好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 本日、超・ギャグ回!!


英雄乱戦編 第二十五話 ドラゴン流ラーメンフライセット

 

 祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 間に合わない。

 

 僕はそれを悟った。それぐらい、状況の余裕がない。

 

「……だめぇ!」

 

 ソーナ会長が血相を変えて走り出すが、それでも間に合わない。

 

 威力もまずい。あれではアウロス学園の校舎が丸々燃え尽きる。下手をすればシェルターにすら被害が出る。

 

 誰もが気づいて、何とかしようと動こうとし、だけどそれも間に合わない。

 

 唯一対応できるだろう九成君だが、しかし機先を制するようにモデルアーチが攻撃を放って、妨害している。

 

 これでは―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今だ、やれ」

 

『『『『『『『『『『はい、ルシファー様!』』』』』』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―その直後、多重に展開された結界が紫炎を完全に防ぎ切った。

 

『『『『『『『『『……え?』』』』』』』』』

 

 思わず敵味方揃って、疑問符が浮かんでしまっている。

 

 あり得ない。なんだあの多重障壁。

 

 あんなことができるメンバー、僕達の誰にもいないはずだ。結界術を習得した朱乃さんやロスヴァイセさんにすらできないだろう。

 

 そんな圧倒的な結界により、紫炎は完全に防ぎ切られている。

 

 それどころか、邪龍の攻撃すら発生した結界によって防がれている。

 

 あり得ない。なんだこれは。

 

 一体どんな形で援軍が?

 

 驚愕する僕達の視線の先、アウロス学園の校舎から誰かが出てきたのが見えた。

 

 多くの冥界の民を引き連れるのは―

 

「どうやら間に合ったようだね」

 

 ―白龍皇の鎧の上に割烹着をきたヴァーリ・ルシファーだった。

 

「……そ、そんな」

 

 その光景を見た小猫ちゃんが目を見開き―

 

「……その香ばしい匂い……ラーメンですか?」

 

 ―なんかずれたツッコミが来た。

 

 どう反応していいか分からない僕達の前で、ヴァーリは何故か得意げな様子だった。

 

「ふっ。シンプルな塩ラーメンにしてみた。ちょうどいい、お前も食べろ塔城小猫。いや、結界術が使える物は全員食べるといい」

 

『『『『『『『『『『なんでだよ!?』』』』』』』』』』

 

 思わず総ツッコミだけど、しかし状況はおかしすぎる。

 

 放たれる邪龍達の猛攻を、一般人が手を掲げるだけで結界が出てきて防いでいく。

 

 あり得ない。あんな結界、上級悪魔でも全力を出してなお張れないような代物だ。一般人が、それもあんなたくさんの一般人ができるわけがない。

 

 そしてその光景を見たクロウ・クルワッハが、目をぱちくりさせていた。

 

「……ラードゥンの結界だと? 何があった?」

 

 ら、ラードゥン?

 

 ラードゥンというと、今回の作戦に参加している邪龍の一角だよね?

 

 イッセー君達が一回戦闘したというけど、アグレアスの方に向かったはずじゃぁ?

 

 一体何がどうなっているのか、正直とてもさっぱりだ。

 

「……どう見ても、あの結界は彼らが発生させてますけど?」

 

『……あ、ラードゥン? ないとは思うけどアウロスの一般市民になんか援護した? ……あ、してない? やっぱり?』

 

 ロスヴァイセさんが結界を確認して首を傾げ、モデルバレットも通信でラードゥンに確認をとっている。

 

 いや、この状況はいったいどういうことなんだ?

 

 僕達が困惑していると、ヴァーリはラーメンを持って朱乃さんの前に出ると差し出した。

 

「さぁ食せ。お前の結界術が必要だ」

 

 あり得なさすぎる訳の分からない発言に、朱乃さんはすっごく警戒心をあらわにしている。

 

「食べてください! それで結界が使えます!!」

 

 だがそんな朱乃さんに、結界を張っている悪魔が大声を張り上げる。

 

 いや、食べたら結界とか意味が分からない。

 

 なんだろう。訳が分からなさ過ぎて状況が―

 

『なるほど、そういうことか』

 

 ―モデルアーチが何かに気づいた!?

