好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 ハイどうもー! 感想・高評価・捜索掲示板での紹介をめっちゃ欲するグレン×グレンでっす!

 はい、こっからシリアスバトルが連発する戦いとなっております!!



英雄乱戦編 第十九話 熾烈なる戦場

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 敵の数は多く、はっきり言って窮地以外の何物でもない。

 

 とはいえ、俺達も何とか迎撃は可能な状況といえる。

 

 そして俺とカズヒねぇだが―

 

「和地、右から回り込むわよ!」

 

「あいよーカズヒねぇ!」

 

 ―遊撃部隊として徹底的に敵を叩き潰せていた。

 

 俺は疾走車輪を展開して高速走行を行いつつ、それに同乗しているカズヒねぇがアタッシュショットガン二丁もちで邪龍を続けざまに落としている。

 

 援護射撃や牽制の為、俺はサルヴェイティングアサルトドッグ。カズヒねぇは対邪龍を考慮してジャッジングサマエルで猛攻を繰り広げている。

 

 敵の厚みが増したところに向かって電撃戦でかき乱し削る。その繰り返しだが何とかこれで凌げている。

 

 とはいえ……だ。

 

『南西部に敵集団が収束して仕掛けてきました。チームをツーマンセルから四人一組にして対応してください』

 

 ソーナ会長の指示から判断して、戦況はやはり芳しくない。

 

「どうするカズヒねぇ? 俺達も向かうか?」

 

「いえ。ソーナ会長なら判断を過つことはまずないでしょう。指示があるまではこっちの遊撃に徹するわよ」

 

 まぁそうだな。

 

 とはいえ、一応言っておくのはある意味で大事なことでもある。こういう確認とかで意見が一致しているかをきちんと認識しておくことはやはり大事だ。口に出して耳に聞くことそのものも重要だしな。

 

 だがそれはそれとしてだ。敵の猛攻はやはり厄介だな。

 

 ……毎度毎度思うんだが、なんでテロリストに数で追い込まれなければならないんだ?

 

 テロって基本的に戦力で劣る側のやることだろうに。何かが決定的に間違っている気がしてならない。

 

 まぁいい。愚痴はこの場を潜り抜けてから……っ!?

 

「止まるぞカズヒねぇ!」

 

「っと!?」

 

 素早く急停止すると、その眼前に何かが舞い降りる。

 

 この明らかに強敵以外の何者でもない気配。そしてドラゴンのオーラは!?

 

「「クロウ・クルワッハ!」」

 

「……見つけたぞ、カズヒ・シチャースチエ」

 

 舞い降りたクロウ・クルワッハは、カズヒねぇを見ると拳を突き出す。

 

「例の白銀の鎧すら打倒した悪祓銀弾(シルバーレット)よ、俺と戦え」

 

 カズヒねぇを此処で名指しかよ!

 

 いやまぁ、ヴァーリの極覇龍を破ったカズヒねぇに対して、ヴァーリとやりあえるような戦闘狂が興味を持たないわけがないか。

 

 どうするべきか考えようとしたとき、カズヒねぇは肩をすくめて疾走車輪から飛び降りる。

 

「足止めに徹するわ。和地は一人で遊撃できる?」

 

「……少しぐらい手伝わせろよ」

 

 思わずぼやくけど、カズヒねぇは肩をすくめて首を横に振った。

 

「戦力を余らせるわけにはいかないわ。天龍クラスを一人で足止めできるのなら、今はそっちの方がいいでしょう」

 

 筋は通っているから反論しづらいんだが―

 

「そんな戦い方で相手が怒らないか?」

 

「構わん。守りを突破できないのなら俺の方に責がある」

 

 俺の指摘はクロウ・クルワッハに否定された。

 

 ……仕方ない。

 

 すっごく後ろ髪引かれるるけど、今は仕方がない。

 

「死ぬなよ、カズヒねぇ!」

 

「そっちこそ、守り切りなさい!」

 

 いやもうほんと、頼むから無事でいてくれよなぁ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方その頃、アグレアスの戦いも激化の一途を辿っていた。

 

 邪龍のなかでも筆頭格といえるアジ・ダハーカに対し、魔王に匹敵すると称される皇帝ディハウザー・ベリアルが眷属を率いて、あえて派手な攻撃を誘引しながら、凌ぐという方法で対抗。

 

 派手な攻撃をあえて誘引して対処することで、敵の強大さとそれに対抗できるディハウザーの雄姿を印象付けさせることに成功。結果として防衛側の士気は常に上がり続けている。

 

 そして全体の戦闘は防衛側が大きく優勢。その最大の理由は―

 

「来るがいい、雑兵ども! 幸香すらいずれ越える我が力を思い知るがいい!」

 

「駆け巡りなさい英雄達! シャムハトの伽は与えられたわ!」

 

