好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
しかし我ながら大量に書いているなぁと思っている今日この頃。まだまだ続くぜと思いながら書いています。
……この調子だと、原作に追いつくのも時間の問題だな。というよりそろそろ本編進んでほしいけど、体調悪いのか?
元々体調が回復し始めている感じの時期にファンリビでシナリオをやっていたから、それが激務でまた体調が悪化というのはありそうではある。実際病院にはまだ通院と化しているようだし。
オリジナル展開でラストを書くことはまず間違いないと踏んでいたけど、これはいろいろとさらなる手法を考えるべきかもしれないぞぉ……?
和地Side
俺達が繁華街に突入した時、やはりかなりの人数が逃げ遅れていた。
其処に襲い掛かろうとする邪龍達を攻撃しつつ、俺は障壁を展開して市民を避難させる。
「東門の先に向かってください! 其処のシェルターに味方がいます!」
インガ姉ちゃんが誘導する中、俺は素早く邪龍達を牽制しながら攻撃を行う。
数は多いが、この調子ならなんとか行けるか。
そう思った時、聖なるオーラを俺達は察知した。
振り返れば、西門の辺りから何かが起き上がるように立ち上がる。
全長は二十数メートル。聖なるオーラに包まれた、巨大な騎士が具現化していた。
その瞬間、邪龍達が聖なるオーラに包まれる。
傷は癒え、早く強くなり、そして俺達に攻撃を仕掛けてくる。
即座に迎撃をするが、戦闘能力が準上級悪魔クラスにまで高まっている。確実に一段上に跳ね上がった存在だ。
ここで、更なる伏札の開帳かよ!
「どうかな? 至り立てだからまだまだ慣れてないんだけどね」
その声に、俺は咄嗟に振り替える。
慈愛の微笑みを浮かべながら、ステラフレームを傍らに連れたミザリ・ルシファーが姿を現した。
あの野郎。滅茶苦茶浸ってやがる。
「お前の仕業か!」
「うん。現世聖域の墓標を禁手に至らせたから、テストも兼ねているのさ」
さらりと認めてくれるが、厄介なことだなおい。
「素直に言ってくれるとか、なめてくれてるようで嬉しいな」
「そういうわけじゃないよ? はっきり言えば
なるほど。創造系に近い形だから、知られてもそこまで危険じゃないと。
そして現世聖域の墓標の亜種禁手だとするなら厄介だ。
確かあれは、地脈からエネルギーを引き出す形で、地形操作を行ったり聖域を創り出す神滅具だ。ミザリはレーティングゲームのフィールドを利用して、敵陣の前に要塞を創り出すなんて真似をしていた。
となると、地脈から力を受け取る形で、特殊な力を持つ巨人を創り出す禁手。それも振るう力はある程度自由に設定可能か。
今回は邪龍の力を増幅させることに特化していると見るべきだな。
これは、かなりまずい。
「じゃぁ、僕はこの辺でお暇するよ。……モデルダストは、好きに暴れていいからね?」
『わかりました。じゃぁ……』
インガ姉ちゃんの縁のあるステラフレーム。モデルダストと呼ばれたそいつは、すぐに気配が変わり始める。
寒気がするほどのこの気配。これは―
『天弄せよ、我が守護星―――鋼の悪意で世界を犯せ』
―底なしの、悪意……っ!
