好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 ハイどうもー! 割と歯ごたえあるなロストストーリーズな感じのグレン×グレンです!

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銀弾落涙編 第四十七話 半端に追い詰めてはいけないものは割と多い。

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方その頃、超獣鬼と後継私掠船団の戦いは熾烈を極めていた。

 

 GF(ギガンティック・フォートレス)を連れた大王派もいるが、彼らは後継私掠船団が被害を抑えて戦えるようにする程度にとどめ、本格的な攻勢を仕掛けない。

 

 理由は二つ。後継私掠船団以外の被害を最小限に抑えることと、後継私掠船団を活躍させる為だ。

 

 このタイミングでGFを投入したのは、それが必要だと判断したこともあるがGFのデモンストレーションともいえる。

 

 はっきり言って、サンタマリア級はGFとしては見感性もいいところだ。

 

 本来のコンセプトを達成するには色々なものが足りない。だが同時に冥界の戦力として有効であることも事実であるがゆえに、あまり出し惜しみをしてはいけないと切られた札である。

 

 それゆえに、此処で大敗してGFの開発が白紙になっては困るのだ。

 

 もう一つとして、後継私掠船団(ディアドコイ・プライベーティア)の価値を冥界にとって高めることも必要である。

 

 彼女達は今後を踏まえれば間違いなく有用な存在であり、またフロンズにとって同士一歩手前になる領域だ。彼女達を冥界に受け入れさせることも重要な要素である。

 

 この為の準備は完了している。懲罰部隊という体裁は整える為、サンタマリア級0番艦を含めた艦艇で作戦活動を行う以外は、艦隊をとどめておく要塞から出ないことになっている。またそれ以外でも常に三割以上を奉仕活動に繋げる予定だ。

 

 とはいえ、後継私掠船団はかなりノリノリでテロ行為をしている組織。また社会秩序に対して興味がない。

 

 悪逆に振舞うことを好き好んでするわけではない。かといって善行により誰かが幸せになることに雌伏を感じるわけではない。

 

 あり方としては、秩序でも混沌でもなく中立。自分達が楽しく、また超えるべき目標を超えればいい。できるのならば善行でも悪行でもする。裏を返せば、有効な方向を示すことができれば味方に引き入れることはできたのだ。

 

 だが、被害者に納得させるにはそれなりのものが必要だろう。けじめというものはその為にある。

 

 今回の一件で、フロンズ達はそこを最も重要視していた。

 

 本命は曹操達英雄派主流幹部の妥当だったが、しかしそれはそれでマッチポンプ臭がしないでもない。

 

 また、兵藤一誠達冥界の英雄が動いているのだ。流れ的には彼らが打倒できるに越したことなく、横から入って打倒するのは悪印象を与える。この方向では彼らが大苦戦しているときに援護をするのが最適だが、それはそれで出待ちを考えられるとまずい。

 

 なので、超獣鬼だ。

 

 元凶ともいえるモデルベルゼビュートや曹操達をおっぱいドラゴンが打倒する。そして冥界を直接苦しめた超獣鬼は。フロンズ達に感銘を受けて鞍替えしたという形の後継私掠船団が露払いとして打倒する。

 

 できるかどうかが問題だが、できなくとも奮戦すればそれでいい。

 

 最悪の場合は被害が出るだろうが、サンタマリア級を中核とする艦隊の総力を挙げれば倒せることはできると試算が出ている。ルシファー眷属の協力を得れば尚更だ。

 

 そういったプランもあり、「休憩できる時に休憩するのが優秀な戦力」と説き伏せ、艦艇の一つでルシファー眷属に休息をとらせている。

 

 故に後継私掠船団を中核として、超獣鬼を打倒したいのだが―

 

「……シャルバめ。よもやここまでとはな」

 

 ―超獣鬼の猛攻に、流石の幸香も苦戦を強いられていた。

 

 当然といえば当然だろう。敵はルシファー眷属が総力を挙げて一進一退。グレートレッドですら手古摺ったのだ。

 

 如何に神滅具と同格の神器を持とうと、九条・幸香・ディアドコイは人間。どうしても限界はある。

 

