好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
だけどまぁ、そのためにはいい話を持ってくるのが書く側の責務。今回も頑張って投稿していきます!
和地Side
「開幕速攻で決めるぞ。長期戦では削り殺されるだろう」
「「了解教官!」」
こういう時は教官に合わせる。
そして……この下種野郎は俺達が潰す。
こちらも遠慮をする理由はない。奥の手を切らせてもらう為、素早くパラディンドッグにフォームチェンジ。
故に、遠慮なくぶちかまさせてもらう。
「
パラディンドッグの機能は、大きく分ければ二つに集約される。
一つは禁手の持続時間を三倍にする。今のところ残存時間は二分半であり、七分半が限界だ。
そしてもう一つの機能は禁手の切り替え。これにより、俺は禁手を複数使い分けるという荒業を可能とする。
今回至る禁手は、ある意味で最も単純といえる代物だ。
現れるのは八体ほどの魔剣の騎士。そして、俺はそれに合わせてもう一つの手を切る。
「……さて、こんなもんでいいだろう」
俺に同調する、レイドライザーのような装填部分がついた魔剣。即席だがこれで十分だ。
さぁ、覚悟してもらおうか―
『GANTLET!』
―ここから、奇想天外な芸を踏まえさせてもらう。
『チャージングリザード!』
その瞬間、騎士団はすべてが星を纏って戦闘を開始する。
一人一人の高まった出力により、魔獣達を薙ぎ払い、攻撃を障壁で弾き飛ばす。
これこそが俺の今回の禁手、
仕組みとしては木場が至った聖剣創造の亜種禁手に近い。いうなれば、本来の禁手である騎士団に、更なる特殊性を加えて具現化する応用発展形。
追加要素は単純。所有者の星辰光を振るうことができる騎士団を創造する。そしてそれを、チャージングリザードによって短期決戦高出力少人数仕様に変化させた。
今回は人数が少ないから、チャージングリザードが最も効果的。これはそういう単純な話だ。
故に―
「カバーは任せろ。行け、鶴羽!」
「ありがとう! あと愛してる!」
―行け、鶴羽。
一発、絶縁宣言をかましてこい!
突貫する鶴羽をカバーしつつ、俺は可能な限り魔獣達をけん制。
更に撃ち漏らしを教官が捌き、鶴羽はその勢いをもってしてモデルヘキサに突貫する。
問題は奴が本体かどうかという点だが、鶴羽は聖十字架をフルに使って突貫する。
それに対し、モデルヘキサは―
『んじゃ、ガス欠まで逃げまくるよ~ん!』
―なんか増えた!?
野郎、維持性の高さにものを言わせて、徹底的に持久戦に突貫する気か。
『いくら聖杯でも、乱用できないならこっちの居場所は探れないよねぇ? じゃ、ばてたところを捕まえてお二人さんを潰すだけさ?』
「分かり易いが妥当な手段だ。八十点をくれてやろう」
教官、褒めないでいいです!
くそ、だがどうする?