『人を呪わば穴二つ。呪いは我が身に返るというが、もはや私は恐れない』
寒気がするほどに高まる、妬み嫉みの憎悪の感情。
周囲を瞬く間に包み込むそれは、一瞬で効果を発揮する。
『我が身は既に死人であるなら、怨念こそが我が根源。残留されしこの呪怨のみが、我が身を動かす理由なり』
それに呑まれた者達は、瞬く間に呪われる。
俺もまた、影響を受けて激痛が走り、咄嗟に魔剣を創り出して対抗する。
それでもなお負荷は大きく、だからこそ第一世代型人造惑星の強大さを思い知る。
『故に、万象全てあらゆるものよ。我が怨念を受けるがよい』
カーミラのエージェント達を苦しめるのは、高密度の呪いの瘴気。
咄嗟に対呪詛の加護を与える魔剣をもってして対応するが、それでも呪詛の影響を完全には殺せない。
『理不尽に苦しめられぬ汝が憎い。理不尽から救われる貴殿が妬ましい。理不尽に苦しめられながら、まだ死のうとしないお前が苛立たしくてたまらないのだ』
推測するに、拡散性と付属性の二点特化。超広範囲に展開され、一度呪えば長時間呪い続け祓われない。
ミザリが聖なる力で邪龍を強化することを選択したのも簡単だ。この星なら当然そういった形が支援に向いている。
『八つ当たりなど百も承知。既に我が身は穴に落ちているからこそ、返し風など恐れるものか』
そして何より恐ろしいのは、モデルダストから放たれる気配その物。
この世全てを恨むと言いたげなその怨念は、人間が放つ者とは思えない密度と量を誇っている。
『恨むなら、私を連れ戻す明星こそを恨むがいい。私は怨念、悪鬼の魂。一切合切呪うのみ』
これが、衝動により絶大な星を制御する兵器。
これが、兵器であるがゆえにただ使うだけで凶悪といえる、星辰奏者の完全上位互換。
俺は今、改めてその脅威を痛感した。
『
具現化される高密度の呪怨が、辺り一帯を浸食していく。
例えるならば、呪怨増幅・空間汚染能力。
単純極まりない広範囲攻撃による制圧力。その具現がここに襲い掛かる。
モデルダスト
基準値:B
発動値:A
収束性:E
拡散性:AA
操縦性:E
付属性:AA
維持性:B
干渉性:B
確信する。
もはや彼女は救えない。言葉で止まる領域をとっくの昔に越えている。
衝動に呑まれ、それを克服しようとも思わない、八つ当たりの権化。
元から持っていただろう負の感情。誰もが未熟な時に一度は持つであろう、周囲に対する鬱憤や不満。自分の苦しみを他人に味合わせてやろうという、苛立ちの具現化。
魔星は衝動によって
これが、インガ姉ちゃんと似て異なる過程を辿った少女の成れの果て。
ミザリ・ルシファー。道間誠明。
ここまで態々外して壊して、そこまで悲劇が見たいのか。
「あの、野郎……!」
俺はミザリに対するものか、奴を生んでしまったカズヒねぇに対するものか。それが分からないながらも、憐憫の感情すら覚えてしまう。
だから、こそ!
Other Side
振るわれる猛攻に対して、カズヒはリーネスを補佐しながらも冷静に対応していた。
敵は間違いなく難敵だ。具体的に言えば、自我非覚醒状態のステラフレーム四機を率いるモデルアーチ。
ステラフレームは最上級悪魔でも苦戦するレベルの人造惑星。自我覚醒体ともなれば、龍王クラスには到達する。
それが合計五機も仕掛けてくれば、正面戦闘で苦戦するのは必須だろう。
だからこそ、読めない。
「リーネス。そういえば私、あいつのこと詳しく知らないんだけど」
「一言でいえば真性のサイコパスねぇ」
攻撃を仕掛けながら、カズヒはリーネスと情報を交換する。
ザイネス・ドーマというフルネームは知っていたが、正しい意味でアイネスの縁者であるという確信はなかった。ザイネスの名が会話に出てきていたぐらいで、違う可能性も踏まえていたぐらいだ。
純粋に性欲発散の為に来ているようでいて、他に目的があるようにも見える。少なくとも医術に秀でており、道間日美子の堕胎手術は彼がやっていた。むしろ彼が参加してきたのはその縁だ。
だからこそ、今からでも確認しなければならないだろう。
「……ザイネス・ドーマ。先天的に魔力量が少ないながらも、質においては特級と言ってもいい魔術回路を保有していたわ」
そう告げるリーネスは、だが仮面越しに不快感を顕わにしている。
長年の付き合いでそれを悟りながらも、カズヒはあえて言及せずに周囲を警戒する。
「ただ倫理観は道間一族全体でもトップクラスに低いわ。「自分の魔術回路に与えられる影響」を少しでも把握する為だけに、女性を妊娠させて堕胎させ、魔術を使って回収して実験していたそうよ。それが問題視されて家を追放された男、それが彼よぉ」
「……なるほど、ね」
不快感は見せない。その資格もない。
だが、だからこそカズヒはザイネス・ドーマの危険性を考慮する。
思えば、ザイネスが参加してから一気に堕胎回数―すなわち妊娠回数―が増えていた。過度に避妊をしているわけではないが、それにしたって頻度が増加しすぎている。
その答えが何となく、理解できた。
