好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 ハイどうもー! 感想・高評価・推薦・創作掲示板での紹介を常々欲するグレン×グレンでっす!

 ……どうもな~。インターバルを開けたら読者の数がちょっとぐらい増えるかとも思ったけど、逆に安心して読むの後回しにする人がいる感じだな~。なかなかうまくいかないな~。

 評価も高どころか低すらストップ状態ですし、これはこれでちょっとやきもきだぜぇ。……まだ入れてない人が高評価を入れたくなるよう、これからも精進精進!

 そんなわけで、投稿時間をあえてランダムにするなどといった小細工をやってみたりしますです……はいぃ。



明星双臨編 第八話 復活の影

 

九成Side

 

 

 

 

 

 

 ことが終わって駒王町に帰還するのは、本来なら現地で一泊してからの予定だった。

 

 これは大捕り物になる為どうなっても疲れるだろうという日本国側の気遣いであり、高級ホテルの準備もしてくれている至れり尽くせりな対応でもある。

 

 だが俺達はそれを今回断って、すぐに駒王町に帰還した。

 

 ……余談だが、流石にちょっと申し訳なかったので、ホテルの部屋代は貯金で払うと言ったがそこで揉めた。最終的にカズヒ姉さんの提案で、サポートメンバーとして派遣されていたプルガトリオ機関の日本担当部隊であるジュリエット部隊に提供されたらしい。

 

 日本はそのごった煮性質上、宗教的な文化や要素なども入ってきやすく日本通の異形も多いことから、プルガトリオ機関では日本専門部隊を作っているとか。プルガトリオ機関が凄いのか日本が凄いのか。

 

 まぁそれはともかくだ。今回はぶっちゃけ割とやばいので、俺達はとんぼ返りで駒王町まで戻ってきた。

 

 そして当然だが、イッセー達も吸血鬼側との会合で大変だったそうだ。

 

 純血の吸血鬼は血統主義の悪魔を更にやばくした連中なので、性格的な面はこの際全部ぶん投げて本題に入る。

 

 具体的に言うと、吸血鬼の二大派閥で戦争が起こりそうになっている感じらしい。

 

 ギャスパーがいた男尊主義のツェペシュ領と、今回接触してきたエルメン何某が所属する女尊主義のカーミラ領。そんなカーミラ領に、吸血鬼の欠点が大きく緩和された吸血鬼が嫌がらせをしているらしい。

 

 更にギャスパーの恩人でもあるハーフヴァンパイア、ツェペシュ家に生まれた女吸血鬼のヴァレリー・ツェペシュに聖杯が宿ってしまったことから、まず間違いなくそれによるものと思われているとか。

 

 どう考えても怪しいわけだが、まぁそこは一旦置いておこう。

 

 こっちもこっちでやばいことがあるからな。まずはそっちの説明だ。

 

「……単刀直入に分かっていることだけを話します。……ザイアの残党が動き出しました」

 

「マジか。あいつら残党が集まって新型プログライズキーとか開発できるレベルの戦力が揃ってたのかよ」

 

 先生が思わず呆れ半分感心半分で言うが、まぁ気持ちは分かる。

 

 ザイアはダメな方向で突っ走った新興宗教のノリだからな。しかも無駄に能力があるから始末に負えない。

 

 ……そんなザイアの残党がいたこともだが、そいつらが組織だって動きを見せてきたことも質が悪い。

 

 間違いなく、サウザンドディストラクションの頃よりやばくなっているだろう。先鋭化というか狂暴化というか過激化というか。

 

 そして実際問題だが―

 

「……しかも実働部隊に教官がいたなんて最悪ですの」

 

「同感。しかもショットライザー使ってるところから言って、AIチップの移植手術ができるレべルに達してるわけだしね」

 

 ヒマリも鶴羽も凹み気味だが、気持ちはよく分かる。

 

「細かいところはこっちに来てから聞くつもりだったけれど、(くだん)の仮面ライダーに変身している奴は、知り合いなの?」

 

 カズヒねぇが訊きたいこともよく分かる。とりあえずそこについても話さないとな。

 

 というよりあの人、非常に厄介だし。

 

「……AIMSにおける拳銃射撃術と捕縛術の教官でもある、グロウ・セブンデイズ。俺達が戦った仮面ライダーは十中八九あの人だ」

 

 あの人、いろんな意味で厄介なんだよなぁ。

 