 ―後継私掠船団の二人が齎す影響が非常に大きい。

 

 圧倒的な数を持つ、中級悪魔クラスの力を持つ量産型邪龍。全方位から襲い掛かるこれらの猛攻は間違いなく難敵であり、精鋭のカバーが追い付かないという危険性を秘めていた。

 

 だがしかし、アグレアス全体を覆うようにユーピ・ナーディル・モデウが巻き起こした嵐によって邪龍達は陸戦を余儀なくされ、そこにアグレアスから集まった義勇兵が襲い掛かる。

 

 彼らはすべてアーネによって疑似星辰奏者と化し、魔力と氷をもった三位一体(スリーマンセル)で邪龍を一匹ずつ確実に潰していく。

 

 さらに外周からの増援も、サンタマリア級の砲撃によって削れていき、全体的な戦闘では優勢を確立している。

 

 だが同時に、精鋭同士の戦闘では若干だがクリフォト側が有利だった。

 

 理由は単純。

 

「恐れるがいい愚か者ども! 冥革連合を舐めるなあ!」

 

「その程度の気概と力で、冥界の未来が担えるかぁ!」

 

 冥革連合の猛攻が、点の戦いでアグレアスに食い込んでいるからだ。

 

 これに対しシーグヴァイラは、戦線にわざと戦力のムラを作るとともに、機動力に長けた者達で構成される遊撃部隊を作ることで対処。突出させて友軍の援護を得られないようにしたうえで、遊撃部隊で包囲攻撃を行うことで撤退に追い込む。

 

 対し冥革連合もすぐに対応し、戦線が突出したと判断した場合は足を止めて防戦を行い、逆に橋頭保として左右の敵部隊を攻撃する方向にシフトすることで対処。結果として戦線は膠着状態に近づいている。

 

 そしてそんな中―

 

「「うぉおおおおおおおおっ!!」」

 

 ―サイラオーグ・バアルとヴィール・アガレス・サタンの壮絶な戦闘は他の者達が寄れないようなレベルに到達していた。

 

 闘気を纏った打撃と魔力と打撃の連携。その猛攻は下手に近づけばその瞬間に余波で吹き飛ぶほどの猛攻。性質上そういったことを恐怖しにくく造られている量産型邪龍達を吹き飛ばしながら、二人は数千を超える攻防を繰り返し、距離をとった。

 

「……質実剛健かつ隙の無い防御を会得したな。リズムが読めても貫き切れん辺り、やはり戦士としては優秀極まりないよ、貴様は」

 

「お前の手法が分かっているなら、当然対処の方法も考える。何分(これ)しか知らないのでな。それでどうにかするだけだ」

 

 共に神滅具を纏う者同士。だが同時に、ヴィールの戦闘技量は追い抜かれればそれだけで詰むような凶悪さを誇る。

 

 だからこそ、既に追いつかれたはずのサイラオーグが一対一で相対できるのには理由がある。

 

 その一つが禁手の変化及び、それに合わせたプログライズキー。

 

 自己強化に特化した禁手と専用に調整したプログライズキー。その二つの要素をもってしてサイラオーグは基本性能でヴィールの上を行く。

 

 ヴィールはヴィールで星辰奏者という利点があるものの、それでも食らいつかれているのが実情だ。

 

 そして何より、サイラオーグは他の防衛者とは意識が違う。

 

 この場の戦いで冥界側は、基本的に守り抜くことばかりを考えていた。アウロスでも同じだろう。

 

 だが彼は違う。

 

 サイラオーグ・バアルは、冥界に危機をもたらした者達を滅ぼす為に拳を握っている。

 

 その意識が、この場の誰よりもサイラオーグを強くしている。純粋な打撃戦に持ち込まれれば、ディハウザーですら後れを取りかねないほどにだ。

 

「覚悟してもらおう、ヴィール・アガレス。滅びの魔力が使えなかろうと、俺はお前を滅ぼしに来た」

 

「先にシーグヴァイラをどうにかしたいのだが、お前を無視するのは危険すぎるか」

 

 既に周囲では、サイラオーグの眷属を中心とする迎撃部隊が、ヴィールが連れてきた戦力を迎撃している。

 

 眷属二人は別行動をさせているのが失策だったのだろう。眷属間での連携ができないのが大きな影響を与えている。

 

「……全力を持って踏み越えさせてもらう。俺の標的はシーグヴァイラなのでな」

 

「させんぞ、冥界の敵よ。俺はお前を滅ぼすためにここにいる」

 

 その瞬間、冥界の若手最強格が、今再び激突を再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 糞ったれ! この状況はマジでやばい……っ

 

『グハハハハハハァ! 強い奴とぶっ殺しあうのもだが、弱い者いじめも楽しいよなぁ!』

 

 高笑いするグレンデルは、遊び半分で時間を稼ごうとする父兄の人達を吹き飛ばしていく。

 

 そして俺たちは結界に封じ込まれてなかなか出れない。匙もグレンデルに蹂躙されて、体を動かすのも大変な状態だ。

 

 まずい。このままだと誰かが確実に死ぬ。

 

 ふざけんな……ふざけんな!

