好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

386 / 530
 はいどうもー! 感想・高評価・捜索掲示板での紹介を超超超超欲しているグレン×グレンでっす!

 ……ぜひ、ぜひお気に入りに入れてくださっている方々には6以上の評価を願いたい! なので評価を入れ忘れている作品に評価を入れに行こうと思います。

 本日は前哨戦回となっております!


英雄乱戦編 第四十四話 見え始める裏側

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 いきなりやってくれるじゃねえか……っ!

 

 俺は素早く真女王に移りながら、どっちの相手をするかを考える。

 

 何故かトウジさんを狙っているステラフレームだけど、此処で俺達が逃げに徹すると追撃されかねない。

 

 幸いこの公園は広いし、結界を張って助けが来るまで粘った方が周囲の安全は確保できるか。

 

「ロスヴァイセさん、アーシアとトウジさんを!」

 

「分かりました!」

 

 結界術が使えるロスヴァイセさんにアーシアとトウジさんを任せて、俺はぶつかり合っているステラフレームとサウザンドフォースにぶつかっていく。

 

 真っ向からぶつかり合うステラフレームにサウザンドフォースの仮面ライダー。そこに割って入るように、俺は拳を叩き込んだ。

 

『っと! 流石にできる!』

 

「噂の赤龍帝は違うねぇ」

 

 やっぱり躱すか!

 

 っていうか、ステラフレームにしてもサウザンドフォースにしても、動きが巧みだ。

 

 サウザンドフォースは英才教育を受けているとはいえ、ステラフレームでここまで動きが巧みなのって、モデルバレットぐらいじゃないか?

 

 こいつ、今までのステラフレームとは一味違うぞ!

 

「じゃぁ今度はこっちの番ってな!」

 

 その時、サウザンドフォースの奴が右腕から炎を拭き出した。

 

 俺は素早く伏せて躱すと、近くの木が綺麗に切り裂かれる。

 

 切り裂く!? 延焼とかも起きてないし、どういう星辰光だよ!?

 

 しかも今度は俺とサウザンドフォースを諸共吹っ飛ばそうと、ステラフレームが手に持った剣を振るってくる。

 

 こっちもこっちで禍々しいオーラが溢れ出ているやばい剣だ。日本の大昔にありそうな剣だけど、剣としての性能は木場の持つ魔剣に匹敵するな。

 

「援護するぞ、撃てぇ」

 

「させるかよっ!」

 

「先輩方、こちらは抑えます!」

 

 レイダー部隊をアニルとルーシアが抑え込んでいるけど、相手もかなり動きがいいな。

 

 というか、動きから見て星辰奏者(エスペラント)か? レイダーと星辰奏者の組み合わせとか、地道に厄介だな。

 

 だけど、それぐらいなら俺達の後輩は何とかできる!

 

 むしろこの三つ巴を何とかしないと―

 

「イッセー! ステラフレームは私達で抑える!」

 

「イッセーくんは仮面ライダーをお願いね!」

 

 ―ゼノヴィアとイリナも参戦か。

 

 なら、此処は二人に任せる!

 

 俺はステラフレームを二人に任せると、仮面ライダーの方に集中する。

 

 街中だから砲撃こそできないけど、機動力と打撃力で翻弄すれば行ける。

 

 そう思ったけど、相手も中々強敵だった。

 

「その程度じゃなぁ?」

 

 ……できる。

 

 体のところどころから生える炎の剣だと思っていた星辰光が、思った以上に厄介だ。

 

 文字通り至るところから生えてくるから、打撃が入ると思ったらそれで弾き飛ばされる。しかも至るところから生えてきたと思ったら、真女王に追いすがれるレベルの機動力を発揮しやがる。

 

 思った以上に強い。これがサウザンドフォースか。

 

 そしてゼノヴィアとイリナも苦戦している。

 

 あの二人の連携攻撃を前に、ステラフレームは剣技と動きだけで対応している。

 

 あの二人を相手にそこまでできるとか、単純な性能じゃなくて動き方や戦い方が鍛えられている証拠だ。

 

 やばいぞ。あのステラフレーム……ただものじゃないっ!

 

 ゼノヴィアやイリナもそれを痛感しているからか、攻めかかれないでいる。

 

「……この動き、悪魔祓いのそれね?」

 

「教会の関係者がステラフレームか……っ」

 

 しかも二人曰く教会の関係者化よ! 冗談きついだろ!

