好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 はいどうもー! 感想・高評価・捜索掲示板での紹介をフルスロットル欲するグレン×グレンでっす!

 ……さすがに一日で1評価が二つも増えるとか凹むぞ。一部の方のご厚意で創作掲示板でいろいろ紹介されてますけど、なぜか評価が下がりっぱなしだというのがとても納得いかない。

 よほどのことがない限り、低評価をつける前に読むのやめるタイプだからかなぁ? 自分は既存の話を一通り読むなり最後の話を読むとかしない限り、低評価を付けることがめったにないからあまり共感できないところがあるからなぁ。

 とはいえそれにより読者数が増えているようなので、着火剤も兼ねて一話投稿させていただきます!


英雄乱戦編 第三十六話 事前準備や息抜きはとっても大事

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……さて、今後はどうするべきかな?」

 

 ミザリが個人で保有するトルネード級神器力潜水艦。その一室でミザリはモニターを見ながら微笑んでいた。

 

 彼の人生はすべからく、悲劇を堪能する為にある。

 

 其処には質と量の両立を踏まえた区別や協力者に対する温情はあっても、それ以外には差などない。己自身が悲しくなることも踏まえて望んでいる以上、当然ではある。

 

 だからこそ、今後の段階として異世界侵略を行うことには賛成だ。今生の父であるリゼヴィムがそれを目的とすることに否はないし、むしろ喜んで協力したい。

 

 だからこそ、ミザリはそれを踏まえて行動している。

 

 リゼヴィムの計画における最大の問題点。それが分かっているからこそ、ミザリは積極的な協力ができない。

 

 それは、異世界についての情報不足だ。

 

 情報とは武器である。仕掛ける世界の情報がほぼ欠如しているこの状況で、いきなり侵略活動など論外だろう。

 

 どんな異能やどんな技術水準、頂点に立つ存在はどれだけの強さか。そういった情報が皆無と言っていい状況で仕掛けても、はっきり言ってグダグダになりかねない。むしろ乳神が一方的に赤龍帝に使いを送ることができる以上、異世界側の方が情報を持っている可能性もある。

 

 下手をすると万全の体制で一丸となった世界に迎え撃たれるかもしれないのだ。それはそれでミザリ的には悲しめるからいいのだが、異世界に悲劇を撒き散らせないのはそれはそれで嫌だ。

 

 だからこそ、ミザリは封印解除そのものには積極的に関与していない。

 

 ヴァルプルガによる聖十字架や、ヴァレリーから一つだけ抜き取った聖杯で進んではいるがその程度。逆に五つの聖遺物系神滅具を使えるミザリが協力すれば、それこそ既に封印は解けているだろう。

 

 だがしない。トライヘキサの封印が解ければ、その途端にリゼヴィムはグレートレッドを殺しに行きかねないからだ。

 

 そしてグレートレッドを殺さねば異世界に行って帰るような真似は不可能に近い。つまり偵察ができない状態でぶっつけ本番を仕掛けなくては、異世界侵略はできないといえる。

 

 だからこそ、ミザリの視点はまずこの世界に向けられる。

 

 可能な限りこの世界を悲しませ、そのついでに戦力を強化する。それだけのことをしたうえで異世界侵略という悲劇を広げたい。

 

 その為の準備は少しずつだが確実に進んでいる。

 

 ホグニを討たれたのは中々に痛手だったが、しかしそれで終わるほどミザリは温い悲劇を求めてはいない。

 

 そもそもミザリが召喚し契約し転生させたサーヴァントは、あえて言うならば初期メンバーだ。

 

 既に禍の団に根を深く張り、戦力が拡充しているなら深手というには程遠い。禍の団で得たいくつものデータを流用すれば、同等以上の戦力を集める当てはいくらでもある。

 

 だからこそ、ミザリは冷静かつ余裕を持ちながら堅実に対応を進めている。

 

 リゼヴィムの悪意と遊び気質に則った行動は一種のデコイとしても機能する。この世界を通り越して異世界にまで悪意を広げようとしていることもあり、当然だが脅威度が違う為相手は勝手に注力してくれるのだ。

 

「……どうせ死ぬのなら、復讐して無残に相手を殺せる死に方をしませんか……と」

 

