好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
今思いましたけど、和地、イッセー、ヴァーリは、サーヴァントの属性で言うなら秩序、中立、混沌できれいに分かれそうな感じですね。まぁヴァーリが混沌なのは確定的に明らかですし、イッセーも前から中庸だとは思ってましたが。
本話はウロボロス編の最終話です! イッセーは果たしてシャルバを圧倒できるのか!
イッセーSide
『まったく。イッセーはもう少し冷静かつ理性的な対応を心掛けてほしいですね』
そんなこと言わないでくれよ、シャルロット。
シャルバの野郎は後でも倒せる? 今ここで逃がすなんて選択肢が俺にはねえよ。
それに、オーフィスはアーシアとイリナを助けてくれた。俺が命を懸けて助けるには十分な理由だ。
シャルバの野郎に、オーフィスはこれ以上好きにはさせねえ。
「……忌々しい紅だ。ヴァーリではなく貴様のような下賤なまがい物が、我が前に立ち塞がるなど……っ」
こいつは本当にそればっかりだな。
いい加減飽き飽きっていうか、そんなことしか大事に思えないのかね。
正直、俺もとんでもない情報とか色々知りまくってるから、色々と余裕がないんだよ。
「……冥界の子供達をまで殺そうとするなら、俺がお前を見逃す理由はねえよ」
「ふん。
こいつの頭は本当に、覇権だとか魔王の血とかそんなことばかりだってわけか。
こりゃ駄目だ。サーゼクス様達が魔王になって本当に良かったよ。
少なくとも、こんな奴が王様になるよりは何百倍も良いことだろうしな。
シャルロット、ドライグ。悪いけど、もうちょっと頑張ってもらうぜ。
『今更ですよ、イッセー。どちらにしてもあの男もこちらを見逃す気はないでしょうし』
『だな。それに天龍を此処まで愚弄しているのだから、それなりの仕置きといくべきだ』
ああ、頼りにしてるぜ相棒達。
魔力もオーラも、サーゼクス様達に比べれば明らかに低い。蛇を失くした所為だろうな。
少なくとも、ガチで挑んできたヴァーリや曹操ほどじゃないってことだ。
そう思った時、シャルバは歯をむき出しにしてオーフィスに視線を向けてきた。
「神滅具二つともなれば、真なる魔王と言えど分が悪い。オーフィス、失われた私の蛇を再び用意してもらうぞ」
「無理。今の我、無限でなくなったから蛇作れない」
………。
『
シャルロットが真剣に呆れるけど、俺もドーピング前提の王様ってどうかと思う。
シャルバの奴は奴で、蛇が貰えないことにすっごくショックを受けてやがる。
本気で貰えると思ってたみたいだ。お前、俺もエロが絡むと大概だけど、流石に女の子を無理やり拘束したうえで、警察に銃突きつけられながらそんな感じの要求はしないよ。王様が俺より馬鹿って、それ絶対ダメだろ。
ったく。まぁそれなら安心だ。
「蛇がねえなら、どう考えてもあの時みたいな力は出せないってことでいいだろうなぁ……!」
だったら、真女王でケリをつける!
『その通りだ』
『君の守る者を傷つける奴に、天龍を敵に回すことの意味を教えてやろう』
『未来ある物を守り給え。今代!』
歴代の声援も聞こえてきたし、尚更―
「……いいだろう。ならば我が新たな力を知るがいい」
―シャルバの奴、何かが……っ
いや、この感覚はまずい。間違いない。カズヒや九成が使う時と、感覚が似てる。
それもカズヒが変身してからのに匹敵する感覚だ。つまりこれって!
「創生せよ、天に描いた
野郎、人造惑星になったってのか!?
仮面ライダーでもサリュートに乗ってるわけでもないってのにどうやって?
いや、そんなことはどうでもいい。というか、ここまで来たのならやることは変わらない。
そっちがそう来るならこっちだってやってやるよ!
「我、目覚めるは――王の真理を天に掲げし、赤龍帝なり!!」
『その通りだ、行け!』
「無限の希望と不滅の夢を抱いて王道を往く」
『我らに見せた、君達の夢を守れ!』
「我、紅き龍の帝王となりて―」
『それが、おっぱいドラゴンだ!』
「―汝を真紅に光り輝く天道へと導こうっ!!」
歴代の声援を受けて、シャルバが星を発動させると共に、俺も真女王に昇格する。
シャルバは全身だけでなく、魔力で出来た蠅みたいな奴からも黒い靄みたいなものを垂れ流している。
というか、なんか体に負担を感じるな。まだ体力はもちろん、オーラだって残ってるぞ?
