好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
あ、あと創作掲示板でも「これ絶対いけるだろ」なんてのを見つけてちょっとヒャッハー。ちょうど該当する作品を紹介できるので、小出しにしてあげておくか……。
祐斗Side
これが、僕達の窮地を乗り越えてきた力なのか。
思わずイッセー君の方を見ると、僕の視線に気づいたのかすっごい不満そうだった。
「一緒にするのやめてくれない!?」
え~。
でも変態という意味では、僕達の中で代表格だし。たぶん敵は今の僕達みたいな理不尽を感じていたはずだし。
あとロスヴァイセさんは顔を真っ白にして鳥肌を立てている。当然ですよね。
しかもそれを見て、グレイフィアーズ・カラーズの人達は不思議そうにしているし。
あ、青い髪の人が首まで傾げた。
「なんでその反応? 勝ち組確定なのにどしたの?」
「死んでもゴメンですよそんな勝ち組!?」
渾身のツッコミだった。さもあらん。
そしてそこに、ベルナが凄くうんざりそうな表情を浮かべながら一歩を前に出る。
あ、あの人が例の知り合いの人なのか。
「お前馬鹿なんだなアズール!? いろんな意味で馬鹿なんだな!? そうなんだな!?」
「? なんでそんなにわめいてるわけ? 訳分んない」
その渾身の怒声にも、アズールと呼ばれた少女は理解できていないらしい。
「ご飯は美味しい、ベッドはふかふか、ちょっと仕事と訓練してれば遊ぶお金もめっちゃ手に入るし、勝ち組確定じゃん?」
「馬鹿は気楽でいいなぁ!」
……あ~。これはあれだ。
ストリートチルドレンなだけあって学が無いというか、テロ組織に入るというデメリットが理解できない人だ。
たまにいるよね。冷静に考えるとリスクも大きいしヘイトも稼ぐといった感じで割に合わないことも多いので、犯罪組織の下っ端になっている人。まぁ彼女はある意味で幹部格なんだけど。
だけどこのままではまずい。
敵の数が一気に増えた。結界が壊れたことで増援も来るだろうけど、この数と質の両立では、こちらにも相応の被害が出るだろう。
どうする? どうすればいい?
僕達の殆どがその不安を覚えているだろうが、それがいけなかった。
「隙ありですわよ♪ 燃え萌えしましょうねん♪」
ヴァルプルガが高出力の紫炎を校舎に向けて放つ。
機先を制された、あの出力ではカバーが間に合わな―
「させるかよぉおおおおおっ!」
―匙君が、黒炎を纏ってそれを受け止める。
「サジ!? 駄目です、あなたが耐えられません!!」
ソーナ会長が悲痛な声を上げる中、ユーグリッドとアズールは冷淡な視線を匙君とソーナ会長に向ける。
「愚かですね。たかが下級悪魔が通う情けない学び舎の為に体を張るなどと」
「同感同感。下の下が下の中になる程度の雑魚い成長の場所なんている?」
本心から呆れているといえる、そんな声色なのが丸分かりだ。
「真に由緒正しい上級悪魔にはその為の学園があります。伝統を守りつつも近代の技術も取り入れ、社交界に出るまでに繋がりを作る素晴らしい学び舎がね。そんなことができる学園とは思えません」
「そうそう? 下の下をちまちま鍛えたって大した意味ないし! 才能をきちんと見抜いてくれる人がいなけりゃろくに変わりないって~♪」
その言い草に、僕は本心から理解する。
ああ、この人達は本当に、この学園の価値が理解できていないんだ。
そんな目の前の者達に、踏み込むものが二人ほどいた。
「……ああ、ちょっとほっとしたよ」
「……そうだな。ある意味ラッキーだな」
イッセー君とベルナは、僕達以上に怒りを見せてユーグリッド達に対峙する。
「あんたがクソの外道でよかったよ、ユーグリッド。心置きなくぶっ飛ばせるからなぁっ!」
「てめぇはそんなんだからダメなんだよ。遠慮なくぶちのめしてやるよ、アズールッ!!」
真っ向から睨み付け、そして二人は激高した。
「……いいでしょう。貴方達を打倒して、ロスヴァイセを迎え入れます」
「お前なんかにゃもったいねえよ。渡さねえしぶっ飛ばす」
「まぁおっぱいドラゴンなら金持だって有名だし、そういう意味だとありなのかな?」
「そこじゃねえってのが分からねえのが、お前のダメなところだよ」
激突するように睨み合い、そしてグレイフィアーズが庇う様に前に出る。
……これは、負けるわけにはいかないね。
何があっても、此処で生き残り敵を倒す。そこですべては終わっている。
だからこそ、必ず……勝つ!
