好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 ハイどうも-! 感想・高評価を常に募集中な男、グレン×グレンでっす!

 今回は外側の戦闘にいったん視点が映ります。

 こっちはこっちで今後イッセーたちが挑むべき難敵たちの姿となっておりますです、はい。


冥革動乱編 第五十八話 外周戦闘(その2)

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 くっ! 状況はかなり悪い。

 

 ヴィール・アガレス眷属が、たった四人の戦闘要員だけでゼファードル・グラシャラボラスを眷属ごと打倒したのは知っている。そして本気を出してなかったこともだ。

 

 だが、ここまでとは思っていなかった……っ!

 

「部長、アーシアさん! イッセー君の容態は!?」

 

「ダメです、意識を取り戻してくれません!」

 

「肉体の負傷は治ったけれど、ここまで食らっていては……イッセー……っ」

 

 部長とアーシアさんの二人がかりで、治療は出来ているようだ。

 

 だけど、昏睡状態に追い込まれているのならすぐに戦線復帰することは……っ

 

 咄嗟に飛びのけば、そこに並みの上級悪魔の全力に匹敵する攻撃が着弾する。

 

 ……どうやら、僕はかなり警戒されているようだね。

 

 更に飛来する攻撃端末が、僕に対して包囲するように飛んでくる。

 

 即座に聖剣の龍騎士を展開して迎撃するけど、一体一体の攻撃力と機動力は龍騎士を超えているのか、すぐに破壊されていく。

 

 更に周囲の味方も、クラウディーネ・ドゥルカンナインが一撃離脱で叩き潰していく。

 

 更に増援やリュディガー氏も、ヴィールの配下が抑え込んでいる。

 

 ……これは、本当にまずい……っ!

 

 頼みの綱といえるなら、リュシオンさんがヴィールを打倒するながらだけれど、それも困難だ。

 

「……いい加減こちらも慣れてきたぞ? ()()()()()きたしなぁ!」

 

「安心してくれ。一度コツを掴んだのなら、すぐに対応すればいい!」

 

 戦闘は一進一退だけれど、ヴィールが若干優勢だ。

 

 まるで攻撃を前もって教えてもらっているかのようにカウンターを連打していくヴィールに、時々その流れを盛り返していくリュシオンさん。

 

 どちらも神滅具の禁手を出していないが、このままだとヴィールが優勢のまま押し切れる。

 

 まずいな、このままじゃぁ……押し切られる。

 

 外の方は、決着がついてくれないか……っ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼルSide

 

 

 

 

 

 

 

 

「漸く見つけだぞ、この野郎!」

 

 俺は何とかハヤテの奴を見つけて、龍王の鎧を身に着けて突撃する。

 

 もちろんここにいるのは俺だけじゃねえ。

 

「……なるほど。当然だが、私を潰すのが戦術的に最も妥当ではあるな」

 

「そういうことだ。……私もレーティングゲームのプレイヤーとして腹が立っていてね。あの最高のゲームに水を差し、多くの民を苦しめている罪を償ってもらおう」

 

 俺の隣にはディハウザーがいる。更にそれだけでもねえ。

 

「その通りだ。すまないが、君を打倒することがこの戦闘を終わらせる最適解ではあるのでね」

 

 サーゼクスまでいるという大盤振る舞い。勝機は十分にあるはずだ。

 

 とにもかくにも、今この戦闘で一番厄介なのはこの野郎だ。

 

 千を超えるサリュートⅠによる連携戦闘。数十体の魔王クラスを相手取れる以上、そんな数の圧殺をどうにかするのが一番大事なのは馬鹿でも分かる。星辰光で統合制御しているのなら尚更だ。

 

 流石に星辰光の限界で、態々戦場に出てくるしかねえのは確実だ。でなけりゃ戦場に出てくるようなタマじゃねえのは既に確信しているしな。

 

 つまり、こいつが潰せるのなら一気に形成をひっくり返せる。

 

 だが―

 

「ディハウザー。手加減は無用だ、一気に決めるぞ!」

 

