好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

345 / 530
 はいどうもー! 感想・高評価・創作掲示板での紹介を常に欲するグレン×グレンでっす!

 さぁ、驚愕の事態が待ち受けるぜ!


英雄乱戦編 第三話 驚天動地

アザゼルSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……同窓会か!」

 

 開口一番、カズヒが割とでかい声でそうぼやいた。

 

 ここは兵藤邸の地下にある、リーネスの研究施設だ。中々良い機材も揃ってるんで、俺もちょくちょく利用させてもらっている。

 

 そこでカズヒが珍しくだれた状態で、椅子の座りこんでいる。

 

 ま、大体想像つくがな。

 

 道間日美子時の異能とか関係ない友人が、思いっきりこっち側に関わってきたわけだ。しかも連続で再開してるわけだ。

 

 確かに同窓会だとか言いたくなるだろうな。この調子だと更に何人か出くわすことになりかねねえぞ。

 

「……ふふぅ」

 

 そしてリーネスはリーネスでニコニコしながらデータの調整とかを行ってる。

 

 それに対して、カズヒは珍しくリーネスにジト目を向けてきた。

 

「愚痴にきておいてなんだけれど、その反応はちょっとムっと来るわよ?」

 

「ごめんなさいねぇ。でも、本当に嬉しいものぉ」

 

 そう返すリーネスは、本当に嬉しそうに笑ってやがる。

 

 むしろ安心とかそういった感情すら見えてくるな、あれ。

 

 手元の作業もなんていうか気軽というかなんというか。カズヒもちょっと戸惑っている感じだ。

 

 だがまぁ、俺もなんとなく分かるかねぇ。

 

「事情を知っても(ダチ)で言ってくれる奴が二人もいるわけだしなぁ? 親友の人徳って奴を感じていい感じになるんじゃね?」

 

 そういうことなんだろうしなぁ。

 

 俺がニヤニヤしながら見ていると、カズヒは何とも言えない表情で黙り込んだ。

 

 ふっふっふ。照れ臭いのが丸分かりだぜ。

 

 俺とリーネスは視線を合わせると、思わず苦笑したもんだよ。

 

 はっはっは。教え子の人間関係がいいと気分がいいな。

 

 あとでリヴァを誘って祝杯でも挙げるとするか。……ロスヴァイセは断じて入れんがな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大変ですのよ! ロスヴァイセ先生がイッセーにデートを申し込みましたの!」

 

「ちょっちこれ大事じゃん!? なんな心当たりあったりする!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「……え?」」」

 

 

 

 

 

 

 なんか突入してきた風呂上がりのヒマリとヒツギが、とんでもない情報を叩き込んできやがったぞ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は地下のメイドたちの談話コーナーに、差し入れとしてコンビニで買ってきたクッキーアソートを持ってやってきていた。

 

「おーい。そっちは仕事もひと段落かー?」

 

「あ、和っち。ま、こっちはひと段落で休憩中だけどね」

 

 春っちが真っ先に気づいて手を振ってくれるけど、なんというか空気が微妙な感じがするというか。

 

 気になって様子を窺ってみれば、原因が発覚。

 

「うにゃ~」

 

 談話コーナーのテーブルに突っ伏しているのは黒歌だ。

 

 誰が見ても分かるぐらい疲れている感じだな。雰囲気が微妙に近づきづらい。

 

 ……確か、今回のふぃっちゃんねるは南米のジャングルだったか。

 

 高温多湿環境でだれているんだろうが、場所考えてくれないだろうか。

 

 正直メイドの人達も、どう対応していいか困っているところがあるな。

 

 インガ姉ちゃん達は別時間枠でいないみたいだし、こうなれば俺が何とかするしかないだろう。

 

「……ご苦労さん。クッキー食べるか?」

 

「にゃ~……食べる……」

 

 相当疲れているようだ。過酷な環境でグロッキーらしい。

 