このまま本体を探しても、多分ダミー魔獣を増やす用が圧倒的に―
Other side
一方その頃、戦闘は更に激化していた。
『はっはっは! ぶっ殺すのが趣味だからついやっちまったが、全員無傷とは潰しがいがあるぜぇ!』
グレンデルが興に乗りすぎて不意打ちでソーナ達を攻撃するが、しかしそれはソーナ達の力量で防がれる。
それがきっかけとなり、ギャスパーから闇が噴出。
これにより、状況は更に二転三転し―
「ならこっちも追加だ! ゴー、ガトリンガル!」
―ジョンがそう告げると共に、研究施設の各部から何かが現れる。
それは遠目で見るとゴリラに近いシルエットだが、しかし明らかに大きく、更に機械的……否、機械そのものだった。
それらの数は少なく見積もっても四十弱。
「……サリュートとは全く異なる兵器ですね。それも人型から少し離れ……あぁ、そういうことですか」
「なるほどねぇ。そういうアプローチがあったのねぇ」
「感心してるところ悪いんですけど、会長もリーネスも何がなるほど的な!?」
ソーナとリーネスが何かに納得しているのに、急激な事態の変化に追いつき切れてない匙が、他の者を代表して追加の説明を願う。
これは仕方がないところも多いだろう。
これまでにも禍の団は大型兵器を投入していたが、このサイズの兵器は人型に留まっている。
ゴリラも猿系なので比較的近しいが、しかし明確にバランスが異なっている。これは不可解だ。
何故なら禍の団の人型兵器は「神器と宿す人体を大型人造にすることで、悪影響の低下と機能の高出力化を実現する」アプローチだ。
必然的に、人型から離れるのはディスアドバンテージが増えるのだが―
「おそらくサリュート系列とは別アプローチでしょうね。独立具現型を参考に、「使い手が巨大な人工神器に乗り込む」ことで安全性を確立したモデルでしょう」
「禍の団に流れた人工神器技術、独立具現型は比較的データが多い物ねぇ。たぶんそこから発想に至ったのかしらぁ?」
方向性は違えど頭脳は二人の指摘に、ジョンは仮面越しでも分かるほどに喜びを浮かべていた。
これだけで、誰が作ったのかがよく分かる。
「その通り! 独立具現型神器を発想の根幹とした人工神器系兵器群……ガトリンガル! データ試験中で、怪我人が出てもいいようにこの工場を使わせてもらったのさ!」
そのまま盛大に胸を張りつつ、仮面越しでも分かるほどに不敵な笑みを浮かべている。
「さて、禍の団はこんな風に戦力強化済みさ。そっちは油断できるのかな?」
それは、シャルバと曹操を失ったことが痛打にならないとでも言わんばかりの態度。
それに対し―
「油断はしてないわよぉ?」
―リーネスもまた、不敵な笑みで対抗する。
仮面越しにお互いが不敵な笑みをぶつけ合う中、リーネスはジョンに断言する。
「今頃、鶴羽が試作型を使っているでしょうしねぇ?」
和地Side
やばいと悟った瞬間、鶴羽は躊躇することなく聖十字架をあらぬ方向に突き出した。
その瞬間、放たれた紫炎が一体のステラフレームを焼く。
どれが本体か分からないダミーだらけの中、やけっぱちに見えないような正確に狙った砲撃。これはすなわち―
『熱ちゃちゃちゃちゃぁ!? な、なんで分かって!?』
―やっぱり本体。
いやちょっと待て、今のでなんですぐに分かったんだ!?
「……悪いわね。これ、ぶっちゃけると強化が目的じゃないのよ」
え、そうなの鶴羽!?
「リモートライザーはプログライズキーの制御の殆どを遠隔制御することで対応する変身デバイス。だからどうしてもラグが出る分即応性重視の打撃力は低いし、この結界内だと通信もろくに繋がらないから本領なんて発揮できない」
ならなんで―
「だから、使ったのはあくまでプログライズキーよ」
―そう、はっきりと断言する。
「コーリングホッパーは
その時、俺は気づいた。
何かがいる。それも、霊体の類と思われるのが。
ま、まさか!?
「さっきから霊体化させたザビエルのシャドウサーヴァントがいることには気づかなかったみたいね。あんたの位置は割れてるのよ、糞親父!」
マジか!?
いや、それが分かるなら尚更行ける。
ためらうことなく俺は魔獣達相手に、騎士団を用いて迎撃と牽制に徹する。
今この場でどうにかするなら、それは数を補完できる俺の仕事だ。
そして―
「教官! 鶴羽のフォローを!」
「分かっている」
『COSTOM!』
既に教官も分かっている。
この戦い、鶴羽を最大限に発揮させれるかが勝利を分ける!
展開されるは八発のミサイル。そしてそこに小銃を合わせたショットライザーの引き金が引かれる。
「ロック完了。逃げ場はないぞ……っ!」
『ドーピングブラスト!』
その瞬間、放たれたミサイルがモデルヘキサの逃げ場を防ぐように爆発する。
そこを見逃さず突貫する鶴羽は、リモートライザーの通信部分を操作していた。
『MIGIC JUMP!』
具現化するのは飛蝗型のライダモデルが複数。
そしてそのライダモデルは、飛び跳ねて上から紫炎を投射する。
ライダモデルにサーヴァントの宝具を宿して運用するってか! 凄いこと考えたなおい!
