好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
感想も高評価も創作掲示板での紹介も大募集! ……マジで平均評価を5以上にしたいので、そういう意味でもちょっとスパンを短めにして刺激にしてみるぜぇ……。
イッセーSide
梔子がホワイトボードに、何枚かの写真を張っていく。
あ、ジョンの奴もそこにいたよ。あと一枚の写真を見て九成も眉を上げる。
「……確かそこの奴、駒王学園の襲撃犯にいたな」
マジか。
他にはあと数名ほどいるけど、俺達には心当たりはないな。
ただ二人もいるというのなら、こいつらが今の禍の団に残っていると考えていいんだろう。
「……禍の団は様々な組織が寄り集まっており、一枚岩ではありません。そしてそれは英雄派という大派閥でも同じことでした」
梔子がそう言うけど、それはそうだな。
旧魔王派の中にも、現魔王を上手く利用できればと考える奴もいた。英雄派にも後継私掠船団なんて言う奴らがいたわけだしな。
今の冥界も魔王派と大王派がいるし、どちらにも更に細かい派閥みたいなのがいるらしい。面倒くさいけど、組織ってでかくなるとそうなるんだろうなぁ。
「彼らはお義姉様曰く、
……聞いただけでドン引きするんだけど。
「またそれは、愚かというか悍ましいといった感じだね」
ゼノヴィアは眉をしかめるけど気持ちはとっても分かる。
何そのヒャッハー集団。そいつらは北〇の拳みたいな世界が望みなのかよ。
俺達全員ドン引き気味だけど、梔子もちょっとため息気味だった。
「ちなみに彼らは「オーフィスを利用して人間世界の各国主要施設をすべて破壊」などという作戦を提示したこともあり、当然ですが曹操は却下したようです」
「本当にろくでもないですわね」
朱乃さんもドン引き気味だし、俺達もだよ。
マジでやばい連中じゃねえか。っていうか、南海同盟と仲良くなりそうな気が……いや、各国とか明言しているし、ちょっと違うか。
でもまぁ、そんな連中ならあんな滅茶苦茶な魔法使い共と手を組んだりもするな。
ユーグリッド・ルキフグスやグレンデルと一緒にこっちに来るような奴らだ。はっきり言って油断ができないっていうか、間違いなくやばい。
禍の団は間違いなく大打撃を受けたってのに、それでも強い連中が残ってるってわけか。
俺達も警戒しないといけないな。
特に今回、満身の所為で駒王学園の普通の生徒達にまで迷惑をかけているんだ。正体を隠して学生生活を送らせてもらっているんだから、今後は同じことが無いように気合を入れないと。
俺がそう気合を入れていると、リヴァさんが片手を上げる。
「ならもう一つ聞きたいけれど……グレンデルの復活とかに心当たりは?」
あ、確かに。
何千年も前に滅びているはずのドラゴンが、今更になって姿を現しているんだ。そこも気にしないといけないよな。
しかも、アスカロンに譲渡まで使って高めた一撃が決定打にならなかった。
いや、ダメージはしっかり入っていたんだ。だけどそのダメージを、邪龍のしぶとさでは説明ができないぐらいにとどめていた。これは絶対におかしい。
その辺り、そいつらが関わっているのかどうかを確認するのは大事だよな。流石リヴァさん分かってる。
ただ、そっちに関しては梔子もノアさんもいぶかしげだった。
「少なくとも、
「ミザリが聖杯を使ってるにしても不自然だ。そんなことが簡単にできるならもっと早くしてるだろうしよ」
大王派や後継私掠船団が持っている情報からでは説明ができないのか。
リヴァさんもその辺は想定していたのか特に動揺はしてない。
ただ、ソーナ会長と一緒にギャスパーの方を気づかわし気に見ていた。
おいおい、まさかギャスパーの恩人であるヴァレリーの方なのか。彼女が持っている本物の
「……まさか、ヴァレリーの方が?」
ギャスパーの悟ったのか、目を見開いて二人を見る。
それに対して、リヴァさんは隠すことをせず頷いた。
「消去法でそうなるわね。ミザリが考慮するほどのリスクがあるのなら、それ以上に使わせて見捨てても問題ない人物を選びそうよ」
「……データをとることで安全な運用法を確立する捨て駒。そういう手法の可能性もあります」
リヴァさんに続いたソーナ会長の残酷な推測に、ギャスパーは肩を震わせる。
ミザリの野郎。推測でしかないけど、奴なら本当にやりそうだからシャレにならない。というか、その可能性の方がデカい。
カズヒも奥歯を噛み締め、拳を握り締めている。
ミザリに関して、カズヒは自分の責任として考えている。というか、責任が零ってわけじゃないのは俺達だって認めるしかない。直接的にスイッチを入れたのは
この件、二人の推測通りならギャスパーの次か同じぐらいに、カズヒにとってもきつい事態だ。
「どうやら、可能な限り早くリアス部長に成果を上げてもらう必要がありそうね……っ」
ああ、これは本当にマジな事態だな。
俺達にとっても、ギャスパーの恩人なら助けるに値する人物だ。少なくとも、俺にとっては十分すぎる理由だよ。
頼みます、部長。
どうか、色よい返事を掴んでください!