 まあ着ぐるみ来て参加しているからな。あれ、懲罰活動の一環だからわざときつめにしているし。

 

 一応保冷材は突っ込めるようにしているが、まぁあの環境ならすぐに温くなることを請け合いだろう。疲労はでかいと思える。

 

 でもなぁ。

 

「とりあえずだれるなら自分の部屋でやれ。ここだとメイドさん達に迷惑かかるから」

 

 禍の団でも指折りの連中が集うヴァーリチーム。そんな奴がここにいることで、抵抗というか畏怖を感じている連中はそこそこいるだろう。

 

 つまりはそういう問題だ。メイドさん達では言い難そうだし、俺が言うしかないだろう。

 

 ただ、そう言われた黒歌は怪訝な表情を浮かべると、はたと何かに気が付いた。

 

「あ、違う違う。ちょっと聞きたいことがあったけど、疲れが溜まってたんでついだれてたニャン」

 

「人騒がせ!?」

 

 思わずツッコんだけど、聞きたいことってなんだ?

 

 態々ここに来るってことは、聞きたい相手ってのは兵藤邸のメイドってことか?

 

 ちらりと視線を向けるけど、春っち達は心当たりがない感じで手を横に振る。

 

 それを確認してから、俺は首を傾げつつ話を進めさせることにする。

 

「具体的に何だよ? 真面目に懲罰メイドとして頑張ってると思うけどな」

 

 少なくとも、カズヒねぇ的には黒歌より評価が高いこと請け合いだろう。

 

 内容があほらしいと致命的にカズヒねぇから説教が飛んできそうなんだが。そのことぐらいは分かっているとは思うんだが。

 

 ただ、黒歌は呆れ半分な視線でメイド達の方を見る。

 

「そもそもなんで懲罰メイドなんてしてんの?」

 

 ………ん?

 

 言ってる意味がよく分からず、思わず首を傾げてしまう。

 

 思わず春っち達の方を見ると、これまた俺と同じで首を傾げている。

 

 発言の意味が本当に分からないので、俺達の視線は黒歌に集中する。

 

 むしろ黒歌の方が何を言っているのか分からないって顔だった。

 

「だってコイツラ、基本的にディオドラって奴に悪辣なやり方でとっ捕まって、そのまま引っ張られてテロってたわけでしょ? そもそも完全に被害者じゃない」

 

 凄く怪訝な表情でそういう黒歌は、皮肉とかそういうの抜きで不思議そうだった。

 

 真面目に「なんでこいつら、必要ない贖罪とかしてんの?」と思ってる顔だ。からかい要素が欠片もない。

 

 心底疑問だからちょっと聞いてみよう。そういうノリで聞いているのがよく分かる。

 

 いや、分かるからこそ困るというか。いや、言える答えはあるが、俺が言うべきことも出もないだろう。だけどメイドさん達に答えがあるのかちょっと困るような質問ではある。

 

 メイドさん達も割と困惑していたが、これって俺が何か言った方が良さそうだな。

 

 仕方ないと判断して、俺がとりあえず軽く一呼吸を入れた時―

 

「誰もかれもが自分と同じメンタリティしていると思ってんじゃねえぞ?」

 

 ―ため息をつきながら、ベルナが俺の隣にどっかりと座りこんだ。

 

 そのまま何時の間にか用意していた水を一口飲んでから、ベルナは呆れ半分な表情を黒歌に向ける。

 

「お前さんからすりゃぁ「無理やり下僕にしたクソ主の悪行に付き合わされた」ってだけなんだろうが、生憎世の中にはお前らより罪業とかに拘る連中は多いんだよ」

 

「そういうもんかにゃん?」

 

「そういう奴もいるんだよ。理不尽に付き合わされようが悪事は悪事なんだし、迷惑かけたって思ってんのに、無罪放免でハイ自分の幸せ考えてねー……なんて、むしろもやもや溜まってできるもんもできねぇっての」

