好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 感想・高評価・創作掲示板での紹介を常々欲しているグレン×グレンでっす!

 今回も一生懸命書いたので、ぜひご覧くださいな!


英雄乱戦編 第十二話 アウロス学園の一幕

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学園内を見学していると、思わぬ人物を見つけてしまった。

 

「接木さんじゃないですか?」

 

「……お、木場君だっけか」

 

 カズヒの前世で異能に関りのない友人関係を結んでいた、接木勇儀さんがここにいるとは意外だった。

 

「ごきげんよう。貴方がここにいるということは、星辰奏者関係の特別講師かしら?」

 

 リアス部長がそう挨拶すると、接木さんは肩をすくめながら頷いた。

 

 なるほど。今後は冥界の悪魔にも星辰奏者は増えていくことは、想像に難しくない。

 

 となれば星辰奏者について知ることは悪いことではないね。レーティングゲームや人間界での戦いで星辰奏者とぶつかることもあるだろうし、自分が星辰奏者になるかもしれないのだから。

 

「金払いがいいから臨時警備員兼用で受けててな。……違約金払って独立した方が、嫁さんと子供の将来に響かないだろうし」

 

「大変ですね。いえ、本当に」

 

 実際確かにその通りだから、彼の遠い目に同情するほかない。

 

 まさか所属する企業のCEOが、テロリストのサブリーダーだなんて想定外にもほどがあるだろう。しかも私的な金とはいえスポンサーでもあり、どうも移動関連では企業を上手く利用してサポートしていたらしい。

 

 主神の庇護を受けてとりあえず黙認されているとはいえ、日本人としては出来る限り関係を断った方がよさそうだと考えたくなることだろう。

 

 とはいえそれで苦労しているようだけどね。お疲れ様です。

 

「ま、アマゴフォースは仮想敵とかもやってるからな。教えれることはあるんで何とかやってるぜ。……っと、休憩時間終了だから日美っちにもよろしく!」

 

 そう言って足早に教室に戻っていく接木さんは忙しそうだ。

 

 ……さて、どうしたものか。

 

「かなり興味があるわね。少し覗いてみようかしら」

 

 星辰奏者である部長としても気になるようだ。

 

 僕としても星辰体は運用するし、とても気になるね。

 

「見ていきますか?」

 

「そうねぇ。星辰奏者の専門部隊の意見は実に気になるけれど……」

 

 そういいながら、部長は少し周囲を見渡した。

 

「……カズヒや和地も聞く価値はありそうだけれど、皆はどこに行ったのかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、こんなタイミングで私達に相談って何かしら?」

 

「そうそう。凄い本気なのは分かるけど、何事?」

 

 急にリーネスに呼び出されたカズヒと鶴羽は、もの凄く真剣かつ戸惑っている表情のリーネスに首を傾げる。

 

 親友としてこれでふざけた理由なんてことはないだろうし、こんなタイミングでふざけたことはしないだろう。そういった確信がある程度には、カズヒも鶴羽もリーネスを信頼している。

 

 だからこそ、急に呼び出して校舎裏に連れ出したリーネスのその表情に、心配すら覚えてしまう。

 

「ごめんな……さぁい。その、もっと時間を置きたかったけど、無理、だったのぉ」

 

 とりあえず、かなり深刻な問題を抱えている。少なくともリーネスにとっては深刻であるということはわかった。

 

 だからこそ、二人はともに頷き合い、内容次第ですぐ動くことを考える。

 

 リーネスが態々二人に相談した以上、あまり人に知られたくない類の可能性がある。つまり巻き込むのなら信頼できる人物で、その上で厳選する必要があるだろう。

 

 オカルト研究部のメンバーではなく二人だけに相談なのだ。それは本当に少数にのみ明かしたい類の相談だ。それを踏まえたうえで、厳選に厳選を極めるべきである。

 

 故にカズヒと鶴羽はアイコンタクトで和地の候補に挙げたうえで、リーネスが語るのを待ち―

 

「………………………和地のこと、好きになってるみたいなのぉ」

 

「「……はい?」」

 

 ―想定外の方向に、思わず首を傾げてしまった。

 

 十秒ぐらいお互いとリーネスの顔を、視線を行ったり来たりさせて考えた。

 

 結論は、言うまでもない。

 

「「さっさと告白したら?」」

 

 むしろなんでしないのというノリで、同時発言だった。

 

「真面目な話よぉ!?」

 

 全力で大声をあげられるが、鶴羽はそんなリーネスの肩に手を置いた。

 

「いや、和地に限って真剣な告白に雑な対応はしないから安心しなさいって。この中じゃ一番付き合い長い私が保証するわよ」

 

 年季に基づく断言できる保証だったが、リーネスは全く安心していない。

 

 おろおろとしながら顔を真っ赤にし、泣きそうな表情になっている。

 

「だ、だってぇ。今まで保護者のつもりで接してきてぇ、和地だってそのつもりでしょぉ? いきなりそんなことを言われたって、断られてギグシャクするだけじゃなぁい」

 

「……あのねぇ。リーネス、それは違うわ」

 

 そんな不安まみれのリーネスに、今度はカズヒが肩に手を置く。

 

「何度も男女問わぬその手の会話に巻き込まれた身として保証するわ。告白される側ってのは基本的に「告白する側にLOVE確定」なんてことこそ稀なの。その上で成功する率はそれ以上なの」

 

 両肩に手を置いたうえで、カズヒははっきりと断言する。

 

「恋愛小説とか恋愛漫画を参考にしちゃ駄目。あれはフィクションである以上、現実とは何かしらの一線が引かれてるの」

 