和地Side
ノア・ベリアルと九条・梔子・張良が帰った後、カズヒねぇは屋上で黄昏ていた。
というか手に酒瓶が握られている。……あ、何とかしまった。
「カズヒねぇ。大丈夫か?」
いろんな意味でカズヒねぇのメンタルはきついことになっているだろう。それぐらい推測できるほどには、俺にだって考える頭はあると思っている。
だから俺はそう聞きながら、カズヒねぇの隣に座り込む。
それをちらりを見たカズヒねぇは、そのまま倒れるように俺の肩に頭を乗せた。
……こういう感じに甘えてくれるのはすっごく男冥利に尽きる。
ただし、今はそれを堪能するわけにはいかない。空気を読んで気合を入れろ、俺。
そう意識を切り替えながら、俺はそっとカズヒねぇの肩を抱く。
秋も後半で冬に近づいている季節。少し肌寒いけど、鍛えているからこの程度ならといった感じだ。
「愚痴なら聞くぜ。少しは発散しなよ」
「……そうね。未成年飲酒なんてぶちかますよりはよっぽど健全ね」
カズヒねぇはそう言うと、盛大にため息をついた。
「本当に、誠にぃが何かするたびに私の罪悪感はひしひしと悲鳴を上げるわね」
そう皮肉気な表情で呟くカズヒねぇは、遠い目で過去を見つめながら、俺に体重を預けていく。
「いくら何でも予測は不可能だと分かっているけど、もう少し後先考えて行動するべきだったと痛感しているわ。しかもケジメもつけずに死んで生き返るとか、個人的にもどうかと常々思ってはいたのよ」
其処もまた、カズヒねぇの背負う業だ。
自らが罪深いことを成したのだと思っているからこそ、カズヒねぇは「成したことのケジメがつけられる」ことをいいこととしている。それはすなわち、自分がけじめをつけることもできずにいるということの証明だ。
前世においてけじめをつけることができたのなら、カズヒねぇは此処まで拗らせてなかっただろう。それはそれで果たして俺達がこうしていられるかという疑問にもなるが、それとこれとは別の問題だしな。
だからこそ。
「……そうだな。だからこそ、ミザリは俺達で止めよう」
せめて、俺は一緒に背負いたい。
どのような業であったとしても、それがあったからこそ俺はカズヒねぇと誓い合えた。その事実だけは変えたくないし、変わってほしくない。
だからこそ、カズヒねぇの業は俺も背負いたい。俺ぐらいは背負ってやりたい。共に背負いたいと心から願う。
だけど、それだけじゃないだろう。
「俺だけじゃない。鶴羽もリーネスも、ヒマリもヒツギも。……そしてイッセー達も、カズヒが背負いきれるきれないに関わらず、一緒に手伝って背負ってくれると思う」
「……そうね。正直もったいないと思うぐらいに良い仲間を持ったと思うわ」
カズヒねぇも同感なのか、そう微笑んだ。
ああ。俺達は本当に良い仲間達を持ったといえる。そこは本当に思っている。
だからこそ、素直に力を借りよう。
ミザリ・ルシファーは配下込みで強大で、更に禍の団まで控えているんだから。できないことを無理にするより、できる方法を考えて実行した方がいいに決まっている。
だから、待っていろ。ミザリ・ルシファー……道間誠明。
カズヒねぇは必ずお前を止める。お前の背中を押した責任をとる。
俺達が、それを成させて見せる。
天を見上げ、俺は心で決意する。
瞼の裏の誓いの原点。その表裏一体の業を背負う。
それもまた、俺の誓いなのだと決意した。
Other Side
「で、どう備えるべきかしらね。リーネスはどう思うの?」
「そうねぇ。リヴァも思っていることでしょうけどぉ、絶対にろくでもないことが起きているわねぇ」
「ヴァレリー・ツェペシュを禍の団が利用しているのはほぼ確実。となると、ツェペシュ家はどれぐらいか分からないけど禍の団の息がかかっている。リアスさん達に増援を送る容易だけはしっかりしておかないとね」
「そういうこと。だからまぁ、それなりの備えは急ピッチでしておかないとねぇ」
「ふむふむ。先生気になるけど、どんなのびっくりドッキリメカができるのかな?」
「こんなびっくりドッキリメカができてるわよぉ」
「……わお。先生本気でビックリ」
「自信作だものぉ。インガも喜ぶといいけれどぉ」
「いや、ピーキーすぎて文句言いそうかな?」
「まぁ、もう一つ研究中のものがあるけれど……ねぇ」
「そうなの?」
「ええ、とびっきりのトンデモアイテムになりそうだわぁ」
そんなわけで作ってみた、英雄派の別派閥。後継私掠船団とも曹操たち主流派とも異なる集団です。
基本的に「リゼヴィムと同調する」「異世界要素があるからこそ強大化した」の二点を設定しました。チョイ役となるでしょうが、三人ほど幹部を設計して原作一巻につき一人は出したいところです。