好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! ちょっと設定の仕立て直しなどで難産となり投稿が遅れてました、グレン×グレンでっす!

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英雄乱戦編 第十話 来ました、アウロス学園!

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 アウロス学園。

 

 冥界におけるレーティングゲームの聖地アグレアス。その近くにある小さな農村の名前を関した、ソーナ会長の夢である誰もが通えるレーティングゲームの学園。その第一号だ。

 

 大王派、ことフロンズとの壮絶な政争で一発かまし、主導権と利権を共にそこそこゲットした状態で話を進めながらも、この学園をどこに設立するかは色々と厄介だった。

 

 幸い、双方の派閥で特に推し進めているソーナ会長とフロンズ・フィーニクスは設立を重視している。その為最悪どちらに建てられても問題ないということで思考は一致しているが、外野がそうはいかないのが難点。結果として魔王・大王の二大派閥をとりなすアガレス家の領地で設立して様子を見るという流れになった。

 

 アグレアスを目で確認できるぐらいの距離でありながら、アグレアスそのものが規模の大きい都市であることから人が集まる場所でもない。手ごろな距離感が学園の建設地に相応しいと判断されたわけだ。

 

「……ふふ。老後はこういったところで農業を営むというのもいいかもしれないね」

 

「ゼノヴィア。世の中には長期間滞在しないからこその味という物があるの。現地の人からすればもっと栄えてほしいという場合は十分あるわよ」

 

 居心地よさそうなゼノヴィアに釘を刺しながら、カズヒねぇはしかし周囲を見渡して少し微笑んでいる。

 

「とはいえ、こういうところだからこその味はあるわよね。都会すぎないのどかな感じは残してほしいとは思うけれど」

 

 ……カズヒねぇ、前世年齢足してもその言い草はちょっと年を取りすぎているそれではなかろうか。

 

「でも若い子供が寮暮らしもするのなら、もうちょっと栄えてた方がいいわよねぇ。若い子供は大人より我慢がきかないんだから、ガスの抜き場所は必須よ?」

 

「まぁ確かに。ただあまり遊ぶところが多いと逆に学ばなくなるかもしれないしなぁ」

 

 リヴァ先生にそう答えながら、俺はザイアの生活環境を思い出す。

 

 あそこは本当に英才教育に特化しているが、だからこそ適度な発散とかにも気を使っていた。

 

 毎日三食食べれる食事は美味しいし、ベッドも枕もかなり上質だった。性的観念が歪む環境だったが、裏を返せば性欲の発散は容易い環境ともいえる。

 

 自由時間はしっかりあるし、読書や映画鑑賞もできる余地はあったしな。そういう意味では至れり尽くせりといった環境だろう。

 

 ………うん。

 

「鶴羽、ヒマリ。ザイアの生活環境は参考にさせた方がいいような気がしてきたんだが」

 

「まぁ、あいつらその辺は優秀だしねぇ」

 

「生活に困った覚えはありませんもの」

 

 と、鶴羽とヒマリもうんうんと頷き合っている。

 

 とりあえず概要を説明して、アウロスの学園都市化を推し進めることにしよう。

 

 しかしまぁ、アウロスは普通の農村だから、言っては何だがお土産物屋はなさそうだな。

 

 兵藤邸のメイドさん達にお土産でも買った方がいいかとも思ったが、これはちょっと無理か。

 

「……帰りにアグレアスにでも寄るか?」

 

「別にそこまで無理しなくてもいいと思うわよ?」

 

「そうそう。普段から差し入れは多いんだし、大丈夫だよ?」

 

 左右の斜め後ろから春っちとインガ姉ちゃんにそう言われるが、そんなもんだろうか。

 

 とりあえず今回は泊まりの予定なので、世話役としてメイドを数名派遣されることになった感じだ。で、メンバーは戦闘能力も踏まえていつものメンツ。

 

 いやまぁ言いたいことは分かるが―

 

「ふっふぅん♪ メリードも気を利かせてくれるわねぇ♪ いっそのこと一緒にベッドインしちゃう? 先生大歓迎……あ、ごめんなさい嘘です」

 

「あまり悪ふざけしないで頂戴。年若い子供達の体験入学よ」

 

 ―とまぁ、俺が思ってることを全部言ったリヴァ先生が、静かの拳を鳴らすカズヒねぇの本気を察して素直に引いた。

 

 ま、観光というわけではないが、今後を踏まえるとある程度の開発は必須だろう。

 

 そんなことをなんとなく思いながら、俺はちらりと後ろを見る。

 

 視界に映るベルナは、こっちに気づくとちょっと顔を赤くしながら顔をそらす。

 

 その流れでカズヒねぇの方に視線を移すと、カズヒねぇは苦笑しながら肩をすくめた。

 

