好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
今回も色々と爆弾情報が出てくることになります。
アザゼルSide
「ひれ伏せ」
ハヤテの奴から声が聞こえた瞬間、俺達は咄嗟に身構えた。
反応出来たやつは全員がしのげたが、周囲にいる反応できなかった連中は全員が言われた通りにひれ伏した。
こっち側もあっち側も関係ない。その光景に、ハヤテは少し肩を動かしていた。
「……少し加減を間違えたか。やはり実戦でデータを取り直すのは重要だな」
「なるほど、そういう能力か」
そしてその周囲をサーゼクスの消滅の魔弾が取り囲む。
奴が万が一回避するようなら、狙えるところに光の槍をぶち込めれるような場所に一撃叩き込めれるようにしちゃぁいるが……。
「散れ」
……まぁ、そうなるわな。
ハヤテの野郎が一言告げた瞬間に、襲い掛かった消滅の魔弾は殆どが吹き飛んだ。
なるほど。つまりそういうことか。
「
「そういうことだ。ヤハウェゼツメイライズキーは言動執行能力が根幹といえる」
俺の鎌賭けにあっさり乗りやがったな。
だがしかし、聖書の神を模した仮面ライダーにはピッタリな能力だ。
光あれ……って感じを実現する。出力や影響範囲は小さいが、それでも厄介なゼツメライズキーだ。何より皮肉が聞いてやがる。
聖書の神の死を知っていようと知っていまいと、奴らのスタンスから言って皮肉だって分かるのがセンス良すぎだよ。一周回ってムカつくどころか感心しそうだぜ。
「重ねて言うと、そういうものだと認識してくれるのなら
「……なるほど、ならまずはそれを封じよう」
ムカつく仕組みを言ってきたハヤテの後ろをとって、ディハウザーが素早く攻撃を叩き込む。
ハヤテの野郎はそれを、装甲の分厚いところで受け止めて勢いを利用して距離を取りやがった。
野郎、冷静かつクレバーに戦いやがる。
「吹き飛べ」
カウンターで言葉を強制するが、ディハウザーは後ろに引っ張られても尚更突撃する。
「なるほど。全てを無価値にはできないようだ」
「ほぉ。無価値は科学的機能にも効くのか」
冷静に打撃を躱し合うが、こっちを忘れてねえか?
「そろそろ俺もやらせてもらうぜ?」
「そして、私も遠慮をする気はない」
俺とサーゼクスは、ディハウザーの片手間に倒せる奴じゃ断じてないぜ?
「安心しろ。貴様達の相手はそっちだ」
「そういうことだぜ総督さんよぉ!」
「悪いけど、ハヤテはやらせない」
ちっ! そういうことか。
後ろからぶっ放された荷電粒子砲をサーゼクスが迎撃した瞬間、突貫してきたやつが神殺しのオーラをもって突っ込んでくる。
俺がそれを受け止めるが、……質が悪いなおい。
「確かリクだったな。……そういうことかよ、星辰光は何でもありじゃねえか?」
「そういわないでくれ。ザイアはどうしようのないけれど、能力だけは優秀だったからね」
鍔迫り合いをしながら、俺は突貫してきたリクの野郎の種を悟る。
サツは荷電粒子砲をぶっ放し、ハヤテは同時並列で大量の兵器を使役する。
つまり疾風殺戮.comはスリーマンセルだ。大量の軍勢を従えるハヤテが戦場全体を対応し、同時にサツが攻めるところをその砲撃力で制圧する。
そして最後のリクは、おそらくピンポイントでの制圧。そしてザイアが裏で対異形―それも神話体系込み―を踏まえているのなら、こいつの星辰光は「対神仏魔王」が考慮されていて当然。
だからって、まじでやるかよ―
「亜種聖槍再現能力。肉体に宿る亜種再現で、
「俺を壊せたのならお好きにどうぞ。もっとも、人類をのさばらせるのなら……」
俺が鎧の出力を上げると共に、リクの野郎も聖槍のオーラを増幅させる。
「……あんた質を殺して、そこから更なる力を集めさせてもらう!」
上等、勝者の総取りってことでいいんだな!
