好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
さぁ、最後まで駆け抜けよう!!
Other Side
『うなれ眼光! ウインクラッシュ・アイ!』
アガレッサーの二つのアイカメラが瞬き、視線の先が爆発してミサイルを撃ち落としていく。
ギガンティスサリュートが放つミサイルを撃ち落とし続けるアガレッサーは、更に仕掛けるサリュートⅠを相手に拳を構える。その瞬間、両腕部のユニットが展開する。
『マナックルダスターNモォオオオオッド!』
カウンターで放つ拳が、サリュートⅠの防壁を粉砕して一機撃墜。
その一撃の破壊力に、しかしサリュートⅠは隊列を速やかに組み直して、一斉射撃を敢行する。
だがアガレッサーは止まらない。華麗な動きで回避しつつ、更に直撃弾を腕で弾き飛ばした。
『Bモード! 更に、Mモード!』
反撃の砲火が放たれ、更にウインクラッシュ・アイも併用したことで、牽制が成立する。
加えて増援として魔獣達まで差し向けられるが、シーグヴァイラ・アガレスは遠慮なく突貫する。
そしてすれ違いざまに、全身のブレードユニットが魔獣達を切り刻む。
『……リッパー、フリルっ!』
斬撃によるかき乱し、更に突貫した勢いで距離をとった瞬間、アガレッサーの胸部が揺れる。
否、カバーが稼働して揺れるように見え、そのまま展開すると共に、絶大な魔方陣が多重展開される。
反撃の為にサリュートⅠと魔獣達が振り返ろうとするが、しかし遅い。
『うなれ双丘! ツインブラスタァアアアアアッカノンッ!』
その瞬間、赤龍帝のドラゴンブラスターに匹敵する砲撃が、二つ同時に放たれて敵を吹き飛ばす。
その頃にはギガンティスサリュートも、反撃の態勢を構えてた。
構えるのは、大口径の長銃。だがギガンティスサリュートサイズである以上、それは列車砲に匹敵する口径だ。
だが同時に、アガレッサーもまた一丁のスナイパーライフルを構えていた。
『撃ち抜け、アグレアスナイパーッ!』
その瞬間、双方の砲撃が叩き込まれる。
双方が双方の攻撃が当たるも、しかしすぐさまアガレッサーは突貫する。
そして手に握られるは、巨大なグレートソード。
その刃に纏われる力を見て、アルバートは目を見開いた。
『……疑似反物質粒子!? ついにそこまで』
『三大勢力驚異のメカニズムは、いつまでも追い抜かれないのですよ!』
驚愕に反応が遅れた瞬間、斬撃がギガンティスサリュートの装甲に裂傷を刻み込む。
『これぞ、アグレアスパタ!』
『なるほどねぇ!? だけど浅い!!』
その瞬間、ギガンティスサリュートは蹴りを放つ。
その脚部からは疑似反物質粒子アザトースの刃が形成され、アガレッサーを蹴り裂かんと襲い掛かり―
『VEHICLE!』
―それをみすみす許すほど、三大勢力は甘くない。
『ライディングレイン!』
列車の姿をしたエネルギー弾が、ギガンティスサリュートの蹴りを受け止めそらす。
「頑張ったな姉ちゃん! そろそろ決着つけようぜぇ!」
『ええ、アガレッサーとアントニオンの、二つの力を今一つに!』
キュウタに応えるテンションが変な方向に振り切れ気味のシーグヴァイラに、半ば呆れて反応できなかったリーネスは苦笑する。
「ノリノリねぇ。まぁ、
アガレス領の財政が傾かないか少し心配になりつつも、リーネスもまた意識を真っ直ぐに向ける。
幸か不幸か、アガレス家が主導となって開発されていた計画は成功を収めたのだろう。
……真魔の駒を腐らせるのも
このアガレス領の目玉ともいえるアグレアスを守るのに、これほど相応しい機体も存在しない。
ゆえに―
「行きますよぉ!」
『ええ、よくってよ!』
―今の返答のノリは何かのネタだろうか?
