好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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明星双臨編 第十六話 改良とは欠陥や問題を克服することである。

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 襲い掛かる魔獣達は、文字通り俺達を集中砲火で囲んで叩いている。

 

 砲撃型、近接型、更に防御型。それらを攻撃力重視と機動力重視に区分けして、部隊単位で運用することによる波状攻撃。

 

 防御障壁を瞬時に出現させれる俺にとってはやりやすいようで……実際のところはこのままだと削り殺される。

 

 おそらくだが、敵の星辰光は維持性が高いと考えるべきだ。態々軍事的に調整した星辰光なのだから、一定以上の継続戦闘能力はあって当然だろう。

 

 つまり長期戦は不利。なので俺は短期決戦で叩き潰しを仕掛けるのみだ。

 

 もとより、パラディンドッグは俺の所為で長期戦なんて不可能だしな。この手の輩に長期戦は愚策だということも考えれば尚更だ。

 

 なので、遠慮なく突貫する。

 

「覚悟してもらおうか!」

 

 遠慮することなく、俺は魔星レベルの星辰光で猛攻をしのぎつつ、ショットライザーと魔星剣で突貫する。

 

 モデルヘキサは後方に下がりつつ砲撃でこちらを攻撃してくる。まぁこの手の能力を持っていながら接近戦とか、基本的に効率が悪いから当然だ。

 

 だからこそ、後先をあえて考えずに突貫する。

 

 この星辰光はその性質から考えて、絶対必須のコンセプトがある。

 

 それは「取り込んだ敵を確実に削り殺す」という確実性。

 

 敵をあえて絞って異空間に取り込み、圧倒的な数の暴力で長時間かけて圧殺する。それがモデルヘキサの星辰光に必須のコンセプト。人造惑星として調整されたのなら、当然だがそれができるように補正されてあるべきだ。

 

 だからこそ、長期戦ではこっちがもたない。必要なのは博打にしてでも短期決戦で叩き潰すという突貫攻撃。

 

 長期戦や防御に徹するのはリスクが多すぎる。それは安全策とか堅実という名のジリ貧だ。やるなら速攻!

 

 故に、俺は即座にショットライザーを操作する。

 

『BALANCE SAVE!』

 

 突貫する為の突破口を開くべく、俺躊躇なく攻撃を叩き込む。

 

『パラディンソードブラスト!』

 

 放つのは、魔星剣を母体として生成される特殊弾頭。

 

 星辰体と強大な感応を施された弾丸により、道を邪魔せんとする魔獣達を即座に打ち抜く。

 

 それを確認する間も惜しんで、素早くバックルにショットライザーを装着。

 

『BALANCE SAVE!』

 

 脚部にエネルギーを収束させ、俺は一撃狙いの跳び蹴りを叩き込む。

 

『パラディンブラストフィーバー!』

 

 狙うは速攻……一気に潰す!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 リヴァ・ヒルドールヴは、目の前に敵を相手に内心で舌打ちをしていた。

 

 短い戦闘ですぐに確信できた。

 

 仮面ライダーテンサウザー・ロスト。その総合能力は()の仮面ライダーグリームニルより上だ。

 

 成長性という持ち味を持つグリームニルだが、今の成長段階ではどうしての性能は限度がある。

 

 断言してもいい。基本性能でテンサウザー・ロストは現段階のグリームニルをしのいでいる。

 

 更にそれ以外の特性を持っているとすら思える。

 

 まず、こちらの動きに対して最適な動きをほぼ確実にとっている。

 

 おそらくだが、シャイニングホッパーと同系統の行動予測対応機能を持っている。これにより、瞬時に大量の対応パターンを出したうえで即座に最適解を導き出しているのだろう。

 

 更に厄介なのは、敵が持っている武器。

 

 黄金の剣と思える機械的な武装は、武装としての性能すら高い。

 

 そして、それだけでなく―

 

『ジャックライズ!』

 

 組み込まれたレバーを引き込むと同時に、強烈な攻撃が振るわれる。

 

『レジスティングアント』

 

 同時に具現化するのは八体のレジスティングアーミー……の強化型。

 

 八体のそれは下手なレイダーを超える身体能力で包囲圧殺をかけるが、リヴァは素早く大地を隆起させると同時にキャニスターじみた砲撃を放ち、それらを迎撃し―

 

『ハッキングブレイク!』

 

『Oden!』

 

 ―相手の次の攻撃に備え、素早くプログライズキーを起動させる。

 

『サルヴェイティングドッグ!』

 

『スキルヴィングディストラクション!』

 