「いいね。流石はグレモリー眷属だ」
「はっはっは! そういう見る目だけはあるようだな!」
「まぁ、仮にも頭に担ぎ出したもの。それぐらいはできないとね?」
ここで、彼らが来るのか!?
和地Side
よっしゃ援軍!
周囲を警戒しつつも、俺は内心でガッツポーズをする。
このタイミングでの援軍は、正直本気で大助かりだ。
ありがとう来てくれて! メンツの多くがちょっと微妙だけど!
「日美っち無事か! どうやら間に合ったな!」
「また面倒なことになってんなぁ、おい!」
「勇ちん、ディーレン!」
カズヒねぇに駆け付けるように、接木さんと引岡さんが駆け付け、更にそこから槍を引き抜いた曹操が周囲を見渡して肩をすくめた。
「まったく。京都もそうだったけど、君達は本当にイベントに困らない生活だね?」
ここに来て曹操も参戦とか、かなり嬉しい増援だ。
しかも―
「ふははははははっ! アグレアスは大体落ち着いたので、加勢に来たぞ凡人共よ!」
「あら、アズールまで来てるなんて、ちょっと意外」
―ユーピ・ナーディル・モデウにアーネ・シャムハト・ガルアルエル!
しかもかなりの人数を連れて来ているし、これはかなり助かるぞ!
「あらあらぁん? そんなに来てくれるなんて、燃やしがいがありまわねん」
そしてヴァルプルガはそう悪意が溢れる笑みを浮かべながら、紫炎の火力を高めていく。
いかん、これは援護を―
『我が宿主を舐めないでもらおうか』
―その瞬間、黒炎の火力も高まっていく。
そうか、ドライグもアルビオンもファーブニルも戻ってきているなら、当然ヴリトラも戻ってきているか!
「ヴリトラ! 助かったぜ!」
『ボロボロだな、宿主よ。だがいい表情だ』
ヴリトラにそう言われて、匙は笑みすら浮かべながら紫炎を抑え込む。
「……今の今まで兵藤に全然追いつけないのが嫌だった。だけど、あいつはずっと自分のやりたいことの為に一生懸命走ってるんだ。兵藤じゃないのに兵藤に追いつけないのは当たり前だって、漸く気付いたのさ」
そうか。そういうことか。
余計なことに囚われず、自分の道を決めたからこそ―
「……俺は必ず教師になる。ソーナ会長の夢を支えて、子供達を育てて見せる! だから行くぜ―」
そしてその瞬間、匙の体から光が放たれる。
ああ、この感覚はよく知っている。
あれは、至った者の放つ輝きだ。
『
その瞬間纏われるのは、邪龍の力を秘めた鎧。
瞬間的に増幅した黒炎が紫炎を弾き飛ばし、放たれた大量のラインが邪龍に纏わりついて生命力を奪って倒し、全方位に展開される呪いが空すら埋め尽くす。
「……うふふ、面白いわねん♪ 炎勝負の第二ラウンドといきましょうか?」
『上等だ!』
その瞬間、ヴァルプルガと匙は飛び上がり、激戦を繰り広げる。
冥界の空を彩り、聖なる紫炎と黒い邪炎。誰が見ても分かる激戦だ。
ただ、それをユーピとアーネは冷めた目で見つめていた。
「……はぁ。まさか諦めから至るとは、ろくでもない奴がいたものだ」
「同感ね。あれは伝説には程遠い、英傑の戦いに参加できる器じゃないわ」
あの光景と到達と見て、この二人はそうとしか思えないのか。
感性が違うのは分かっていたが、やはり相容れないところを感じるな。
ただそんなことは分かっている。だからこそ、そんなことはいいだろう。
この好機、決して逃すわけにはいかない。
どうせ奴らも「失敗したけど何もしないってのは」なんだ。そんな奴らの好きにはさせないさ。
だからこそ、此処で一気にと思った時だ。
『なるほど。ならばこちらも抜くとしよう』
その言葉を聞いて、俺達は身構える。
こちらを興味深そうに見ながら、モデルアーチが星辰体と感応する。
……敵からしてもここが決め所。そりゃそうだ。
どうやら、本気で挑むしかなさそうだな!
いろんな連中が出てきて、役者が集いに集いました!