好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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すなわち―――


魔性変革編 第三話 遍く苦難を祝福ととらえ、その身を苛むことを恐れぬ者。

和地Side

 

 俺達は今、冥界の大都市で観光している。

 

 人間界の都市みたいなのは、悪魔が人間界の優れた技術を取り込んだりしているから。だけど同時に冥界の文化が技術があるから、何となく違うところがあるのが興味を惹かれる。

 

 そんなところのカフェで、俺達はちょっと小休止していた。

 

「……いい香りね、豆から挽いたコーヒーなんて久しぶりに飲んだわ」

 

「豆から挽いてるだけじゃないわぁ。これ、人間界なら高級品レベルの豆を使ってるわねぇ」

 

「ふぉおおおおおお! ショートケーキ美味しいですのぉおおおおお!」

 

「……おのれ総督、一人だけ酒飲みに行きやがって覚えてろ」

 

 ぶっちゃけて言おう。

 

 肩身が狭い!

 

 カフェはカフェでも、どっちかというと女性向けのカフェなのが運の尽き。

 

 女性比率が多すぎる所為で、正直かなり肩身が狭い。

 

 いや、マジで助けてください。肩身が狭い。

 

 っていうか先生はこれ読んでたな? 逃げたというより、俺をからかう感じであえて離れた感じだな?

 

 おのれぇ。マジでおのれぇ……っ。

 

 コーヒーが美味しいお店だったけど、別に俺は紅茶でもいいからあまり関係がない。あと貴族様向けだった所為で、がっつり食べれるタイプのメニューじゃないのもちょっと残念。

 

 ああ、早くイッセー達の会合終わらないかなぁ。

 

 そう思った時、俺のスマートフォンに電話が入った。

 

 あ、どうやら終わったらしい。

 

 これで合流できる! やった!

 

 俺は即座に取り出して、電話に出る。

 

「イッセーか終わったか合流か?」

 

『……なんで早口なんだよ? うん、まあ終わったから連絡したんだけど……さ?』

 

 なんだ?

 

 なんというか、歯切れが悪い。

 

 カズヒ姉さん達もそれに気づいたのか、ちょっとこっちに注意が向けられてる。

 

「ひと悶着でもあったのかしら?」

 

「そうねぇ。異形社会ってなんというか、リベラルと保守派で二極化されてるところがあるもの」

 

「それ、中間が目立ってないだけじゃありませんの?」

 

 なんて話し合ってるのはとりあえず置いておいて、俺はイッセーに話を深く聞きたいところだった。

 

「……いったい何があった?」

 

『……あ、部長が帰ってから話した方がいいってさ。たぶん、割と長くなるからそっちの方がいいと俺も思う』

 

 なるほどねぇ。

 

 さて、これはお茶請けとかも買っておいた方がいいかもな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 イッセー君が九成君に電話をする一時間以上前。僕達は会合の為にとあるビルに到着していた。

 

 そして今はエレベーターに乗って、会合を行う前の待合室のある階に移動している。

 

「いい? 会合では挑発とかしてくる者もいるでしょうけど、喧嘩を買ったりしては駄目よ?」

 

 そう部長が前置きする必要があるぐらいには、悪魔といってもピンキリが存在する。

 

 悪魔は基本的に貴族社会だ。レーティングゲームの採用などで昇格という形で貴族になることもできるけど、それでも旧来の貴族は数多い。

 

 元七十二柱や番外の悪魔などの上級悪魔の一族は、生まれて自然に成長するだけで上級悪魔クラスの力をほぼ確実に獲得する。その為純血悪魔において血統主義や運びりやすい環境だ。

 

 その所為で、昇格制度の適用は魔王様達が望むほど進んでいないのが実情だ。特に純血悪魔の血統に拘る者が多い大王派が、ここ十数年で発言力を増していることもある。

 

 かつてリアス部長の婚約者だったライザー氏は、イッセー君を馬鹿にした態度をとっていたことを思い出す。それでも彼に忠告を残している彼は、悪魔全体でいえばまだ他種族に対する理解は深い方だろう。

