好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 ついに来た。ついにきてしまった。加工囲うともってなかなか書けなかったが、ここまでこれた……っ。

 だが同時に、この章次第で平均評価がガクンと落ちかけないパンドラの箱が開く時が来てしまったともいうこと。

 ……なので、当面は高評価を募集できないです。


第五章 銀弾落涙編
銀弾落涙編 第一話 穏やかな日々………と書いて嵐の前の静けさと呼ぶ


 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 トレーニングというものは、毎日欠かさず行えるに越したことはない。

 

 日々の積み重ねは本当に大事だ。特に若い時期というものは、肉体の成長が早いから尚更大事だろう。まぁ年取ったら衰えると取り戻しづらいから、成人してからもずっと鍛錬は定期的にやるだろうけど。

 

 まぁそんな感じで、俺は常々鍛錬を積んでいる。

 

 毎度毎度言っている気もするが、基礎というのは実に大事だ。安定性とか堅牢さに繋がるこれらの要素は、誰でも鍛えればある程度は身に付くからこそ誰もが身に付けるべきといえる。

 

 だからこそ、基礎体力や体幹はしっかりと成長させる。こういう部分こそ、最終的な競り合いにおいて大事だしな。

 

 というわけで、腕立て腹筋背筋スクワットを毎日やっている分だけこなし、更にランニングで鍛えてから、俺はしっかりとストレッチなどをこなしてシャワーを浴びに向かう。

 

 あと時間的に余裕はあるし、サウナもちょっと長めに入るか。水分は余分に持ち込んでおこう。

 

 そんな時、ふと思い出す。

 

―あ、今度最後の試練がマストダイレベルで襲い掛かるか。それ乗り越えたらベッドインしてあげるわ、期待しなさい―

 

 ………それってつまり……最終試験的なあれか?

 

 終わったらあれか? 付き合えるのか?

 

 ………前言撤回。冷たいシャワーを浴びて水風呂に浸かろう。

 

 体を動かしたとかそういう次元でないレベルでほてってきそうだ。いや、本当に!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな感じで、中間テスト前の毎日は続いていた。

 

 カズヒ姉さんが不意打ち気味に叩き込んできた爆弾発言は、幸い俺にしか聞こえてなかったみたいだ。

 

 からかわれなくて良かった。というか、からかわれなくても大騒ぎになっていた可能性がある。

 

 だからまぁ、こうやって普通に朝食を食べれるのも良い事なんだけ……ど……。

 

「それでイッセー? 孫はいつ見れるのかしら?」

 

「ごぶっほぉ!?」

 

 ……イッセーはイッセーで大変だな。

 

 部長に正式の告白して受け入れられて以来、とりあえずイッセー絡みは「まずはイッセーとリアスを見守ろう」といった方向になっていた。

 

 おかげでそっちに意識が向けられているから、こっちについては集中はしていない。していないんだけどなぁ。

 

 ご飯を噛みながら、俺はちらりとカズヒ姉さんの方を向く。

 

「……ふぅ。今日も美味しい卵かけご飯ね」

 

「まったくですの! 話が合いますわね、カズヒ!」

 

「……いや、まったくもってその通りじゃん? 卵かけご飯は日本の美食が極みだよねぇ」

 

 そんな感じで、ヒマリやヒツギとにこやかに卵かけご飯を堪能するカズヒ姉さん。

 

 あの爆弾発言を言ってから、カズヒ姉さんは普通の態度のままだった。

 

 鋼の女と形容するべきか。それともとっくの昔に覚悟を決めていたのか。

 

 どちらにせよ、俺の今までの人生である意味とんでもない分岐点だ。運命の瞬間と、若気の至りであることを自覚しつつ言いたい気分だ。覚悟必須の状況だ。

 

 というか、最後の試練ってなんだ。

 

 カズヒ姉さんはストリートチルドレンだから、両親にご挨拶とかそんな感じではないだろう。

 

 じゃあなんだ? 「私より弱い男にはなびかない!」って感じで真っ向からの決闘とかそんな感じか? いや、カズヒ姉さんってそういう強さ至上主義ってわけでもなさそうだしな。たぶんこれも違う。

 

 ということは、初恋の男性と死別したとかなんだとかで、墓参りとかか? 確かにそれはそれで重いし重要だが、試練というほどか?

 

 う~ん分からん。

 

 そんな風に悩みながら食べていると、何時の間にやらご飯を全部食べてしまった。

 

 いっけね。まだおかずがこんなに残っているのに、白米が全然ないのはちょっとなぁ。お代わりするか?

 

「えっと、悪いけどご飯をお代わりするから―」

 

「はーい! それではこれからカズ君のお替りを誰がよそうかコンテストを始めたいと思います!」

 

 何を言ってるのからリヴァ先生!?

 

 いきなり突拍子もなく始めやがったこの流れに、メリードはすまし顔だった。

 

「では、インガ、春菜、ベルナがノミネートですね。他に参加したい方は?」

 

 なんでその方向に進める!?