 勝つ為の備えはしているし、それなりの手段も用意した。だが、限度はある。

 

 タイミングが最適故にこのタイミングで動いたが、手札においてはまだ馴染んでいない。それが理由となって、幸香はいまだ手札を切れず―

 

「お姉さま!」

 

「幸香!」

 

 ―梔子とユーピが叫ぶが、しかし遅い。

 

 その瞬間、超獣鬼の攻撃が、幸香を包み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 振るわれる攻撃はすべてが回避される。

 

 俺とカズヒ姉さんは、真っ向からの戦闘でミザリに傷一つ負わせていない。

 

 ……奴の禁手は合計で三つと思われる。

 

 一つ、聖槍の禁手。これはアグレアスの襲撃でも見せた、聖槍をもう一本具現化し、場合によっては亜種で発現する。

 

 一つ、聖杯の禁手。これはどうやら、聖杯を利用して精神や疲労すら癒す霊薬を作成する。精神の負荷はかかるだろうが、魔術回路保有者の精神の解体清掃でリカバリーは可能。

 

 一つ、聖十字架の禁手。これは盾として具現化する星十字架を四つに増やして自在に使役する。たぶんだが、まだ何か伏札がある。

 

 そしてレイダーとしては、どうやら神滅具多重盛を活かすこと前提でやっている。オーダーメイドで開発したと思われるこれは、脚力関連を重視している。総合的に見て、パンチ力や装甲強度は神滅具の恩恵や星辰光で補うこと前提なんだろう。

 

 そして星辰光(アステリズム)。カズヒ姉さんが悟った奴の星辰光は、ある意味で最も厄介だ。

 

 

 

 

 

 

 

ミザリ・ルシファー

 

魔性の戯れ、悪鬼明星の遊技場(プルトリップ・ルシフェル)

基準値:B

発動値:

収束性:D

拡散性:AA

操縦性:D

付属性:AA

維持性:B

干渉性:C

 

 

 

 

 

 

 総合的に性能は高く、拡散性と付属性が著しく高い。

 

 そしてこの星の厄介な点は―

 

「甘い甘い……おっと(から)い」

 

 そう言いながら、振るわれる斬撃や奇襲で放つ魔術を察知して回避する。

 

 更に後ろからの斬撃すら、方向を分かっているように受け流す。

 

 いや、分かっているんだ。

 

「……当たりのようだな、カズヒ姉さん!」

 

「ええ。共感覚型脅威察知能力。五感全てをもってして、自分にとっての脅威を察知する星辰光よ!」

 

 厄介極まりない。

 

 これの厄介な点は、五感全てで察知するという点だ。

 

 当たり前だが、五感というものは一つだけですべてに対応する者じゃない。そもそもそれができるなら、五つも感覚を持つ必要がない

 

 五感がそれぞれをカバーすることで、初めて生物は高い情報獲得を可能とする。すなわちミザリの星は、正しい意味で全方位に対応できる脅威察知能力を持つ。

 

 呪詛の類すら瞬時に察知し、いっそのことバフでバランスを崩そうとしても先読みして迎撃してくる。

 

 ……カズヒ姉さんが倒されるわけだ。メンタルがボロボロでなかったとしても、これをどうにかするのは困難だろう。

 

 奇策や絡めての類はおろか、初見殺しの類すら察知して対応しかねない。少なくともやばい攻撃がどこから来るかを察知できるんだ。まともにやりあうなら、昨夜隙を伺うのではなくジュンスな性能差がいる。

 

 そんなミザリによる100点満点の対応に、俺達は疲労を重ね―

 

 

 

 

 

 

 

「さて、じゃあ一人」

 

 

 

 

 

 

 ―カズヒ姉さんに、聖十字架の盾がめり込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 そう、敵は圧倒的。

 

 相手はこちらの上を行き、そして絶大な威力の攻撃を叩き込む。そして自分達はアウェイなり疲弊なりで、間違いなく不利な状態だ。

 

 そう、すべての条件が揃っている。

 

 実力もしくは性能差。こちらの悪条件。更に強大な攻撃の直撃。

 

 そう、すべての条件は今揃った。

 

 故に―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「……まだだっ!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―刮目せよ。

 

 光に狂った超越者が、覚醒し飛躍する条件はすべて揃ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 




 はい、そんなわけで光が光たるゆえんの準備は出そろいました!

