好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
まぁそれは置いておいて、高評価につなげるための次話投稿です。
和地Side
よし、空間が解けて脱出できた!
っていうか周囲を見ていると、かなりやばいことになっているな。
「カズヒねぇっ!」
「カズヒぃっ!?」
なんか追い込まれ気味だったカズヒねぇをカバーする為に、俺も鶴羽もすぐにモデルバレットに飛び掛かる。
モデルバレットは回避してこっちを攻撃しようとするが、その前に俺達ごと大量のミサイルに襲われた。
「まさかと思うが共闘は続いていないぞ? ここからは三つ巴の再開だな」
教官えぐい! 正論なのがまたムカつく。
『あれ、おっさんやられたの? マジかぁ……なに使った?』
モデルバレットが、モデルヘキサの残骸を見て少し意外そうな表情をしていた。
それでカズヒねぇもモデルヘキサが倒されたことに気づいたんだろう。鶴羽の方を見て、少し気まずげな様相だった。
「……そう。私がやるべきかと思ったのだけれど……ゴメン、鶴羽」
「いいわよ、別に。……私が決着つけたかったんだし、さ?」
お互いに苦笑いだけど、残念だがそれを長続きさせている暇はない。
なにせ禍の団側はほぼ壊滅だが、ザイア残党はぴんぴんしているみたいだからな。
「全員大丈夫なのか? 特にリヴァ先生……変身解けてるけど」
「ん~、割とピンチ? ちょっとチートみたいな真似されててねぇ」
そう返されたので相手を見れば、サウザイアーに酷似した仮面ライダーがそこにいる。
手に持っている武器がチートみたいなのか? まったく状況が分からないが―
「……よっし脱出成功!」
―そのタイミングで、イッセー達が空間を歪めて慌てるようにしてこっちに出てきた。
ギャスパーが負傷しているが、それ以外は基本的に無事なようだ。
そしてこのタイミングなら、増援と言っても過言じゃない。
「イッセー! 畳みかける、手伝え!」
「なんか分からないけど分かった!」
信用してくれてありがとうよ!
この状況、一気に俺達でひっくり返す!
その決意を見ってみんなと共に構えれば、サウザイアー擬きが肩をすくめた。
「これ以上の戦闘は危険か。……隙は作る、撤退するぞ」
そう言いながら、サウザー擬きはプログライズキーを得物に装填する。
どういうつもりか知らないが―
『STRONG HORN!』
『THOUSAND BREAK!』
―いやちょっと待って。
なんか大量にライダモデルが出てきたんだが。
狗、猫、鷹、蟻。飛蝗に狼。チーターにマンモス。更には狐に鷲。更にゴリラに虎に熊に鮫にスズメバチにサソリ……多い!
なんだあのライダモデル博覧会は。たった一つのプログライズキーであそこまで出せるとかどういう理屈―
「ではさらばだ!」
って一斉に襲い掛かって―
イッセーSide
いきなり大量に襲い掛かってきたライダモデルに、俺達は全力で迎撃した。
魔法の使い手であるロスヴァイセさんや、ロスヴァイセさんから魔法を学んでいる朱乃さんが防御魔法を展開し、匙もヴリトラ系神器を使って結界を作る。
ゼノヴィアがデュランダルで撃ち落とそうとするのに合わせて、俺もドラゴンショットを乱れ撃って迎撃する。
そんな風に皆が総力を挙げてライダモデルを弾き飛ばしきると、そこには―
「……誰一人倒れることなく凌ぐか。まんまと取り逃がした事実を差し引いても、90点をくれてやる」
―確か九成達の教官とかいうやつが立っていた。
まさか……っ
「捨て駒ですか。それでいいのですか?」
ソーナ会長が俺と同じことを考えたみたいだけど、そいつは静かに首を横に振った。
「残ったのは独断だ。全員無傷とは思わなかったが、九成なら追撃は必ず来るだろうと踏んでいたのでな」
……俺達をそこまで警戒してるってのか。
思わず構え直すと、そいつは苦笑しているように肩をすくめた。
「教え子の中でも特に勤勉かつ意欲的な九成と南空がいるのでな。そいつらと肩を並べる連中なら、あれをもってしても追撃されると即座に判断したが、正解だったようだ」
「……めちゃくちゃ褒められてるわね」
カズヒがそういうと、九成も南空さんもちょっとむずがゆそうだった。
「それで、このまま戦うのですか? 一人では勝ち目がないと思いますが」
「殿とはそういうものだ。言っておくが投降すると思うなよ?」
ソーナ会長に、そいつは真っ直ぐに返答する。
投降する気は欠片もない。その意思が、これでもかと見えていた。
「そも俺達は機密保持用に措置を施されているからな。負けたら死ぬ、その覚悟があって初めてこの場に立っている」
馬鹿な俺でも何となく悟った。
ザイアの連中、そこまでするっていうのかよ。
『ふ~ん。こっちはもう終わってる扱いなんだ~?』
あれ? この声モデルバレット?
