好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
本日はD×D名物、努力パート。
日夜自主鍛錬を欠かさないのはハイスクールD×Dのいいところ。友情・努力・勝利featおっぱいこそがハイスクールD×Dという物です。
九成Side
「……糞ったれ。漸く……10秒増えた……っ」
「いや、少なすぎだからな?」
イッセーに禁手関連で哀れまれた。
こいつだって歴代で最も才能がない赤龍帝とか言われてるくせに、何時の間にやら歴代でも異例すぎる成長を遂げている赤龍帝だ。禁手だって数時間は余裕で出せるし。
まぁ、イッセーの場合成長方法やアプローチが色々特殊だからな。異例なことしまくっているからイレギュラーなことが起きても納得できるというか。あとおっぱいに対する情熱が強すぎるからバグるし。
しかし、結構練習したんだがそれでも禁手持続時間は漸く10秒増えたってところだ。
つまり単独使用3分10秒。パラディンドッグで9分30秒といったところか。
……パラディンドッグプログライズキーって、禁手の発動時間を3倍ぐらいにできるはずなんだよなぁ。それで十分いまだに届かないって凹むぞ。
イッセーですら、至りたてでも30分使えたってのに。これ本当に問題だぞ。
パラディンドッグは総合性能ではサルヴェイティングアサルトドッグより下と言ってもいい。厳密には機動力方面では安定的に上だが、サルヴェイティングアサルトドッグは瞬間的なスラスター加速がつく。その為総合的に見て武装追加もあって、単体ではパラディンドッグの方が下なんだ。
これはつまり、それだけ禁手というものが強力だということだ。禁手の発動時間を3倍にするというのはそれだけで恐ろしいことでもある。更に切り替えの余地がいくつもある以上、それでも十分すぎるほどに価値がある。だからこそ、使えない時の保険として肉体負荷を大きくしてでも攻撃性能を高めたサルヴェイティングアサルトドッグが選ばれたわけだ。
それがどうした? パラディンドッグは俺の禁手方面におけるへっぽこぶりから使いどころを見極め必須。逆に星辰奏者の死に難さから、サルヴェイティングアサルトドッグの方が使いやすすぎる。
「……イッセー。リーネスが絶対胃痛案件だろうから、後でマジねぎらいたいんだけど」
「確かに。結構頭抱えてたからなぁ」
いやほんと、これどうしたもんだろうなぁ。
Other Side
「お疲れ様、部長」
「ええ、良い感じに出来てきているわね」
苦笑交じりのカズヒが差し出したタオルを、リアスは苦笑しながら受け取った。
カズヒ・シチャースチエは基本的に他人に厳しい以上に自分に厳しい。だが同時に、厳しいから珍しいだけで評価に値するものはきちんと評価する。好意に関してもむしろストレートに告げるタイプだ。
故に彼女がねぎらうということは、本当にねぎらうに値するということだ。
「しかし凄まじい技だったわね。あれはひいき目に見ても最上級悪魔クラスはおろか、龍王クラスにも届くであろう力よ」
「威力だけはね。色々使い勝手も悪いし、これからだわ」
そしてねぎらった理由が、リアスの編み出した新たなる技だ。
そんな技を素直に称賛しながら、カズヒは固有結界を解除する。
そして疲労回復の為にスポーツドリンクを取り出しながら、カズヒは思い返すようにうんうんと頷いた。
「タメは絶大に長いけれど、その分威力は最上級悪魔の上位にも届く。部下を率いることを前提とする上級悪魔が使う奥の手と考えるのなら、十分運用の余地があるわ。……発想を転換するだけでよくこんな技を考えついたわね」
「そこに関してはむしろ未熟よ。幾度となく命がけの戦いを経験しながら、私はいつまでもレーティングゲームにばかり目を向けていたということだもの」
カズヒの称賛に対して、リアスはむしろ己を戒める。
実際問題、今回の技はゲームでは決して使えない類だろう。
レーティングゲームという「可能な限り安全に配慮した競技試合」での運用を完全に排除したことで編み出したこの技。使えば間違いなくゲームの安全装置でも安全を獲得できないだろう。
