好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
それはそれとして、この話は和地に落とされたカズヒの今後のスタンス回となっております。
あと感想・高評価・推薦・創作掲示板の紹介は常々欲しておりますです、ハイ。
和地Side
「まったくもう。イッセー、本当にくじ引き制にしなさい。無視して突っ込む馬鹿は遠慮なく絞めるから」
「待って待って待って!」
ナチュラルに高校生でありながら肩車まで使用してきた教会三人娘をシームレスに絞め落とし、カズヒねぇはイッセーにそう提案している。
まぁ実際問題、ここ最近の女性陣のイッセーに対するべったりっぷりは色々とあれだ。イッセーの負担が大きすぎる。
というかだな。ベッドから結構な頻度で蹴り落とされるとか可哀想だろ。カズヒねぇの言う通り、くじ引きでローテーションを決めろとは思う。
「女の子が左右で困ってるなら、左右共に助けたいと思ってしまうのです! 木場にも言われたけど、無理でもなんとかしたいんです!」
「それであなたの体調が崩れたりしたら逆効果でしょう。当面は黙って見ていたけれど、貴方の悪いところは締めるところを締めないところよ」
盛大にため息をついたカズヒねぇは、どっかりと椅子に座ってから、何故か俺の方にずるずると移動する。
また珍しく行儀の悪い。
などと思っていると、コテンとカズヒねぇは俺の肩に頭を乗せた。
………わぁお。
思考が軽く真っ白になった。
しかもカズヒねぇ、体から力を軽く抜いて俺にもたれかかってるし。
わぁい。なんか頼られてる感じでめっちゃくちゃ俺のテンション爆上がり! いやっほぅ!
「……本当に毎度毎度疲れるわよこれ。和地、予鈴が始まるまでちょっとこうさせて?」
「え、マジで分単位でこれするのカズヒねぇ? むしろご褒美なんですけど何かしたっけ?」
わぁい。口元がにやけるのが止められない。
そして俺がそんなことになっているうちに、クラス中が面食らっている。
気持ちはとてもよく分かる。カズヒねぇが、俺の肩にもたれかかって、弱音を吐いている。そんな光景が繰り広げられている。
鋼鉄の女と認識すらされていただろうカズヒねぇが、大好きであることを俺は常々公言しているとはいえ男の肩にもたれて、軽くだけど弱音まで履いている。
完全に男に甘える女のそれだ。驚天動地というかなんというか、杞憂が現実に起きたレベルの非常事態だろう。
「な、ななな何があったの!?」
「あのカズヒが!? あのカズヒがだぞ!?」
「九成がカズヒに対する呼び方が変わってたからまさかと思ってたが、マジでこれ、九成が決めたのか!?」
狼狽する生徒達が殆どな辺り、カズヒねぇがどう認識されているかがよく分かるというものだ。
そして真っ白になっている松田と元浜はどうしたものか。
あ、崩れ落ちた。
「……俺達の、努力は何だったんだ!?」
「生股……お尻……っ」
完全に絶望しているが、そこは安心していい。
というか大事なことを忘れるな。彼女はカズヒ・シチャースチエだからな?
ほれ、カズヒねぇも呆れた表情だし。俺にもたれたままでだけど。
「心配しなくても約束は守るわよ。まぁ、前も後ろも口も処女はあげたからそこは我慢してもらうけれど」
「ちょ、カズヒねぇ!?」
そこまで言いますかぁ!?
『『『『『『『『『『ぇええええええええっ!?』』』』』』』』』』
ほらもう。これ絶対予冷がなるまで俺が質問攻めだろうが。
「ま、デート三昧だったんだからこれぐらいはな?」
「お前が言うなお前が。デート三昧はお前もだろうが」
思わず俺とイッセーが言い合いになったが、これがいけなかった。
『『『『『『『『『『はぁああああああああっ!!!?』』』』』』』』』』
音量が五割ぐらい増したな。
………イッセーに軽く殺意が向けられているが、これは俺が盾にならないといけないだろうか。
ちょっと真剣に考えていると、カズヒねぇが鋭い視線になる。
「……そこ、他人の恋愛に度の超えた口出しは禁止よ。というか不用意に手を出すとリアス部長が動くわよ? ……資金力だけでも億円単位の金を使うでしょうね」
『『『『『『『『『『………え˝?』』』』』』』』』』
沈黙しているが、俺もまぁそこは同感だ。
というか、ここ最近はイッセーの体が物理的に消滅なんてトンデモ事件が起きているからな。下手な刺激をするとマジでやばいことするかも。
仕方がない。ここはデコイになってやるか。
俺はそっとカズヒねえの肩に手をやると、少し抱き寄せた。
「……まぁ、俺は今人生の勝ち組街道をまっしぐらだしな。ふっふっふ、羨むといい」
「ふふっ。まぁ、そういう意味では私も勝ち組かしらね?」
それとなく得意げになってみると、カズヒ姉も全くツッコミを入れずにむしろ乗ってきた。
あぁ。なんていうか俺、めっちゃくちゃ人生の優位点になっている気がするぞぉ?