「それほどまでの相手と?」

 

 サーゼクスにディハウザーがそう言うが、こればっかりは経験の問題だ。

 

「逆だ。こんなところに出張るのなら、こいつが備えをしてないわけがねぇって話だよ!」

 

 だからこそ、俺も鎧を着て挑んでるんでな。

 

 間違いなく野郎は何かを仕込んでいる。あの野郎はそういう奴だ。

 

「良い判断だ。なのでこちらも()()としよう」

 

『フォースライザー』

 

 疾風殺戮フォースライザーを装着しながら、更に護衛のサリュートⅠが防壁を展開する。

 

 やっぱりこいつも変身するってわけか。で、何を―

 

『YHVE』

 

 ―おい、ちょっと待て。

 

「……変身」

 

『フォースライズ』

 

 俺達が想像を絶するロストモデルに絶句した一瞬で、ハヤテは冷静に変身する。

 

 展開される重装甲は、どこか神聖さが漂っている。だが同時に、どこか壊れているような外観をしていた。

 

 ……野郎、寄りにもよって飛んでもねえものを用意しやがった……っ!

 

「何を驚く? 我々が神々を神々として認めていないことは知っているだろう?」

 

 首すら傾げながらハヤテは装甲越しにこっちを見る。

 

『Break down』

 

「……神といえるものなど既に存在しない。ならばそのロストモデルを利用して何かおかしなことがあるのかね?」

 

 ……名づけるなら、仮面ライダー疾風。

 

 野郎、寄りにもよって聖書の神のロストモデルを組み込みやがった……っ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方その頃、ギガンティス・サリュートもまた、大いなる力を振るっていた。

 

 それに対して遅滞戦術を敢行して時間を稼ぐのは、機動特急アントニオン、トレインモード。

 

 人型機動兵器として戦闘を可能にすることは既に知られているが、それにとどまらないのがアントニオンの真骨頂。

 

 そもそもアントニン・ドヴォルザークの力を借り受けることで初めて真の力を発揮できるアントニオンは、その性質上列車状態でも強大であることが前提となる。故に列車状態なら列車状態で渡り合える機能が満載されているのだ。

 

 それこそが、エンチャントによって強化された随伴列車による拡張能力。

 

 もともとアントニン・ドヴォルザークは、芸術家系サーヴァントが持っていることの多い、「何かを補強する」力を持つ。

 

 それこそがスキル「エンチャント」。ドヴォルザークの場合は自らの音楽家としてのポテンシャルに由来するBGM作成と言ってよく、またライダーとして召喚されている彼は鉄オタが引き出されていることから、何かしらの逸話や箔がついているのなら、Bランク宝具相当の神秘とできる。

 

 これを最大限に生かせるように調整された人造神器車両である随伴列車を複数けん引することで、アントニオンはトレインモードでも優れた機能を発揮することができるのだ。

 

 故に、対格差を考慮したある程度距離を置きながらの射撃戦闘でアントニオンはギガンティスサリュートを迎撃する。

 

『ハーッハッハッハァ! この私と技術力で張り合うとは、見事! だがその程度ではなぁ!』

 

 吠えるアルバートからも余裕の色は消えていない。それだけの敵であることを理解して、リーネスは歯噛みした。

 

「カズヒや和地と未だに連絡突かないのにぃ、こんなのまで出てくるなんて厄介ねぇ……!」

 

「だがどうすんだ! メリードが避難誘導を八割がた終わらせたって連絡来たけどよ? アグレアス・ドームの方は出来てねえんだろ?」

 

 制御を行っているキュウタの言いたいことも分かるが、リーネスとしてはそこは不安視していない。

 

「ヴィールと連携をとっている手前、アグレアス・ドームに火力は集中しないわぁ。神々も防護加護を張っているし、実は一番安全な地区と言ってもいいものぉ」

 

「だがこのままじゃジリ貧だぜ? どっかで仕掛けねぇとまずいだろ」

 

 リーネスもキュウタも、ギガンティスサリュートの仕込みについては既に理解している。

 