「あの人マジで厄介なのよね。ザイアに所属した理由が理由だし」

 

 鶴羽もうんうんと頷いているが、確かに本当に面倒だ。

 

「異形側の人からの説得なんて、絶対聞きませんのよぉ」

 

 ヒマリの凹み気味だしな。さもありなん

 

「そ、そんなに人の話を聞いてくれない人なのか?」

 

「ザイアってそんなイメージあるけど、そんな感じ?」

 

 ヒマリの頭をなでて慰めながらイッセーとヒツギが訊くけど、そうじゃない。

 

 いや、ある意味そっちの方がましだったかもしれないな。

 

 鶴羽もそう思っているのか、頭をガシガシ書きながらしかめっ面になった。

 

 ああ、あの人ある意味でめっちゃ面倒くさいからなぁ。

 

「……あの人、自分から断言する白人主義の差別主義者なのよ」

 

『『『『『『『『『『……え?』』』』』』』』』』

 

 うん。首を傾げる皆の気持ちも分かる。

 

 話を聞いていれば黄色人種(俺達)の教官だってことになるだろうからな。そんな人物が有色人種を差別することを公言する人間の教官になるとか、普通に考えてあり得ない。

 

 自発的にやりたがる印象にならないだろうし、公言しているなら上層部もしないだろう。それが普通の発想だ。

 

 だが、その点において教官は普通じゃなかった。

 

「自分でその点を悪いと思っても修正できない性来の物らしくてな。結果として白人以外には「白人より堕落したりいい加減でいること」を許さない人だ」

 

「で、白人に対しては「有色人種以上足らんとしないこと」を許しませんの。結果として誰に対しても厳しく公明正大でしたわ。真面目に成長する為の相談には、人種問わず誠実に答えてましたし」

 

「なんでそんなのがザイアにいんだよ」

 

 俺とヒマリの説明に、先生が半目になっていた。

 

 だがこれに関して、鶴羽がこれまた半目になった。

 

「曰く「肌の色の違いが生理的に許容できない俺が、人間以外の知的生命体を許容できるわけがない」って言ってました。ちなみに元米国警察官ですけど「人種差別的対応をしないでいられる自信がなくなった」から辞職して、その戦闘技術からザイアにスカウトされたそうです」

 

 鶴羽、お前そこまで聞いてたのか。

 

 まぁ、そういう真面目かつ自分を客観視できる人だ。そして職務に対しては常に誠実で成すべきことを成さんとする人でもある。

 

 そして、そんな人が所属している勢力ということは―

 

「……ザイアの残党勢力が組織的に活動しているわけねぇ。もしかすると、結成そのものは早くてこれまで準備をしてきただけかもしれないわねぇ」

 

 リーネスがかなりガチな表情でそう推測するが、だからこそヤバイ。

 

 つまり動き出したということは、それなりに算段があるということだろう。これ、もしかして不味くないか?

 

 暗部出身のカズヒ姉さんとか、謀略にも多少離れているだろう先生がかなり渋い顔をしているしな。この二人が渋い顔をしていると、絡め手とか番外とかで既に手札ができていると考えるべきかもしれない。

 

 いや、そこも気になるがそこじゃないな。

 

「まぁそれは上の方で色々考えてもらうとして、まずは吸血鬼の方だな」

 

 俺は首を振って意識を切り替える。

 

 実際問題、目の前の問題を意味もなく後回しにしていいこともない。まずはしっかりと自分達の問題をある程度解決しておかなければ、ろくなことにならないしな。

 

「そうですね。吸血鬼に聖杯が渡っている事態は看過できないでしょうし、ザイアに関してはやはり一つの街レベルでどうにかすることでもないでしょう」

 

「どうします、部長? ギャスパー君は行くつもりですが、彼だけを連れて行くわけにもいかないでしょう」

 

 シャルロットと木場の言葉に、リアスも一つ頷いた。

 

「……そうね。とりあえず、私の考えを聞いて頂戴」

 

 そう前置きして、リアス部長は目を開いた。

 

「まずザイア残党については、魔王様達に伝えて判断を仰ぐべきでしょう。こちらについては表の国家に連なる案件である以上、裏の側である私達が独断で動くようなことではないもの。そしてギャスパーについてだけれど……」

 

 そう言いながら、部長はギャスパーの頭をそっとなでる。

 

 小さく微笑んでから、部長は俺達を見回した。

 

