好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! ちょうど七話なので銀愛賛歌編は一週間連投ですます気満々のグレン×グレンでっす!

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 そんなこんなでここからはサブヒロインとのデート回です。

 こういうのはなかなか出しづらいから、いい機会だし頑張って書いてくぜぇ!


銀愛賛歌編 第三話 一応ヒロイン全員に好物は設定しております。

 

 和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 時折思うところがある。

 

 モテる男にはそれなりの責務があるべきだと思う。

 

 少なくとも、並みの男が務まる者ではないだろう。

 

 ハーレムだろうと逆がつこうと、一人が多くを独占するというのならそれなりの能力というものが必要だろう。

 

 何でもかんでも自分一人で用立てる必要はないだろう。だがどうあがいても片方が独占的に集めるのなら、相応の比率を一人の側が負担できなければならないとは思っている。つまり、生活を保障する財力だ。

 

 これはまぁどうにかなるだろう。俺はぶっちゃけかなり戦果を挙げているしな。昇給ぐらいは確実にある。っというか既に要請している。

 

 もう一つは器量だ。複数人の愛を独占するというのなら、当然だが彼女達をまとめる器の大きさというものが必要だろう。

 

 ここに関しては、少なくとも周りからは心配されてない。相談してみたこともあるけど、財力面を指摘されることはあっても人柄面では心配されてない。

 

 あと何時の間にやら、カズヒねぇが女性陣のリーダーポジションになっているから尚更だ。まぁ俺が俺である理由はまさにカズヒねぇによるものと言ってもよく、だからこそ皆を引っ張り込めたところはあるし、そもそも俺がハーレムやってる理由はかなりカズヒねぇの要望によるものが含まれるから納得でもある。

 

 あとはまぁ、体力だな。

 

 多くの女性を抱え込むというのなら、人生の重荷や発生するだろうトラブルに対する対処……すなわち心身の頑健さは必要不可欠。あと夜の性生活も相手が欲求不満にならない程度は必須だろうしな。

 

 ちなみにこっちはそこそこあるとは思っている。ぶっちゃけ経験豊富気味だし、男がどうあがいても必須となる残弾関連は、前とか後とかのテクニックでどうにかしようと思っている。

 

 さて、そんなことを思うわけだが、だからこそやるべきことはいくつもある。

 

 ……そう、バランス感覚と調整だ。

 

 俺はカズヒねぇが一番好きだ。そこはもう断言できる。

 

 みんなもそこは了承してくれている。まぁさっきも言ったが、俺が俺であるのにカズヒねぇが果たした役割は絶大で、カズヒねぇの要望こそが俺がハーレムを作ることになった大きな理由だからな。当然といえば当然だ。

 

 だからと言って、他のみんなをないがしろにしていいわけがない。むしろそうであってなお愛してくれるのなら、本気で俺もそれに応えるのが責任の取り方だろう。

 

 そういうわけでだ。

 

「……さて。何処に行きたいんだ、ベルナ?」

 

「……お前、一気にスケコマシ度が増してるよな?」

 

 八割呆れたベルナの表情にはちょっと傷ついたんですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なんというか悪かったわね。二人には私から言っておくわ」

 

「いや、対価はきちんともらっているから別に構わないけどね」

 

 カズヒにそう答えながら、僕はカズヒがお土産に持ってきてくれたカステラをしまう。

 

 どうやらカズヒは、南空さんやリーネスが動いた一件を知ってしまったらしい。

 

 ……というより、大欲情教団という組織名が発覚した変態達の騒動に、プルガトリオ機関のリマ部隊が動き出したらしい。古巣からの情報提供で悟ったようだ。

 

「とはいえ、本当に気にしなくていいよ。ミリキャス様に悪魔の契約活動を紹介するタイミングだったし、良い経験になったんじゃないかな?」

 

「流石に割と特殊な部類だとは思うけどね」

 

 苦笑しながら、カズヒは僕が出した紅茶を一口飲む。

 

「……あら、ティーバックじゃないのね」

 

