好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
感想・高評価・推薦・創作掲示板での紹介は常に欲してまっす!
和地Side
俺の部屋は、ちょっとカスタマイズされている。
防音面を一段上に強化し、更にベッドを大きく設定している。
実は俺、趣味関係はゲームがメインだからスペースをあまりとらない。最近はネットのダウンロードとかそういった手法もあるしな。それに軽い感じでやっているから、ガチなのはあまりしないし。
あとはちょっと釣りもたしなんでいるが、これも釣りの雰囲気とかを楽しむタイプだ。だからあんまり金はかけてない完全エンジョイ勢。
だからベッドをキングサイズにするのには問題ない。それぐらいのスペースを費やしても十分すぎる。
ちなみに理由は単純というか、女性関係に決まっている。その為洗濯とかが簡単にできるようにいろいろと考慮した。
……いつかタイミングがあったら、全員まとめてのハーレムプレイとかしてみたい。いやマジで、割と男の夢だろ。
精力剤とかを用意しないと。あとリヴァ先生がふざけ半分で〇ズプレイやらかすだろうけど、止めるべきかガン見するべきか地味に迷う。
まぁそれはともかくだ。俺は両手で、そっと彼女
やることやったらあとは勝手なんて真似はしないし、これはこれでいいものだ。後こういうマメさは重要だ。
それに、
「……大丈夫か、インガ姉ちゃん」
「うん、むしろこういうのがいいかも」
俺が訊いてみると、インガ姉ちゃんはそっと微笑んだ。
うん、だいぶインガ姉ちゃんの癖とか好みも掴めた気がするけど、断言されるとほっとするな。
俺はそっとインガ姉ちゃんの髪をなでながら、もう一人の気になる女性の方を振り向いた。
「で、落ち着いたか……鶴羽?」
「……うん。悪かったわね、私まで参加しちゃって」
そう答えながら、鶴羽はちょっと申し訳なさそうにそっぽを向いた。
今夜は、全員了承のうえでインガ姉ちゃんが俺を独占する予定になっていた。
まぁ当然としてリヴァ先生が引っ掻き回すことは想定していたけど、そこで想定外の形で来たのが鶴羽。
……まぁなんだ。〇Pとか普通に興味あるというか、こういうハーレム街道を邁進しているなら当然考慮するべきことだしな。詰んでおいた方がいい経験は詰むに越したことはない。積んじゃいけない経験もあるけれど。
だからまぁ、今日はこんな感じになったわけだ。
「大丈夫? ザイア残党が動いたあの夜から、ちょっと様子がおかしかった気がするけど」
インガ姉ちゃんも気遣う側に回っている。それぐらい、最近の鶴羽はちょっと微妙だった。
だからまぁ、インガ姉ちゃんを送ったら鶴羽の方に注力するつもりだったんだ。思いった以上に早く来たけど。
実際、鶴羽はちょっと黙って俯ていた。
「……教官はさ、味方ではないけど信用に値する人だったわ」
そう、鶴羽は話始める。
「ザイアの思想に洗脳されてるわけでもなく、自分を客観視したうえで異形を肯定できないからザイアに属している。少なくとも、理由に関しては彼なりに筋を通しているわ」
「……そうだな。差別主義者とか言ってるくせに、俺達に対しても真摯に教導してくれたし」
同意しながら、俺もちょっと困った感じになってしまう。
あの人は本当に、教官として誠実だった。
生理的に受け付けられない人種差別主義者であり、だからこそ仕事において手は抜かない。
人種差別主義者だからこそ、被差別対象がいい加減であることを許さず、非差別対象に怠惰でいることも許さない。そして許さないからこそ、勤勉であろうとするのなら誰であっても職務もあってきちんと向き合って相談に応えてくれる。
教官という立場から点数付けをする癖こそついているが、大体なんでその点数なのかを教えてくれるし、何より人種で点数を操作するような真似もしない。
……ああ、良い教官を持てたことは俺のザイア時代の数少ない運の良さだ。
だから、教官と今更戦うことに、鶴羽が思うところを持つのはよく分かる。
「……割とキッツいよなぁ。俺も、ちょっときつい」
そう言いながら、俺は何となく天井を見上げる。
ザイアの施設にあった無機質な天井とは違う、ちょっとシックな雰囲気の天井。
何故かそこに、ザイア時代の思い出が映っている気がする。
そんな複雑な気分の俺に、インガ姉ちゃんがそっと手を振れた。
同時に、鶴羽のこともそっと抱き寄せる。
「……二人にも色々あるよね。うん、全部は分かってあげれない」