 

 はっきり言って、間違いなく血統主義で僕達他種族の眷属悪魔を見下す者はいるだろう。

 

 いざという時は慣れてないイッセー君やゼノヴィアをなだめないといけないかな。アーシアさんは気質が大人しいから、まあ大丈夫だろう。

 

 そう思いながらエレベーターを出ると、そこには逞しい体格をした男性がいた。

 

 ……彼は僕達グレモリー眷属の古参とも縁がある。イッセー君達にとっても良い出会いになる人だ。

 

 そして彼に気づいたリアス部長も、朗らか表情になった。

 

「サイラオーグ! もう来ていたのね?」

 

「……おお。リアスじゃないか」

 

 そう和やかな雰囲気で部長と挨拶を交わすのは、リアス部長の親戚ともいえる人物だ。

 

「紹介するわ。彼はサイラオーグ・バアル。バアル本家の次期当主で、私の従兄弟よ」

 

 そう、彼はバアル家の次期当主。

 

 そしてある意味、最も過酷な反省を歩んでいるバアル家の悪魔でもある。

 

 何より少し目で見るだけで分かる。

 

 無駄のない動き、鍛えられた体つき。そして朗らかではあるけど常態で隙が見受けられない意識。

 

 間違いなく、彼は一流の戦士だ。おそらく戦闘技術という点ならばヴァーリ・ルシファーにも引けを取らない。それどころか、基礎体力ならば超えるだろう。

 

「……そういえば、赤龍帝の兵藤一誠だったか。お前とは直接話をする機会があればいいと思っていたよ」

 

「え、なんですか? 俺……何かしましたっけ?」

 

 イッセー君が話を振られて困惑している。

 

 まあ、イッセー君からすれば初対面だからね。いきなり話を振られて困惑することもあるだろう。

 

 二天龍の片割れを宿すというのなら、注目するものも数多いだろうけどね。

 

 イッセー君はその辺り、一般市民だったからちょっと自覚が薄い。また二天龍が強大でも必ずしも宿主が生きて強大な存在になっているばかりでもない。だからライザー氏には当初舐められていたし、そこもあるかもしれない。

 

「あの婚約の場には俺も招待されていたのでな。いやぁ、ライザー・フェニックス殿との戦いは素晴らしかった。疑似的な禁手だけではなく、強い意志があったからこその勝利だと思っている」

 

「え、あ、そうですか?」

 

 イッセー君も少し戸惑ったり照れてたりしているね。

 

 まあ仕方がないか。イッセー君、なんだかんだで初対面の上級悪魔からは評価が低いところあったからね。

 

 グレイフィアさんも最初は評価が低めだったから無理もない。一応グレイフィアさんもライザー氏も、その後は評価を改めてはいるけれどもだ。

 

 事実上の初対面から評価が高いというのは、イッセー君としては新鮮なところもあるだろう。

 

 だけど少し気になるね。

 

 サイラオーグさんは次期大王。今回の会合にも参加する立場だ。

 

 なんで待合室じゃなくて、こんなところにいるんだろう。

 

「そういえば、何故サイラオーグはこんなところにいるの? 待合室の方が便利じゃないかしら?」

 

 リアス部長もそれに気づいて質問すると、サイラオーグさんは眉間にしわを寄せてため息をついた。

 

「下らん小競り合いに巻き込まれたくなかっただけだ。最初はアスタロトや、次期当主でない選別者が来ていたんだが、そのあとアガレスとグラシャラボラスがやり合い始めてな」

 

 ……嫌な予感がする。

 

 アガレスはともかくグラシャラボラスは、ちょっと不吉なことが起きていたからね。

 

「やり合う? 戦闘でも起きたのか?」

 

「怖いこと言うなよゼノヴィア。いくら何でもこんなところで戦闘とか……ないって」

 

 ゼノヴィアにイッセー君がツッコミを入れるけど、後半から弱弱しい。

 

 うん、前の方から殺気が漏れているところもあるからね。気になる気持ちはよく分かる。

 

 そう思った瞬間、盛大な轟音が響き渡った。

 