『何かしらのデバフや呪いの類かもしれん。
『どちらかといえば毒の類でしょうか……? イッセー、短期決戦で行きましょう』
ドライグもシャルロットも、今のシャルバに警戒している。
ああ、分かってるさ。元々真女王は、長期戦には向いてないしな!
全力でぶっ飛ばす!
俺はブーストをふかしてシャルバに突撃する。
シャルバは自分だけでなく蠅からも魔力の砲撃を放つけど、俺はそれを回避し、撃ち落とし、強引に突破して殴り掛かる。
シャルバはそれを靄の纏った拳で受け流しながら、こっちに拳や魔力の攻撃を放ってくる。
弱いな。魔力の力もだけど、戦い方がサーゼクス様に比べたら目に見えて低い。性能は確かに厄介だけど、これなら戦いようはある。
ドーピングなしだとこんなもんか? 殴り合いに限定すれば、俺だって真っ向から優勢に戦えるぐらいだぞ。
どこまでも、こいつは家柄とかそんなもんばっかりの奴だってことか。
「良いこと教えてやるよ。……日本じゃお前みたいなのを「親の七光り」って言うんだぜ!」
「下賤で下等な下民共の、負け惜しみなどしったことかぁああああああっ!!!」
俺とシャルバは殴り合いながら砲撃も放って戦闘を続ける。
人造惑星になったのはビビったけど、総合的には今の俺の方が上だ。時間をかければ多分勝てる。
問題は、時間をかけられないってことだ。真女王はそもそも不安定だから長期戦に向いていない。しかもシャルバの攻撃は、一発一発の威力はともかく、喰らった後もずっとこっちに何かの影響を与えている。ついでに言うと、かすり傷は一瞬ってぐらいに早く治ってるから、長期戦に持ち込むと数時間は確実にかかるしな。
流石に真女王無しだと、今のシャルバをどうにかするのはきつい。しかも奴の星辰光の影響か、少しずつかくずつにダメージが蓄積してるしな。粘られるとこっちが不味い以上、できる限り短時間で決着をつける必要があるわけだ。
……つまり、一発で決めれる攻撃をかますしかない。
シャルロット、ドライグ。俺は戦闘に集中するから、アスカロンの方を任せていいか?
『なるほど。倍化を譲渡した聖剣での一撃必殺か。今の相棒にそこまでさせるほどの相手とはな』
『腐っても素質は優秀ということですね。……クリムゾン・ブラスターの方も用意しておきます』
任せた、二人とも!
俺達が勝つ為の算段を整えた時、シャルバはシャルバで邪悪な笑顔を向けてきた。
「……なるほど、聖剣を使う気か。ならこちらも、必殺の手札とやらを見せてやろう」
そういいながら、奴は魔方陣で矢を転送するとそれを手に持った。
おい、なんだこのおぞけの走る感覚。
前にも感じたことがある。っていうか、つい数時間たってもいないレベルじゃねえか、これ。
まさか……っ!
俺が嫌な予感を覚えると、シャルバはそれに気づいたのかにやりと笑う。
「ハーデスからもらった
ハーデスの野郎、そこまでするのかよ。
三大勢力に恨みがあるのはともかく、子供達を泣かせるような真似する奴に手を貸すとか流石にないって!
だけど、まぁいいさ。
長期戦なら削り殺されかねない。短期決戦でも相手にだって切り札がある。
だけどなぁ……っ!
「そんなもんで、俺がビビるとでも思ってんのか!」
「馬鹿は道理も分からんから困るのだよ!」
俺とシャルバは真っ向から砲撃と打撃でぶつかり合う。
ドライグ、シャルロット! 準備はできたか!?
『できましたが、今の状態でシャルバに決定打を与えられるとは!』
そうか、分かったシャルロット。
そこに関しては、俺が何とかする!
こいつは絶対に逃がせない。ここで確実に仕留めなきゃ、冥界の子供達がどれだけ苦しめられるか分かったもんじゃねえ。
だからこそ、確実に勝つ為の一手を叩き込む!
……二人とも、こんな作戦で行けるか?
『面白いな。それに、今のままではこちらに不安要素が多すぎるからな』
ありがとうな、ドライグ。
さて、覚悟はいいか……シャルバ!