 あれもサリュートの系列に属する以上、星辰体運用兵器なのだ。そしてどういった星辰光を使っているのかについても、ある程度は当たりがついている。

 

 随伴列車の一つである、情報観測車両イージスレッシャーで解析した()()()()()()()から、敵の能力はある程度想定ができる。というよりも、それが分かればすぐに分かるぐらいに分かり易い能力だ。

 

「……浸食型()()()()()()による、自分が自在に動ける空間の生成とか、発想の勝利ってこういうことを言うのかしらぁ?」

 

 放たれる大量のミサイルをジャミングと対空迎撃で対処しながら、リーネスは呆れるべきか感心するべきか真剣に苦慮したくなってきた。

 

 逆にこちらが放ったミサイルが撃ち落とされる光景を確認しながらも、砲撃を試みるキュウタも同情しているほどだ。

 

 ……極論を言えば、ギガンティスサリュートの星辰光は浸食型の固有結界、それも「ギガンティスサリュートが自在に動ける空間」を生成する星だ。

 

 想定される性能はすべからくが和地の発動値や干渉性並み。想定される要素の半分以上が、魔星であるからこそ出せるような異常な性能だと推定されている。

 

 そしてそれだけの星をもってして、魔術回路保有者の極一握りのみが使える異能の亜種再現。そしてそれだけ使って漸く自在に動けるようにするだけなのだから、頭がいいのか悪いのかが分からない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実際、アルバートからしてもこの星は実験的なものが強かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ギガンティスサリュート

 

人造巨星が蹂躙、星を薙げ(アストラル・ギガントマキア)

基準値:

発動値:AAA

収束性:

拡散性:AAA

操縦性:

付属性:AAA

維持性:AAA

干渉性:

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ギガンティスサリュートの星辰光はリーネスの推測通りの代物。より厳密にいうのならば浸食型固有結界・巨星合戦場(ジャイアント・バトルフィールド)創生能力。

 

 いわば都市規模の空間そのものをギガンティスサリュートの外骨格とする星辰光。これにより、ギガンティスサリュートは超大型人型機動兵器でありながら、機敏かつ堅牢な兵器として完成する。

 

「まぁ、こんなもので満足しちゃいけないわけなんだがな」

 

 だからこそ、アルバートはそれを誇らない。

 

 一手は何だが星辰体運用兵器としても、当然だが通常の兵器としてもギガンティスサリュートは欠陥品一歩手前だ。

 

 技術的に無駄もあらも大きすぎ、何より生産性が悪い。とてもじゃないが禍の団に全面的に配備することはないだろう。上手くいっても三十機製造されれば御の字で、そんなものはアルバートにとって完成品とは言えない。

 

 技術とは広まり拡散できてこそ価値があり勝利なのだ。技術開発的には大きな価値があると断言できるが、礎や段階止まりであるというほかない。

 

 アルバートは不敵な笑みを浮かべながら、今の敵を見据えたうえで決定的な攻勢に打って出ない。

 

 だからこそ―

 

 

 

 

 

 

 

 ―そう、だからこそ。

 

 リーネスは此処で決定的な攻勢に打って出ない。

 

「彼女が到着するまで、あと何分かしらぁ?」

 

「……まだ時間がかかりそうだな。だが、そこまで長くはならねえだろうさ」

 

 キュウタからその答えを聞き、リーネスはうなづいた。

 

 和地やカズヒ、鶴羽達のことは不安だが、今はそこを優先的に考えるわけにはいかない。

 

 こっちに出てきた以上、自分はこっちを優先するのみ。

 

 だからこそ―

 

 

 

 

 

 

 

 

「いいデータを持ってきてくれ。何か隠し玉があるんだろう?」

 

 ギガンティスサリュート(これ)を餌に更なるインスピレーションを敵から得ようと、アルバートはほくそ笑む

 

()()が来てから反撃開始よぉ。ジャンクを作って研究しましょうかぁ」

 

 ギガンティスサリュート(アレ)検体(ジャンク)にしようと、リーネスはその為に必要な戦力を待つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 二人の天才的頭脳の持ち主は、奇しくもギガンティスサリュートを踏み台とすることで、敵味方にも関わらず思考を一致させていた。

 




 はい! そんな感じで今後の強敵となる者たちの姿を見せておきました!