気になって声の方に向いてみれば、そこにはステラフレームが。
あれモデルバレットなのか。あいつ、あんな感じで復活してたのかよ!?
っていうかなんかどんどん現れてるんだけど、もしかしてここで何人か片づけたい的なそれか?
まずいな。俺達だって結構疲れてるんだ。これ以上の戦闘は、きついんじゃないか?
俺がちょっと嫌な予感を覚えた、その時だった。
「レイヴェル無事かぁ! 手間取ったが眷属も連れて助けに来たぞ……どうやらまだまだ大変なようだな!」
なんか聞き覚えのある声が聞こえてきたと思ったら、炎をまき散らしながらあらぬ方からライザーが。
おいおい、冥界からここまで駆け付けたのか。
レイヴェルの為にそこまでするとはな。意外といい兄ちゃんじゃねえか。
「お兄様! ちょうどよいところに、ありがとうございますわ!」
レイヴェルも驚きながら嬉しそうにするけど、そこに足音が響き渡る。
「かといって一人で先行されてもな。……だがまぁ、興味深い奴もいるようだ」
あ、なんかスラッシュライザーを装着した仮面ライダーが現れたぞ?
あ、九成やカズヒがいぶかしげだった。
「「……どこかで会ったような……?」」
九成とヒマリが警戒しながら首を傾げてると、カズヒが何かに気づいてから複雑な表情を浮かべていた。
「ブレイ・マサムネ・サーベラね? 大王派がここで動かすとは意外な展開だこと」
あ、そっか!
そういえばこんな奴いたっけ! 確かロキと神殺し作って一戦交えたとかそんな奴!
あとゼノヴィアやイリナが興味深そうな表情だ。確かヘキサカリバー計画のきっかけになったらしいからそれか。魔剣創造を禁手で資材を魔剣に加工するらしいし。
「フロンズ・フィーニクスからの依頼だ。フェニックス関連は分家の彼も無視できる問題ではないしな。今回はあくまで様子見だった……が」
そしてブレイの奴も複雑な表情を敵に向ける。
「確か拳銃術などを担当するグロウ教官だったか。彼ほどの実力者が生存していたとは、ザイアも存外しぶといものだ」
「久しいな、サーベラ。お前たち
そう返しながら、グロウと言われた奴は一枚のカードを取り出した。
弓を構えた男が描かれているカード。一見するとただのカードみたいで、役割とかもよく分からない感じだ。
だけど油断できない。
異形や異能に縁深い俺達だからこそ分かる。あのカードから感じるのは、明らかに強い異能の力だ。
寒気すら感じる異能の力。
明らかにやばい。下手な神器を超える異能の力を持っているのがよく分かるし、底知れないのがなおさらだ。
「……
その瞬間、グロウの姿が変化する。
というより、仮面ライダーとしての装甲の上から、どっかで見たことのあるような外套を羽織った形だ。
なんていうか、軍装みたいな印象だ。軍人が前線で羽織る防寒具……って感じな印象を覚える。
それを見て、何故か南空さんが目を見開いた。
「冗談……でしょ?」
「鶴羽ぁ? 何に気づいたのぉ?」
リーネスがそう問いかけると、南空さんは信じられないように首を横に振る。
それにリーネスが怪訝な表情を浮かべ、九成とカズヒが庇う様に前に出た時だった。
「教官が、サーヴァントの力を宿してる……?」
南空さんその言葉に、俺達全員面食らった。
いや、冗談だろ。
サーヴァントの力を宿す手段がないわけじゃない。キュウタやメリードも宿しているし、南空さんなんて複数のサーヴァントの力を切り替えられる。
だけどそれは簡単じゃない。キュウタやメリードはリーネスがかつて試験的に行った聖杯戦争で召喚し、当人から了承を得た場合のみ出来て、しかも専用に躯体を調整しているからだ。南空さんに至っては固有結界の応用だから特例すぎる。
それを、アイテム一つでやったってのか!?
