの神器や異能を操る、自分達を絶望させるに足るその星は。

 

「……異能再現、能力……! 眷属達だけでない、仲間達なら満たせる条件付きで、異能を再現する星辰光……っ」

 

 その結論に、バアル眷属は自分達の行動が意味をなさない可能性に思い至った。

 

 そう、この推測が真実なら、今までのリアスの異能に説明がつく。同時に、フェニックスの涙を使わせるという目的そのものが意味をなさなくなる。

 

 何故なら、これだけの異能を再現した以上、アーシア・アルジェントの癒しの力もまた再現可能であり―

 

「……その通り。正しくは異能再現能力・同調型」

 

 ―その絶望を、リアスは後押しすらする。

 

 そう、同調という時間を必要とする代わりに、自分自身と星の力量に応じて異能を付属させることで再現する。それこそがリアス・グレモリーの星辰光。

 

 

 

 

 

 

 

 

リアス・グレモリー

 

侯爵彩れ、紅玉の宝冠(グレモリー・ジュエルクラウン)

基準値:C

発動値:

収束性:B

拡散性:D

操縦性:D

付属性:AA

維持性:B

干渉性:D

 

 

 

 

 

 

 

 驚異的な付属性により、同調した異能を付属させることで再現する。それがリアスの星の構造であり、リアス・グレモリーの星に最も相応しい特性。

 

 それすなわち、優れた異能を持つ仲間と巡り合うことが出来てこそ、その本領を発揮することができる。

 

 個人の武威でも頭脳でもなく、ある種の天性の素質である巡り合い。人の和によってこそ本領を発揮する星辰光。

 

 そして、リアスはかすり傷をアーシアの力で癒し―

 

「それと、赤龍帝の力は流石に無理だったから、代わりにこれを借りているの」

 

 ―聖魔剣と共にアスカロンを振りかざし、リアスは突貫し制圧する。

 

 

 

 

 

 

 

 

『サイラオーグ・バアルの騎士一名、戦車二名、兵士一名、リタイア』

 

 

 

 

 

 

 

 今ここに、紅の滅殺姫(クリムゾン・ルイン・プリンセス)は、巡り合う絆を力に変える女傑として、新たに羽ばたいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 ありがとうございます、部長。

 

 仲間の仇を、倒れた皆の悔しさを、拭い去ってくれて感謝してます。

 

 だからこそ―

 

「今度は、俺の番だぁああああああ!!」

 

「来るがいい、兵藤一誠っ!」

 

 俺とサイラオーグさんの戦いは、シンプルなまでに殴り合いだ。

 

 殴っては殴り返し、殴られては殴り返す。フェイントや殴り方の違いはあるけど、それでも殆どはそれだけだ。

 

 この人相手に小細工は無用だ。いや、俺は今の気持ちを全力で叩き付けることしか考えない!

 

 部長の星辰光は、本当にギリギリでなったものだから、できることにも限りがある。

 

 そもそも今の部長の力量と熟練度じゃ、オカ研全員の異能を再現するなんてできないんだ。

 

 だからこそ、此処まで成果を上げた部長に無理はさせれない。

 

 俺が、サイラオーグさんを、倒すんだ!

 

『壮絶な戦いです! リアス選手が星辰光で華麗な戦いを繰り広げて繋げた、サイラオーグ選手への激突。背に受けたおっぱいドラゴンは、愚直なまでにシンプルな殴り合いだぁあああ!』

 

『『『『『『『『『『わぁあああああああっ!!!』』』』』』』』』』』

 

 司会の人も手に汗握って、観客の声援も聞こえてくる。

 

 ああ……、負けられない。

 

 一発一発殴られるだけで、サイラオーグさんの負けられない思いが伝わってくる。

 

 タンニーンのおっさんが言っていた通り、想いが籠った打撃は本当に通用する。

 

 それほどまでに、サイラオーグさんは強い思いで勝とうとしている。

 

 ヴァーリはとても強い。曹操は恐ろしいほどに強い。

 

 だけど、サイラオーグさんの強さは二人ともまた違う。

 

 この強い思い。負けられないという執念。勝つ為に命を懸ける決意。負けたらすべてを失うという、そんな思いがサイラオーグさんを此処まで連れてきてくれた。

 

 そして、だからこそ―

 

「俺にだって、夢がある!」

 

 ―そこに全力で答えることが、この人に対する礼儀だ!

 

「最強の兵士(ポーン)になる! そしてリアス部長を、レーティングゲームの頂点に連れて行く!!」

 

 だから―

 

「……負けられないんだよぉおおおおお!」

 

 ―俺の全力で、ぶん殴る!