そう前置きして、インガ姉ちゃんはそれでも微笑んでくれた。
「でも、何かできることがあったら私達にちゃんと言ってね? 私達だって、みんなの力になりたいから」
インガ姉ちゃん……。
そうだよな。こういう時こそ、他人に吐き出したっていいはずなんだ。
そういう、そっと寄り添ってくれるということだけでも、救われることはきっとある。
ったく。涙の意味を変える俺が、逆にそこで学ぶことになるとはな。
気分を切り替えるように、俺は勢いよく二人を抱き寄せた。
「わっ」
「ふにゃぁ!?」
驚いているようで喜んでいるインガ姉ちゃんに、喜色こそ混じってるがガチで驚いている鶴羽。
ああ、皆色々あるし、困ることも多いだろう。
……その上で、俺ははっきり言うべきだ。
「何かあったら助けに向かうし力になる。だから、俺が困った時は手伝ってくれるか?」
ちょっと気弱なことを言っているだろうが、嘘はついていない。
俺が一人で何でも出来る男なんて、そんな自信過剰はない。
だからこそ、助けるんだ。
自分が何もかも出来ないからこそ、相手も何もかも出来ると思わない。
負ける時だってある。泣く時だってある。だからこそ、せめてそれを嘆きで終わらせたくないから。
「うん、分かってる」
―抱きしめてくれるインガ姉ちゃんの肌のぬくもりを、俺は心から受け止める。
「引っ張り上げてくれたことを、間違いだったなんてことにはしない。和地君が困っているのなら、少しぐらいは力になるよ」
「……うん、そうしてくれると私も嬉しい」
鶴羽も、そんなインガ姉ちゃんに頷いた。
「結局助けられなかったし、大変な半生を送ってきてる。そんな子がこんなに立派になってくれてるから、その文幸せになってくれると、すっごい嬉しい」
そんなことを言う鶴羽に、俺はそっち力を込めて抱き寄せ直す。
「だったら、鶴羽にも幸せになってほしいんだよな」
「……うん。分かってる」
そっと、鶴羽の手が俺の腕の触れる。
そして振り返り、ちょっと涙の浮かんだ目で俺達のことを見つめてくれた。
「だから、カズヒも含めてお願いね? 私、自分で言うのもなんだけどポンコツだから」
……やばい、めっちゃ可愛い。
Other Side
「……さて、やっぱり純血のデータがあった方がいいね。僕が聖杯でサポートするのも限度があるし」
「そうですか。ではやはり、彼らのガス抜きも兼ねてやってみますか?」
「それがいいね。ついでだし、父さんの言っていた彼らのテストも兼ねるといいよ」
「かしこまりましたミザリ様。では、私はこれで」
和地Side
そしてまぁ、出発の時が来た。
向こうの天候が想定外の形になったことで、ちょっと急になったけどな。
みんな思い思いで出発するメンバーと話しているけど、俺はやっぱりインガ姉ちゃんだ。
「インガ姉ちゃん。何かあったら遠慮なく連絡してくれ。絶対に助けに向かうから」
「うん、分かってる。和地君がそういう子だから、私も頑張って出発できるしね」
そう語りあうと、俺達は小さく微笑み合った。
ああ、大丈夫。
こっちはこっちで何とかするし、その上で助けが必要なら絶対必ず突入する。
だから頑張れ、インガ姉ちゃん。
「そこで、そこで再会を約束するキスをぶふぉっ!?」
「はいはい。いい雰囲気なんだから邪魔しないの」
「いや、同感なんだけどよ? リヴァ止めるのも同意なんだけどよ? あんたはもうちょっと気にしようぜ?」
「落ち着きなさいよベルナ。師匠はこういう人なんだから」
「実際私達って、そういう理由でこんな感じになってるしね。いや、その分絶対に力になるからね、カズヒ!」
「そこは頼らせてもらうわよ。とりあえずリヴァの口を塞ぐの手伝って、鶴羽」
……外野は無視するけどな! いい雰囲気台無しだしね!
そんなこんなで出発しました。
ダブルアタックの通りにインガだけでなく鶴羽の慰めもしていた和地。
登場話の感想でかなり酷評されていた愚弄ですが、差別主義者なのにえこひいきをしないため、教官としては慕われておりました。その辺でメンタルが揺れた感じですね。
いっそのこと鶴羽だけにするということも考えましたが、それはそれでインガがかわいそうな気もしたのでこんな流れに。結果としてリヴァが空気を読んでくれたので、しんみりした雰囲気にできました。
そして悪だくみするミザリ達。そして奴には相応の強化をする予定です。
そして出立。この辺はあえてさっぱりと。あと次の話は箸休め的な回になりますですハイ。