『コーリングチェイン!』
『あだだだだだだぁ!?』
全方位から攻撃を喰らい、モデルヘキサは反応が遅れる。
……なるほど、あの野郎、戦闘訓練はさほどでもないな。
まぁこれだけの化け物兵器なら、戦闘技術を磨く必要性も薄いから手も抜けるんだろうけど……甘すぎる。
俺達はいつだって、自分達より強い武器や強みを持つ相手に勝つ為に鍛えてきた。
そんな俺達を相手にして―
「怠けて勝てるとか舐めすぎだろうが!」
『BLANCE SAVE』
―つくづく苛立たせてくれるもんだ!
俺は既にショットライザーを起動し、反転する。
そして騎士団も同時に反転し、魔剣創造の過剰反応で疑似的にショットライザーを構える。
『MAGIC JUMP!』
『COUSTM!』
そして鶴羽と教官も、既にライザーを駆動させている。
「コード3Aだ、決めろ!」
「「了解教官!」」
それに合わせ、まず真っ先に叩き込むのは俺の必殺技。
『パラディンステラブラスト!』
騎士団を含めたショットライザーによる集中砲火がモデルヘキサに襲い掛かる。
直後に襲い掛かるは教官の跳び蹴り。
『ドーピングブラストフィーバー!』
『なめんなこらぁ!』
振るわれるモデルヘキサの攻撃は、奇跡的にもそれに迎撃を当てる。
だが、その瞬間発生する衝撃波がモデルヘキサを一瞬だが宙に持ち上げる。
そしてその瞬間、大量のレジスティングアーミーと騎士団が組み付いてモデルヘキサの動きを封じる。
コード3Aはザイアで教育された、ショットライザー使用部隊とレイダー部隊の複合戦術の一つ。
ピンポイントで攻撃を叩き込むブラストフィーバー系の必殺技に繋げる為、敵の動きを集中砲火を盾にした組み付きで封じる行動パターン。
そしてどてっぱらをがら空きにした状態で、モデルヘキサは死神を見る。
飛び上がり、ライダモデルに蹴り飛ばされるようにして高速で迫る、仮面ライダーファストの姿を。
『ちょ、自分のパパを殺しちゃダー』
「うるさい」
その声は、強い決意と決別がこれでもかと籠っていた。
『コーリングチェインスマッシュ!』
コーリング
チェイン
スマッシュ
粉砕されるモデルヘキサが爆発する中、結界が解除されて俺達は駅地下の空間に脱出する。
そしてゆっくりと立ち上がる鶴羽は、静かに上を見上げていた。
俺はそれを、そっと抱きしめる。
言葉はいらない。上を見上げる理由も、なんとなくだが分かっている。
「さよなら……パパ……っ!」
ほんのわずかに震える肩に手を振れ、俺はそれを少しだけだが受け止める。
頑張れ、鶴羽。俺もまぁ、たまには弱音を訊けるぐらいには頑張るから……さ
リモートライザーはショットライザーやスラッシュライザーを参考に、両者の利点である「武器としても使用可能」を削る代わりに「AIチップを脳内に埋め込む」代償を削った仕様といった感じですね。そのための通信デバイスを組み込むことで、遠隔地の演算装置を利用する形で必要なリソースを獲得したものです。
そのため今回はあくまでプログライズキーの本領発揮が目的。
コーリングホッパーは界奏の名を関しているメタ事情もあり、それに類推する機能として「プログライズキー側が鶴羽の能力を行使する」といった形で運用。これにより鶴羽は固有結界ほどの自由度はないですが、サーヴァントの力をある程度の結界非使用時でも拡張的に運用可能になりました。元々性質上拡張性が高いので、かなり派手に暴れられるようになりました。