 

 僕達の視線がモデルアーチに集中する。

 

 敵に期待するのもあれだけれど、分かったのなら教えてほしい。

 

 一体、いったい何が起きているんだ!

 

「何がどうしましたのん?」

 

 促してくれてありがとうヴァルプルガ。

 

『単純なことだ。兵藤一誠の乳技と同じ領域に、対を成すヴァーリ・ルシファーが至っただけの事』

 

 なんだと!?

 

 イッセー君の乳技と同様の領域!? 全く訳が分からない!?

 

 エロと食事がどうかみ合うんだ。女体盛では断じてない。あとラーメンって精力がつく料理だっけ?

 

 僕達が混乱している中、モデルアーチは感心という言葉を態度で表しながら頷いている。

 

『おそらく白龍皇の力を流用して吸収したラードゥンのオーラ、その影響を受けた魔力でラーメンを完成させることにより、出来たラーメンを食べた者にラードゥンの特性を一時的に付与したのだろう。食育で対抗するとは考えたな』

 

 彼の正気を疑いたい。あとそれ、食育違う。

 

 だけどそんなモデルアーチに、ヴァーリは賞賛の感情を浮かべていた。

 

「見事。俺の白龍製麺の根幹を見抜くとは、流石はリーネス・エグリゴリの親族だ。優れた魔術的観察眼を持っているようだね」

 

『大したことではない。食を利用した魔術も探せばいくらかある。魔術師とは自己強化も行う物だ。比較的悟りやすいさ』

 

 そんなわけあるかと言わんばかりの魔術関係者の視線が、モデルアーチに突き刺さっている。

 

 と、言うかなんてことだ。

 

 確かに白龍皇の力は、敵の力を半減させて自分に上乗せするものだ。

 

 だがそれは、自分の力が強化されるだけ。例えばイッセー君達赤龍帝の力を半減させても、倍化や譲渡の特性は得られなかった。

 

 ……それも己の麺の渇望と魔力で、手間はかかるけど克服したというのか。

 

 なんてことだ。なんてことだ。

 

「……二天龍ってそっくりさんだにゃぁ」

 

「そんな……白龍皇までイッセー君の亜種に……!?」

 

「黒歌もロスヴァイセさんも酷くない!?」

 

 げんなりする黒歌とロスヴァイセさんに、イッセー君の半泣き交じりなツッコミが投げられる。

 

 だけどイッセー君の乳技も似たようなものだよね。むしろ社会的には比較的マシかもしれない。

 

「……意外と美味しいですわね」

 

 そして朱乃さんが食べてた。

 

 しかも味もいいらしい。なんてことだ。

 

「ま、負けないわ! 私も天使の祝福が物理で与えられるパンを作って見せるモン!」

 

「先輩、対抗意識を燃やさないでください」

 

 そしてパン作りに目覚めかけているイリナさんが暴走して、ルーシアちゃんが止めている。

 

 うん。本当に物理的に祝福が与えられるパンとか、一歩間違えると何かのテロに使われそうだからやめてほしいかな?

 

 イリナさんは天然なところがあるから、本当に作らない様後で目を光らせておくべきかもしれない。

 

 だけどこれにより、状況は更に変化した。

 

 一般市民が防御専門とはいえ、上級悪魔クラス以上の戦力として換算できたのは大きい。おかげでこちらは攻撃に集中できる。

 

 もとよりパワー重視で突破力に長けるのがグレモリー眷属。それを攻撃に集中できるのなら、守り切れる可能性は―

 

「……あ、ファーブニルさんが戻ってきました!」

 

 ―なんか嫌な予感が増えた!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

『こんにちわ。ファーブニル三分クッキングへようこそ』

 

 ……思考を停止したい衝動に、俺は何とか打ち勝った。

 

 意味不明すぎて硬直したいが、今は一応戦闘中だ。

 

 一瞬の油断や流れ弾もある以上、カバーできるように俺だけでもこの困惑した空気を乗り越えて防御だけでも意識しておかなければ!