 

「……俺も、負けんぞぉおおおおおおっ!!」

 

 そしてサイラオーグさんも殴り返す。

 

 右手の動きは僅かに遅い。ドラゴンブラスターを当てる余裕が、作れるかもしれない。

 

 だけど、そう簡単には決して行かない。

 

「作って見せる! 俺のようなものが生まれない世界を! 誰もが、力を持てば必ず相応しい立場につける世界を! 魔王に……なることでぇっ!」

 

 ああ、負けられないよな、サイラオーグさんも。

 

 だからこそ―

 

「「勝つのは俺だぁあああああああっ!!!」」

 

 ―全力で、戦いましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼルSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 ったく。これは解説なんて挟む間もねえな。

 

 サイラオーグとイッセーの、真っ向からの殴り合い。

 

 何とかごり押しで戦車の三叉成駒になったが、それでもサイラオーグは倒しかねない勢いで殴り返してやがる。

 

 スピードもあるだろうから、動くことで回避する余地もあるだろうに。

 

 だが、今の流れでそれをする選択肢もないだろう。この流れで真っ向勝負以外を選択したら、ファンが手のひらを返して離していくだろうからな。

 

 しかし、リアスの奴が星辰奏者になってたとはな。更に能力が凄まじい。

 

 リアスの巡り合いの才能は本当に天賦のそれだ。更に、イッセーの赤龍帝が持つ強者を引き付ける才能との相乗効果。強敵の引きも強すぎるのが何だが、おかげで生き残ったあいつらは若手上級悪魔としては最強の領域だろうしな。

 

 ……正直な話、この戦いはリアスの勝ちだろう。

 

 リアスは消耗しているが、アーシアの回復力を発揮しながら聖剣を振るえるのはでかい。

 

 サイラオーグも実力者だが、木場とアーシアの渾身の時間稼ぎにより、だいぶ削れてた。はっきり言って、イッセーとサイラオーグのどっちが勝つかは分からないレベルだ。サイラオーグが勝っても消耗はでかく、更に回復手段がない。

 

 ……そのうえで、フェニックスの涙まで残しているリアスが負けることはまずないだろう。

 

 いや、例えそうでもサイラオーグは最後まで戦うだろうな。そしてリアスも、イッセーとサイラオーグに敬意を示して、二人の戦いに割って入ることはない。

 

 ……いい試合だな。

 

 見ている他の奴らも手に汗握ってるだろう。流石のカズヒも、試合であることを踏まえればリアスにとやかく言うことはないだろうしな。

 

 あと、なんか三十回ぐらいスマホがなってるんだよな。

 

 っていうかいい加減イラついたんで、念の為にちょっと確認してみたら―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リヴァ

 

件名:ちょっと警戒

 

和地とカズヒが全然戻ってこないの。

 

あの二人のことだから、抜け出してデートとかじゃないと思うから、念の為に警戒を。

 

追伸:把握したのなら、文字無しでいいので返信メールを

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……………全部同じ内容だよ。

 

「……ディハウザー。ちょっとまじで警戒してほしいんだが」

 

 ………あいつらの場合だと、本当に嫌な予感がしまくるじゃねえか………っ!




 そんなこんなで、新女王と獅子の鎧は対ヴィールまでお預けです。


 そんなわけでリアスの星辰光についての説明です。





リアス・グレモリー

侯爵彩れ、紅玉の宝冠(グレモリー・ジュエルクラウン)
基準値:C
発動値:
収束性:B
拡散性:D
操縦性:D
付属性:AA
維持性:B
干渉性:D



 遅れたままではいられない。弱いままではいられない。お飾りでいいわけがない。
 主として、家族として、そして一人の挑戦者として、確固たる意志を胸に

 リアス・グレモリーの星辰光。異能再現能力・同調型。事前に時間をかけて同調をしておくことで、異能を再現する星辰光。
 リアスとの相性の都合上、純血悪魔もしくは彼女の眷属悪魔が最も有効。そして同調時間が長ければ長いほど性能は向上する。
 反面操縦性が低いため、出力はともかく本人ほどの技術はほぼ不可能。また星辰光はその性質上、真っ当な形での再現も不可能。とどめに定期的かつ長時間の同調が必要かつ、出力再現度を高めるにはある程度人数を絞る必要があり、また登録数に応じて頭部を回るように紅に輝く光球が展開するため、手札の数が読めるという欠点もある。

 そのためリアスは絶大な魔力量を上乗せしての爆発力強化で、眷属の異能を再現するのがベストとなる。
 覇龍の消耗すら代用できたその魔力量と、彼女と共にあらんとする眷属たち、そして共にあらんとする彼女の祈り。それにより至る侯爵の星は、帝王に並ばんと紅に輝く。

★詠唱

 創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌めく流れ星。

 ああ、綺羅星の如き宝玉よ。我が冠として輝く汝らに、果たして私は相応しいのか。
 煌びやかな彩りが舞い踊るたびに、我が心は届かぬその身を呪ってしまう。

 この輝ける財宝は、万の軍勢にも劣りはしない。
 だが万の軍勢を率いし先達に、果たして我が身は追いつけるのか。

 悩むからこそ、そこに沈むことは許されぬ。誇りを掲げて高みに上がれ。
 私の至宝が私を光と誇るのならば、私の道はただ一つ。我が至宝の輝きと共に、我が身よ輝き歌劇を歌え。

 超新星(メタルノヴァ)―――侯爵彩れ、紅玉の宝冠(グレモリー・ジュエルクラウン)




 とまぁ、こんな感じになりました。

 リアスに星辰光を持たせ、さらにリアスの在り方を考慮した場合、「めぐり逢い」を生かすべきだと判断。結果として「同調時間をかけられる味方の分だけ、異能を発現できる」といった感じになりました。
 つまりリアス・グレモリー眷属が強ければ強いほど強くなり、仲間のピンチに代役となりえる。一は全、全は一を体現する星辰光です。
 最も星の性質上、再現度に限度があるのが玉にきず。また星ゆえに他者の星に関しては再現にさらに枷ができてしまうのも難点です。





 そして、次からはカズヒVS春菜となります。
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