 ただし、此処から当分イッセーたち原作組のターンとなっております!






 それはともかく、ミザリ・ルシファーの星辰光の紹介です。






ミザリ・ルシファー

魔性の戯れ、悪鬼明星の遊技場(プルトリップ・ルシフェル)
基準値:B
発動値:
収束性:D
拡散性:AA
操縦性:D
付属性:AA
維持性:B
干渉性:C



 全ては、あまねく悪意を振りまくため。嘆きと絶望の涙を見るべく、悪鬼明星が天へと昇る。

 ミザリ・ルシファーの星辰光。能力は共感覚型脅威察知能力。自分にとっての脅威を、五感で察知する星辰光。
 五感全てをそれぞれ別の形で戦闘関連の意識や行動を察知する共感覚を会得することで、敵の攻撃を正確に予測できるようになる星。
 視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚。五つの感覚全てがいろいろな形で驚異を伝え、それにより全方位から迫りくる各種脅威をほぼ確実に予見できる。
 単純攻撃だけでなくデバフの類も察知し、自分たいする悪影響につながるのなら、バフの類も察知する。使いこなすのはかなりの習熟を必要とするが、星はその性質上、十全に使えないものに宿らない。
 唯一最大の欠点は、あくまでミザリにとっての脅威を正確に察知するだけであるため。結果的にミザリ以外に対するピンポイントの脅威は察知が困難で、直接他者に影響を与えない類の嫌がらせなら、ゆとりを作れば完治させないことも可能。

 全ては人々の絶望を嘆きを見たいがために、ゆえに戦に必須なのは、敗北を刻み込ませるのではなく無力を味合わせることなれば。
 絶望と嘆きを広めるがため、ただそれのみを追い求める。悪鬼羅刹の魔性王、ミザリ・ルシファーの星辰光である。

★詠唱

 創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌めく流れ星。

 傲慢なりし魂は、流浪の果てに明星の元へとたどり着く。尊ばれる遍く全てを蹂躙したい、魔性の願いは聖なる光を悪用し、悪鬼の星へと至ったのだ。

 愛しく美しい衆生の営みは、絶望と悲嘆に染まってこそ。ああ愛しさの素養持つ者たちよ、どうか希望を失い嘆き給え。
 かつて見た艶やかな宝珠に映る至高の美。我が人生全てはそのために。我が心を捉えて離さぬあの美しさに、我が全てを捧げよう。

 さあ、夜明けの時は訪れた。明星はここに太陽を超え、世界を照らし彩ろう。
 天より注ぐ光を消すなど、もはやあり得ぬことなれば。天が夜に包まれるその時まで、悲嘆と絶望よ輝き給え。

 超新星(メタルノヴァ)――魔性の戯れ、悪鬼明星の遊技場(プルトリップ・ルシフェル)




 と、こんな感じになりました。

 設計コンセプトは「とにかく倒しづらい嫌な敵」といった感じです。

 ただでさえ魔王純血統に五重神滅具の時点でミザリは厄介ですが、これにより初見殺しの類に対して「あ、これこんな感じでやばいな」とすぐにわかるのが厄介。
 しかも未来視とかそういうわけでもなく触覚や聴覚も使うため、三次元対応力がすさまじい。

 性質上意外性ナンバーワンのイッセーや、秘密兵器とか用意できるアザゼルにとってはある意味で天敵です。隠し玉とか伏札とかの効果が八割減ぐらいにはなる、初見殺し殺しといえる代物でもあります。

 とにかくミザリを打倒する場合「からめ手や奇策のリソースを全部正面戦闘に割り振って、ごり押しで打倒する」が最善策になるのですが、そもそもごり押しで打倒できる奴がほとんどいないというクソゲーを強いられるわけです、はい。






 そして次回からは、イッセーたちが頑張ります!
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