好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
さて、幕間の上位互換なのでとりあえず変態をぶっこんだヒキで、デートが勧められていきます。
さぁ、和地とカズヒはデートを完遂できるのか!?
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和地Side
俺達は今、都心でデートをしている。
前回は映画だったけど、今回は買い食いやショッピングやゲームセンターなど、色々と見て回っている。
そして今俺は、真剣にボタンを押し―
「……っしゃぁ!」
「でかしたわ!」
―今ここに、一発でクレーンゲームで欲しい物ゲット!!
熊の可愛いぬいぐるみを、今ここにゲットしたのだ!
「これでいいか、カズヒねぇ」
「ええ、ちょっと欲しくなってたけど……こういう時に花を持たせられてよかったわ」
ちょっとはにかみながら、カズヒねぇはそのクマのぬいぐるみを抱きしめる。
いやちょっと意外な気もしないでもないが、カズヒ姉さんだって女なんだ。
可愛い物の一つや二つ、気になったっておかしくない。
とはいえだ。ここで終わらず踏み込んでいこう。
いろんなことを知ってみたい。そして俺のことも少しぐらいは知ってほしい。
だからまぁ、ちょっとその……き、気恥ずかしい!
「カズヒねぇって、意外と
ちなみに部屋に遊びに行った時は、そういうのを見た覚えがなかったんだが。
……遊びがない部屋ではあったな、うん。
簡単な釣り道具はあったけど、ぶっちゃけそれぐらいで趣味の産物はあまりなかった気がする。来歴が来歴なので分からなくもないが、いきなりぬいぐるみとかはちょっと驚き。
……ぶっちゃけかっこいい系の女性が可愛い物をもって笑顔なのは、かなりのポイントだとは思うけどな!
で、カズヒねえはちょっと視線を泳がしながらも、ぬいぐるみを抱きしめている。
「……昔っからこういうのに意識を向けたことがあまりなかったからね。あなたのおかげでこういうのに興味を持ちたいと思えたの……ありがとう」
お、おぅふ。
「ど、どういたしまし……て?」
ヘビー極まりない来歴がちょっと出てきたけど、その上で今からでもそれをどうにかしたいと思えているのは、俺は誇っていいんだろうな。
うん、ちょっと真剣に……照れる。
カズヒ姉さんもちょっと照れ気味だけど、ぬいぐるみはしっかり抱きしめているからそこがこう……いやっほう?
「「………」」
あ、なんかちょっと沈黙が続いたな。
こういう時はあれだ。時計を確認!
よし、ちょうどお昼時!
「買い食いしておいてなんだけど、ちょっとお昼にしないか?」
「そうね。うん、そうよね、うん」
よし、とりあえず言質はとった。
さて、何処に食べに行くか。
それとなく洒落たところに行きたいけど、俺達ってあんまり豪勢に金を使うタイプでもないから場違いになりそうだしな。
ふとその時、遠くで何かが光ったような気がした。
ふと目が行くと、そこにはチェーン店じゃない類のハンバーガーショップが。
俺とカズヒ姉さんは、視線が集まった。
なんとなく見つめあうと、ちょっとお互いに噴き出した。
「……ま、高校生のデートならあれぐらいがいいかしらね」
「それもそうだな」
値段も軽く腹を満たすなら二千円超えないだろうしな。ちょっと奮発したい高校生のお財布にはいい感じか。
さて、もっと楽しんでデートをしたいものだなっと。
イッセーSide
「……ふぅ」
「よくやったわね、祐斗。少し休んでいていいわよ」
一呼吸ついて脱力する木場を、リアスが背中を撫でながらねぎらった。
あの空気が硬直した瞬間を止める為に、木場は素早く周囲を確認して高校生がちょっと奮発するレベルの店を発見。素早く聖魔剣を使って光を操り注目を集めてから、その速さで二人に視認されないように誘導に成功したのだ。
凄いぜ親友。お前、本当によく頑張った……!