「……だから開始前の会合なんて必要ないと進言したんだ」

 

 ため息をつきながらサイラオーグさんが歩き出す。僕達もそれについていくと、轟音は更に何度も響き渡った。

 

 そしてその音の現場は、テーブルなどの調度品が盛大に破壊されている。

 

 そしていくつかの集団がそれを遠巻きに眺めている。……一人羨ましそうな視線を向けている人もいる。

 

 おそらく、アスタロトを含めた今回の上級悪魔とその眷属だろう。

 

 そしてそのうちの一組。こっちの近くにいた金髪の上級悪魔がサイラオーグさんに気付いて軽く微笑んだ。

 

「……ふむ、戻ってきたかね?」

 

「……ああ、面倒だが止める奴がいるだろう?」

 

 サイラオーグさんは近くにいた上級悪魔にそう言いながら、半目を彼に向ける。

 

「というより、外に出るわけでもないなら止めたらどうなんだ? こんなところで暴れているのは醜聞だろうに」

 

 それに応えるのは、最初にサイラオーグさんに声を掛けた方ではなかった。

 

 同じように眷属を連れた上級悪魔。灰色の髪をした青年は、何を言っているのか分からないと言いたげに首を傾げている。

 

「別に俺達の醜聞じゃないからいいだろ? それに、このままいけば隠し玉の一つぐらい見れそうだしなぁ」

 

 そう面白そうに言いながら、その悪魔は視線を睨み合いの現場に向ける。

 

 破壊の中央部。そこで二組の上級悪魔とその眷属が睨み合っていた。

 

 ……流石はリアス部長と並び立てる若手悪魔達の一角だ。オーラが中々剣呑だね。

 

 禍の団のサイボーグ部隊を敵に回しても立ち回れそうな者達だらけ。中には聖魔剣()の僕でも勝ち目の薄い相手も数人はいる。

 

「ぁぅ、何がどうなってるんですかぁ?」

 

 ギャスパー君が殺気に押されて引いている中、もはや双方がいつ殺し合いを始めてもおかしくないほどの敵意を向け合っている。

 

 片方は次期当主が多いこの場に相応しい、貴族らしい恰好をした主を中心とする眷属悪魔の集団。もう片方は見るからに狂暴という文字を見せつけている集団だった。

 

「ゼファードル、こんなところで戦いを始めても仕方がないのではなくて? そんなに馬鹿なら、理由さえ説明すれば殺してしまっても問題ないのではないかしら?」

 

 そう言い放つのは眼鏡をかけた美少女の悪魔。何度かリアス部長の付き合いであった事のある、アガレス本家次期当主のシーグヴァイラ・アガレス様だろう。

 

「言ってろよクソアマ! 俺様が一発仕込んで野郎ってのにぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ、そんなに男を寄せ付けずに処女のままがいいってかぁ? その処女くっせのがかなわねえから開通して野郎っていうのによぉ!?」

 

 そう返すのは、全身にタトゥーを入れ、上半身も裸の上に特攻服を纏った青年だ。

 

 おそらくグラシャラボラス本家の次期当主()()だろう。

 

 というか、これは何というか……。

 

「……貴族?」

 

「これはいわゆるうつけものという類だろうか?」

 

 こういうのに慣れてないだろう、アーシアさんやゼノヴィアが首を傾げている。

 

 僕を含めた他の眷属達も、正直軽く呆れているというか引いているというか。

 

 そしてその様子に気づいてサイラオーグさんが肩をすくめた。

 

「ここはあくまで待機場所だったんだがな。軽い挨拶をする程度の場所にも拘らずこれだ。近い将来のライバルであり、かつ血の気も多い奴が多いのだからそうなってもおかしくないだろうに。……これを良しとする旧家や上級の古い悪魔には困ったものだ。……付き合いたくはないが見てられん」

 

 そう言いながら、サイラオーグさんは歩き出す。

 

「え、危ないですよ―」

 

「―大丈夫よ」

 

 止めようとしたイッセー君を、リアス部長が制止する。

 