「これでも貴族の眷属だからね。朱乃さんほどじゃないけどお茶は入れられるんだ」

 

 僕とギャスパー君は兵藤邸に住んでない組でもあるしね。それなりに家事だってできるさ。

 

 あとギャスパー君も生まれた家は割と高貴な家柄だしね。紅茶が上手に入れられるに越したことはないね。

 

 だけどちょっと意外だったかな。

 

「カズヒってあまり贅沢してなかっただろう? 紅茶について意外と詳しいのかい?」

 

「……安物じゃないかどうかぐらいは何とかね。リーネス……いえ、アイネス・ドーマはイギリスではそれなりに裕福な家柄だったもの」

 

 あぁ、そういうことか。

 

 実家から送られる高級茶葉を振舞ってもらったから、良し悪しが多少は分かるようになったと。

 

 ちなみにリーネスは今後に備えた色々な研究を行っていると聞いている。アントニン・ドヴォルザーグの力を振るえることから、南空さんはキュウタと共に参加しているそうだ。

 

 機動特急アントニオンは当初から更なる強化を目論んでいるらしい。その研究を勧めているとか。

 

 ………何かとんでもない事態になりそうで怖いね。神の子を見張る者(グリゴリ)が関わっている訳だし。

 

「大丈夫なのかい?」

 

「俺と私でダブルアントニオン……といったことにはなりそうね。……アイネス・ドーマは堅いようで意外とノリがいいから、今のリーネスだと更に悪乗りしかねないわ」

 

 ちょっと遠い目になっているね。

 

 気分を切り替えた方がいいかと思い、ふと思い出した。

 

「そういえば、今日はベルナが九成君とデートだったね。気になるかい?」

 

「それなりにはね。私が言うことでもないけど、ベルナも割と大変な人生を送ってきているもの」

 

 そう呟くと、少し真剣に考えこむ表情になった。

 

「異文化コミュニケーションって意外に難しいし、和地が妙なミスをしなければいいんだけれど」

 

 おや、そっちかい?

 

 特に嫉妬している風には見えない辺り、イッセー君の辺りとはまた違っているね。

 

 むしろ九成君が何か間違ったことをしないかと、ベルナの方を心配しているようだ。

 

「仲が良いことは良いことだけど、少しは嫉妬してもいいんじゃないかい?」

 

「まさか。私が一番だというにも関わらず、和地を愛してくれる女なのよ? 真面目にケジメをつけようとしているし、その上でなら幸せになってほしいと心から思っているわ」

 

 微笑すら浮かべながら、カズヒははっきりと言い切った。

 

 ……正直、ちょっとイッセー君に同情する。

 

 最近イッセー君周りは、女性陣の独占競争とかが激しいからね。朝起きているとベッドから蹴り落とされていることが多いとか。

 

 九成君関係は、むしろそれなりに協定が取れているからその辺りは安心なんだよね。

 

「……イッセー君は九成君が羨ましいだろうね」

 

「安心しなさい。あまりに続くようなら私が一夜四人ぐらいでスケジュール調整をするから」

 

 相変わらず厳しいことで。いや、目に余るからしているだけでむしろ温情なのかな?

 

 とはいえ、だ。

 

「ベルナはたぶん、大きな形で休暇的に動いたのは初めてだしね」

 

「和地には、ぜひリフレッシュさせてあげてほしいところね」

 

 こういう機会に、いっぱい楽しんでほしいものだね。

 

 

 

 

 

 

 

「あ、でもそうなると彼の場合-」

 

「当然だけど残り四人もよ。まぁ、和地の功績なら余裕はあるでしょうしね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ふぅ。久しぶりに食べたぜ」

 

「日本で食べれる店探すのはちょっと苦労したけどな」

 

 色々と日本文化について分かるような場所を巡ってから、俺とベルナはお昼ご飯をとっている。

 

 大雑把に言うとフランス料理だ。それも日本人好みではなく正真正銘の本格的な奴。

 

 あとコース料理ではなく、複数のメニューを意図的にとっている。

 

 ……具体的に言おう。カエルを食べている。

 