 同時に人造惑星素体探しの一環で始めた自殺支援サイトの活動も行いつつ、ミザリは別のウインドウで開いている事象を確認する。

 

「……極晃星(スフィア)、か」

 

 星辰光(アステリズム)を超える星辰光(アステリズム)。ザイアから流出したデータに存在する中で、間違いなく最強の力。

 

 会得できれば龍神に通用する余地がある。だが同時に、狙って習得できるほど甘いものでもない。

 

 その習得における絶対条件は三つ。

 

 一つ。神星鉄(オリハルコン)レベルの星辰体感応物質の保持。これは技術的な問題なので、人造惑星を多数保有する禍の団なら何の問題もない。

 

 一つ。極晃星の力の軸線になる、天元突破させるだけの余地がある特化した性質。これらは通常の星辰光でAランクレベルがあれば行ける上、発動の際の感応で高めることもできる以上問題は一番薄い。

 

 そして、最大の条件。これが問題だ。

 

「……人生における勝利の答えを共有できる、想いを通じ合わせる存在か」

 

 これは極めて難しいだろう。

 

 人生においてそこまでのレベルで和えることができるものなど、はっきり言って極小レベルだ。数千年を生きる悪魔や神ですら会えるかどうか。

 

 まさに世界の命運を左右するレベルで、物語の主役となれるような者達のみが得られる力だろう。

 

 だからこれを得ようと思って得られるものではないと分かっている。

 

 ……だが、しかし。

 

「僕の勝利(答え)は決まっている。だとすれば―」

 

 問題は、それを双方向で成立させる方法だ。

 

 それが成立するまでは、試すのは避けるべきだろう。

 

 ザイアから流出した技術である以上、リーネス含めた神の子を見張る者(グリゴリ)が知っている可能性は高い。もし勘づかれれば、間違いなく何かしらの対策を取られるだろう。

 

 だからこそ、当面は表に直接出るわけにはいかない。チャンスを逃せばその時点で詰むのだから。

 

 故に当面は後方支援に徹し、リゼヴィムの援護をするべきだ。

 

 もちろん、その過程で運命が殺される危険性はある……が。

 

「それはそれですっごく悲しくなれそうだし……ね?」

 

 想像するだけで涙が出てきそうな嘆きに、ミザリは震えながら堪能すらしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……そろそろクリスマスかぁ」

 

 俺はふと、そんなことをぽつりと呟いた。

 

「そうね。私達が再会してから、漸く半年そこらだっていうんだから驚きよね」

 

 カズヒねぇもまた、俺の隣でそう呟く。

 

 今俺がいるのはカズヒねぇの部屋である。

 

 一応言っておくが、エロいことはしていない。する時はあるが今回はしていない。

 

 猿じゃないんだ。常に二人っきりでは盛りっぱなしなんてあほなことはしない。

 

 俺達は今、映画を見ながら二人っきりの時間を堪能していた。

 

 ふっふっふ。こういう時間も彼氏彼女の関係ならいるだろう。イッセーならおっぱいに手を伸ばし、リアス部長達辺りならむしろそれを喜んで受け入れるだろうが、俺は肩を抱く止まりだ。その辺はきちんと切り替えさせてもらう。

 

 ちなみに見ているのは分かり易くコメディ系だ。バッドエンドになる余地が欠片もないからこそ、楽しんで見ることができるという物だろう。

 

 ただまぁクリスマスを舞台にしていることもあり、ちょうど俺達の時期も十二月だから尚更そう思ってしまった。

 

 それにまぁ、クリスマスは俺達D×Dも色々と動くからなぁ。

 

「……しっかしまぁ。駒王町の人々にプレゼントをこっそり配るとか、中々洒落た真似ができるもんだな」

 

「そうね。まぁ色々と危ない目に知らぬとはいえ巻き込まれているのだもの。それぐらいの役得はあってしかるべきだわ」

 

 そんなことを言いながら、俺達は映画のクライマックスを楽しんでいる。

 

 ああ、偶のこういう時間……いい。

 

 ここ最近、本当にトラブル続きだから尚更だ。最近ひと月に二回レベルで国家存亡レベルの大激戦に巻き込まれているぞ。厄年か。

 

