好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

313 / 530
 はいどうもー! 感想と高評価を常時募集中で、できればお気に入りのついでに入れてほしいグレン×グレンでっす!

 ちなみに活動報告でちょっとした妄想ネタを放出したので、よければ見てくれると嬉しいな!


明星双臨編 第二十六話 小規模な敵って説明する機会があんまりないよね?

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日俺達は、兵藤邸の地下にゲストを招いている。

 

 そのゲストは冥界のブランド菓子を手土産に、俺達の前で一礼した。

 

「改めてまして、お義姉様達がお世話になりました。九条・梔子・張良です」

 

 丁寧にお辞儀をしてくれるお淑やかな雰囲気だけど、絶対に頭のねじが外れてるだろうお姉さん。

 

 超越最良(チョウリョウ・エボリューション)と名乗る、後継私掠船団の筆頭戦力だ。

 

「ま、そんなわけでよろしくな? ちなみにこっちはフィーニクス家が新名物にする予定の焼酎だとよ。親御さんにでもやってくれや」

 

 そしてノア・ベリアルさんも来ているけど、正直ちょっとピリピリしている。

 

 ま、後継私掠船団は元々敵だしな。俺達が警戒するのも当然というかなんというか。

 

 しかもあの幸香の義理の妹だしな。いろんな意味で警戒するというかなんというか。

 

 そんな感じでピリピリしていると、とりあえずそこでリヴァさんが前に出て……梔子に抱き着いたぁああああ!?

 

「や~んかわいい! お金に困りそうなのにお土産まで持ってくるなんて、後継覇王(アレキサンダー)はいい妹を持ったものね~?」

 

「いえいえ。今のところは仕事も多いので、無駄遣いをしなければこれぐらいは」

 

 そして動じてねえ!

 

 この女、もしかしてかなりできる……できるか。あの幸香の妹で、後継私掠船団の筆頭幹部だしな。

 

 なんというか、警戒心が緩んだ気がするな。

 

 と、そこでカズヒがゴホンと咳払いをする。

 

「……とりあえず、話を先に進める為にも地下に行くわよ。さっさと用事を済ませましょう」

 

 カズヒがそういうと、梔子はなんていうか華やいだ笑顔を浮かべている。

 

 なんか浮かべる理由ってあったっけ?

 

「はい、お義母さま。まずは用事を終わらせましょう」

 

 ―あ、カズヒが転びかけた。

 

 っていうかお義母さまって。確かに幸香の義理の妹だとその例えあってるけど、カズヒの方が(肉体年齢は)年下だよな。

 

 というか、カズヒ的に母親って状態はかなり地雷なんじゃ―

 

「あ、じゃ俺のことはお義父さまなのか?」

 

「そこは今どうでもいいから」

 

 なんで九成はこういう時バグるんだよ。南空さんが素早く肩に手を置いて首を横に振ってるし。

 

 カズヒはカズヒで珍しく凄い表情だったけど、すぐに我に返ったのか真顔に戻っていった。

 

「できればそれはやめて頂戴。普通にカズヒでもなんでもいいわ」

 

「そうですか? ではカズヒさんで」

 

 そこまで行くと、今度はノアさんがコホンと咳払いをする。

 

「とりあえず、話を先に進める為にも場所を変えようぜ? ……禍の団関連の情報を優先的にそっちに話すんだからよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

九成Side

 

 

 

 

 

 

 

 今日、ノア・ベリアルが後継私掠船団の九条・梔子・張良を連れて来たのは、禍の団が新たに動き出したことに連なる情報共有によるものだ。

 

 なにせ今回、現場指揮官として禍の団の連中を率いていたのはユーグリッド・ルキフグス。

 

 悪魔側の内乱において行方不明となり、まず間違いなく死んでいると踏まえられていたグレイフィアさんの実の弟だ。

 

 しかもとっくの昔に滅びているはずの、邪龍グレンデルを引き連れてという事態だから尚更やばい。

 