 

 黒歌にそう答えながら、ベルナは水を飲みながらクッキーも食べ始める。

 

 なんか会話がだべる形になってきたな。雰囲気がそれで和らいだから、他のメイドさん達も普通になってるけど。

 

 ま、実際そういう奴は普通にいるもんだ。

 

 この懲罰メイドも、はっきり言えばそういう精神的な区切りをつけるのも目的だ。本当なら無罪放免にするという案もあったが、外野はもちろん当人達もそれに抵抗がある感じだしな。

 

「そもそもディオドラ(奴さん)はそういう奴狙ってんの。ガチ敬虔なシスターや聖女なんてのは、ヴァーリチーム(お前さん達)とはメンタリティが違うんだよ」

 

 うん、極めてその通り。

 

 むしろヴァーリチームの精神性な奴なんて、ディオドラも狙わないだろう。よしんば狙っても上手くいかないだろうし、引き込めたとしても脱走しそうだしな。

 

 はぐれ悪魔になれるようなメンタリティの相手なら、そもそも聖女になったりしないだろう。任命する側だって相手の精神性は考慮する。真面目で誠実な人物を好き好んで選ぶだろう。

 

 そういう意味では黒歌とは本当に真逆のメンタリティだな。

 

「確かにそうよね。間違いなくあんた達はヴィール様もスカウトしないでしょうし」

 

 春っちも乗っかるけど、ついでに俺に乗っかるのやめてくれ。

 

 おっぱいが上に載ってるのはいいけどね? 位置取り的に首に負担がね?

 

「それもそっか。どっちかっていうと白音タイプよね、あんたらって」

 

 黒歌もそう納得していたのか、ポリポリとクッキーを食べながらうんうんと頷いていた。

 

 そしてふと、同情的な視線を向けてくる。

 

「……あの糞野郎とかの眷属になってたら、使い物にならなくさせられたでしょうしね」

 

「「「……あ~」」」

 

 俺達全員納得だった。

 

 イッセーが黒歌から聞き出していたが、黒歌がぶち殺した主はかなりあれな奴だったらしい。

 

 眷属を強化改造するような奴だったらしく、かなりやばい実験などを眷属の親族で実験しようともしていたとか。

 

 小猫だったら、幼少期なら素直に受けていた可能性もあるな。

 

「……確かフロンズ・フィーニクスがそっちの捜査班の設立を魔王様達に要望しているとか言ってたな」

 

 俺はその辺りについてまた聞きの情報を思い出す。

 

 あれ、かなりおかしな話になってるって聞いたぞ。

 

「なんでも、当時の捜査班がついた時にはあからさまなレベルで何もかもなくなってたとかなんだとか」

 

「……え、何それ? そんなことしてないわよ?」

 

 黒歌の言い分は何となく読めていた。というより、研究資料を念入りに処分するとかいうタイプな印象がない。

 

 ……なんというか、凄い不穏なにおいを感じる―

 

 

 

 

 

 

 

「み、皆大変! ロスヴァイセさんがイッセー君にデートを申し込んだって!」

 

「先生も確認したからマジな話よー! さぁ、酒の肴にして盛り上がろう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

『『『『『『『『『『……ぇえええええええっ!?』』』』』』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 な、な、何事ぉ!?

 




 原作通りの展開だがな!?





 待って待って石投げないで。

 これ原作キャラの視点とかで見た場合、絶対かなりの驚きだと思ったんだよ。こういう「現場の目線」は大事だと思うの、自分。

 あとはまぁ、他の方々からの要望もあった指摘を黒歌にやらせてみましたが、これに関しては自分の中ではこんな感じで答えが出てますね。

 なにせ聖女とか敬虔なシスターとかって、サーヴァントで言うならほぼ確実に秩序属性ですから。混沌まっしぐらな黒歌の理解が及ぶ範囲とはいいがたい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。