 

 すぐ近くで玉ねぎを不思議パワーでみじん切りにするファーブニルは無視したい!

 

 ……いや、邪龍が何故か食い入るように見つめている。攻撃の手を完全に止めているぞ。

 

『産地直送、アーシアたんのおパンティーにパン粉を付けて、高温でカラッと揚げる』

 

 ……無駄に音がいいのがなんか腹立つ。

 

 あとなんで邪龍達はうんうん頷いているんだ。

 

 なんてこと思いながら周囲を警戒していると、何時の間にかパンツが揚がっていた。

 

 自分で言っててなんだがパワーワードすぎる。頭痛いし集中力が途切れるしで勘弁してほしい。

 

 あとパンツ揚げたのが完成したのに合わせて、ぱちぱち拍手するな邪龍共。

 

 そしてそれを一口で呑み込み咀嚼したファーブニルは、なんとなくだがすがすがしい表情だった。

 

『……ありのままの君でいてほしい』

 

 ……号泣している邪龍が出てきた事実に泣きたい。

 

「……私は蟹になりたいです」

 

「アーシアしっかりしろ! 蟹ではなく貝のはずだ!」

 

「そっちじゃないじゃんゼノヴィア! 混乱してんの!?」

 

「いいえヒツギ、ゼノヴィアは博識なだけよ! さっすが期末テスト平均90点代!」

 

「イリナ先輩。それは学力の無駄遣いです」

 

「おーいルーシア。気持ちは分かるけどそのぶった切りはどうよ!?」

 

 アニルがツッコミ入れるぐらい、ルーシアの心労が酷いことに!? 教会陣営ちょっとストップ!

 

 え、ええい! とりあえず周囲の邪龍の動きは止まっている。これならあるいは行けるか!?

 

 俺がそう思っていると、今度はイッセーが何かに気づいたようだ。

 

「皆! ドライグも戻ってきた! 歴代白龍皇の説得も成功したらしい!」

 

「ヴリトラも帰ってきたぜ! ……なんか微妙な表情だけど」

 

「アルビオンも戻ってきたようで何よりだ。ここからが本番だね」

 

 よし、ドラゴン達が帰ってきた!

 

 しかし浮足立たずに周囲の警戒に努めよう。こういう時こそ平常心だ。

 

「……あ、なんか歴代白龍皇からメッセージがあるみたいだぞ?」

 

 おお、なんかありがたい含蓄のあるお言葉が聞けるかも。

 

 そう思った俺の視界の先、映し出されたいい笑顔の人達が一斉に元気よく―

 

『『『『『『『『『『アーシアたんのおパンティー、くんかくんかぁっ♪』』』』』』』』』』

 

 ―意識を飛ばさなかった俺の精神力を心から自画自賛したい。

 

『初めまして、今代の赤龍帝。私達白龍皇の残留思念は、君を愛する至高のおパンティーとヒップラインの持ち主たるアーシアたんと紹介してくれたファーブニルに免じ、君を許すことを決めたよ』

 

 妄言はシャットアウトしておこう。SAN値が削りきられる。

 

 とりあえず、俺が言うべきことは一つ。

 

 ……所詮白龍皇の残留思念も、赤龍帝の残留思念の宿敵だったということか。

 

 アルビオン、精神疾患を同時多発で患わなければいいんだけど。

 




 一から十まで頭の痛いギャグ展開で構成されるお話でしたwww

 麺龍皇の技はtappeさんからのアイディア提供をもとに、イッセーの乳技が魔力に対する強いイメージを持っていることから考慮し、いくつかのアイディアを融合させた感じです。

 一発で分かったのがモデルアーチなのは、奴はサイコパス度があの場で一番高いからギャグに困惑する精神性が皆無だったことに由来します。

 タイミング的にファーブニルクッキングタイムと重なっていたので、コンボ性能はかなり高くなっていると思っておりますwww

 あとあんまり長くするのもあれだったので、白龍皇の和解の言葉を最初にもっていきました。
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