 其処にきて、大王派側の若手有力者であるノア・ベリアルは、情報をある程度共有するべきと判断して魔王派側である俺達に接触してきたというわけだ。

 

 ちなみにソーナ会長も同席している。ま、リアス部長がいない以上は彼女がこの場におけるトップとして立ち回るべき相手だろう。リヴァ先生はサブリーダーポジにしておかないと色々不安だ。

 

「ではこれより……魔王派&大王派合同による、禍の団関連情報の共有会議を始めまっす!」

 

 しかも司会ポジションをキープしておりますしこの人。

 

「お前さんも大変だな」

 

 ノア・ベリアルにも同情されたし!

 

「とりあえず! 今冥界の方はどんな感じなんですかねぇ!?」

 

 俺が強引に話を進めると、ノア・ベリアルはため息をついた。

 

「大王派の連中はグレイフィア・ルキフグス殿をガチで警戒しかけてるな。ま、フロンズは可能性はまずないと見ているから、ちょっかいをかける暇があるなら情報収集をするべきだと進言しているがよ」

 

 肩をすくめながらノア・ベリアルはそういうが、まぁこれは仕方がない。

 

 死んだと思っていた実の弟が生きて禍の団にいるとか、実の姉は本当に知らなかったのかと疑うのは当然の判断だ。

 

 あの手の立場が一切疑わず鵜呑みにするのもそれはそれで問題だしな。そこはこの際おいておくか。

 

 問題は、これでグレイフィアさんは身動きがとりづらくなっていることだ。必然的にサーゼクス様方にも多少の負荷はかかるだろ。厄介なことをしてくれる。

 

「……で、そちらについて元禍の団はどれぐらい知っているんだ?」

 

 俺はそう梔子に問いかけるが、まぁ疑ってはいない。

 

 というか、事実上の大派閥の側近である春っちでも把握していない存在を、禍の団と距離を置いている人員だった梔子が把握できているわけがない。

 

 だがまぁ、こういう段取りは取れるのなら取っておいた方がいい。段取りというのは人間が行動をスムーズに切り替えるためにあるものだしな。相応の傑物はともかく、大半の人間には段取りという物は必要なのだ。

 

 なので、梔子も静かに首を横に振った。

 

「私個人は知りえておりません。むろん、お義姉さまもそこまでは知らないはずです」

 

 そこまで告げると、ノアが引き継ぐように軽く片手を上げる。

 

「で、だ。その辺も含めて情報を切り替えるぞ」

 

 そこまで言うと、ノアは肩をすくめながら語り始める。

 

「まずは小面原の件だ。……奴が所属する組織の名は南海同盟と言って、いうなれば禍の団で後方支援を担当する組織だ」

 

 ……本題に入ってきたな。

 

「主な業務は運営資金の調達や、スカラベレイダーシリーズを運用する雑兵のスカウトとかだな」

 

 後方支援を担当するバックボーンというわけか。

 

 確かに、戦闘においては前線で戦う物だけでなくそういう支援者が必要不可欠だ。

 

 其処を担当する部門がしっかり存在している。これは禍の団の危険度が更にやばくなっていることになるぞ?

 

「問題は奴らの目的だ。ここに関しては一部の上層部しか把握しておらず、後継私掠船団は独自の諜報活動で掴んだに過ぎない代物でもある」

 

 というと?

 

 俺達が無言で促すと、今度は梔子が引き継いだ。

 

「彼らの最終的な目的は一つ。禍の団の武力を利用することで、G12に代表される北半球の先進国に壊滅的打撃を与えることです」

 

 ……は?