「行くぜぇえええええ!」
やるしかねえ!
俺は真っ先に照準を合わせて、全力のクリムゾンブラスターを構える。
広範囲に拡散する形で、それを一気にぶっ放した。
広範囲に拡散するクリムゾンブラスターで、シャルバの出した蠅をまとめて吹っ飛ばす。
ここまでは予定通り。あとは―
「―なめるなぁあああ!」
―その瞬間、突っ込んだシャルバが俺に矢の切っ先を振りかぶる。
のけぞりもしねえのかよ! だけど見え見えの攻撃なんて喰らうか!
俺は咄嗟に奴の腕を右手で掴み取って左腕を構え―
「間抜けがぁ!」
―その瞬間、シャルバは手を離した矢を
やられた……っ!
死ぬほど痛いってこういうこと言うんだよな。死んだことあるし色々攻撃も喰らったけど、これはきつい……っ!
ヴァーリが一瞬で倒されただけある。それだけの痛みと苦しみが走っている。
だけど……なぁ!
「おのれ、何故離さん! 効いてないのか!?」
シャルバが叫んで暴れるけど、俺は両手で両手を抑えて離さない。
はっ。めちゃくちゃ効いてるよ。今までで一番死ぬんじゃないかって思ってる。
だけどなぁ。そんなもんで俺が止まるかよ。
「お前は逃がさない。オーフィスは助ける。何より子供達を苦しめさせない……っ!」
ここで俺が手を離せば、全部できなくなるって分かってんだよ。
だからなぁ……っ!
「てめえは死んでも離すわけがねえんだよぉ!」
「下賤なまがい物の蜥蜴風情がぁあああ!」
激高したシャルバは、大量の魔力の蠅を産みだした。
このまま削り殺す気か!
「死ねぇええええ! サマエルの毒が貴様を殺すより先に、我が魔力で滅びるが―」
「―いや、お前はもう終わりだよ」
俺は、それだけは断言できる。
それにシャルバは嘲笑すら浮かべていた。
「抜かせ! この状態ならアスカロンは―」
そう言いかけたシャルバの
口をパクパクさせながらそれを見るシャルバに、俺じゃない声が宣言する。
「……残念でしたね。今代の赤龍帝は、三人羽織りなんですよ」
そう告げるのは、俺から離れていたシャルロットだ。
……そう簡単に倒せないし、アスカロンは当然警戒される。だから、俺はアスカロンを持たないで囮になった。
クリムゾンブラスターの拡散発射は、シャルロットとの分離を隠す為の目くらまし。そして今回、赤龍帝の籠手を二人が分割して使用する
まさかいきなりこっちが致命傷を貰うとは思ってなかったけど、即死じゃないなら十分だ。
「終わりです。幸い、貴方を殺すことに躊躇はありません!」
「くたばれ……糞魔王……っ!」
シャルロットが切っ先を跳ね上げて、そのうえで俺が踵落として切り落とす。
頭から真っ二つになったシャルバは、完璧に死んでいる。
はは、……まぁ、これぐらいはしっかりしとかないと……な……
「イッセー!? イッセー、しっかりしてください!?」
『相棒! くそ、ドラゴンゲートはまだか……っ』
悪い、シャルロット、ドライグ………。
これ……思った以上に、きつい………。
和地Side
龍門という、ドラゴン用の転移ゲートがある。
ドライグを宿すイッセーは赤い龍門から転送されることになるが、その龍門からはイッセーの姿は見えなかった。
代わりに、小さな物体が8個だけ転送されている。
……それを理解して、殆どのメンバーが崩れ落ちた。
ヒマリも、ヒツギも、リアス部長も、アーシアも。
むしろ崩れ落ちてないオカ研のメンバーの方が少ないだろう。一年生組のアニルとルーシアも愕然としている。
俺も、こういうことが起きる可能性はあると分かっていた。
分かっていたさ。今まで一人も死人が出なかったことが、奇跡に近い綱渡りの勝利ばかりだって。
だからって……これは、ないだろ………っ!
「……イ……ッセー……っ」
涙をこぼすリアス部長は、震える手でそれを拾い上げる。
転送されたのは8個の悪魔の駒。
……兵藤一誠は、戻ってこなかった。
……まぁ原作を知っている方なら不安は特にない流れでヒキです。
さて、皆様はこの作品のクロス要素である、シルヴァリオシリーズの人造惑星について、何処までご存じでしょうか?
……つまり、そういうことになるのです。