祐斗Side
「オイ聞いたか!? あのカズヒが九成とできたらしいぞ!?」
「今朝に至っては堂々といちゃついたらしいぞ!?」
「え? エロ眼鏡とエロ坊主がしたっていう血判状ってどうなったの?」
「あ、そっちはするって」
「正気かシチャースチエ!? 九成も止めろよ!」
あ、あはは……。
割と二年生どころか学園中が騒がしいことになっているね。
解くカズヒは隠してなかったから遅いぐらいだけど、かなり衝撃的な事態になっている感じだよ。
「ここまでとはね……」
「そうか? 俺はシチャースチエが普通にそういうことを言うのが珍しく感じるけどよ?」
たまたま飲み物を買う時に会った匙君はそう言うけど、僕としてはそこまで驚くには値しない。
彼女は普段から厳しい人だから勘違いされがちだけど、別にいわゆるツンデレといったタイプじゃないからね。
「カズヒは好意や評価は割と隠さないよ? 自他問わず常に厳しいから、そもそも高評価や好意を示す機会が少ないだけさ」
「……あ~。そういやそうだな」
実際そういうところがあるからね。指摘されれば匙君もすぐに納得できる範囲内さ。
彼女は本当に常々厳しい。裏を返すと厳しいからそういう評価になっているだけで、好意的な対応をするべきと考えれば割と素直に宣言できる人だ。
個人の向き不向きや才能の差にもある程度は鷹揚だし……いや、鷹揚すぎるかな。
「……そういや、兵藤のエロ仲間相手に血判状でとんでもないことしたって有名だけど、あいつら大丈夫なのか?」
匙君がそんなことを言うけど、そこの問題はない。
問題はそこじゃないんだよね。いや、本当に。
「むしろ彼女は「どっちが最初にするかで揉める可能性が減った」といった感じでほっとしてたよ」
「……シチャースチエと今後も付き合う、九成の奴に真剣に同情してきたんだけど」
だよねぇ……。
真剣に九成君は、ここからが試練な気もするね。
「……お、木場に匙もいるみたいじゃん?」
と、そこにヒツギも来たようだ。
「お、セプテンバー。お前も飲み物を買いに来たのか?」
「まぁねぇ。ただ、カズヒと和地がすっごいことになりそうじゃん?」
「だねぇ。この様子じゃ、今日中に高等部全域に話が広まりそうだよ」
お互い苦笑いをしていると、匙君はふと遠い目になった。
なんだろう。凄いすすけているといった感じの表情だ。負のオーラというか絶望の気配というか。
思わず僕とヒツギは一歩下がるけど、匙君はそんな僕たちにちらりと視線を向けた。
……すっごい悲しみのオーラが出てきているんだけど。
「そういえば、兵藤ってリアス先輩と付き合ったんだって?」
「「……あぁ」」
そういえば、直接言う機会には恵まれてなかったね。
僕は苦笑しながら素直に頷くことにする。
「学園祭の最終日にね。イッセー君から告白した感じだよ」
「そこまでにひと悶着あったから、ちょっとほっとしたね」
うんうんとヒツギも頷くと、匙君は崩れ落ちた。
「畜生……俺なんて、いまだに会長とは主と眷属止まりだってのに。名前だって呼んでもらえないってのに。ソーナ会長は兵藤のことを名前で呼ぶこともあるってのに……っ」
凄まじい絶望のオーラだ。
なんというか、僕は女子人気が強いから何も言えない。皮肉になりかねない。
あとヒツギもそっと距離を取り始めている。すっごい気まずそうに視線を逸らしている。
まぁ、ヒツギもイッセー君に告白していたみたいだしね。あと他の女性陣もだけどデートはしているし。
たぶん、伝えたら匙君は失神する。
それとなく顔を見合わせて、お互いにそっと距離をとるという意思を確認して頷いたその時だ。
「あ、ヒツギ! 一緒に告白した身として、別クラスに甘んじてはいけませんわよ! 休み時間ぐらいイッセーといちゃつきますの!?」
「「ちょっとぉ!?」」
この子はこういう時空気を読んでくれない!?
あ、匙君が痙攣している!?
ほ、保健委員は何処かな!?
個人的にすごく疑問なんですが、そもそも完全オリジナル作品にアンチもヘイトもないだろうと思うんですよ。