好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
いやぁ、何とかデイウォーカー編まで来ましたよ。ここまで来たのは久しぶりだと断言しますし、D×D二次創作を見回してもかなり少ない方だと思います。
まぁそういうわけで、さぁどうぞ!
和地Side
俺達は地下に集まり、アザゼル先生から報告を受ける。
だがそれは、正直とんでもない事態だった。
「……ツェペシュ領でクーデター!?」
イッセーが思わず絶叫するけど、俺も絶叫したくなったよ。
おいおい、クーデターか。あれか。政権が武力によって強制的に強制交代されるあれか!
俺やイッセーが面食らっていると、通信越しの先生がため息をついた。
『まぁ、間違いなく禍の団と連携だろうな。これまでカーミラにちょっかいをかけていた連中も、そのクーデター連中が主体だったんだろうよ』
なるほどな。あくまで聖杯を使って行動してたのはクーデター連中で、本格的に動く為にクーデターまで起こしていたと。
で、リアス部長達はそれに巻き込まれた可能性があるわけか。
既に連絡を行っているけど、いまだに返信はない。おそらく軟禁されている可能性があるな。
「流石の祐斗くんも、リアスを庇いながらで一国レベルを抑え込めるわけがありませんわね」
「……最悪の可能性を考慮するべきかも、しれませんね……っ」
朱乃さんの歯噛みする声に、ロスヴァイセさんがかなり怖いことを言う。
まぁ、クーデター連中に禍の団が関与している可能性は絶大だ。グレンデルの件もあるわけだしな。
となれば最悪、インガ姉ちゃん達は……っ
俺達が薄ら寒いものを感じているが、アザゼル先生は軽く肩をすくめながら首を横に振る。
それは最悪の予想が当たっているという意味ではない。むしろその逆の、気にしすぎといわんばかりの反応だった。
『その可能性は流石にないだろう。今の禍の団を率いている奴に心当たりがあるが、あの野郎ならあえて殺さない程度の遊びは入れるだろうさ』
やけに確信がある言い方だ。というより、既に禍の団を現状率いている奴に心当たりがあるということか。
なんか、めちゃくちゃ嫌そうな言いかたなんだが。というより、表情から既にめちゃくちゃなレベルで嫌そうだ。
ここまで嫌そうな表情な先生も見たことがないな。どんな奴が禍の団を率いているんだよ。
別の意味で嫌な予感を覚えているが、もはや今はそれどころではない。
『今カーミラの方は、対ツェペシュクーデター陣営で準備を整えている真っ最中だ。脱出したツェペシュ王からの救援要請で貸しも作れるし、何より今まで仕掛けてきた奴らが確定したことから乗り気だよ』
……ツェペシュ王が里を脱出するほどの事態とはな。クーデター連中も相応の実力者が集まっているようだ。
十中八九聖杯による強化だろう。とはいえ、禍の団にも手練れが残っているようだから助っ人を貰っている可能性はある。例の現リーダーも実力者のようだしな。
となれば、こっちも黙って見ているわけにはいかないな。
「先生! 俺達グレモリー眷属もリアス達を助けに行かないと! 許可を取れないんですか!」
イッセーがそう言うのも当然だ。
そもそも、リアス・グレモリー眷属が主を軟禁されて黙って見ている理由はない。
カーミラに関してもごり押しできる余地はあると思うが……どうなんだろうか?