「まずは私がツェペシュの方に向かい、ヴラディ家当主と話をするわ。カーミラが私達に接触するほどの事態が起きているのなら、向こうもいい加減対応するしかないでしょうしね……カーミラ側もそれぐらいのことは想定できるでしょう」

 

 まぁ、妥当だな。

 

 そもそもギャスパーの件がある以上、あんな話をしたのならこうなることはカーミラ側も読めているはず。下手にこじらせてヴラディ家に付かれても困るだろう。

 

 と、そこでイッセーが拳を握り締めて気合を入れていた。

 

「ならすぐにでも行きましょう! できればその流れで、ヴァレリーって人に話をすることも―」

 

「いいえ。眷属全員を連れて行くような真似はしないわ」

 

 ……ほう。

 

 いや、言いたいことは分かる。

 

 ここで迂闊にヴラディ家を刺激してツェペシュにまで火花が行くような可能性は避けるべきだしな。ある程度は下出に出ておく必要もある。

 

「刺激は最小限に……ですね?」

 

「ええ。それに私の留守中に禍の団が何かしないと考えるのは油断でしょう?」

 

 俺にそう頷きながら、リアス部長は木場の方を向いた。

 

「とはいえ護衛は必須。祐斗、お願いできるかしら?」

 

「任せてください、部長」

 

 まぁ、こういう時は木場が最適解か。

 

「なら俺は一旦カーミラの方に行こう。そっちの方がカーミラも余計なことはしないだろうしな」

 

 更に先生までその大勢だ。

 

 どうやらリアス部長の案は、先生でも評価に値するレベルらしいな。

 

 さて、となると俺達は留守番で―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一つ、よろしいでしょうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時、メリードが挙手をした。

 

 まさかこのタイミングでメリードがとは思わず、誰もがかなり驚いて注目する。

 

 リーネスも想定外らしく、割と面食らっていた。

 

「何かあるのぉ?」

 

「はい。リアス様の護衛ですが、もう一手用意してみてはいかがでしょうか?」

 

 と、言うと?

 

「質においては祐斗様がいれば十分かもしれませんが、万が一に火急の事態ともなれば、全方位攻撃などを警戒するべきかと。リアス様自身がお強いとはいえ、もう一手保険をかけるべきかと具申します」

 

「だけど、下手に増やすと相手を警戒させるわ。何か手はあるの?」

 

 部長がそう言うと、メリードは静かに頷いた。

 

「……インガをお連れくださいませ」

 

 ………

 

「インガ姉ちゃん!? なんで!?」

 

 俺が思わず素っ頓狂な声を上げたよ。

 

 というか、給仕担当で来ていたけど一応侍従なので発言はなるべく控えていたインガ姉ちゃんが面食らってるよ。

 

「メイド長、私で大丈夫なんですか?」

 

「大丈夫でしょう。客観的に見て貴女は上級悪魔クラスとも渡り合えます。祐斗さんがカバーしきれない部分を埋める補佐としては十分です」

 

 困惑するインガ姉ちゃんに太鼓判を押してから、メリードはリアス部長に振り向いた。

 

「失礼ながらリアス様。ツェペシュ領の滞在は、星辰光の特性を発揮しきれる範囲内に留まると思いますか?」

 

 その質問に、リアス部長は失念していたことを思い出したような表情になる。

 

 というか、そういうことか。

 

 リアス部長の星辰光は、時間をかけて同調した相手の異能を再現する星辰光。その性質上、同調する時間が掛けられない相手や状況では手札が一気に減ってしまう欠点がある。

 

 長期間のツェペシュ領の滞在では、部長は木場の神器ぐらいしか再現できるものがなくなるかもしれない。それに伴う戦闘手段の低下に、部長が対応できないリスクを踏まえたのか。

 

 俺達が納得していると、メリードはインガの方を見た。

 

「リアス様は元七十二柱の本家次期当主。メイドを一人連れて行ったとしても懸念はされないでしょう。……その上で、インガなら比較的相手が警戒をしないと思われます」

 

「……なるほど、そういうことか」

 

 と、そこで先生が納得の表情を浮かべていた。

 

 な、何かに気づいたのか?

 

 インガ姉ちゃんがピンポイントな理由って何? マジで何?