「そうそう。よく「お試しで付き合いなんて失礼」なんて展開あるけど、実際お試しがアウトなら成功例はガクンと下がるわよ? だってされる側からすれば基本的に想定外。むしろお試しする価値があると思われてラッキーってなるのが告る側よ?」

 

 うんうんと鶴羽もまた便乗する。

 

「ザイアの施設ですらそんな感じが恋愛だもの。告白の返答ってのはね? 「自分が相手を好きになれる可能性」が有るか無いかで決まるのよ」

 

 うんうんと頷き合い親友二人に、リーネスは少し落ち着いたようだった。

 

 その様子を見て、カズヒも鶴羽も少し落ち着いてきた。

 

 なんだかんだで前世において他人の恋愛沙汰に慣れているカズヒや、ザイアの同年代で恋愛沙汰を何度も見てきている鶴羽と違い、リーネスは環境が特殊だからか、恋愛関連の知識が最も低い。

 

 最も知恵者である親友の意外な弱みに、思わず苦笑すらしてしまっていた。

 

「……でも、カズヒはそのぉ……どうなのかしらぁ?」

 

「最低でも大真面目かつ誠実に対応してくれるわ。でなければ私は和地に堕とされてない」

 

 弱気気味なリーネスにカズヒが断言すると、鶴羽もうんうんと頷いた。

 

「カズヒと私が続けざまにOKされてんのよ? だったら少なくとも考えてくれるから安心しなさいって」

 

「……そう、そうよねぇ……うん、そうよねぇ」

 

 少しほっとしているリーネスに、二人は互いの顔を見て微笑み出す。

 

 そしてリーネスも落ち着いたらしく、ほっと息をついた。

 

「よかったわぁ。最近忙しくて気にしてなかったけれど、一息付けたら急に気になっちゃって」

 

「……え、そんなことあったの?」

 

 カズヒに言葉尻を聞かれ、リーネスはハッとなった。

 

 そして数秒の沈黙を、大量の冷や汗と共に流していく。

 

 当然だが、それを見た二人は嫌な予感を覚えた。

 

「リーネス、忙しくてって何があったの?」

 

 そう鶴羽に聞かれ、リーネスは視線を逸らし―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういうことは先に言いなさい!」

 

「ストップストップ! 首が! リーネスの首がぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―聞いたカズヒがリーネスをゆすりすぎて、鶴羽が止める頃にはリーネスがノックダウンされる珍事が発生した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……このように、武器とはその種類によって適切な戦い方や使い手の向き不向きが意外と分かれる者で―」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「分かりましたか? 人間は魔力を使えない代わりに、それを再現するべく魔法を編み出したのです」

 

 

 

 

 

 

 

 

「このように、人間界には様々な種類の文字と文法があります。例えば朝の挨拶は英語だと……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 本当に色々な授業がやってるなぁと思いながら、俺はベルナと授業の様子を外から見て言っている。

 

 何故かカズヒねぇさんは内緒の相談をされたらしく、俺達は離れている。

 

 他のメンバーとはそもそも幸香の講演を監視してなかったこともあるしで、結果としてベルナと一緒の巡っている形になる。

 

 ……これ、もしかして半ばデートになってないか? 博物館の見学とかそんな感じの。

 

 なんとなく顔が赤くなりそうになっていると、ベルナが廊下の窓を見て、ぽんぽんと肩を叩いてきた。

 

「なぁカズ。あれ、イッセー達じゃねえか?」

 

「え? あ……ほんとだ」

 

 窓の向こうの校庭の片隅で、イッセーが悪魔の人と握手をしている。

 

 ちなみにそこから少し離れたところで、ファーブニルが子供にまとわりつかれているが無視だ無視。星辰奏者の強化された五感によってパンツを確認し、陰に隠れ気味な場所でゼノヴィアとイリナに介抱されているアーシアを確認したが、無視だ無視。たぶん使用済みパンツ問題(いつもの展開)だから、触れないであげよう。

 

 というかだ、どこかで見たような……あ。

 

「あぁ、アグレアスのレーティングゲームでサイラオーグ・バアルのコーチしていたとかいう、ディハウザー・ベリアルって人だ」

 

 凄い人物が来ていたな。ちょっとびっくり。

 

「……確かレーティングゲームのランキング一位で、魔王クラスとかいう?」

 

「そうそう。ついたあだ名が皇帝(エンペラー)。同じく魔王クラスあるとかいう二位や三位を抑え、不動の一位を何十年も維持しているレーティングゲームの頂点に立つ人だよ」

 

 ベルナと一緒に記憶を思い出しながらだが、また凄いゲストが来たもんだな。

 

 子供達も凄い沸いているし。まぁ日本で言うなら……オリンピック代表とかが出てくるようなものか。そりゃそうだ。

 

 見ている限り朗らかに対応しているし、そもそもアグレアスのゲームでゲストの時も、アザゼル先生の大王派をこき下ろした発言を同意気味に流していたからな。

 

「イッセーとしても超えるべき目標だし、いい経験になるかもな」

 

「確かにな。そういうのって、大事だよな」

 

 俺に応えるベルナの表情は、どこか考えこむような感じだった。

 

 少し深入りしようかと思ったが、どこか決意すらあるような雰囲気で、振り返ると俺の手を引き始めてくる。

 

「行こうぜ、カズ。もうちょっと色々見て回った方がいいだろうしよっ」

 

「あ、ああ……」

 

 何か思うところがありそうだけど、今このタイミングだと聞きづらいか。

 

 よし、ひと段落ついてから聞いてみるとするか!

 




 リーネスがカズヒを大慌てさせるような言い忘れ射ていた事とは何か……。

 それはヴァルキリー編の終盤で明かされます!
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