「……サーヴァントカード、もしくはクラスカードと呼ぶらしい。置換魔術の応用で媒体となる自身の肉体の本質を、座にいる英霊と置換する代物だそうだ」
グロウはそう言いながら、真っ直ぐこちらを見据えて告げる。
「
その瞬間、気配が明らかに俺達から見てもやばくなる。
自己強化系の宝具か。しかもこの気配……やばい。
「さて、サウザンドフォースは俺一人で挑ませてもらうが……容易く抜けれると思うなよ?」
和地Side
「上等だよ、やってやる」
俺は一歩を前に踏み出す。
この人は、もはや止まるつもりはないのだろう。
だからこそ、確認の為に俺は再び問いかける。
「……なんでそこまでするんですか?」
「決まっているだろう。俺は
グロウ教官は、真っ直ぐに俺と向き直って告げる。
それが俺の戦う理由だと、誰に恥じることなく宣言する為に。自分はこうだと俺達に告げる為に。
「俺のような人種差別主義者が、そもそも人間でない人型まで許容できるか。なら戦うぐらいしかないだろう?」
そう告げ、そしてショットライザーを構えて告げる。
戦う理由を宣言し、それの命を懸けると決めた。ならばあとは語る必要はないと、気配で告げる。
俺もそれを理解し、ショットライザーを素早く再装填。
『ASSALT SAVE』
既にパラディンドッグは時間切れだ。これ以上はこれで挑むしかない。
覚悟を決めろ。彼は自分の価値観が異形を許容できないと、今ここで断言した。
理解しても相容れない存在はいる。そして妥協や寛容が相互に成されないのなら、後はもう戦うほかないだろう。
せめて真っ向から挑むことで、礼儀をするしかないのだから。
「……ちょっとちょっと。私にも手伝わせなさいよね?」
そこに、鶴羽が並び立つように一歩前に出る。
「鶴羽……いいのか? 大丈夫なのか?」
「……お前は下がっていた方がいいだろう」
思わず教官と一緒に気遣いの言葉すら出てくるが、鶴羽は胸すら張って聖十字架を構える。
その態度が、気配が、大丈夫だと告げていた。
「大好きな親友を汚した糞親父と決別したぐらいで、大好きな男性と並び立つのやめるのなら、そもそもこんなところに私はいない」
そう告げて、鶴羽は俺をちらりと見る。
その表情が、どこか誇らしげで笑み交じりだと。仮面越しにも関わらず、俺はそれをよく理解した。
なら、これ以上は野暮だろう。止めるのなんて論外だ。
九成和地という少年を、一人の女性として愛したい。
それが彼女の決意なら、是非も無し。
共に、
俺は彼女を尊重したい。
だからこそ―
「カズヒねぇ、イッセー」
―俺は真剣に一歩を踏み出す。
その上で、後ろの仲間にしっかり頼る。
「
できることはしっかりと成し遂げる。だから、できないことはできる奴にしっかり任せる。
「「……任せた!」」
返答はしっかりはっきりと。なら、もはや憂いは欠片もなし。
「「教官……お覚悟を!」」
「そんなもの、既にできているから安心しろ」
そして、決戦は始まった。
そんなこんなでクラスカードまで登場。
いえ、前々からオカ研の強化でクラスカードを出す案がありましたが、そもそもどこからアイディアを持ってくるかということで考えておりまして。
結果としてザイアの連中の底上げ用にも使うことで、そこからリーネスに再現させるということを思いつきました。
そんなこんなで、ウィザード編も