『よくやったわぁディアボロスチーム。左右からディバインチームとダウンフォールチームがカバーしているから、まず最初に昼食よぉ。素早く食べれるようアニル製ベーコンのBLTサンドを用意しているわぁ』
リーネスが素早く指示を出すけど、手筈が整いすぎて怖い。
……っていうか、交代制なんだ。言いたいことは分かるけど、ちょっと怖い。
っていうか、冷静に考えるとなんでここまでやっているんだろうなぁ。
ある意味デートの手伝いだけど、三割ぐらいデバガメだしなぁ。
いや、俺だって可愛い身内の女の子がデートってなったら気になるけど。俺が朱乃さんとデートしたときもリアス達が分かりやすくついて来てたけど。
このスパイ大作戦レベルで隠匿装備満載の、スニーキングミッションは色々と怖い。
でもまぁ、このまま何も起こらないでいてくれればいいんだけどなぁ。
和地Side
チェーン店じゃないハンバーガーは美味かった。
チェーン店のあのチープな感じもレッツジャンクフードでいいんだけど、こういう一歩格上のも中々いい感じだな、いやホント。
そんな感じでリフレッシュして、その後もウインドウショッピングとかをしながら楽しんだ。
そして午後、ちょっと遅いお奴な感じで俺達は古風なものを食べている。
「……へぇ、これ美味いな」
「でしょう? なんだかんだで古き良き日本の味よね」
カズヒねぇの提案で、小腹を埋める為に来たのはそば店だが、食べるのは麵じゃない。
注文したのはカズヒねぇが食べたいと言ってきた蕎麦掻だ。ちなみに麺は区別の為にそば切りと言われることもあるらしい。
……いや、これ結構美味いな。新鮮。
「っていうかカズヒねぇ、日本人でも失念してそうな物に意外と詳しいな。旧ソ連県内長かっただろ?」
「そこで食べた……というより、ちょっと作ったことがあってね」
ん?
「知ってる? ソ連圏って環境的に育ちやすいのがそこまでないこともあって、蕎麦が割と消費されるのよ」
そう言いながら、カズヒねぇは苦笑する。
「基本的に粥にしたりガレットっていうクレープみたいな感じにするけれどね。……前に言っていたかもしれないけれど、スラム時代に雇ってくれた店主のところで、間違って賞味期限切れの粉が納入されたことがあったのよ」
あ~、それは駄目だ。
仮にも飲食店でそれを出すと、流石にやばいことになるだろう。黙って出す奴はいるかもしれないが、カズヒねぇが世話になるような店主がそれをするとは思えない。
カズヒねぇはそれを思い出しながら、小さく苦笑していた。
「ただまぁ、消費期限は切れてなかったからもらったのよ。で、なんとなく蕎麦掻って料理があることを思い出したから、熱湯で練って食べていると興味を持たれてね」
そう言いながら、カズヒねぇは蕎麦掻を一口食べていた。
それをゆっくり味わって呑み込んむと、蕎麦掻の残りを橋で掴む。
「……アイディア料まで用意してから、色々試して作ってみたのよ。魔改造は日本の専売特許じゃないってわけね」
「へぇ~。なんかちょっと興味がわいてくるな」
いや、ロシア風の蕎麦掻とかどんな感じになるんだろうか。
ボルシチとかウォッカとかしか思い当たらないから、どんな料理になっているのか真剣に興味がわいてくる。
……うん、機会があったら行ってみたいな。
そんなことを思っていると、カズヒねぇも上を見ながら微笑んでいた。
「冬休み……は寒すぎるわね。春休みぐらいにでも行ってみる? 私も久しぶりにあそこの料理を食べたくなってきたわ」
「え、いいの!?」
マジか。え、いいの!?
いやちょっと待て。その店主、つまりはカズヒ・シチャースチエの育ての親だろ?
つまりこれって、お父さんとの挨拶的な感じになるんじゃないかなぁ!?
うぉおおお! テンションが、テンションが変なことにぃいいいい!?
「……えっと。ど、どうかしたの?」
「え、いや、気にしないで!」
うん、ちょっと落ち着こうか……俺!