「イッセーに皆も。サイラオーグを……彼をよく見て起きなさい」

 

 そう前置きするリアス部長の視線の先、サイラオーグさんは拳を鳴らしながら二人の上級悪魔に宣言する。

 

「アガレスの姫シーグヴァイラ、グラシャラボラスの凶児ゼファードル。いきなりだが最後通牒だ―――次の言動次第では俺が即座に鎮圧する」

 

 その言葉と共に放たれるのは、絶大というほかないプレッシャー。

 

 まるでコカビエルと対峙した時を思わせる寒気を感じる中、リアス部長は不敵な笑みを浮かべながら断言する。

 

「彼こそこの会合において最強の上級悪魔。それどころか若手悪魔ナンバーワンよ」

 

 その言葉に合わせるように、ゼファードル・グラシャラボラスが青筋を立てて拳を構える。

 

「ざけんじゃねえぞ、バアルの無能が―」

 

 そう言いながら殴り掛かろうとするゼファードルの言葉は遮られる。

 

 その瞬間に鳴り響く轟音。そして部屋全体を揺らす衝撃派。

 

 それを成したのはサイラオーグさんの拳であり、そして叩き込まれたのは一人の女性………あれ?

 

「「「……は?」」」

 

 目の前で奇妙な光景を見ることになり、現場の三名の上級悪魔があっけにとられる。

 

 ちなみに周りを見ると、一人分抜けた眷属悪魔達以外は全員が、程度はともかく面食らっている。その眷属悪魔達は苦笑いや呆れの表情を浮かべていた。

 

 ……ああ、あそこの主が動いたんだなぁ。

 

 そう思っていると、割って入って拳を受けた少女がプルプルと震え出す。

 

「あぁ? おいイシロ、本家の次期当主代理さまを守るたぁ見所あるが、そこじゃ俺が無能を殴れねえだろうが。どけよ」

 

 そう我に返ったゼファードルが声をかけた次の瞬間、彼はそのイシロと呼ばれた少女に殴り飛ばされた。

 

「この愚か者ぉおおおおおおおお!」

 

『『『『『『『『『『ええええええええええ!?』』』』』』』』』』

 

 もう何を言ったらいいか分からない展開に、僕達は一斉に絶叫する。

 

 その間にもマウントポジションになった殴り続けるイシロが何を考えているのか分からない。

 

 かのサイラオーグ・バアルの拳からゼファードルを庇っておきながら、激高してそれ以上に殴り続けるその姿。

 

 ゼファードルに怒りを覚えているなら庇う必要はない。サイラオーグさんに敵意があるならゼファードルを殴る必要はない。

 

 理解ができない行動に僕達が呆気に取られていると、イシロは全力で涙を流しながら絶叫した。

 

「なんで拳の延長戦に延髄を置いたのに止めるのよ! 人中と延髄、そしてこの場の若手悪魔でも特に攻撃力の高い二人の打撃が完全な直線状で味わえると思ったのに、思ったのにぃいいいいいい!!!」

 

『『『『『『『『『えええええええええ!?』』』』』』』』

 

 思わずほぼ全員が再び絶叫。

 

 つ、つまりこの人、ドM?

 

「て、めえ……ふざけんじゃねえ!!」

 

 そして殴られっぱなしだったゼファードルが、豪快に魔力を解き放って少女を吹き飛ばした。

 

 そのまま素早く立ち上がると、こちらもすぐに体勢を立て直したイシロに殺意を込めて睨みつける。

 

「ドン引きなんだよ変態がぁ! っていうかおまえ、まさか俺とシーグヴァイラをまじまじと見てたのはそういうことか!?」

 

「当然! 次期当主同士の殺し合い、全てを受け止めるにはどうすればいいか、割って入るタイミングを推し量ってたに決まってるじゃない!!」

 

 嘘偽りの一切存在しない宣言だった。

 

 曇りなき眼で純粋な想いをまっすぐに吐き出していた。

 

 どなったゼファードルがげんなりするぐらいの、すがすがしい領域に至った被虐趣味の宣言だった。

 

