好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 ハイどうも! 地獄を乗り越えた方々にはぜひ高評価をしてほしいと願っている、常々感想募集中のグレン×グレンでっす!

 そんなこんなで、題名でここまで読んでくださっている方々ならわかる話となっております。


銀弾落涙編 第二十話 友人が元母親にフラグを立てるとか、普通はきつい

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 そろそろリアス達の会議も終わるぐらいかな。

 

 ヴァーリもやる気だし、九成も少し休んでいる。

 

 ……とにかく、俺達も気合を入れ直さないとな。

 

 まずはこの空間から何とか脱出。曹操達もどうにかしないといけないわけだしさ。

 

 にしても、なんていうか、凄いことになってるよな。

 

 カズヒ達の、道間日美子達の重すぎる過去はやっぱりきつい話だ。

 

 カズヒにも、南空さんにも、リーネスにも。そして、ヒマリやヒツギにとっても。

 

 俺は明るく前向きなこと言ったけど、でも五人からしたらそれをするのが大変なんだろう。ま、そりゃそうだ。

 

 でも、俺やっぱり馬鹿だからな。それぐらいしかいうことなんてできやしないしなぁ。

 

 ……いや、そこで止まってたらいけないよな。馬鹿だからって、ただ馬鹿のままってわけにもいかないだろうしさ。

 

 ただ、皆色々あっていっぱいいっぱいだろうし、ヒツギやヒマリが元気を出せるよう、俺も一生懸命頭を捻らないと。

 

 それぐらいは頑張らないと、俺を元気づけてくれたみんなにも合わせる顔がない。

 

 頭を捻って捻って考えるけど、なんていうかちょっとこぅ……ここまで……って感じだよなぁ。

 

 あ~、畜生! 俺ってば重くてつらい過去の仲間に巡り合ってばっかりだけど、今回のはある意味で一番重いんじゃないか?

 

 いや、なんたって人生二週目だもんな。悪魔の駒でも死者蘇生はできるけど、蘇生したんじゃなくて新しく生まれなおしたなんて、さすがに初めてだしいきなりだしでいろいろと困る。

 

 どうしたもんかと考えていると、視界の隅にヒマリとヒツギの姿が映った。

 

 ……皆色々と大変だし、消耗も激しかったからな。それに、二人もそっとしておいてほしいんだろう。

 

 だけど、何かやっぱりほっとけないさ。

 

 よし! こうなったら当たって砕けろだ。どうせ俺はそういうことしかできないんだからさ!

 

「……二人とも! 少しは休めた?」

 

 あえて元気よく言ってみると、ヒツギが無理やり苦笑しながら肩をすくめた。

 

「ま、そこは大丈夫じゃん? こっちはメンタルが地獄なだけで、フィジカルは全く問題ないしさ」

 

 あ、やべ。地雷踏んだか?

 

 二人とも、記憶が戻ったりで色々とやばかったからそもそも戦ってなかったしな。確かに体は疲れてないか。

 

 い、いやいや。そういう問題じゃない!

 

「精神的な負担って案外やばいだろ? だったら休んでおくに越したことはないって」

 

 メンタルってのは重要だ。

 

 想いの籠った一撃は、実力に関係なく強者に通用する。裏を返せば、想いを籠められないのは実力に関係なく悪影響があるってことだ。

 

 この脱出では戦えなくても、せめて少しは和らげてやりたい。

 

 俺は道間乙女の人生に寄り添ったことなんてないけど、だからって仲間が苦しんでるのをただ見てるだけなんて絶対嫌だしな。

 

「愚痴でいいなら聞くぜ? こういうのって、他人に言うだけでもだいぶ楽になるっていうし、聞いた方が俺も何かできることが見つかりそうだし」

 

 実際そういうことあるからな。俺も、アーシア達にしゃべってすっきりしたことってあるし。

 

 っていうか聞くまで離れません! 仲間の負担を和らげるのも仲間の役目さ!

 

 なんで座り込んでいると、ヒツギは観念したみたいに同じように座り込んだ。

 

 ヒマリはずっと俯いているけど、そんなヒマリを軽く抱き寄せながら、ヒツギは寂しげな表情を浮かべてた。

 

「……実はさ? 二人で記憶のすり合わせとか、そういったのをしてたんだよね」

 

 そっか。

 

 一人が二人に分裂しているなら、記憶が片方だけにってこともあるわけだしな。

 

 十年以上の記憶を全部把握するなんてできないだろうけど、重要な部分のすり合わせは行った方がいいのか。

 

「ま、重要なところは全部同じ感じで覚えてた。視覚も聴覚も痛覚も大体同じだけど、同じような感覚だった」

 

 そう続けるヒツギは、本当に寂しそうだった。

 

「……なんていうか、どこかぼんやりとしてるし遠いんだよね。たぶんこの感覚、経験者じゃないと分からない感じじゃん?」

 

 泣きそうな表情のヒツギに続くように、ヒマリも小さく震え始める。

 

「いろんな気持ちを感じますのに、どこか借り物のように感じますの」

 

 ……前世の記憶を、自分のこととして感じられないってことか。

 

「悲しさも嬉しさも感じるのに、それが自分のだっていう感じだけはどうしても薄い。大切な思い出も、悍ましい記憶も、それが分かるのに何かが決定的に欠けて感じてる」

 

「道間乙女の大事な記憶なのに、それを本当に意味で自分のものにできないんですの……」

 

 二人はそういいながら、本当につらそうな表情だった。

 

 ……う~ん。

 

 俺はそれを聞いて、なんとなく思うことがある。

 

 うん。言って怒られた方が話は進むだろ!