イッセーSide
「うぉおおおお! 行くぜ、
「なんと、ここまで強力な精力を持っているとは!」
なんか変な勘違いされてるけど、今はそんなことを言っている場合じゃない!
糞ったれ! まさかこんなところで変態集団に遭う羽目になるなんて思わなかった。
しかも世界各国の首都で同時多発変態化計画だと!? 俺が京都でやらかしてしまった悲劇を、意図的に大規模でやらかすだと!?
させるわけないだろ。そんなことになったら、九成やカズヒのデートも台無しだ。
俺も許せないし、何よりリーネスや南空さんがどんなことになるか分かったもんじゃない。ぶっちゃけ九成とカズヒが一番ダメージ少ないかもしれないけど、それはそれ。
やらせねえ、やらせねぇぞぉおおおおお!!
世界各地に分散で跳んで戦っているリアス達や、大慌てで世界中の首脳陣に情報を伝えてくれるアザゼル先生に顔向けできない真似はしない。
うぉおおおおお! 頑張れ、俺ぇええええええっ!!!
和地Side
ふぅ。なんというかもう日が暮れちまったな。
晩御飯は外で食べていいとは言われているし、今から戻ってもみんなが逆に困るだろう。
となると、もうちょっと見て回った方がいいかもな。
そんなことを思っていると、カズヒねぇはふと俺の袖を引っ張った。
何かと思ってみてみると、カズヒねぇはちらちらと観覧車の方を見ながら、なんというか頬を赤らめている。
「……なんていうかベタだけど、一度ぐらい経験してみたいの……いい、かしら?」
…………。
え、デートのラストに、観覧車?
定番的な感じっていうか、俺はカズヒねぇのリアルな感じのデートで、観覧車?
「もちろん是非むしろお願いします!」
「落ち着きなさい」
逆にカズヒねぇが冷静になっちまったよ。
「……あ、でもちょっと混んでるわね。時間もかかるし先に晩御飯かしら」
「あ、そっか。時間的にもちょうど混みそうだしな」
時間帯的に、まず観覧車行ってから晩御飯とかができる感じだしな。
いや、でも晩御飯は何にしようか。
「……手早くラーメンというのも味気ないわね。……まぁ、ちょっと色々見ながらでもちょうどいいタイミングになるんじゃないかしら?」
そう言いながら、カズヒねぇは俺に手を差し伸べる。
「……そうだな。ま、十分ぐらい見てから決めればいいか」
俺はそう答えながら、カズヒねぇの手をそっと握る。
……まぁ、なんていうかだ。
正式な形での初デート、このまま終わってほしいもんだ……な。
アザゼルSide
「では諸君! 俺が奢るからそろそろ食うぞ! デートは何とか無事に終わりそうだしな!」
『『『『『『『『『『うぉおおおおおっ!』』』』』』』』』』
俺達は変態どもを打倒し、そしてこうして晩飯だ。
LLサイズのピザを四枚ずつ五種類買ってやったぜ。はっはっは。だが元総督の財布はこんなもんじゃ空にはならねぇ!
「……うぅ。よがっだ……よがっだよぉ……っ!」
「あとはもう大丈夫ぅ……よかったわねぇ……っ」
ちなみにピザをつまむのも忘れて、鶴羽とリーネスは涙ぐみながら夕食をどれにするかで迷っている二人の様子をドローンで確認している。
……誰もがそっとしておく感じなのは、内緒だな。
というか指摘するとややこしいことになる。触らぬ神に祟りなしってやつだ。
よし、今日も俺達は頑張ったぜ!
幸せなデートの甘さを、裏で繰り広げられるギャグな展開のジャンクフードで引き締めるスタイルです。
ちなみにカズヒは金がかからない趣味ということで、(釣れれば食費が浮く)釣りを趣味としています。
こういった本編では出す機会がなかなか出てこないヒロイン関連の情報とかも、うまく組み込んで出したいと頑張った結果も銀愛賛歌編です。
さぁ、次からはサブヒロインとのデートラッシュだ!
覚悟はいいか、読者たち。コーヒーと抹茶の貯蔵は十分か!