それは置いておいて、リーネスはシーグヴァイラに合わせて天に舞う。
それに対して迎撃を叩き込もうとしたギガンティスサリュートに、砲撃が集中して叩き込まれる。
それを成したのは、一個中隊の飛行将兵トライデンⅢ。
増援と戦局の変化を逃さず、トライデンⅢはΔサリュート・アサルトを突破して攻撃を叩き込む。
そして、此処に超大型兵器の終焉が確立される。
『砕け散りなさい! 極! 限! アガレェエエエエッスゥウウウッ!! キィイイイイイイイイックゥウウウウウウウウウッ!!!』
アガレッサーは脚部に大量の魔力を束ねて突貫し
『ライディングレインラッシュ!』
アントニオンもまた、全身のエネルギーを集め飛び蹴りを叩き込む。
『よし脱出!』
それに対して、明晰な頭脳で耐えられない避けられないと瞬時に判断したアルバートが転移装置で脱出した直後―
『……爆っ砕!』
―ギガンティスサリュートは、文字通り胴体に巨大な穴を空けられて爆散する。
飛行将兵トライデンⅢ
機動特急アントニオン
大公機甲アガレッサー
三種の
「……カズヒ達は大丈夫かしらぁ」
……約一名のメンタルにそこそこのダメージを与えることと引き換えに!
和地Side
今この瞬間、赤龍帝の鎧から強い光が展開される。
待ってたぜ、千両役者。冥界のヒーロー、おっぱいドラゴン! 俺達の兵藤一誠っ!!
「受け取ってくれ、皆!」
その声と共に、俺・サイラオーグ氏・春っちの三人に、赤い龍のオーラが装着された。
そのオーラは、それぞれが別々の鎧の形をとって具現化される。
春っちには鎧というより鎧型のスラスターとなって装着される。これによりヴィールの機先を制し、攻防の流れをこちら側に揺るがす。
サイラオーグ氏には全身から強い力場を生成する鎧が形成される。これによりカウンターを強引に押し切り、そして強大な攻撃をもってして反撃に転じる。
そして俺に追加されたフィンを持つ鎧は、俺の魔力を極限まで上昇させる。
……なんか知らないが、これは都合がいい。
遠慮をすることなく、魔力を消費する分だけ威力が上昇する魔剣を創造。オーバードーズで崩壊するほど注ぎ込み、連続生成で攻撃力を上昇させる。
「「「うぉおおおおおっ!」」」
「これは……
猛攻に食い下がられ、ヴィールがすぐにその為を見抜いたようだ。
野郎、俺より先に俺の仲間の秘密に気づくなよ。
で、答えは?
「その通り! 真女王の勢いでシャルロットに調整してもらった新しい切り札、
真女王で突貫しながら、イッセーも吠える。
なんていうか恐ろしいことをつるべ打ちするよな。
事前に何度も鍛えたり準備しているからと言っても、この連続進化にはちょっと関心を通り越してちょっと呆れる。
俺にちょっと分けてくれよ。具体的には禁手に至らせろ。
ま、今はそこじゃない。
至ってないのに至れるようにとか考える方があれだ。まずは持っている手札で何とかする方法を考える。特に俺はそういうタイプだから尚更だ。
向いてない方向性に拘る暇があるなら、向いていることを突き詰める!
だからこそ―
「合わせろイッセー!」
『ASSAULT SAVE!』
「分かってる!」
『BoostBoostBoostBoost!!』
俺がショットライザーを構えて全武装を向けると共に、イッセーも背部から砲身を具現化してオーラを込める。
「「行っけぇえええええっ!!!」」
『マグネティックスターブラスト!』
『Fang Blast Booster!』
俺の全武装強化一斉砲撃「マグネティックスターブラスト」と、イッセーがのちに「クリムゾンブラスター」と名付ける最大砲撃が、ヴィールに激突して鎬を削る。
なるほど耐えるか、だが!
「動きが止まりましたね!?」
「この隙は断じて逃がさん!!」
その瞬間を、春っちとサイラオーグ・バアルが逃さず突貫する。
『ダイナマイティングレザーボライド!』
超至近距離からの爆裂打撃がヴィールをのけぞらせ、
「焼き砕け……
出力がけた違いに上がった炎の拳が、更に弾き飛ばす。
それだけ喰らいながら、ヴィールはすぐに立て直す。
くそ! まだ持つか!
「やればできるじゃないか! だがまだ足りん―」
「ならこれも上乗せしよう」
『Compression Divider!!』
その瞬間、ヴァーリの声と共に空間が連続で半減していく。
瞬時に魔力を放出したヴィールは耐えるが、放出する側から半減が連発していき、喰らいつく。
な、なんだあの出力!?