Other Side
リヴァ・ヒルドールヴは、二度の世界大戦を経験している女である。
主神オーディンの血を引いていたこともあり、外見そのものは若々しい。だが同時に、世界でも未曽有の大戦乱が二度も起きた時代を生きてきたがゆえに、その中には一種の老練や老獪さを持っていると言ってもいい。
だからこそ、リヴァはこの場において即座の全力戦闘を仕掛けていなかった。
彼女の戦闘スタイルが、地脈を持たないレーティングゲームのフィールドに向いていないこともある。いきなり全力を出したところで、敵の全力と真っ向からぶつかるだけだときちんと理解していた。
故に、戦闘において彼女は一歩引いた距離から立ち回っている。
だからこそ、警戒が必須であると痛感した。
「……なるほどね。大体分かってきたかな」
「っていうと!?」
襲い掛かる赤氷の兵士を背中合わせで迎撃する、鶴羽が思わず聞いてくる。
それに対し、既に変身して対応しているリヴァは簡潔に答える。
「多分、さっきから赤く使われている異能は
「って! こんなのを自力で作ってるの!? 冥革連合が!?」
機動力があることから遊撃に回っていたインガも、休憩代わりに一度近くに着地して驚愕する。
気持ちは分かる。冥革連合の筆頭格が使っている異能は、全部同種の異能だというなど、考えたくもない。
だが、リヴァはそれを可能にする余地があることを理解していた。
「ちょっと、試しを入れた方がいいんでしょうね」
「試しって……」
「……何する気?」
インガも鶴羽も嫌な予感を感じていたが、リヴァは安心させるように肩をすくめる。
「もちろん、やるなら私がやるから安心しなさい」
「「*1できないから!」」
祐斗Side
凄まじい猛攻に割って入ることができず、僕達は他の戦力を相手にするほかない状況だった。
イッセー君も、サイラオーグ氏も、ヴァーリ・ルシファーも打ち倒された。それだけの恐るべし戦果を、ヴィール・アガレスは成し遂げた。
そのヴィールが十分かけても、リュシオンさんは食い下がっている。
戦闘全体で言えばヴィールの方が上だ。時折急にすべての攻撃にカウンターを合わせることまでやってのけている。
それをしのぎ続け、更にカウンターの連打も一分足らずで対応するリュシオンさんには感服するするほかない。
もっとも、それはヴィール・アガレスが分身を積極的に多用してないこともある。
確かに要所要所で仕掛けてはいるが、積極的に仕掛けることは最小限にして周囲の警戒や牽制の方に主軸を置いている。
分身の魔力量や肉体強度は明確に本体に劣っているようだから納得ではあるけれど、それにしたってもっと強硬策が取れる気もする。
だが、今仕掛けられるのか?
あの二人の猛攻は激しすぎる。イッセー君が打倒されている今、割って入れるのはアーシアさんか星を振るう部長ぐらいだろう。その二人もイッセー君を中心としたカバーに入っていて本領を発揮しきれない。
何より、乱戦になってきてしまっているため僕たちも仕掛けきれない……っ
「そこか、聖魔剣!」
切りかかる敵の斬撃を、僕は後ろに飛びさって躱す。
確かアザゼル先生と戦ったとかいう、ケンゴ・ベルフェゴール。
若手悪魔としては有名で、剣術の使い手を優先的に眷属に迎え入れ、領内の兵士たちに剣術を叩き込んでいるという話を聞いたことがある。
そして何より、彼が持っている赤い剣が脅威だ。
強度はある、切れ味も鋭い。そして何より、聖なるオーラを纏っている。
つまりは聖剣ということか。それも、伝説の聖剣に匹敵する性能を持っている。
強敵以外の何物でもない。これだけの敵がいると、それだけで危険になる。
「乱戦になってしまったのは残念だが、貴公
振るわれる斬撃を聖魔剣で凌いでいく。
彼らもできる。一人一人がサイラオーグ氏の眷属や僕達にも匹敵……いや、それ以上。