 はいそこドン引きしなーい。卵かけご飯に代表される卵の生食だって、世界的に見れば寄食だからなー。ゴボウ(根っこ)とかタコだって、食べない地域ではドン引きされてるからな~。

 

 それに日本じゃめっきりドン引き対象の昆虫食も、世界的に見れば六割の国だか人間だかは食べているしな。

 

「つっても日本じゃ引く奴も多いって聞いたけどよ、普通に食べれんだな、和地」

 

「ザイアのサバイバル講習で蛇やらカエルはもちろんのこと、虫関連もある程度は叩き込まれているからな。むしろ丁寧に下ごしらえまでされてるから普通に美味いぞこれ」

 

 サバイバル講習は食べれるようにする技術だから、技術が下手だと本当に不味いからな。

 

 流石は美食大国。これなら問題なく食べれるな。

 

「カレー粉ぶっかけて誤魔化すような奴じゃないし、やはり本格的な料理は基本的に美味いよな」

 

「まったくだ。……いや、別に好物ってわけじゃねえんだけよ、ふと思い出して食べたくなるって奴だったんだ」

 

 なるほど。

 

 確かに兵藤邸は、事情を知らない夫妻が日本人でもあるからな。基本的には日本人が普通に食べるような料理ばかりが出てくる。

 

 それはそれで問題ないが、やはりこういうのを食べたくなることもあるんだろう。

 

 まぁ、それはそれとしてベルナは別途で美味しそうに食べているものがある。

 

 ……チーズオムレツだ。いや、卵も適度に柔らかい上とろりと溶けたチーズがマジで美味そうだな。

 

 俺はピッツァにしたけど、こっちはこっちで美味そうだったな。

 

 ちょっとちらちらと見てしまっていると、ふとベルナがそこそこのサイズにチーズオムレツをとりわけた。

 

 一口で食べるサイズじゃない。あいつもっと小さめに切っているよなぁと思っていると、小皿に取り分けて差し出してきた。

 

「気になるなら食ってみろよ。実はこれが大好物なんだ」

 

「え、それなのにいいのか。ありがとな」

 

 あ、これマジで美味い。

 

 卵とチーズの組み合わせは、ハムやベーコンに匹敵するな。程よく混ざり合っているうえ、とろける感じがたまらない。

 

 俺はしっかり味わってから、ピッツァの残りをひと切れ小皿に乗っけて素直に渡す。

 

「ならこっちもだな。……ほれ、イケるぞ?」

 

「へぇ? んじゃまぁ、ちょっと食べてみるか」

 

 ……うん、ハンバーガーショップも良かったけど、こういうのもいい感じだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで夕方になり、デートも終盤といった感じだ。

 

 ちなみに今夜も晩御飯は外で食べてくるぐらいの勢いで許可が出ている。リーネスからも了承は得ているしな。

 

「……で、残りはどうしますか、お嬢様?」

 

「茶化すなよ。ガラじゃねえのは自覚済みだ」

 

 そう返しながら、ベルナはふと夜空を見上げる。

 

 どこか考えて混んでいる風でいて、俺はちょっと気になった。

 

 何か不手際があったか? ふむ、その可能性は大いにあるな。

 

 親しい中でも意外と知らないことはある物だ。そして俺の女性関係において、ベルナは一番縁が浅いところからいきなりできた関係ともいえる。

 

 ……よし、ここは「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」精神でいこう。古人の伝える教訓を生かすべし。

 

「……何か問題があったら言ってくれ。治せるところはしっかり治したいし、付き合いが浅いからこそ、いろいろ知っていきたいとも思っているからな」

 

「あ、悪かったな。……別にお前が悪いんじゃねえんだよ」

 

 そう返すと、ベルナは自嘲気味にほほ笑んだ。

 

「アタシは一応テロリストだったわけだろ? それがこんな風にデートまでしていいのかとも、思ってな」

 

 ああ、なるほど。

 

 ベルナは、はっきり言って口調とは裏腹に真面目で、だけど主体性が意外と薄めだ。

 

