好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 本日から幕間といえるデート乱舞会である銀愛賛歌編です。

 まぁいい機会なので、出したいけど出しづらい展開とかも出したりします。なのでお楽しみにね!


幕章 銀愛賛歌編
銀愛賛歌編 第一話 海外で砂糖を入れないコーヒーは、日本から逆輸入されたらしい。


 

 和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……精神の解体清掃という魔術がある。

 

 これは解体清掃の名の通り、精神という概念を一度ばらしてオーバーホールすることで、メンタルをリフレッシュする魔術だ。

 

 もっとも数時間はかかるうえ、精神が文字通り解体されるから無防備極まりない。その為難易度は俺でも十全に使えるレベルだが、あまり使いたがる奴はいない類の魔術だ。

 

 だが、この魔術のメリットは二つある。

 

 まず一つ。精神的疲労や消耗の回復速度が尋常じゃない。

 

 もう一つ。精神を解体するから、絶対にメンタルを回復させることができるし数時間は体も休まる。

 

 ……そう、興奮して全然寝付けない時も、この魔術があればとりあえずしのげるのだ!

 

 俺は全然寝付けなかった。明日の響く可能性から睡眠薬は使えず、気づけば既に午前4時。このままではまずいと判断し、精神の解体清掃を実行した。

 

 心配するな。俺はかなり鍛えている男。眠れなかったが派手な運動はしてなかったから、体力的にはひとかけらの問題もない。そしてメンタルは完全リフレッシュだ。

 

 そう、俺がカズヒ姉さんにマジで受け入れられてからの、初デートは……今日だ!!

 

「……待たせたわね」

 

 と、カズヒ姉さんも玄関についた。

 

 俺の格好はかなり気を使った。

 

 無駄に気負いすぎず、だがそれなりにおしゃれな感じにしたい。一張羅一歩手前な格好で行きたいといった感じだ。

 

 結果として、そこそこカジュアルといった感じだ。シャツの上からジャケットを着て、ズボンもそれなりのを選択した。

 

 ……持っている衣服とファッション雑誌を見比べて、色々と頭を捻ったり木場の力を借りて何とかって感じだな。

 

 そしてカズヒねぇだが、凄い。

 

 もう一度言おう。凄い。

 

 ズボンとシャツではあるけど、上にファッション性重視の秋用ジャケットを羽織ることで、おしゃれな感じにまとまっている。軽い化粧やイヤリングまでしている。

 

 ……イヤリングに使われている宝石は、分かりやすい偽物に見せかけて宝石魔術として使える魔力を込めた代物なのはちょっと苦笑。あとコートの裏地も異形技術による強化加工が施されているけどな。

 

 おしゃれをしつついざという時に備えた相応の装備になっている。この辺りはカズヒねぇらしいというかなんというか。

 

 ただオーダーメイドというより、買ったものを改造した感じだ。それなりの保険レベルなのがまたなんというか……いい。

 

 俺が思わず見とれているとカズヒねぇは、ほんのり顔を赤くしていた。

 

「……な、中々似合ってるというか、おしゃれにできたと思うわよ? だからその、私はそこに、その、釣り合ってるかしら?」

 

「いろんな意味で嬉しくなりますっ!!」

 

 反応も格好も嬉しくなる。

 

 い、いやっほう!

 

 内心でバグりかけていると、カズヒねぇは右腕で何かを掴むと、押し付けるように何かを渡してきた。

 

 見ればカズヒねぇの右手にはおしゃれなチェーンのブレスレットがつけられていて、握っているのも同じものだ。

 

「り、リーネスに頼んで作ってもらったの。対になってるの物の方向と距離を魔力反応である程度把握できるわ。……駒王学園でもカバンにチェーンを付ける程度なら何とかなるそうだから、備えとして持ってもらえると……嬉しいわね、うん」

 

 ………いやこれ。まじでほんとそのね?

 

「カズヒねぇ。俺を萌えで殺す気か?」

 

 ときめきがオーバーヒートしそうなんだけど。

 

 カズヒ姉さんはカズヒ姉さんで、ちらちらと視線をちょくちょく逸らしながら顔真っ赤だし。

 

「むしろ長生きして。一緒にいる期間が長い方が嬉しいわ」

 

 どうしよう。ときめきで死ぬかもこの反応!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼルSide

 

 

 

 

 

 

 

 

「こちらディフェンドポスト。ブラックコーヒーをエスプレッソで用意させるから、欲しい奴は順次交代で取りに来い」

 

『『『『『『『『『『了解(ラジャー)』』』』』』』』』』

 

 甘い! なんだこの甘さは!