 光の防壁を纏って突撃を敢行するテンサウザー・ロストに、カウンター狙いの蹴りを叩き込む。

 

 衝撃が走り、お互いが反動で吹き飛ばされ―

 

『サウザンドライズ!』

 

 ―更なる反撃が発生する。

 

『サウザンドブレイク!』

 

 その瞬間、リヴァは持てる全てをもって防御を選択し―

 

『リベレイティングキャット!』

 

 振るわれる連続攻撃を、何とかしのいだ。

 

『ZAIA ENTERPRISE』

 

 小さなコールが聞こえる共に、リヴァは後ろに下がって体制を整え治す。

 

 ……かけてもいいと、そんな確信を覚える。

 

 あのテンサウザー・ロストは、サウザイアー・魏に匹敵する仮面ライダーだ。

 

 今のグリームニルでは性能が一歩足りない。それほどまでに高性能。

 

 しかも動きの対処から考えると、テンサウザー・ロストはシャイニングホッパー以上の行動予測を可能とする。

 

 とどめのあの黄金の武装。

 

 推測するにプログライズキーのデータを取り込んで多種多様な技を発動するのみならず、プログライズキーを装填することで更なる技すら発動できる。

 

 高い性能と最適解を見出す本体と、多様性を一手に担う武装。まともに運用できるのなら、間違いなく脅威となる存在である。

 

 だがそれは、武装を何とかすれば手札を大きく減衰させれるということでもある。

 

 普通なら難しい。出来る方がおかしい。

 

 だがしかし―

 

「じゃぁ、反撃言っちゃおうかしら♪」

 

 ―既に仕込みは万全だった。

 

 リヴァの微笑みを悟りテンサウザーが警戒したその瞬間、テンサウザーの得物に鎖が具現化される。

 

 鎖は地面に繋がり、雷電を放ちながら武装を引っ張り込む。

 

 その衝撃が、テンサウザーから獲物を奪い取るという隙を生み出し、それをリヴァは逃さない。

 

「もらったわよ!」

 

 躊躇なくリヴァは突撃を敢行。

 

 この一瞬の隙を逃す理由はない。というより、改修されれば二度目は確実に警戒されるから困難になる。

 

 決定的な隙が生まれたのなら、そこに全力を投入する。それは立派な戦術であり、リヴァは決して間違った判断をしたわけではない。

 

 そう、判断は間違ってない。

 

「甘い!」

 

 だが、そもそもの()()が間違っていた

 

 振るわれる打撃を弾き飛ばすのは、テンサウザーの徒手空拳ではなく黄金の得物。

 

 同時に、リヴァの視界は鎖が絡み取った獲物があることを認識している。

 

 その在りえない事態。それが何で起きるかを、リヴァは瞬時に推測する。

 

 異空間に属する異能にいくつも格納していた?

 

 星辰光が武装を創り出す?

 

 否、星辰体や異能の気配は察知しなかった。

 

 であれば何があるのか。その可能性を、リヴァは悟る。

 

 プログライズキーは大抵の場合、コンセプトに乗っ取った機能を持つ。

 

 そしてあの武装はプログライズキーを併用することが大前提となる武装だった。

 

 そう、つまりテンサウザーのプログライズキーは、最低でも片方に―

 

「その武器そのものを創り出すのが―」

 

「―その通りだ、聡いな」

 

 ―専用武装を創り出す機能が組み込まれている。

 

 悪夢のような付け入る隙の埋め方に、リヴァは戦慄すら痛感した。

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 ……やばいやばいやばい!?

 

 え、ちょっと待って。

 

 これどうするんだよ!?

 

『おっぱいこわいよぉおおおお! うえぇえええええん!』

 

 俺の籠手から鳴り響く、おっぱいを恐れる子供の声。

 

 なんということでしょう。

 

 ドライグが幼児退行しておっぱいを怖がっている。

 

「おっぱいを怖がるなんて……そんな!?」

 

「そっちじゃないです」

 

 小猫様のツッコミローキックが地味に痛い!?

 

「……まさかここまで追い詰められていたとは。イッセー、真剣に後でドライグに謝りましょう?」

 

 シャルロットもキッツい!

 

 いや、それにしてもどうするんだよこれ。

 

 大昔に滅びたとかいう邪龍グレンデルが何故か出てきたり、オリジナルの変身ベルト使って英雄派の残党が仮面ライダーになったり、あとヴィールの眷属ともやりあえる元ゼファードル眷属が現れたり。

 

 そんなときにドライグがこの調子って、絶対にやばいだろ。

 

『おい、俺は何時になったらぶっ殺しができるんだよ。っていうかドライグのクソは……何がどうなってるんだ?』

 

「例え天龍であろうと、生きるのがつらくなる時はあるのでしょう。強引にこちらの要望を押し付けているわけですし、もう少し様子を見ましょうか」

 

 グレンデルにフードの男がそんなこと言うけど、ひっどいこと言うなおい!