 リゼヴィムやミザリならクリスマス前後にあえて狙って何かしてきそうだし、このほっこりとした時間はなんとしてでも大切にしないと。

 

 俺は心の底からそう思いつつ、この愛し合う二人の時間を堪能していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……なんで俺、リアルタイム盗撮映像なんて見ているんだろう。

 

 そんなことを思いながら、俺はカズヒが自分の部屋に仕込んだ隠しカメラの映像を見つつ、真剣な表情でそれを確認する南空さんの方を向いた。

 

「九成怒るぞ?」

 

「覚悟の上よ!」

 

 そんな真剣な表情で南空さんは断言する。

 

 そしてそのあとちらりとベッドの上で布団に包まって丸くなってるリーネスを見ながら、困り顔でため息をついた。

 

「まったくもう。和地が盛大に男を見せておきながら、逆にその所為でヘタレるなんて……リーネスもリーネスだって」

 

「……まぁ確かに。自分で自分の精神に魔術かけるほどだしなぁ」

 

 なんでこんなことになったのかというと、俺がリーネスの秘密を知ってしまったことが原因だ。

 

 リーネス、九成に惚れちまっていたらしい。

 

 なんでも自覚したのはつい最近で、アウロス学園の体験入学の時に我慢ができずにカズヒと南空さんに相談したらしい。

 

 二人はむしろ歓迎ムードで背中を押しているんだけど、リーネスが素面で九成に告白できなくて、こうしてグダグダになっている。

 

 アウロス学園を防衛した時に俺がそれを知ったことから、こうして男の視点でアドバイスを頼まれるようになっちまった。

 

 一応その辺しっかり筋は通すカズヒ達だから、それなりにお礼の品は受け取ってるけど。……具体的に言うと、新しく買ったエロ本やエロゲを二人の部屋に隠してもらっている。

 

 いや、俺もどうかなーとは思っている。だけど、そんな場所に隠さないと、リアス達が見てくるんだ……っ。自然体でそんなことを話してくるんだ。しかも一緒にエロゲをプレイしようとしてくることまで! とどめに教会トリオは桐生の言葉を真に受けて全裸でしようとしてくるし!

 

 正直男としてすっごくメンタル的にあれで、カズヒは見つけ次第鎮圧してくださってありがとうございます!

 

 女の部屋に隠すのもあれだけど、二人は見たりしないし見ても言ったりしないから、ガチで助かってる。本当にありがとうとございますです、ハイ。

 

 だから俺も男の立場でアドバイスすることはいいんだ。

 

 俺もモテるけどそれはそれとしてモテる男に嫉妬する奴だけど、それはそれとして九成に恋するリーネスは応援したい。九成は良い奴だし、リーネスも良い奴だからな。

 

 だけどさぁ、これどうよ?

 

 カズヒが自主的に隠しカメラを設置しながら九成といちゃついて、その要素を見たうえで男の視点で意見を聞きたいって話になってる。そもそも九成が相手だから、九成自身にアドバイスを求めるのもあれだ。あとあいつもなんだかんだで頭が回るし、勘づかれるリスクもあるんだろう。

 

 だからって自分がいちゃつく光景を隠し撮りするなよ、カズヒ。南空さんも、なんでこんなところでポンコツ発揮してスルーするかなぁ?

 

「と、とりあえず一緒に何かの映像を見ることから始めたらどうだ? 九成も戦闘職だし、レーティングゲームの映像を、今後の新型プログライズキーの参考資料的な感じにして、使うことになる場合の意見を聞きたいとか」

 

「あ、なるほど。その手があったわね」

 

 南空さんは納得してポンと手を打つけど、リーネスはなんか痙攣し始めていた。

 

「一緒に映像……あ、あわわわわぁ……」

 

 ……これはなんていうか、前途多難だな。

 

 とりあえず、九成頑張れ。

 

 俺も人のことは全く言えないけど、モテる男はそういうのに積極的に察知することが必要だぜ? かつての俺みたいにすっごくディスられかねないからな?

 




 前半と後半で温度差の激しい話で、ファニーエンジェル編スタートです!

 
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