 

 エスプレッソに突っ込むべき甘さのようだ。本場のエスプレッソは砂糖が解け残るほど入れて、最後に残ったそれをティースプーンですくって食べるのが通だぞ! むしろブラックコーヒーは日本から派生した文化と言ってもいいレベルだぜ!

 

 なんか脳内で蘊蓄を語っちまったが、まぁそれはいい。

 

 このD×D(デート×ディフェンダー)作戦、いきなり俺達は壮絶なものを喰らってしまった。

 

 あの女傑カズヒ・シチャースチエが、この甘い展開を見せるとは思ってなかったぞ。

 

 断じてツンではなかったが、まさかあの女傑がデレるとああも可愛いことになるとは思ってなかったぜ。

 

 これを使ってからかえないのが凄く残念だ。からかったらリーネスと鶴羽に殺されるからな!

 

「こちらディフェンドポスト。護衛対象は最寄り駅に向かう模様。ディアボロスチーム車両に搭乗して移動準備。ディバインチームとダウンフォールチームは、それぞれ上りと下りのホームの端に潜伏し、対象が電車に乗り次第どちらかが乗り込め。外れた方は別途待機しているバンに乗って追跡せよ」

 

 ガチの表情のガチな口調のリーネスが、ガチのガチで準備を整えてやがる。

 

『……ディアボロスチーム……了解』

 

『ダウンフォールチーム、了解ですの!』

 

『ディバインチームも了解よ』

 

 明らかに引き気味のリアスに、ノリノリなヒマリとイリナの返事が聞こえてきた。

 

 ……ちなみに俺達は機動特急アントニオンのトレインモードで、今駒王町上空5kmをステルス機能を展開して旋回している。

 

 今後想定される地区の上空にこんなのを移動させる許可をとらされるのに、俺は心底から苦労した。

 

 やべぇ。軽い反応で了承するんじゃなかった。総督を辞したとはいえ元総督を此処までこき使うか。

 

 更に今回、リーネスは新たな札まで用意しやがった。

 

「トレイン0。事前情報による推定ポイントに到着したか、オーバー」

 

『トレイン0。既に旋回して待機中。必ず護衛対象のデートを守り切るわよ。オーバー』

 

 ……返事をした鶴羽は、とんでもない切り札を獲得している。

 

 元々鶴羽は、登録したサーヴァントの影を使役する固有結界を持つ。更に固有結界の零れ落ちた残滓として、登録したサーヴァントの宝具なら神滅具だろうと使える女だ。

 

 ……そしてリーネスはかつて契約したサーヴァントから許可をとることで、デミサーヴァントとして力を借りれるようにする仕込みをしている。

 

 こいつら、アントニオンの試作型を使う為に、鶴羽にアントニン・ドヴォルザーグと接続させやがった。

 

 他人のデートを守る為にここまでするか。

 

 ちょっと本気で、軽い気持ちで協力したのを後悔してるぞ、俺!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 そんな中、ある小さな通信室で、一人の指揮官が部隊に通信を行っていた。

 

「諸君。我々の全人類淫乱化計画は、ついに新たなフェーズに到達した」

 

『『『『『『『『『『……』』』』』』』』』』

 

 全員が黙して話を促す。

 

 通信越しとはいえ、此処で声を荒げる愚は犯さない。

 

 既に準備は万端であり、態々合流して士気を上げるまでもなく動ける程度には、彼らはスペシャリストの工作員だった。

 

 その上で、指揮官は拳を握り締める。

 

「諸君らの命を賭けさせておきながら、のうのうと生きる我らを許さなくていい。ただ、指示を出す側が死亡することは避けねばならないのだという、残酷な事実があることだけは知っていてくれ」

 

 そう告げ、そして指揮官は宣言する。

 

「これより我々、大欲情教団は……国連加盟国首都すべてに対し、性癖覚醒波の発生装置を起動させる! かつて初夏に行った技術を更に突き詰めたこの力で、人々を淫乱へと導くのだ!!」

 

『『『『『『『『『『はっ』』』』』』』』』』

 

 静かに、だが誰もが声を揃えて支持を受け取った。

 

 今ここに、世界の淫乱さを揺るがしかねない大いなる戦いが始まらんとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……始まらんとしていた!!

 




 一応幕間の強化系だから、隙あらば変態をぶっこんでいくぜ!

 さぁ、イッセーたちは変態達から和地とカズヒのデートを守り抜けるのか!?
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