好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
前回の感想で第一世代魔星の問題点を指摘された方もいるのですが、実際難儀な兵器ではあります。
強烈な衝動という裏技で、普通の人間では到底制御できない神鉄鋼を制御する、死体を材料とした星辰体運用兵器こそが第一世代魔星。
其処にはある二つの理由で、致命的な欠陥があります。
1:そもそも素体に適性が必須かつ兵器化する価値のある星であることも重要なので、心身共に鍛えられた忠誠心熱い人間を選ぶなどというえり好みが不可能に近い。(でなければ原作で敵国出身の連続殺人鬼や敵対派閥側の腐敗貴族を戦闘用の素体になんて普通はしない)
2:鍛え上げられた軍人でもないものが「適当にぶっぱして普通に強い」星を持ったので、技術を鍛えるという意欲がわいてこないし元々ない。
この二つの要素が絡んだ結果、基本的に第一世代側魔星は性能だよりのごり押し戦法が基本で繊細な技術による対応ができないという欠陥があります。
そもそも兵器とはある程度簡単に強大な力が使えることもステータスですが、優れた技術があればさらなる性能を発揮できるという潜在性能がある星も多いので、この辺に関しては致命的な欠陥。
ステラフレームもその辺はあれなんですが、こっちはそもそもの機能としてある程度の戦術予測など躯体側の補正を組み込んで対応している感じですね。あとせい☆はいも使えるから、ある程度は素質面を底上げできるのもメリットです。
和地Side
『CUSTOM!』
間に合わない。そう思った時に、その音が響いた。
『ドーピングブラストフィーバー!』
放たれた蹴りが、モデルヘキサを鶴羽から遠くに蹴り飛ばす。
そのまま三回転ぐらいしながら地面に落ちるモデルヘキサを見下ろしながら、その下手人は侮蔑の感情をこれでもかと見せつける。
誰かなんて言うまでもない。今この空間にいるのは四人以外は全部が魔獣。つまり残る最後の一人に限られる。
それが、納得できるようでどこか信じられなかった。
「……下種が。こういうのをこの国では毒親というんだったな」
「それはちょっと違うと思います教官」
間の抜けた声を貸すほかないが、俺は教官にそこは指摘する。
いや、ちょっと待て。待ってくれない?
なんで教官がこの流れで助けるんだ。一応教官、敵だよな?
「……教官?」
「30点だ。この状況下で呆けるなど愚行だろう」
ぽかんとする鶴羽に、教官は鋭い気配で周囲を警戒しながらそうたしなめる。
ちなみに俺は今の時点で、既に教官と共に鶴羽をカバーできる位置に待機している。
なにせ今は完璧に包囲されているからな。物量による圧殺を実現する空間に隔離されている以上、数の不利はどうしようもないほどこっちの状態だ。
教官が共闘の姿勢を見せているのなら、その手を掴む選択肢以外は存在しない。
「……この場においては共闘する。その前提でいいんですね?」
俺が念のための確認としてそう尋ねると、教官は小さく頷いた。
「むしろ俺こそ必要だろう。俺は黄色人種は生理的に受け付けんが、アレは黄色人種以前で論外だ。むしろアレの娘などという鶴羽に流石に同情するぞ」
「……まぁ、めちゃくちゃ複雑な事情があるんで、厳密にはあっているけど違うんですけどね」
鶴羽も槍を構えながら、何とか立ち上がる。
そしてモデルヘキサは突っ込まない。
それはビビっているとか困惑しているとかじゃない。
既に大量の魔獣を具現化して、俺達を確実に圧殺する体制をとっているからだ。
戦力の逐次投入は愚策。集団戦とは基本的に、如何に相手の戦力が分散している時に、如何にこちらの戦力を収束させて叩き潰すかというのが一種の定石だ。
そして劣勢側がそれに付き合ってやる理由は欠片もない。
仕掛ける戦闘は短期決戦オンリー。それは俺達全員理解していた。
「現状の手札では勝ち目は薄い。付け入る隙はあるか?」
教官に対し、俺も無駄に隠したりはしない方がいいと素直に判断する。
「俺は一つ隠し玉が。鶴羽は?」
あるとすっごく嬉しいんだけど、有るんだろうか。
キュウタと同じくアントニン・ドヴォルザークの力を獲得したとはいえ、それがこの状況下で圧倒できるかというとちょっとあれだし―
「大丈夫。冷静になったし、切り札を切るわ」
―あるんだ。
何を持っているのかはともかく、此処はその切り札を頼るしかない。
俺も教官も視線を合わせて頷き、そして鶴羽を庇う体制で敵と睨み合う。
そして鶴羽は、何かを取り出すと腰に巻き付けた。
……それは、どこかショットライザーやスラッシュライザーと似通った、変身用のデバイスだった。
基部といえる部分は両者と同様。だがしかし、そこから先が違っていた。
ショットライザーもスラッシュライザーも、武器として運用できるデバイスだ。その為基部から突き出るような形で銃身や刀身が展開される。
だがその変身デバイスは、武器が接続されているわけではなかった。
どちらかというなら通信機の一部パーツがくっついているような形だ。
V字の様にも見えるその変身デバイスを装着し、そして鶴羽は周囲を警戒しながら、プログライズキーを駆動する。
イッセーSide
『……相棒。俺は状況がさっぱりつかめん。ここ最近の記憶が跳んでいるし、ファーブニルは何故かパンツを被っているし、しかも何で滅びたはずのグレンデルがあんな所にいるんだ?』
なんとか復活したドライグに、俺はなんて言ってやればいいのかさっぱり分からなかった。
いや、だってそうだろ。
俺だって状況の半分ぐらい分からないもん。確実に断言できることは「お前はおっぱいを怖がる幼児になってたから、パンツと引き換えに直してもらったんだよ」だもん。いろんな意味で言えるわけねえだろこれ。
なんなんだこの展開。まじで何なんだ!