 ハヤテの変身に聖書の神のロストモデルを使うことはかなり初期から決定していました。
 理由はまぁ皮肉満点ですね。仕事をしていない神々を神として認めていないハヤテからすれば、さらに実際に死んでいる聖書の神のロストモデルで人類削減をするのはすさまじい皮肉を聞かせているといった感じです。


 そしてアルバート製新型兵器、ギガンティスサリュートの星辰光も見せておきます。



ギガンティスサリュート

人造巨星が蹂躙、星を薙げ(アストラル・ギガントマキア)
基準値:
発動値:AAA
収束性:
拡散性:AAA
操縦性:
付属性:AAA
維持性:AAA
干渉性:

 大いなる星が、敵対するものすべてを屠れと命を受ける。
 鋼の巨星は絡繰りゆえに、命令を順守し輝きを放つ。
 蹂躙されよ、怨敵共。破壊の巨星は此処に在る。

 ギガンティスサリュートに組み込まれた星辰光。浸食型固有結界・巨星合戦場(ジャイアント・バトルフィールド)創生能力。機体を中心とした都市レベルの範囲を侵食し、自在な駆動を可能とする固有結界とする権能が如き星辰光。

 機体に対するエネルギー供給、関節部の負荷の軽減、搭乗者の負担と消耗の低下、機体にかかる慣性や空気抵抗の調整、そして自機を襲う攻撃の威力削減。それらを同時に展開する空域において、ギガンティスサリュートは人造惑星としても異常な戦闘能力を発揮する。
 いわば自機を中心とする都市規模のフィールド全てが、駆動機構にして防御フィールドとする星辰光。その性質上結界外からの遠距離砲撃が相手なら、龍神クラスでも一撃で破壊することはまず不可能。必然として結界内での戦闘になるが、それでもてこずることは間違いない、規格外の戦闘能力を発揮する。

 その戦闘能力は本来星辰光が存在する世界における、戦闘特化型の眷星神や本来の性能における神星に匹敵。数をそろえれば相性のいい極晃に時間稼ぎを行う程度は可能という、凶悪な星辰光。反面星の性能は自機によって都合のいい空間に限定されるうえ、機体が巨体に見合った資材とコストが必要であるという点、攻撃機能を人工神器に頼っているところも踏まえると、純然たる星辰体運用兵器としては両者の数段下に位置するというほかない。

★詠唱
 創生せよ、天に描いた守護星を―――我らは鋼の流れ星。

 駆動モードを巡行モードから戦闘モードに変更。星辰体との感応出力の発動値移行を確認。

 星辰体感応及び、各種駆動システム、兵装システムとの同調成功。システムの最終チェックを完了する。

 影響範囲拡散、空間補助付属、空域安定維持。
 全行程の安定化成功。これより戦闘を開始する。

 超新星(メタルノヴァ)――人造巨星が蹂躙、星を薙げ(アストラル・ギガントマキア)


 ……と、こんな感じです。

 超大型人型兵器を運用できるようにする星辰光……という、ある意味で本末転倒ともいえるような逆転の発想です。

 これにより自在に戦闘ができるようになったギガンティスサリュートは、大量の兵器による制圧を行うわけです。さらに浸食型疑似固有結界内ならめっちゃ機敏に動くので、大質量高速移動という破壊力も加わって恐ろしいことになります。

 とにかくで隠したことで星辰光そのものの性能は神星や眷星神に次ぐレベルですが、でかすぎることに由来する無駄などもあるため、さすがに両者と真っ向勝負をすれば十中八九敗北です。まぁ、異形技術を満載にしているとはいえ数百年先の技術力で開発される兵器をそう簡単に追い抜けてもあれでしょうし……といったところです。
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