「……あ、あれが、次期当主以外でこの会合にいる唯一の魔王派筆頭……イシロ・グラシャラボラス……?」

 

「………え? 部長、今なんて言いました?」

 

 唖然となるリアス部長の気持ちも、それを思わず訪ねるイッセー君の気持ちも分かる。

 

 信じたくないよね。僕も信じたくないよ。

 

 だけど、真実だ。

 

「イッセー君、彼女はイシロ・グラシャラボラスさん。グラシャラボラス分家の若手でありながら、現役のプロプレイヤー相手にレーティングゲームでストレート勝ちを三度も行った傑物だよ」

 

「……ちなみに、冥界の領地や人間界の担当区域の孤児院に私費で多大な寄付をしてることで有名」

 

「更に難民キャンプに運営資金だけでなく各種物資も送っていることで有名ですわ」

 

「後、冥界の医療団体にも資金援助をしてることで有名ですぅ」

 

 と、僕達グレモリー眷属の古参メンバーはよく知っているので話すしかない。

 

 ……イッセー君を筆頭に、アーシアさんとゼノヴィアといった新参側のメンバーが二度見してるけど、本当なんだ。

 

 いやほんと、冥界でも屈指の弱者救済活動を行っている人で有名なんだよね。

 

 自分達の生活で贅沢をあまりしないことでも有名で、自分達が済む城は家柄の各どころか、貴族として末席レベルの人達レベルでも低い規模。食生活や衣服においても、礼服といった時期でもない限りはちょっと裕福な一般家庭レベルでとどめている。これも、貴族としての箔を最低限は残しておかないと足を引っ張られるとかそんな程度のようだ。

 

 そしてプロのプレイヤーを模擬的なレーティングゲームで幾度となく破る実力は本物。勝率は六割だけれど、プロリーグで活動している上級悪魔が多数いる中でこれは有数だ。

 

 多分単純な眷属の総合戦闘能力なら、三番目ぐらいに位置するはずだ。

 

 ……それがこれかぁ。

 

 そして僕達の視線の先では、いまだにイシロとゼファードルの二人のグラシャラボラスが睨み合っていた。

 

 全く持って想定外の方向で対峙する二人の上級悪魔を、双方の眷属がそれとなく止める。

 

「主殿主殿。これ以上関わっても変なストレスが溜まるだけですぜ? 帰りましょうや」

 

「ハイハイ我らがグラシャラボラス殿? 趣味は大事だけどこんなところで吐露して本家の次期当主代理殿と揉めないでくださいねー」

 

 そんな風に引っ張られ双方が下がる中、サイラオーグさんは気を取り直してシーグヴァイラ様に視線を向ける。

 

「……君も少し化粧を直してこい。先の怒りは抜けたようだが、行事を滞りなく進める為にも落ち着いた方がいいぞ?」

 

「え、ええ。……そうですね」

 

 そんな何とも言えない空気の中、イッセー君が僕にちらりと視線を向けた。

 

「上級悪魔って……変人多いの?」

 

「あれは特例の部類だから気にしない方がいいよ?」

 

 僕はそう言うほかない状況だった。

 

「あ、兵藤じゃねえか……どういう状況?」

 

「ごきげんよう、リアス。それで何があったのですか?」

 

 そしてシトリー家の方々も到着したけど、これをどう説明すればいいんだろうか?












―――――――――ドMである!!









 はい、そんなわけで魔王派であるオリジナル悪魔集団、その主であるイシロ・グラシャラボラス嬢は変態です。

 しかしこの変態は変態なのでD×Dで舐めてはいけません。単純戦闘能力に限定すれば、サイラオーグ及びもう一人の王と並び立てるトップ3です。






 そしてここから数話ほど、会談編が続きます。







 実をいうと自分、この会談関係で納得できるD×Dの二次創作にあったことがあまりないんですよねぇ。

 いやほんと、面白い作品でもこのあたりでもやっと来るイラッと来るところが出る作品が意外と多くて。

 そんなわけなので、他の作品でもいくつかやっとりますが、この作品での会談編は結構変化球が入ると思います!
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