 

「……ここはメイド業先輩に任せてくれないかな?」

 

「いや、幼稚園での阿吽の呼吸を此処で見せてあげるわ」

 

「いや、真面目に張り合うなよ。っていうかあたしも参加か!?」

 

 インガ姉ちゃんと春っちが散らす火花に、ベルナだけついていけてなかったりしている。

 

 というかこれ、俺は何時になったら白米が食えるんだ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どこも色々と可愛いことで」

 

 そんな風に、左右で盛り上がっている環境において、カズヒはそんな風にお茶を飲んで一息ついた。

 

 卵かけご飯で少しぬめっとした口の中を、香ばしい緑茶でゆすいですっきりとする。

 

 ああ、美しき日本の朝食。卵掛けご飯は日本の至宝なり。

 

 そんなたわごとを脳内で展開していると、既に周囲は騒がしいことに。

 

「さぁ! カズ君のご飯をよそうのは誰だ!? 更なる乱入者が現れるかぁ!?」

 

「そういうことならやりますのー! 和地のご飯をよそいたいなら、まずこの私を倒すことですのね!」

 

「ヒマリってどんなポジションやってんの!?」

 

 リヴァに呼応するようにヒマリが暴走してヒツギがツッコミを入れているが、まぁここはスルーしよう。

 

 あまりに目も当てられない様なら張り倒しに行くが、これぐらいはスルーしてもいいだろう。

 

 イッセー側に関しても、イッセーの問題が解決したことで急激に進んでいる。現在はリアスを全員が優先する流れだが、少しすれば一気に加速して面白いことになるだろう。

 

 なら自分が何をするべきか。カズヒはそれを考えて、既に答えを出している。

 

 まずは中間テスト。既に毎日の時間における勉強の割合は増やしている。これまでの活動で何故か敬意を持ってくれている先輩方を経由する形で、これまでのテスト傾向は知れているから山勘も張れる。リーネス達も勉強会を開いてくれるから、このまま順当に時間を割り振れれば赤点回避どころか平均点はとれるだろう。

 

 そのあとは()()()()()。距離を置かれる可能性は覚悟はしている。アザゼルは大丈夫だというし大丈夫な可能性は自分でも分かっているが、あれを踏まえればそんな楽観的観測で挑むのは迂闊とか平和ボケとかではなく、純粋に失礼というべき領域だ。

 

 そのあとは和地に向き合おう。和地がどんな答えを返すのかは分からないが、真摯に向き合って答えを出すべきだ。自分を慕い、己の掲げる理念に向き合い続け、かつて出した条件を確かに真っ当し、肩を並べて背中を預けられる青年に対して、真面目に向き合って答えを返したいと思っている。

 

 ……だが、同時に常に脳裏に刻まれていることがある。

 

―大好きな妹だよ。当たり前じゃないか―

 

 ……あの苦い思い出、すべての始まり。

 

 その負の原点であり呪詛の始まり。それを踏まえたうえで、カズヒ(自分)は果たしてどこまで恋愛に足を踏み入れることができるのか。

 

 そう、ふと思い当たってしまい、お茶と一緒に強引に飲み干した。

 

 勢いよく飲み干したので、お代わりを入れようとした時だった。

 

「……はい、どうぞぉ」

 

「リーネス……ありがとう」

 

 ニコニコ笑顔でリーネスが急須を持っていたので、少し甘えて素直に入れてもらうことにする。

 

 右と左でラブコメが展開される中、ふと静かな雰囲気になっていた。

 

 いや、これオシドリ夫婦か何かか。などという内心のツッコミをよそに、リーネスは静かな笑みを浮かべながらお茶を注ぎ終える。

 

 その目は、静かにカズヒを見ていた。

 

「カズヒ」

 

「何かしら?」

 

 何を言うのかと思わず力んだが、リーネスはふっとした笑みを浮かべる。

 

「和地なら大丈夫よぉ。私が、保証する」

 

 その言葉に、カズヒは思わず何も言えなくなる。

 

 そのうえで、リーネスは背中を押すように頷いて、微笑み直す。

 

「和地は必ず、貴女の過去を知ったうえで、カズヒ・シチャースチエを見てくれる。それだけは、絶対に保証できるわ。……頑張って」

 

 頑張って。

 

 その言葉に、カズヒは静かに目を伏せる。

 

 瞼の裏に映る、小さな笑顔を目に焼き付ける。

 

 あの日、自分が勝手にあの子に交したあの誓い。

 

 それを思い出し、カズヒは静かに微笑みながら頷けた。

 

「ええ。テストを乗り越えたら、絶対に言うことにするわ」

 

「ふふ。私も補足説明すからねぇ。鶴羽と一緒に補足しないと、絶対カズヒは自分を下げるものぉ」

 

「はいはい。その辺りの調整はお任せしますよ」

 

 そんな風に語り合いながら、騒がしくも暖かい時間を過ごしていた。

 




 そんなわけで、今回はまだ日常会です。
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