 

『ではそろそろ本腰を入れましょう。我が結界の更なる力を知りなさ―』

 

「―させると思うか!」

 

 その瞬間、ラードゥンの結界が瞬いたかと思うと、別の結界が俺達をそれから守るように包み込んだ。

 

「そういうことだ。俺のライバルに余計なちょっかいはかけないでくれ」

 

 しかも急に結界の力が弱まると、一斉に放たれた魔力の攻撃で吹き飛ばされた。

 

 え……これは!

 

「ったく! クロウ・クルワッハで終わるわけないと思ったよ!」

 

「好都合な奴が出て来てくれたね。さぁ、俺に力を見せてくれ」

 

 九成、ヴァーリ!

 

「無事かイッセー! カズヒねぇはクロウ・クルワッハを抑え込んでる。こっちは俺達で片づけるぞ!」

 

「やぁ。滅ぼされた伝説の邪龍達と戦えるのは僥倖だ。……さぁ、白龍皇を見せてやろう」

 

 このタイミングでめっちゃ頼りになる奴が二人も。

 

 ああ、こんな奴らに、誰一人として失わせるものかよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 思わぬ展開に、なってしまったね。

 

 僕はグラムとダインスレイブを構え、聖剣の騎士団と共に現れた敵を睨み付ける。

 

「なるほどな。まだ十代でこれなら十分すぎるほどに強大だな」

 

 そう呟くのは、僕と同じくダインスレイブをもって僕や椿姫さんの猛攻をしのぎ、あろうことか正確な反撃を入れてくる男。

 

 イシロ・グラシャラボラス眷属の騎士二駒で転生した男、ザンジュ。またの名を北欧の王ホグニ。

 

 魔剣ダインスレイブを宝具として持つこの男が、この場で出てくるとはね……っ

 

 僕としても今のダインスレイブの主となった身として超えたいという願望はある。

 

 だけど、グラムと併用してすら届かない……っ

 

 いや……まだだ!

 

 グラムとダインスレイブの出力をとにかく抑えているからこそ、ここまで劣っているのだろう。

 

 なら、まだ不安定だけど聖魔剣を利用して制御を行えばいい。

 

「っ! 駄目です木場君、無理をする気なのでしょう!?」

 

「いえ、此処で勝つにはこれをするしかありません!」

 

 どちらにせよ、グラムを含めた五つの魔剣を使いこなせなければ今後の戦いを勝ち残ることは不可能に近い。

 

 何時だって、イッセー君は土壇場で成長を掴み取った。

 

 なら僕は……ここで成長を遂げ―

 

「そこまでだよ、木場」

 

 ―その言葉と共に、僕の動きが強制的に止められる。

 

 これは、いったい……?

 

「ごめんなさいねぇ? そういう無茶は君には向いてないと思うのよぉ」

 

「そういうことだ。非常時故に相方を交換する形で駆け付けさせてもらった」

 

 ゼノヴィアにリーネス!?

 

 確かに二人はツーマンセルが別の人だから納得だ。同時に何故交換するようなことをしたのかが―

 

「そういうわけだ。ここは私に任せてもらうぞ」

 

 ―ゼノヴィアが、一歩前に出る。

 

 その手にはヘキサカリバー版のエクス・デュランダルがあるけれど、かといって態々リーネスが合流する理由は?

 

「……北欧の戦士ホグニ。悪いが仲間に無茶をさせるわけにはいかないんでな。お前は私が祓う」

 

 そう告げながら、ゼノヴィアはエクスデュランダルを右手に持ち、そしてもう片方の手でDチェンジャーを構える。

 

 え? もしかして?

 

 僕は思わず唖然としながらリーネスの方を見ると、リーネスも少し苦笑していた。

 

「前線での暴れっぷりを気に入った人がいたみたいねぇ」

 

 ……えぇ……。

 

夢幻召喚(インストール)!」

 

 その瞬間、ゼノヴィアは背中に巨大な弓を背負っていた。

 

 その大きさはどう考えても、並の人間が使うようなものではない。

 

 そして部分ではあるが日本の大鎧を思わせる装甲を身に纏い、ゼノヴィアはエクスデュランダルの切っ先を構える。

 

 そしてその気迫は明らかに増し、ホグニは剣を構え直す。

 

「……名を訊こう。英霊も含めてだ」

 

「ゼノヴィア。宿す英霊の名は、源為朝(みなものとためとも)

 

 その直後、激戦が巻き起こった。

 




 そこかしこで激戦頻発。はたから見る分には燃える展開です!
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