 ずっと姉に引っ張られて生きてきて、惰性でテロリストをやっていた。そこを俺やカズヒ姉さんに叩き直される形で、自発的に抜けたのがつい最近だ。

 

 気にしたくなるのも、当然だな。

 

 ……ただまぁ、言うべきことはあるだろう

 

「ベルナ。一ついいか?」

 

「ん? なんだよ」

 

 俺は素直に苦笑しながら、ベルナをそっと抱き寄せる。

 

「……ちょ、おま、人目が!?」

 

「たまの息抜きぐらい気にするな。人間精神の耐久力にだって限界はあるんだから、たまには休息ぐらいしてもいいんだよ」

 

 そこについては断言できる。

 

 主体性を確立できなかったがゆえに道を踏み外したとはいえ、それをきちんと反省して償おうとしているんだ。

 

 ケジメをきっちりつけるというのなら、俺はそれで構わない。だからそれはそこでいい。

 

 うん、それに―

 

「折角のデートで凹まれると、俺の気分も凹むしさ。だから楽しんでいいんだよ、その方面での文句が出るなら、俺が受け止めるからさ?」

 

 ―そういうことで、納得してほしいかな。

 

 正直これでいいか心配だったが、ベルナはふっと体の力を抜いて、俺に持たれるように抱き返す。

 

「わぁったよ。ったく、妙なところで強引なんだな、カズって」

 

「……まぁ、女性を複数侍らせるのなら……締めるところは締めれる男でないとダメだろ?」

 

 とりあえず、まぁ納得してくれたようで何よりだ。

 

 さて、気分も切り替わったところだし……よし。

 

 こうなればこれはあれだ。俺からちょっと引っ張るとしようか。

 

「少し落ち着いた方が良さそうだし、俺から提案があるんだけどさ?」

 

 そういいながら、俺は親指である施設を示す。

 

 そこにあるのはちょっとした観覧車。

 

「海外はともかく、日本じゃデートで観覧車ってのはある種の定番なんだ。……ついでに色々お互いのことを教え合わないか?」

 

 まだまだ俺達はお互いのことが分かってない。責任を取るのは確定だが、相互理解はその為にも必須だろう。

 

 だからこそ、デートの定番も使って進めたいって感じではある。

 

 感じではあるんだけど、良いでしょうか?

 

「……あ、割とちょっと緊張してきた」

 

「ガッツがあるのかないのかどっちだよ」

 

 半目で呆れられた。くそ、反論しづらい。

 

 なんで俺はこういう時に限って急にチキンになる。もうちょっとこぅ……バシっと決めろよ。

 

 自分でも凹みたくなっていると、ベルナはなんていうか苦笑した。

 

 そんでもって、少し離れてから俺の左腕に抱き着いた。

 

 あ、これってもしかしてオーケーですかマジですかそうですよねそうであってくださいな!

 

「ま、ちょうどいいか。お互い色々知っていこうぜ?」

 

 いよっしオーケーだったぁ!

 

 俺は思わず右腕でガッツポーズ!

 

 良かった。本当に良かった。

 

 はずれでなかった。解決できた。とりあえず一歩進展!

 

「……そんなに嬉しかったか?」

 

「もちろんだ!」

 

 顔を真っ直ぐにベルナに向けて、俺は勢いよく頷いた。

 

 うん。まずは一歩前進だ。これでいい。

 

 これから少しずつ、知っていけばいいとも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……ちなみに夕食はガチの日本食を経験したいとのことで、熟考の末に焼き鳥にした。塩やらタレやらで色々とやりようがあるしな。

 

 ちなみに割と高評価でした。今度七輪を買って自分でも試してみよう。

 




 そんなこんなでベルナ編でした。

 ベルナは他のメンバーと異なり和地と縁が遠いので、全体的にみるとちょっと違った感覚になるかもしれません。気心とかいろいろ知らないところがあるからこその距離感とかを表現できたのなら幸いです。

 そんなこんなでサブヒロインたちとのデート回は、どんどん続くぜぇえええええ!
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