裏を返せば、ゲームに拘らなければリアスはこれだけの技を放てるだけの余地があったということでもある。意識を切り替えきれなかったがゆえに足を引っ張ってきたこともあったのだと思うと、リアスはむしろ反省すらするべきだろう。
だからこそ、此処で止まる気は断じてない。
「まずは使い勝手を良くしないとね。できればだけど、今後も練習に付き合ってくれるかしら?」
カズヒの固有結界は、その性質上この技の発展の為に有効だ。
なんでもありの異空間に取り込まれることで、可能な限り何らかのトラブルが発生しても対処の余地が増える。正直凄く便利ともいえる。
しかし固有結界は術者の消耗が大きい秘術。そういう意味では了承はきちんと取りたい。
故にした質問だが、カズヒは躊躇うことなく頷いた。
「私も固有結界を少し煮詰めたいですから。お互い様ということにしておきましょうか」
その答えを聞いて、リアスはカズヒが少し変わっていることを改めて認識する。
かつても今も常に厳しいが、和地の愛を受け入れたことで壁が大きく取り払われた。自己嫌悪に由来する他者に対する距離感が、確実に縮まっているといえるだろう。
それはまるで、イッセーが眷属達の問題に体当たりでぶつかって改善に繋がった時のようだ。
そう思うと、思わずリアスは微笑んでしまう。
「お互い、いい男に出会えたものねっていうべきかしら?」
「……確かに。それに関しては胸を張って断言できますしね」
……この女、常に厳しいだけでむしろデレが真っ直ぐすぎる。
思わず戦慄を覚えるその華やかな雰囲気に、リアスは微笑みをちょっと戦慄でひきつらせた。
祐斗Side
イッセー君やリアス部長がそれぞれ鍛えている中、僕達は僕達で顔を突き合わせていた。
「……さて、こんな話が上がっているんだが、どうすればいい?」
「特に教会の枢機卿で賛成意見が多いのよねぇ。とりあえず、まずは試してみるってことになっているけど」
そうゼノヴィアとイリナさんが言うけど、僕はちょっと頭を抱えたくなった。
なるほど、こう来るか……っ
そこで見せられたのは、枢機卿の方々から提案されたらしいある計画と、それに伴うゼノヴィアへの協力要請だ。
確かにこの計画を試すには、どうしてもゼノヴィアが了承する必要があるだろう。むしろ強引に事を進めないようにしているだけ、この計画が行われた意図を考えれば穏健的ともいえる。
「エクスカリバーを再び分割する……か」
その計画名は「ヘキサカリバー計画」
近年エクスカリバーとデュランダルのレプリカが開発されたことに端を発する、発展形といえる計画だ。
ちなみにこの計画において、ある意味で最も強く関わっているのは英雄派といえる。より厳密にいうと、主流派幹部のジャンヌ・ダルクと、後継私掠船団のブレイ・マサムネ・サーベラだ。
きっかけは大王派に組みした後継私掠船団が、ある程度の自分達の情報を開示したことに由来する。
ブレイは神殺しを鍛造するというとんでもない真似をしたけど、その要素はある禁手に至ったことに由来する。
神器は僕と同じ魔剣創造。だが彼が至った禁手は、ある意味で最もその性質を進化させたものと言ってもいい。
魔剣創造はイメージした魔剣を神器の力で作り出す神器だ。そして彼が至った禁手は、魔剣そのものを神器の力で作り出すのではなく、加工の要素して神器の力を使う禁手。すなわち、「魔剣を創り出す鍛冶師となる」禁手。その名も
そしてこれを知った教会の枢機卿は、自分達のところで奉仕活動を刑罰して行っているジャンヌ・ダルクにある提案をした。
それは彼女が星辰光を使用する手法である「同時に複数の禁手を運用する」ことの応用で、聖剣創造版の魔剣鍛造を至れないかというものだ。
結果は見事に成功。錬金術師達の監修のもと、エクスカリバーやデュランダルのレプリカを作らせてみたら、彼らが手伝ったからとはいえ複数あっさり作ったり、更なる性能向上型を作ってしまったそうだ。
そしてこれを聞いた際、ある枢機卿が発案し、試作型が開発されているのがヘキサカリバー計画。