英雄派のジークフリートにも匹敵する力量だ。かつて僕だけでなくゼノヴィアとイリナさんが三人がかりで挑んで倒された、あの力量に追随する。
だけど、なら尚更だ。
ここでこの男と真っ向から戦えない様では、英雄派と戦って勝つことなど夢のまた夢。気圧されるわけにはいかないね。
僕が決意を持って相対すると、ケンゴ・ベルフェゴールは目を細める。
「かの赤龍帝がグレモリー眷属の中核だと思っていたが、倒されてなお戦う意思が消えないとはな。中々油断できないか、グレモリー眷属」
なるほど。確かにそれは否定できないね。
部長が主ではあるけれど、グレモリー眷属である僕達は心のどこかでイッセー君に強い信頼を持っている。
イッセー君がいるからこそ頑張れたところがあるだろうからね。彼らの推測は間違ってない。
だけど、なめられたものだね。
「……イッセー君を馬鹿にしないでもらいたいね」
「ほぅ?」
切り結び、鍔迫り合いになる中、僕ははっきりと言い切る。
「彼はこのまま終わるような男じゃない。断言するよ……ヴィール・アガレスは
「よく吠えた。ならその光景、貴殿を切り捨ててからゆっくり拝むとしよう!」
ああ、こんなところで終わるような男じゃないだろう、君は。
だから僕達は持ち堪える。そして必ず、君に繋いで見せる!!
そう思ったその時、爆音が鳴り響いた。
戦闘を行いながら視線を向ければ、そこでは突貫した仮面ライダーグリームニルが……リヴァさんがヴィールを後ろから攻撃していた。
素早くそれを魔力で凌ぐヴィールだけど、挟み撃ちの態勢なら、彼女の方が有利だ。
そう、彼女は僕達の中でも指折りの戦力。
仮面ライダーとなる者達は誰もが有能だけれども、こと彼女は本人も仮面ライダーも絶大だ。
故にすぐに拳の間合いに入り、そして猛攻を叩き付ける。
「……なるほど。主神の娘としての才覚が主体だが、鍛え方も悪くない」
「それはどうも。……で、どうするのかな?」
そんな短い会話が続く中、分身は戦闘を繰り広げたり遊撃をしながら、数が増減していく。
それを、認識したその瞬間―
「ああ、こうするだけだ」
―カウンターが、吸い込まれるようにリヴァさんに連続で叩き込まれていく。
まただ! またカウンターが成立する。
ある程度戦闘が続くと、それだけであっという間にカウンターを叩き込めるようになっていく。
これは……一体!?
このままだとまずい。その緊張感がどうしても増していく。
そんな寒気を覚えた、その時―
「……あ~、なるほど」
―リヴァさんは、何かを悟った。
その瞬間、リヴァさんを基点に大爆発が起きた。
ま、まさか……口封じか!?
リヴァさん、大丈夫なのか!?
リクの星辰光の概要だけ判明。聖槍亜種再現能力です。
……こういう世界観クロスオーバーをするにあたって、「異能体系Aの異能」で「異能体系Bの異能」に密接な関係がある異能を出したいという渇望を持ったことはないでしょうか? 自分はめっちゃあります。
ディオドラの星辰光もそんな感じでしたが、そこから一歩進めたのが今回の星辰光。前例を出したので今後も出していきたいと思っております。
またアザゼルの推測通り、転生者共は疾風殺戮.comの三人で一つの連携をとることを踏まえた魔星にしております。
戦域全体はハヤテが統括し、さらにサツが戦線を断ち切り、一極集中はリクが担当する形です。三人一組はシルヴァリオサーガでも星辰奏者の基本運用としてアドラーがやっていましたが、それに近い感じですね。
それはそれとしてリヴァが見抜いた通り、冥革連合の独自の異能は全員元が同じものです。
原作における第四章では冥革連合も何人か怪人ポジションで出す予定ですが、その際の独自の異能といった感じになるでしょう。
そして年季の差は伊達ではない。ふだんお茶らけているけどいざというときは必ず有能なことをするキャラ造詣のリヴァが、ついにヴィールの秘密を見抜きました。
……次回、ヴィール(に)ドン引き回前編となります!