俺達が注目する中、先生ははすぐに頷いた。
どうやら既にその辺りの準備は整えていたらしい。この辺り、流石は元総督といったところだな。ありがたいことだよ本当に。
『カーミラも今回のことは重く受け止めていたな。直通の転移をしぶしぶ許可してくれた。すぐにでも準備してこっちに来てくれ』
へぇ。吸血鬼の里に直通で転移できるのか。
吸血鬼連中がそこまでしてくれるとは意外だが、そこまでツェペシュのクーデターがやばい事態すぎる言うことだろう。
相手も余裕がないならなりふり構っていられないといったところか。まぁ、魔王の妹が窮地なんだしな。変にごねて魔王軍が総力を挙げて介入する方がやばいと踏んだのかもしれない。
さて、かといってあまり多すぎるとツェペシュクーデター陣どころかカーミラも警戒するな。
となると―
「やっぱり
「そうですわね。リアスの窮地に向かうのならば、それが一番納得されることでしょう」
俺が聞くと、朱乃さんはそう答える。
まぁそうなるよな。リアス・グレモリーの窮地である以上、眷属などの関係者が主体となって動くのが当然か。
あまり別動隊まで用意して動くと、余計な警戒を吸血鬼側に植え付けるしな。助けに向かって吸血鬼側といきなり全面戦争は流石に避けるべきだ。
「となると、今回私達は待機した方がよさそうね。特に先生が行くと、アースガルズが介入するのかと警戒されそうだし?」
リヴァ先生がそう言うが、確かにそうだな。
リヴァ先生、主神の娘だし。そんな人物が鎖国中の地帯に入っていったら、絶対に戦争を警戒してくるよ。こっちにその気がないとか関係ないよ。
となると、人員的にはいつものオカ研メンツに限った方が良さそうだな。
「となると、私達も今回は待機よね」
「ま、懲罰メイドがぽこじゃか出るわけにもいかねえか」
ちょっと残念そうだけど、春っちとベルナもそこは自発的に納得していた、
となると、客分であるレイヴェルも今回は待機だろう。
そもそも彼女は客人であって戦力ではない。今の立ち位置では態々危険だと分かっているところに入れるのは問題だ。その辺りはイッセー達が了承させようとしているからそれでいいだろう。
とはいえ、リアス部長達が軟禁されているわけだ。
……インガ姉ちゃん、大丈夫だろうか。
いや、逸るな。どちらにしても俺がどうにかできることは今のところないんだ。あの状況下では俺がリアス部長についていく余地もない。
自分にできることはあの時ちゃんとやっていた。自分を責めることもできることがあったと思いあがることもあってはならないだろう。そこは重要じゃない。
重要なのは、今俺達が何をするかだ。
そこまで俺が意識を切り替えた時、俺の目の前にカズヒねぇが立っていた。
こっちを覗き込むようにすると、少し安心したような表情になる。
「しなくてもいい責任を背負ってないようで結構。今するべきことはきちんと理解しているようね」
「……ああ、心配無用さ」
そうだ。今するべきことはインガ姉ちゃん達の無事を確認すること。
できないことを無理にしようとするな。成すべきことを把握し、成し得ることを見ぬき、成したいことを選べ。それが必要だ。
……だからこそ。
「力を貸してくれ、カズヒねぇ。インガ姉ちゃん達を助けたい」
「分かってるわよ。あと、私だけに言うことでもないわね」
そうカズヒ姉が返すと共に、思いっきりのしかかるように後ろから抱きしめられる。
こ、この感触は……ヒマリか!
「まったくですのよー! バディを無視するなんて酷い子ですわね~和地は~」
体重をかけて俺を揺らしながら、ヒマリは俺の頭をなでる。
それがなんというかほっとする感じで、俺はまだ少し残っていた焦りが和らいでいくのを感じていた。
これが母性。前世の母親が齎す強い母性か……っ
「ちゃんと頼ってほしいですわよ? ちょっと寂しくなりますもの……ね~?」
誰に相槌撃っているのかと思っていたら、俺の方にイッセーも手を置いた。
「俺達だってそうだぜ? リアスや木場も心配だけど、インガさんだって俺達の仲間なんだからさ?」
……そうだな。ちょっと焦りすぎていたか。
俺はイッセーに拳を突き出しながら、少し笑みを浮かべる。
「頼るぜイッセー。その分頼りな」
「分かってるって。頼んだぜ、お互いにな」
拳をぶつけ合わせ、俺達は気合を入れ直した。
Other Side
「……さて、漸く到着だけど、流石にちょっと寒いかな?」
「やっほ~! 待ってたぜマイサン!」
「やぁ父さん。それで、準備は出来ているのかい?」
「もちもちおけおけ♪ 一通りの準備は出来てるし、ブツの抜き出しも完了しているよん♪」
「それは重畳。父さんは遊びを入れすぎることがあるから、肝心なところが抜けてないかちょっと不安だったよ」
「それはそれで喜びそうだけどな。ま、お互い重要な部分ぐらいはしっかりしとこうや」
「そうだね。で、リアス・グレモリーがここにいるって本当なのかい?」
「マジっぽいぜ? 流石にグレモリー眷属も来るみたいだし……ちょっと挨拶していい?」
「まぁ、初っ端にしておけば速攻で戦闘にはならないかな? ま、僕は今回やめておこうか」
「そうなのか~い? 例の
「だからだよ。僕もいるって分かったら、日美子は絶対ガチの警戒でとんでもないことしそうだし。遊びは堅実に安全マージンを稼いでからにしないとね?」
「なるほどねぇ? でもそれならなんで来たんだよ?」
「ふふっ♪ ちょっと新しい禁手を使おうと思っているんだよね」
「おっほぉ~。そりゃちょっと楽しみだZE!」
ちなみに書き溜めは170kbほどあるので、当面は毎日投稿して高評価を誘発するカンフル剤にしようかと思っております。