『必要性は高いだろう? 血族の魔術回路を有効的に強化するには、当然だが近い遺伝子の被検体が多いに越したことはない。性欲も発散できる』
特に動揺することなく、相手を挑発する意図もない返答が投げかけられる。
カズヒは速やかに納得する。
この男は、モデルヘキサ達とは方向性が違う。
性欲処理のついでに、自分の魔術回路を調律する為のデータ取りに使える被検体を作れる可能性がある。ただそれこそが目的なのだ。
だからこそ。
「……アイネス」
あえて、カズヒはその名で親友を呼ぶ。
「力を貸すから力を貸して。あいつは、生かしておくわけにはいかないから」
「……もちろんだ」
あえて、リーネスは昔の口調でカズヒに応える。
「一族の半端な処分が起こしたことの責任をとる。それがドーマ家次期当主候補だった私の務め。そして
言葉はそれだけで十分。
カズヒとリーネスは踏み込み、そして戦闘を再開する。
Side 祐斗
大量のガトリンガルの援護射撃を受けながら、リムークはこちらに連続で切りかかる。
一撃離脱を主体として、鋭い斬撃はかなりの脅威だ。
それもこのオーラは、間違いなく魔帝剣のそれだろう。
おそらく何らかの禁手によるものだろうけど、それにしたって限界はあるはずだ。魔帝剣グラムの完全再現なんて、低く見積もって準神滅具クラスの禁手が必要だろう。
おそらくは発動時間。出せるのはごくごく一瞬が限界と考えるべきだ。
だけど、一撃離脱ならその問題点も欠陥になりにくくなる。そしてそれを可能とするだけの戦闘能力を相手は持っている。
「なるほどね。……例のオーバーナッツを使っているのかしら?」
「ええ。あれ、悪魔の駒を参考にジョンが作ったの」
リアス部長と切り結びながら、リムークは部長の言葉を肯定する。
そういうことか。あれだけの強力な力、何処から出てきたのか疑問だったけど、悪魔の駒を参考にした力なら納得だ。
忌々しいけど、冥革連合と繋がっている禍の団なら悪魔の駒を製造することは可能だ。そしてそれを元に、別のアイテムを作成することも理論上は可能だ。
とはいえ本当に作ってしまうとはね。ジョン・マージ・ガトリングという男は、かなりの危険要素だろう。
しかもあえて禍の団にとどめるわけではなく流布させることで、社会治安の悪化に繋げるというのも厄介だ。
英雄派も禁手に至る方法を流布しているが、派閥の一つである混沌回帰旅団もそれに倣ったのだろう。それも人間世界の治安悪化に繋げるのが嫌らしい。「奪いたい物を自由に奪える世界に回帰させる」とか言った理念を持っているだけのことはある。
だからこそ、僕達がそれを許すわけにはいかない!
「ここで一人ぐらいは捉えないとね!」
敵軍の総体をリアス部長に任せ、僕は聖魔剣に切り替えてリムークに切りかかる。
それを迎撃するリムークだけど、禁手が瞬間的にしか使えないなら、聖魔剣のこちらが有利。
そう思った時、リムークはこちらをあざ笑うように微笑んだ。
「創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌めく流れ星」
その瞬間、リムークの動きが跳ね上がる。
『SAVE!』
『FREE!』
――その時、更なる敵意を察知して僕達は同時に距離をとった。
同時に舞い降りる影が、手に持つ刃を振りかぶる。
『サルヴェイティングレイン』
『リベレイティングレイン』
「「くっ!」」
咄嗟に僕とリムークは、魔帝剣の力を振るって迎撃する。
なんとかはじけたけど重く鋭い斬撃だ。迎撃が間に合わなければ危なかっただろう。
そして僕達に間に割って入るように現れた者達に呼応して、更に幾人もの姿が現れる。
『『『『『『『『『『CUSTOM』』』』』』』』』』
聞こえる合成音声は、明らかにプログライズキーのそれ。
『『kamen……rider……kamen……rider……』』
続けて聞こえるは、僕達にも馴染み深い、プログライズキーの上位運用方法とでも言うべき力。
「「変身!」」
「「「「「「「「実装!」」」」」」」」
『『ショットライズ』』
『『『『『『『『レイドライズ』』』』』』』』
そして、放たれるショットモデルが僕達を牽制しつつ、敵は装甲を纏いながら姿を現す。
『『『『『『『『『『ドーピングアント! Never give up! We are earth defenders!』』』』』』』』』』
更なる仮面ライダーに、加えて新型のレイダー部隊。
しかもこのレイダーは、情報によればザイア残党の使用するモデルじゃないか。
「この状況下でザイアまで来るとは、フットワークが軽すぎないかしら?」
リアス部長が警戒しながらそう言うと、レイダー達を率いる仮面ライダーが肩をすくめる。
「吸血鬼は特に人類に有害だしな。いい機会だから大打撃を与えておきたいという話だ」
「そういうことよ。そして人類でありながら異形に尻尾を振る者達も始末したいわね」
その敵意に溢れる言葉と共に、更に戦いは激しくなっていく……っ!