 

 俺は決意して、切り出すことにした。

 

「……別にさ、それはいいんじゃないか?」

 

 俺がそう言うと、二人はきょとんとして顔を上げた。

 

 いや、そこまできょとんとしなくてもいいじゃねえか。

 

「俺にとって二人はヒマリ・ナインテイルとヒツギ・セプテンバーだしな。そりゃぁ道間乙女の記憶と経験があるっていうのは事実だけど、そこから先の二人の人生は別々だろ?」

 

 うん。馬鹿だから細かいことはわかんねえ。

 

 だけど、俺にとって大事なことは分かってる。

 

「俺の知ってるヒツギは、面倒見がよくて可愛い女の子。俺の知ってるヒマリは、元気がいっぱいで可愛い女の子さ。同じ前世を持ってるからって、そこは変わらないし関係ないだろ?」

 

 うん。そこは断言していいだろ。

 

 さっきも似たようなこと言った気がするけど、俺にとってヒマリはヒマリだしヒツギはヒツギだ。

 

 だから、道間乙女って人については俺はこの際どうでもいい。道間乙女がどんな人生を送ってきたかより、ヒツギやヒマリが今までそんなことに左右されないで生きてきた人生の方が大事だって。

 

 ま、俺が馬鹿だからなだけかもしれないけどさ?

 

「俺にとっては二人は別々の大事なやつだからさ。カズヒ達からするとそうじゃないかもだけど、二人をごっちゃにするのは、やっぱりなんか違う気がするんだよな」

 

 う~ん。自分でもこの言い方で合ってるのか気になる気がしたぞ?

 

 ……しかもやばい。なんかトイレ行きたくなってきた。

 

「……と、とりあえず俺ちょっとトイレ! ま、道間乙女のことを深く考えるだけじゃなくて、今の自分がどうしたいかを色々考えた方がいい気がするってことで一つ!」

 

 うん。これで少しは元気になってくれるといいんだけど……な。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九成Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 凄いこと聞いた。

 

 ……これがハーレム王のおっぱいドラゴンって奴か。もてる男は持てるだけの奴だってことなんだろうな。

 

 いや、俺もモテてるけどな。まぁそこはこの際どうでもいいか。

 

 うん。俺は今は話さない方がいいだろう。

 

 ヒマリはヒマリで、ヒツギはヒツギ。確かにその通りだ。

 

 カズヒ姉さん達も、道間乙女としてはごっちゃにしてるだろうけど、二人が別々だとは判断してると思う。

 

 ただまぁ、流れが流れだったからな。どうしてもそこは重要視されてない感じにはなっていたかもしれない。そこも悪いところだったな。

 

 俺はそっと、二人のことを思い返す。

 

 会った時から意気投合して、なんだかんだで二人一緒にいることが多い。

 

 それはきっと、前世が同じだったことに由来するんだろう。それはもう仕方ない。

 

 だけど、二人は別々の人間として仲良くなって絆を深めていったんだ。そこはきっちり考えてあげないとな。

 

 そっと、少し離れたところから俺は二人をそっと見る。

 

 ……うん。母親としてではなく、仲間として見てるな。

 

 なら俺にとってはそれで十分だ。今後何かしらで変わるかもしれないけど、それはそれとして今はこれで十分だ。

 

 まったく。凄い奴だぜおっぱいドラゴン。

 

 お前、やっぱり持てるだけの男だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

「……と、これが可能ならどうにかなりそうだわ」

 

「お前、凄いこと考えるな。これが愛の力か……」

 

「あらあら。少し妬けてしまいますわね」

 

「二人とも茶化さないの。とにかく、此処から反撃を始めるわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イシロ、アルバート。そっちの準備はできたかい?」

 

『ええ。シャルバを探すので大変だけれど、魔獣は言われた通り送っておいたわ』

 

『追加生産されたギガンティスサリュートもすでに送っているとも! では、俺達はシャルバを探しておくぞ!』

!』

 

「そこは頼むよ。いやホント、例の件を承諾してくれた直後に何やってるんだか」

 

『……ミザリ。その件だがまずいことになったかもしれない』

 

「あ、アルケード。もうついているのは驚いたけど、どうしたんだい?」

 

『シャルバなんだが、どうも何者かの接触を受けていたらしい。どうやらオリュンポス関連だ』

 

「『『………』』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん、こっちはこっちで予定通り動くから、例の件を実行に移しておいてくれない?」

 

 

 




 ……イッセーはガントリークレーンがガントリークレーンすぎるだけで、それを乗り越えられる人物には好感度が上がり続けさせる男であると常々思う。

 つまりガントリークレーンが普通のクレーンぐらいになっているこの作品のイッセーは、さらなるモテ街道を走ってもらわないと困るのだ!





 そしてこの部分を書いていると、当初の予定をちょっと切り替えた方がいいかなぁと思ったり思わなかったり。

 とりあえず書き溜めはまだあるので、今週は毎日投稿できるかなって感じです。
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