 うん。完全に気にしてるな。

 

 あの後テンション任せて突っ走った感はあるからな。まぁ、おかげでベルナのメンタル的な問題はそれたと思うけど。

 

 あとで何かしらフォロー入れた方がいいよなぁ。とりあえず、経験豊富なアザゼル先生に相談するか。からかわれそうだが他は恋愛経験の度合い的に不安だ。

 

 まぁそれはともかくアウロス学園に到着。既にほとんど建設されているアウロス学園は中々いい感じだ。

 

 悪魔の建設関連能力は本当に凄まじい。突貫工事という次元を超えるレベルでしっかりとした建築を可能にするんだからな。

 

 そう感心しながら、俺たちはアウロス学園に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アウロス学園では、既に特別講師として招かれた人達や、シトリー眷属が子供達を相手に何かしらを教えていた。

 

 僕たちも後でちゃんといろいろと教えないととは思うけど、その時視界に人が見える。

 

「やぁ、リアス嬢。やはり呼ばれていたかね」

 

 ……フロンズ・フィーニクス。

 

 後継私掠船団(ディアドコイ・プライベーティア)を擁し、近年大王派で大きく発言力を伸ばしている、同年代の上級悪魔。更に実家は亜種聖杯を利用した出生率向上に貢献した有力分家フィーニクス家。

 

 イッセーの対話もあって、決して信頼に値する人物ではない。ただ同時に信用には値する人物であり、味方でいる限りは頼りになる男だ。

 

 決して油断はできないが、同時に学園設立に限定すれば理念こそ異なるけど頼りになる人物ではある。

 

「ごきげんよう、フロンズ・フィーニクス。貴方も特別講師かしら?」

 

「もちろんだとも。ソーナ嬢が私に全てを任せようとするほど信頼してくれているのだ。これぐらいはしないとね」

 

 部長にそう返すフロンズ・フィーニクスだが、すぐに苦笑すると肩をすくめる。

 

「……最も、おかげで私の優先順位を掴まれた節はある。今後を踏まえると中々困ったことになりそうだよ」

 

 なるほど。やはりソーナ会長はフロンズにかなりダメージを与えたということか。

 

 不意打ち気味に想定外で避けたい事態に追い込まれたことで、ある程度地金をさらしたみたいだな。そしてそれは「フロンズ・フィーニクスが交渉の際に優先順位をどこにつけるか」を図れるほどということか。

 

 恐るべしソーナ・シトリー。若手四王は傑物揃いで頼りになる。

 

 眷属の総合力では最強を轟かせ、人を束ねるリアス・グレモリー。

 

 眷属全員単純性能なら部長に並び、個人武力なら四王最強のサイラオーグ・バアル。

 

 TFユニット開発に大きく関与し、冥界への普及推進に精力的なシーグヴァイラ・アガレス。

 

 そして格上のチームにすら牙を届かせ、かのフロンズ・フィーニクスを(まつりごと)で一泡吹かせるほどに追い込んだソーナ・シトリー。

 

 若手四王(ルーキーズ・フォー)はそれぞれキャラ立ちが出来ているようで何よりだ。

 

「ふふふ。これから貴方と政治的にやりあう時は、ソーナの補佐に徹した方がよさそうね」

 

「これは手厳しい。できればお手柔らかにお願いしたいものだ」

 

 うん。笑顔の裏で鋭い攻防が繰り広げられているな、これ。

 

「とはいえ、貴方の事だから特別講師も用意しているのではなくて?」

 

「その通りだよ。ぜひ講演をしたいという者が何人かいたのだが―」

 

 そう二人の会話がこの体験入学について戻った時だった。

 

「……おお、母上ではないか!」

 

 その声と共に、分かり易い奴が現れた。

 

 頬が引きつるカズヒねぇと共に振り向けば、これまた分かり易い連中が何人もって感じで現れる。

 

「ふっはっはっは! 幸香よ、いずれ俺に追い抜かれるものとはいえ、流石にそれは年甲斐が無いのではないか?」

 

「いいじゃない。たまには私達の団長にも可愛いところが必要でしょう?」

 

 配下からそんな風に言われつつ、笑顔でこっちに来るのは、九条・幸香・ディアドコイ。

 

 そして連れられるのは、第三征王(ナーディル・イスカンダル)とか名乗っているユーピ・ナーディル・モデウ。

 

 そして聖継娼婦(シャムハト・セカンド)、アーネ・シャムハト・ガルアルエル。

 

 ……タイミング悪い登場だな、お義姉ちゃん。

 

 俺はそっと、ベルナの手を握りながらそう思った。

 




 今回はちょっと短めですが、キリがいいのでこの辺で♪
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