 

 ただ、ステラフレームの方は不満げな様子が見える。

 

『元がつくけどね。とはいえ、音に聞こえるデュランダルは流石だ』

 

 そういうステラフレームから、どんどん禍々しいオーラが溢れていく。

 

 いや、厳密には奴が持っている剣からだ。それも、降り注ぐ雨が奴に当たる前に蒸発するぐらいのオーラでもある。

 

『遠慮なしで行かなければ、君達を突破して彼を苦しめることはできないようだ。……天弄せよ、我が守護星―――鋼の悪意で世界を犯せ』

 

 その瞬間、驚くべき光景が広がった。

 

 最初からステラフレームが持っていた剣から、邪悪なオーラが八つ首の龍の形をして具現化する。同時にステラフレームの左腕に、エクス・デュランダルが具現化。瞬く間に、聖邪を併せ持つ化け物が目の前に現れる。

 

 おいおい、何がどうなってやがる!?

 

 サウザンドフォースを相手しながらも驚きを隠せない俺達に、ドライグが宝玉を光らせた。

 

『全員気を付けろ! あの龍は霊妙を喰らう狂龍(ヴェノム・ブラッド・ドラゴン)、八岐大蛇だ!!』

 

 八岐大蛇ぃ!? 俺でも知っている日本の有名なドラゴンじゃねえか!? 確かスサノオって神様が酒で酔わせて何とか倒したとかいう!?

 

 また邪龍かよ。それも八岐大蛇ともなれば、グレンデルやラードゥンと同じで龍王クラスはあるレベルじゃねえか!?

 

 サウザンドフォースも警戒の色を濃くする中、その反応に気をよくしたのか、ステラフレームは最初から持っていた剣を掲げる。

 

 やっぱり、邪龍のオーラはあの剣に宿っているみたいだな……っ

 

『驚いたかい? 実はこの剣、修復中だったのを奪った日本の聖剣、天叢雲なんだよ』

 

 しかもあれ、聖剣だったのか!?

 

「異教の物とはいえ、聖剣になんという真似を!?」

 

「とはいえ、天叢雲は八岐大蛇の尾から出でたという伝承を持つ剣です。ある意味で相性は抜群に良いはずですね……」

 

 ルーシアとロスヴァイセさんが唸るけど、とりあえずあのステラフレームが今までとは別の意味でやばすぎることだけは分かった。

 

 単純な技量ならモデルバレットに並ぶレベルで高い上に、伝説の聖剣と邪龍をミックスして装備。あと具現化したデュランダルはオーラの質からして、多分即興で作った偽物。だけど性能も高そうだし、多分星辰光がそういうもんなんだろう。

 

「先輩、こっちもこっちで危険っす!」

 

 そしてアニルが、ヘキサカリバーで敵の武器を破壊しながらこっちに声を飛ばしてきた。

 

 サウザンドフォースはサウザンドフォースでやばいってことか。まぁそうだろうよ。

 

「どんな風にやばいんだ!?」

 

「どうも星辰奏者っぽいんで発動体をぶっ壊したんすけど、鉄パイプを握った瞬間にまた発動値になりやがったんでさぁ」

 

 なんだそりゃ!?

 

 ああもう! 星辰光は何でもありすぎる上に千差万別だから、どんな星を持ってるのかが分からない時は徹底的に分からない!

 

 しかもルーシアの方も、銃を構えて少し気圧されているぐらいだ。

 

「それも、複数人が同様にです。星辰光(アステリズム)を使っているように見えないところもいい、不気味ですね」

 

 おいおい冗談だろ。

 

 サウザンドフォースの連中は、いったいどんな切り札を手にしたんだよ。

 

 発動体ってのは、基本的に星辰奏者一人一人に対して調律する必要があるんだろ? しかも外付けの内蔵も同じだから、一つじゃなくて一組といった形で作ったわけでもなければ複数持つことはできない。もちろん一組で作ると一つ壊れたら効果が下がるぐらいだ。

 

 どう考えてもおかしい。一体何がどうなってるのかさっぱり分からない。

 

 しかもそれについてばっかり考えているわけにもいかないってのが―

 

「……ぐぅっ!」

 

 ―その時、トウジさんが呻き声をあげてうずくまった。

 

 見れば八岐大蛇の牙が、トウジさんの肩をかすめている。

 

 それを見たドライグが舌打ちを響かせた。

 

『まずいぞ相棒、八岐大蛇はサマエルほどではないがかなりの猛毒だ! 治せる者も各勢力に数えるほどしかいないだろう……っ』

 

 なんだって!?