こんな感じで激戦の真っ最中となっております。
モデルアーチはとにかく「自分がイメージするサイコパス」を具現化したようなタイプ。なのでステラフレームにされた件も冷静に受け止めており、モデルヘキサとはベクトルが全く異なる感じです。
そしてオーバーナッツの素性が判明。前回出てきたジョン・マージ・ガトリングが作っています。
これは奴らの理想世界を作る一助兼資金稼ぎも兼ねており、そういう意味では英雄派主流メンバーのやり口をダメな方向に参考にしている感じですね。
そしてモデルダストの星辰光の紹介です。
☆
基準値:B
発動値:A
収束性:E
拡散性:AA
操縦性:E
付属性:AA
維持性:B
干渉性:B
朽ちて終わろうとするその時、思った願いは真実それだった。故に、衝動がままにこの星を振るおう。
モデルダストが振るう星辰光。振るう力は呪怨増幅型空間汚染能力。
星の発動と同時に、極まって戦い拡散性で周囲の負の感情や怨霊の類を増幅強化。それによって周囲の土地そのものを高度の呪いで汚染する空間を生成する。
極まって高い付属性により悪影響を自身が受けることはまずなく、維持性も優秀であるため長時間敵を苦しめる強大な殺傷兵器として具現化する。操縦性の低さ故に敵味方の識別は不可能だが、ステラフレームの圧倒的性能と踏まえれば、単騎による大規模部隊の無力化すら容易く可能。強大な性能を保有するからこそ生物主体になっている、対異形軍勢用の単機殲滅兵器としてモデルダストは完成した。
文字通り広範囲の生物を苦しめることに特化しており、殺傷性能も十分あるが単純極まりないためにそれだけの星でもある。そのため対処手段を確立することさえできれば一気に戦力としての価値が劣るのが欠点。
だがステラフレームは個体の星を振るわずとも、圧倒的な兵器であることは事実。さらにこの空間汚染を突破するには、相応の装備や能力が必須であるため、基本コンセプト道理に運用すれば問題といえるレベルには到達していない。
死の間際に想いしは、自分以外に対する強い恨み妬み嫉み。そのタガを外されたが故のモデルダストは、止まることなどありえない。
★詠唱
天弄せよ、我が守護星―――鋼の悪意で世界を犯せ。
人を呪わば穴二つ。呪いは我が身に返るというが、もはや私は恐れない。
我が身はすでに死人であるなら、怨念こそが我が根源。残留されしこの呪怨のみが、我が身を動かす理由なり。
故に、万象全てあらゆるものよ。我が怨念を受けるがよい。
理不尽に苦しめられぬ汝が憎い。理不尽から救われる貴殿が妬ましい。理不尽に苦しめられながら、まだ死のうとしないお前が苛立たしくてたまらないのだ。
八つ当たりなど百も承知。すでに我が身は穴に落ちているからこそ、返し風など恐れる者か。
恨むなら、私を連れ戻す明星こそを恨むがいい。私は怨念、悪鬼の塊。一切合切呪うのみ。
コンセプトとしては「シンプルすぎるレベルの戦闘特化型第一世代型人造惑星」といったものです。
もう「適当にぶっぱして強い」「殲滅戦特化型」を極めたような星辰光。元々第一世代型人造惑星は「強大な星辰体運用兵器」がコンセプトなところもあり、総統閣下や色即是空といった特殊なケースを除けば「そもそも白兵戦を挑めない」ような能力ばかりだったので、まさにその典型例のような星となりました。
また基本的にステラフレームの素体は「そもそも性格的にしょっぱいというかろくでもない」が基本コンセプト(例外有)なので、あんまり同情できるような地金にしないようにしております。
なお、次回からターンが切り替わります。