 

 天龍が生きるのを辛く感じるぐらいおっぱいは酷いってのか!? そんなにおっぱいは悪夢なのか!?

 

 どうせ俺が悪いんだよ、此畜生!

 

 正直ちょっとグレたくなるけど、これマジでどうしたらいいんだ?

 

 ドライグが不調すぎて、俺今は普通の禁手も難しいんだぞ?

 

「……兵藤。お前マジでどうすんだよ」

 

「先輩。ちょっと真剣に今後を考えましょうぜ?」

 

 匙とアニルの男性陣からも辛らつなコメントだよ。

 

 男なんだからもうちょっと、おっぱいに理解を示してくれよ。そんなにおっぱいは悪者扱いされるのか。

 

 いや、でも今はとにかく……この状況をどうにかしないと。

 

「会長、リーネス! 俺に知恵を授けてくれ!」

 

「「と、言われても……」」

 

 視線を露骨に逸らさないでくれ。

 

 そんなにおっぱいは難題なのか。そんな悪夢レベルの代物なのか。

 

 おっぱいは素晴らしい物なのに。尊いものだってのに……っ!

 

 ってそんなことを言ってる場合じゃない。

 

 マジでこれ、どうするんだよぉおおおおおっ!!

 




 そんなこんなで誰もが大幅大苦戦な話。

 まずモデルヘキサですが、前回の性質開示もあって予想は出来ているでしょうが、そのコンセプトは「圧殺を確定させる」ことにあります。

 極まって高い維持性ゆえの長丁場で、結界に取り込む性質ゆえに相手を絞り、魔獣創造の再現故に圧倒的物量という鬼仕様。しかもステラフレームなので、万が一詰められても想像した魔獣でカバーさせるまでの持続は十分見込める隙の無さ。敵に圧倒的不利な状況を共有させるという、極まって悪質な星辰光となっております。

 そのため堅実な戦闘そのものが不可能といえるため、和地のように博打同然のハイリスクハイリターンでもなければ太刀打ちが不可能に近いムカつきまくる星辰光。戦いは数だよをはらわた煮えくりかえるレベルで体現する代物です。




 続いて順番を前後させて禍の団側。

 まぁこっちはグレンデルだけでも十分厄介なのに、さらに敵が増えているというムカつく仕様です。

 まぁこっちはどっちかというとドライグのメンタルとその後のパンツが問題ですね。これに関しては禍の団よりオカ研側に問題があります。



 そしてラストのテンサウザー・ロスト。

 これに関してはいろんなまとめ系サイトでも指摘され、うちの感想でも指摘された「サウザンドジャッカー抜きでは、サウザーは基本性能が高いだけ」という問題点のアンサーとして思いついていたネタである、「ならサウザンドジャッカーを無限に用意できればいいよね」という忌まわしいアンサーで対応です。
 そもそもサウザンドジャッカーだけならアーク系ライダーやゼロツーならやろうと思えばたくさん作れますし、ザイア側にもブローニングレイヴンのデータは残っているわけで、やろうと思えば武器製造系プログライズキーは作れるだろうと考えまして。結果としてサウザー最大の難点を忌々しいレベルで解決した隙の無い仮面ライダーとなっております。

 ちなみに現段階のグリームニルとテンサウザー・ロストの性能差はこんな感じ。

 グリームニル(現状レベル5)
 パンチ力:38,8t キック力:80,8t 走力:100m0,85秒 ジャンプ力:一跳び52,4m

 テンサウザー
 パンチ力:49,5t キック力:99,9t 走力:100m1,2秒 ジャンプ力:81,9m

 とまぁ、走力以外は見事に水をあけられています。これに関してはザイア系仮面ライダーが「機動力より攻撃性能」といった感じで設計されている節があることも踏まえてです。加えてサウザンドジャッカー無限製造能力もあるため、多様性ですら水をあけられています。
 あとグリームニルは開発者のロキからすれば一種のデコイなのであまり高性能にする必要がないこともあってのものです。むしろ理論上はレベルアップによって成長できるという意味では、むしろロキは律儀なぐらいかもしれません。

 ……ちなみに神具アスガルドライバー、基本的には神の域に到達しているものでないと変身できない類なので、アザゼル杯編でヴィーザルに使わせるか一考しております。その場合は準神族兵装については強化ユニットに近い形になるかと。
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