 

 畜生! いくら乱戦だからって、こうもむざむざやられる羽目になるなんて……。

 

 俺達はきちんと強くなっている自覚はある。だけどそれ以上に敵の強化が早すぎるじゃねえか。

 

 そしてステラフレームはステラフレームで、全身を震わせてその光景を喜んでいる。

 

「よくも……よくもパパを!!」

 

 イリナが怒りに燃えてヘキサカリバーを突き付けるけど、ステラフレームはそれを憐れむような雰囲気で見ている。

 

『覚えておくといい、いかに天使と言えど身内が傷つけられれば怒るだろう? そして君が僕を倒した時、に感じる感情を僕は覚えているのさ』

 

「……え?」

 

 その突拍子もない言い草に、イリナはもちろん俺達も怪訝な気持ちになる。

 

 その壮絶な気配に、サウザンドフォース達も攻撃の手を止めてステラフレームを警戒し―

 

「……まずい、増援が来たぞ!」

 

「……さや当ては此処までか」

 

 増援!? この流れだと……俺達側か!

 

『流石にそれだと分が悪いね。今日はここまでにしようか』

 

「お互いに、ということかねぇ?」

 

 ステラフレームもサウザンドフォースも、転移魔法陣を展開しながら逃げる体制に入っていく。

 

 サウザンドフォースはそのままこっちを警戒するだけだ。だけどステラフレームは、俺達に複雑な感情が籠っているような視線を向けてくる。

 

 怒っている様にも、羨んでる様にも見える。そんな相反するような感情が透けてみる、その視線は―

 

『覚えておくといい、君達が住む駒王町の和平の土地という栄光は、教会とバアルの血塗られた業が積み重なって出来たものだということをね!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地SIDE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カズヒねぇ!」

 

「そっちも来たわね」

 

 俺とカズヒねぇは合流すると、すぐに教会に入っていく。

 

「ステラフレームにサウザンドフォースか。タイミングの悪い挟み撃ちだったな」

 

「敵がこっちの事情を斟酌するわけないものね。面倒なことだわ」

 

 出来る範囲内ですべきことをしても、敵だってそれぐらいはするんだからこうなることもある。

 

 分かっているがやりきれない。だがここで無理を通そうとすればそれこそ論外だ。

 

 だからこそ。

 

「……ここから巻き返しだな。今度は迎え撃つとしようか」

 

「そうね。どうせ半端に済ませる気は無いでしょうしね」

 

 大まかな情報しか聞いていないが、今までの情報と統合すればこれで終わるとは思えない。

 

 クリフォトの戦力であるステラフレームが、ピンポイントでイリナの親父さんを狙ってきた。

 

 更に最近起きている事件のターゲットが、トウジさんと同僚だったという。

 

 そして同僚だった頃の認知である駒王町について、血塗られた業とまで言ったステラフレーム。

 

 全ては繋がっているだろう。まずはそれを知り、そこからどうするかを考えるべきだ。

 

「……まったく。リヴァ先生の元カレを相手するだけでも大変だってのに、やることを増やしてくれてありがたいこって」

 

「誠にぃとリゼヴィムの性格から言って、知ったらセットで送ってきそうね」

 

 俺のボヤキにカズヒねぇが同意するけど、絶対するだろあいつら。

 

 なるほど。つまり俺は二重の意味で大変なことをする羽目になったと。

 

「……上等だ。新技をそれまでに形にして待ち構えてやる」

 

「何か掴んでいるようね。これは期待できるかしら?」

 

 俺達は不敵な笑みを向け合ってから、小さく頷き合う。

 

 ステラフレーム。何があったのかは知らないし、当然だがしてやられたのは認めよう。

 

 だが二度目はそう上手くいかせない。それは俺が俺である限り絶対だ。

 

 涙換救済(タイタス・クロウ)悪祓銀弾(シルバーレット)。俺達が今度はいるんだからな。

 

 だからこそ、まずは知るべくイッセー達と合流する為に足を進めていった。

 




 ……正直、ファニーエンジェル編で八重垣に挑むメンツが軒並み原作を圧倒するレベルでパワーアップしているので、これぐらいのテコ入れは必須だった。

 ちなみにサウザンドフォースは今回チョイ役です。デュランダル編でも出てくる予定です。決着は第二部以降になりそうです。

 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。