 

 とんでもない展開に、俺達はちょっと面食らっている。

 

 なにせ目的がG12に対する壊滅的打撃だ。異形や異能側の組織である禍の団としては意外というか異例といえる。というか、どういう組織だ。

 

「なるほどね。つまり第三世界は今の世界情勢に不満があるから、異形と異能の世界情勢を覆そうとしていた禍の団と利用しあえると考えたわけね」

 

 カズヒねぇがため息をつくと、ノア・ベリアルも苦笑いで返す。

 

 なるほどな。

 

 先進国というか国家的に上位といえる国家は、基本的に大半が北半球側だ。どうしても国際社会はそういう国家が主体となってしまうのは世の性質ともいえる。

 

 加えるなら、異形勢力や異能勢力はそれを良しとしている。

 

 積極的に人間界に関わる気がない。人間界の今の情勢に満足している。そもそも人間界の情勢にさほど興味がない。理由は様々だ。

 

 だが、今の人間界に不満がある人間界側からすればそれは不満にもなるということか。だからこそ、異形側の情勢を打破する禍の団に恩を売ることで、ついでに今の人間社会の強者を打倒しようと目論んでいる。

 

「……そんなに、平和な世の中が嫌な奴って多いのかよ」

 

 イッセーは渋い顔をするが、そこでリヴァ先生が苦笑する。

 

「まぁ、今の世界って平和でない部分が点在しているもの。そういう側にいる人達からすれば、平和を甘受する先進国は、それだけで不愉快な対象になるかもしれないわね」

 

「……しかもそういう環境に置かれている者は、そもそも真っ当な教育を受けれず真っ当な人生を歩めない者も多いですしね。尚更テロという形に動く者も多いでしょう」

 

 ソーナ会長もため息をつく中、ノア・ベリアルは別の意味で苦笑している。

 

「ちなみにとっ捕まえた小面原拾杯だが、取り調べて「私は外患を誘致したのではなく外患そのものだ。誘致した者扱いすることは名誉棄損に値する」とか「政治家になったのは情報を国家打倒の為に使う為だし、野党に入ったのは与党をこき下ろしてストレスを発散するだけで仕事になるからにすぎない」とか言ってるそうだぜ?」

 

 うわぁ……うわぁ……うっわぁ。

 

 とんでもないのがいたんだなぁ、おい。

 

後継私掠船団(我々)も後の活動を見据えて諜報をしておりましたが、南海同盟は一部のメッセンジャー以外に主要人物は接触を避けていたので、つかめた人物は京都でメッセンジャーと接触を行っていた彼だけでした。他にも候補はいますが、数百人を超える為裏取りは困難です」

 

 梔子がそう言うが、どんだけ規模がデカいんだよ。

 

 こっちがげんなりしていると、今度はロスヴァイセさんが手を上げる。

 

「では次に進みましょう。……私達が接敵したジョン・マージ・ガトリングという青年ですが、英雄派と名乗っていましたが聞き覚えは?」

 

 そういえばそんな奴がいたらしいな。

 

 独自開発したデバイスを用いて仮面ライダーに変身するのみならず、後詰としてサリュートとは異なる人工神器兵器を投入していたとか。

 

 更にロスヴァイセさんは魔方陣を操作して映像を映し出す。

 

 ゴリラっぽいメカメカしい兵器だが、そいつらは手からオーラを発射したり、オーラを纏っての打撃を行っている。

 

 同時に出されるデータから、機能の主体は人工神器で、独立具現型神器を再現して「中に乗り込むスペースを作る」ことで使用者の安全を図っている仕様にしているようだ。

 

 独立具現型というと、数年前に五大宗家のはぐれものやはぐれ魔法使いの組織に、神の子を見張る物から脱走したあほが技術提供した事件があったらしい。たぶんそこからの流れだろう。

 

「見ての通り、ガトリンガルと命名されたこの兵器体系は中々に危険です。知っていることは素直に全部話してほしいですね」

 

「構いません。お義姉様からも伝えるよう、情報を言付かっております」

 

 なるほど。

 

 じゃ、ある意味ここからが本番ってことか。

 




 とまぁ、南海同盟などのチョイ役要素についての説明会を兼ねた小休止的話となっております。

 もう一話やったら次はデイウォーカー編となりますので、今後ともよろしくね?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。