彼は元々悪魔に対して懐疑的で、しかし主の代行であるミカエル様の意志を尊重し、反対意見を持つ者達の説得などをしている人物だ。その過程において反対派の人達を活気づかせない方法がとれないか、何度も各勢力に打診を求めている。
そして彼が懸念事項としていることが、ゼノヴィアが使っているエクス・デュランダル。
エクスカリバーは長年殆どを教会が補完し、扱う為の人工聖剣使いまで生み出したほどのものだ。
ゼノヴィアは半分不可抗力とはいえ、半ば勢い任せに教会から足抜けして悪魔に転生した人物だ。半ば上層部も黙認してデュランダルを返却させなかったしミカエル様も了承しているが、更にエクスカリバーを全部預けることに、不満を抱いている者も少なからずいるとのことだ。
そこに対する懸念も考慮して試作されたヘキサカリバーは、いくつかの特徴がある。
一つは合一機能こそ持っているが、これらは分割された状態で作られていること。
一つはある特殊機能を盛り込んでいるだけで、一本一本の性能は分割状態のエクスカリバーに数段劣ること。
そして最大の特徴は、「エクスカリバーと共鳴することで、お互いの性能を向上させる」という点だ。
つまりだ。教会はエクスカリバーをあえて再び分割させ、ヘキサカリバー六本と統合。それでエクス・デュランダルとして機能するようなら、ゼノヴィアにはエクスカリバーを一本だけ使わせる方向にしたい。言外にそう言っている。
……また数奇な運命を辿っているね、エクスカリバーも。
思うところは多少あれど、流石にちょっと同情してしまう。
だけどまぁ、それもありなのかもしれない。
「確か、教会内部で和平に不満を持っているものが活発化しているんだよね?」
僕がイリナさんに確認をとると、イリナさんは少し肩を落としながら頷いた。
「ええ。それも一番多いのは戦士達なの。今回の件はそのガス抜きも兼ねているって話よ」
……確かに、分からないでもない。
僕だってエクスカリバーに対する憎悪が強い時に、和平なんて言われたら納得できないところもあっただろう。こと教会の戦士は冥界政府や神の子を見張る者と争ったこともある以上、犠牲となった同朋を思うと負の感情を抱きやすい。
そういったガス抜きは確かに必要か。
「となると、残念だけど早く進めた方がいいね。今日中にでも部長に報告しておかないと」
「思ったより納得が早いね。君はむしろ、エクス・デュランダルを運用させたい側だと思ったけど」
結構な頻度でエクス・デュランダルの本領を発揮する使い方を求めてきたから、うんざりするほど言われていたゼノヴィアは首を傾げている。
いや、僕としてはもっと使ってほしいよ? 単純な火力に限定するのは流石にどうかと思っているよ?
だけど……ねぇ?
「ことは僕達グレモリー眷属だけの問題じゃないからね。教会勢力全体で大きな問題にならないようにする為の手法となるなら仕方がないさ」
残念だけど、実際こっちの方が全体的にはいいんだろうさ。
それに、少し思うところはあるしね。
「……結果次第ではエクス・デュランダルとほぼ同等の機能を維持できるかもしれないんだ。それなら結局僕の悩みは変わらないしね」
「……そんなに私をテクニックタイプにしたいのか、君は」
半目で言われるけど、なってほしいよほんと。
テクニックタイプがほぼ僕だけというのは、間違いなく眷属構成として問題だって!
活動報告や幕間で出していた計画ですが、こんな感じでまとまりました。
基本的には原作キャラに回したいとは思っていますが、教会出身で武闘派で出番を捻出できそうな人物が少ないので、オリキャラにも割と回されそうです。
あとその流れでブレイの禁手についても説明です。
魔剣創造の力を「一から魔剣を作るための補正具」として使うのがブレイの禁手。カミナキといった魔剣もこの力で上乗せされた当人の技量によって鍛えられたものです。
ちなみに「魔剣を加工する」禁手である以上、作られた魔剣は神器の力が込められていたり補正されているわけではないので、リゼヴィムの神器無効化能力は通用しません。作成中の接触されれば台無しになりますけどね。