「
声にはっとなり、俺は咄嗟に突貫する。
イッセーも共に突貫し、全身に力を籠める。
「部長、シャルロット! 合わせてくれ!」
『分かっているわ、イッセー!』
『託します!』
イッセーは拳に全力の力を籠め、三人のオーラを合わせていく。
そして俺も、ショットライザーを装填して起動させる。
『ASSAULT SAVE!』
さあ、覚悟しろヴィール!
「「これでとどめだぁあああああっ!!」」
『マグネティックスターブラストフィーバー!』
『Solid Impact Booster!』
全武装のエネルギーを脚部に収束してのドロップキックを、イッセーの全力打撃と共に叩き込む。
ヴィールはそれを両手で受け止めるが、受け流すには至らない。
聖と魔の融合したオーラで何とか押し返そうとするが、こっちもそう簡単に負けるつもりは断じてない。
だが競り合いは、僅かにヴィールが押し勝とうとしている。
「どうした! 託された想いで至った新たな領域と、春菜を引き上げんとする想いはこの程度か!」
「「こなくそ……っ」」
まだだまだだまだだまだだ!
ここで……負けて……られる……か―
「そう、
『その通り。
その声と共に、俺とイッセーの力が増幅する。
俺は全身から魔力の炎を巻き上げ、イッセーは一時的にだが覇のオーラが放たれた。
「「「これは!?」」」
ヴィールやイッセーと同時に驚くが、だけどすぐに分かった。
ああ、そうか。そうだった。
「ここで
『そしてこれこそが新たなる亜種禁手。瞬間覇龍安全発動能力、
春っちとシャルロットの思いをもって、俺達は更に押し込んだ。
「「「「「「「『『『『行けぇええええええ!!』』』』」」」」」」」
俺が、イッセーが、春っちが、ヴァーリが、サイラオーグ氏が、カズヒ姉さんが、ベルナが、リアス部長が、シャルロットが、ドライグが、アルビオンが。
全員が吠える拮抗は、少しずつだが確実にこちらに傾いていく。
それに対し、分身達は一斉に対応する。
連携で防戦の構えをとって龍騎士を足止めし、残った数人で俺達を背後から攻撃する体制に入っていく。
間に合うか、このままだとギリギリ―
「この流れでそれは無粋だろう。私はともかく、君達には向いていないさ」
―その瞬間、大出力の炎と聖なるオーラが分身達をけん制する。
それを成したのは、何時の間にか入っていた、魔性聖剣を構えるフロンズ・フィーニクス。
使い捨てだったのか魔性聖剣が朽ちるが、この一撃で趨勢は完璧に決した。
分身達は押し飛ばされ、出力の形成はこちらに傾く。
その光景に微笑みながら、フロンズ・フィーニクスは宣言する。
「貴殿の無価値な無謀に我らが臣民は巻き込ません。……自身に厳しくとも他者に
その静かな断言に、俺は一瞬だが違和感を覚える。
確かに、王の駒や真魔の駒はドーピングだ。そんな方法で楽して強くさせようっているのは、確かにぬるいといえるだろう。
だが、これは
「ぼさっとしない、和地!」
―同じように飛んできたカズヒ姉さんの声に、俺ははっと我に返る。
ああ、今はそんなことを思っている場合じゃない。
「ダメ押しよ! これも喰らえ!」
変身していたカズヒ姉さんの、ダメ押しの一撃が叩き込まれ、一気に趨勢は傾いた。
『ハウリングユートピア!』
その瞬間、固有結界と共にヴィールは勢いよく、吹き飛ばされた。
そんなわけで激闘終焉。そしてグレン×グレンの定番ネタ「三叉成駒の別バージョン」を後天的変化で出してみました!
いやぁ、三叉成駒や業魔人とかが短時間ででなくなっていたのが残念極まりないのが自分でして、隙あらば出したり改良発展型を出したりしていたのですよ。
今回は「完全固定の強化ユニット」といった感じです。それぞれ機能を特化した追加ユニットになっており、他者に使えるという点で強化されております。もちろん真女王とは別個で使えるのがさらなる利点です!
また外側で暴れまくりの大公機甲アガレッサー。おっぱいが揺れるロボットだったりとスーパーロボット風味となっております。さらに真魔の駒を機体側に内蔵することで有効活用など、いろいろなギミックが盛り込まれております。
さぁ、戦闘もこれにて終了。そろそろ連続投稿も終わらせます! ……書き溜めをほぼ吹っ飛ばしたしね!