 

「メイドであること相手の油断を誘う形で、木場をカバーする護衛にする。その観点だと、最適なのは確かにインガだな」

 

「……ああ、なるほど」

 

 先生が納得していると、インガ姉ちゃんもちょっと呆れ半分感心半分な表情になった。

 

 しかもカズヒねぇも、ふと思い至った感じでポンと手を打つ。

 

「なるほどね。懲罰メイドの戦闘能力で、今の部長や祐斗を個人でカバーできるレベルに到達しているのはインガを除くと春菜にベルナ。だけど二人は、良くも悪くも禍の団として目立っているわ」

 

 ……あ、そうか。

 

「ベルナは後継私掠船団の筆頭戦力なアーネの妹で有名だし、春っちはあのヴィールの眷属だったから、流石に注目されやすいのか」

 

 俺も流石に納得できた。

 

 言われてみればその通りだ。

 

 片や疑似的に星辰奏者を増やすなんて反則の権化じみた女傑、聖継娼婦(シャムハト・セカンド)。アーネ・シャムハト・ガルアルエルの妹。

 

 片やアグレアス攻防戦でグレモリー・バアル領眷属だけでなくヴァーリチームまで相手にし、神の子に続く者(ディア・ドロローサ)にすら渡り合った冥革連合盟主。ヴィール・アガレス・サタンの戦車(ルーク)

 

 アグレアス攻防戦のこともあって、否応なく目立つ。吸血鬼達があれであっても、流石に気づかれて警戒される可能性がデカい。

 

 だがインガ姉ちゃんは、良くも悪くも目立ってない。ディオドラの眷属である以上多少は注目度もあるだろうが、それはあくまでディオドラのおまけ。二人に比べると圧倒的に注目度が低い。

 

 その上で戦闘能力は他のメイド達に比べると圧倒的に上。加えて近接戦闘型だから、星辰光抜きだと遠距離主体のリアス部長の護衛に向いている。

 

 確かに最適だ。

 

 最適だけど……凄く不安!

 

 いや落ち着け。冷静になれ。

 

 インガ姉ちゃんだって仲間だ。仲間というものは一方的に守って庇護するだけじゃない。貢献しあってこそだろうし、危険を分かち合ってこそだろう。

 

 それにメリードの言い分は極めて正論だ。リアス部長の戦闘能力低下を踏まえ、それにリアス部長が対処しきれないリスクも考慮した。その上で吸血鬼側の警戒心を可能な限り抑えている、間違いなく最善手。

 

 禍の団が関与している以上、今一番組織を運営している側であろうミザリを警戒することは必須。相手を過剰に警戒させない範囲内で、可能な限り安全策を考慮するべきだ。

 

 加えて客観的な視点を考慮すれば、安全に一番気を使うべきはリアス部長だ。メイドや下僕の安全を考慮して、リアス部長を危険にさらすのは対外的にもまずい。

 

 ……危険を覚悟したうえで、俺は腹をくくった。

 

 俺は覚悟を決めて一度頷き、インガ姉ちゃんを真っ直ぐ見る。

 

 気づけば、インガ姉ちゃんも俺を見つめていた。カズヒ姉さんも俺達を見て頷いていた。

 

「……ま、何かあったらその時は私達が駆け付ければいいだけよね」

 

「任せとけ! そういうのは得意さ」

 

 鶴羽とイッセーも力強くそう決意を決めている。

 

 ……なら、俺が言うことは一つだな。

 

「何かあったらすぐにでも向かう。だから……そっちは任せる」

 

「……うん。頑張るよ」

 

 微笑み合い、頷き合う。

 

 ああ、今はこれで十分だ。

 




 そんなこんなでいろいろ大変です。

 今回のゲストともいえるザイアの仮面ライダー。その正体は和地たちの元教官。

 八割即興で作りましたが、まぁ因縁をつけるには十分な設定にできた感じですな。めちゃくちゃ評価が悪い感じでしたが、ぶっちゃけると和地たちにとっては教官としてはすごく信用できる人。ただし性格上異形と共闘は完璧に無理な人といった感じで作っております。


 それはそれとして吸血鬼問題も対処開始。

 ぶっちゃけるとデイウォーカー編はインガ編になります。あ、これ前にも書いたっけ?

 まぁそんな感じでインガはリアスの護衛兼メイドとして同行。リアスほどの家柄ならお世話用のメイドを置いてもおかしくないし、実力は高いから護衛になるし、良くも悪くも目立ってないから警戒されにくい感じです。

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