俺が絶叫したくなっていると、グレンデルのやつは目見るからにうずうずしている。
『漸くぶっ殺しができるってわけか! おい、俺にドライグの奴とサシでやらせろ!』
あの野郎、一対一の戦いがしたいのか。
ま、俺も一発マジでぶっ飛ばしたいから構わないけどよ。敵さん達はそれでいいのかが気になるな。
っていうか、二人揃ってちょっと不満そうだし。
「おいおい。独り占めはよしてもらおうか」
「そうだぜぇ。ここまで来たんだから、俺達にも楽しませろよなぁ」
『あぁ? なんならお前らとぶっ殺しあってもいいだぜ? 邪魔すんな!!』
三人がそれぞれぶつかり合いそうになった時、フードの男が咳払いをする。
「落ち着いてください。別に赤龍帝以外にもいるのですから、そちらにすればいいのでは? 龍王ヴリトラやデュランダル使いも十分すぎる獲物でしょう?」
みんなも巻き込まれる形かよ。
つってもどうする? 俺は流石にグレンデルの相手で手いっぱいになりそうだし―
「そういうことならぁ、私が相手をするべきかしらねぇ」
―その時、リーネスが一歩前を踏み出した。
え、ちょっと待とうか。
いや、リーネスも戦えるといえば戦える。その為にスラッシュライザーを作って、仮面ライダーアイネスになったわけだし。
でもリーネスは基本的に後方担当だ。前線で大暴れするタイプじゃないし、仮面ライダーアイネスだって、基本的には護身用。前線で積極的に暴れるタイプじゃない。
いや、あの本当に大丈夫なのかとか不安になる。
「……よろしいので?」
「ええ。どうやら彼も私と似たようなタイプみたいですしぃ」
ソーナ会長にそう答えながら、リーネスはジョン・マージ・ガトリングとかいう奴に向き直った。
に、似たようなタイプってどういうこった。
正直俺はちょっと分からないでいると、リーネスとジョンはお互いを見て不敵な笑みを向けた。
「特定のプログライズキーに限定特化した変身デバイス。考えたものねぇ」
「そっちこそ。よくぞスラッシュライザーを復元することができた。中々の技術力と知啓を持っているじゃないか!」
あ、技術者関連か。
俺が感心していると、既にリーネスはスラッシュライザーを装着していた。
そして、静かに視線を鋭くする。
「さて、こっちもあまり負けてられないから……ねぇ?」
Other Side
『MAGIC JUMP!』
『HYPER JUMP!』
その音声は、異なる場所で同時に響き。
『Warning, warning. This is not a test!』
彼女達は決意を決める。
「「変身!」」
『スラッシュライズ』
舞い降りるスラッシュモデルが被さる様にリーネスを包み、
『リモートライズ』
展開されるドローンのようなリモートモデルが、まるでプリンターのように装甲を映し出す。
『コーリングホッパー! Dont lost firendsip.Prontect her heart』
具現化されるは、共に飛蝗を模した強化装甲。
『シャイニングアサルトホッパー! No chance surviving this shot』
だが同時に、その在り方はそれぞれが異なっている。
「……いつまでも後ろにいるつもりはないのぉ。そう、
一人は友情に追いつき並び立てるように。
「
一人は友情と並び立ち続けるが為に。
「だから、実験体になってもらうわぁ」
ここに、仮面ライダーアイネスの更なる形態が具現化され、
「今度は遠くで知らずにいてたまるもんですか。一緒に立ち向かうって決めてるのよ!」
同時に、全く新種の仮面ライダーもここに顕現する。
再現されたザイアスラッシュライザーで変身する、仮面ライダーアイネス、シャイニングアサルトホッパー。
新規開発された試作型リモートライザーで変身する、仮面ライダーファスト、コーリングホッパー。
ここに、更なる先を進む二人の戦士が降臨した。
そんな感じで鶴羽が強化。完全オリジナルの変身デバイスによる仮面ライダーファストとしてデビューです。
ちなみに今回は試作型なのでゼロワン系ライダーの頭部分が欠如していますが、この章からD×Dが結成されますし、最終的にはD×Dリモートライザーとして完成する予定です。
ちなみにゼロワンに「ライジング」「シャイニング」があることから道間の初代基本形態であるハウリングホッパーを思いついたこともあるので、コーリングにしてみました。最終的にウィッシングホッパーとレイジングホッパーも作りたいと思っております。