好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 清き高評価、そして感想・捜索掲示板での紹介を常々欲する……グレン×グレンです。







 ゆっくりゆっくり上がって5以上になったと思ったら、1評価が三つも増えてへこみまくりなので怪文書書いてしまいました(汗

 いやほんと、159人もいるお気に入りに入れてくれた方々の応援を心待ちにしております。

 ……1が多いのはつまらない作品=1でいいやってのが多いからなんだろうなぁ。高評価の場合はもっと考えてしまうんだろうなぁ……。

 これ、引っかからないといいんだけど……(汗


英雄乱戦編 第五十一話 第二天の攻防

 

 

 

 戦闘は乱戦の状態になり、敵と味方が何度も入れ替わるように戦いが始まる。

 

 ただ数分が経ち、マッチメイクが完了し始めていた。

 

『ふふふふふ……あなたにはここで完封してもらいましょう。……殺す……っ』

 

「やれるものならやってみるといい。しかし空腹なのか機嫌が悪いな……最後の晩餐にラーメンでもどうかな?」

 

 とりあえずヴァーリとラードゥンの戦いには近づかないでおこう。軽く命の危険を感じてしまう。

 

『なるほど、最上級悪魔でもてこずる性能はある。だが、この機構悪魔ガレシオンならば……っ』

 

 量産型グレンデルはTFユニットが抑え込んでくれている。

 

 確かにグレンデルなだけあって強大だけど、性能はオリジナル比べて数段堕ちるし、何より畏怖すら覚える凶暴さが大きく削れている。

 

 それでも並みの上級悪魔なら眷属を総動員してなお苦しめられるだろう。だけどその程度はどうにかできてこそのTFユニット。まして悪魔専用仕様ということか。

 

「ふふふ。流石にてこずらせてくれるけど、この程度かい?」

 

「うっせぇよ。お互い様子見してんだから、下手な挑発はやめときな」

 

 曹操とオイケス・ハンはそれぞれの得物で攻防を繰り広げている。

 

 どちらも何かの仕込みが出てくると考えているのだろう。お互いの足止めができれば現状十分といったところか。

 

「……ふむ。まさかと思うがこの程度でござろうか? ジョン・マージ・ガトリングも思ったよりでござるな」

 

 サイリンが連れたアーチャーは、ガトリンガルを相手に大立ち回りを演じている。

 

 大きく動いてかく乱しながら、弓で器用に縫い留めるように一体ずつ撃破していた。

 

 あそこが一番安定感と安心感のある戦いだ。彼が全部倒しきるまでしのげれば、やりようは十分にあるだろう。

 

 唯一の懸念はヴォルフと呼ばれていた男だけど、彼は九成君とリヴァさんが追撃に向かっている。

 

 問題……は。

 

「ちぃっ!」

 

 攻撃を弾かれるカズヒを追撃するように、残りの戦士達が僕達に攻撃を仕掛けに殺到する。

 

『あっはっはぁっ! 今回そろそろガチで殺すよぉっ!』

 

 カズヒと因縁深いステラフレーム、モデルバレット。

 

「いいねぇ~。じゃ、俺も手柄を立てるとすっかぁ?」

 

 混沌回帰旅団(ケイオス・フォース)に属するライダーのサーヴァント。

 

「ふふふっ! 殺し合いがいのあるいい相手達だわ!」

 

 更にかつて駒王会談で戦った、ツヴァイハーケンのアステロイド。ジークリット・ゼーベック。

 

 誰も彼もが間違いなく手練れで、更に厄介なのは―

 

「ふーんふーんふふふーふーん♪ はい、此処はぁこんなぁ感じでねっと♪」

 

 幻と炎の術で戦場をかく乱させる、ローゲの対応に他ならない。

 

 ただの幻術や炎による援護ならまだいい。だが彼の本領は、断じてその程度じゃすまされない。

 

 幻術だと見切って無視したらその内側に炎がある。炎かと思ったら幻術。幻術の炎かと思ったら本当に炎。見えないように幻術でカバーしつつ、超高密度の炎の糸によるワイヤートラップ擬き。

 

 恐るべきはその幻術の完成度だ。視覚や聴覚だけでなく、触覚や嗅覚すら誤認させるその幻術。すぐ近くに炎がいるにも関わらず、熱気を一切感じさせない域に達している。

 

 間違いなくウィザードタイプの傑物だ。アースガルズの神々が恐れるだけのことはある。

 

 ……まずいね。このままだと苦戦は必須になるしかない……っ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 猛攻を繰り広げながら、ヴァーリはため息すら覚えたくなっていた。

 

 ラードゥンの結界術は確かなものだ。瞬時に結界を張り、白龍の力でも突破にてこずるほどで、更に結界そのものがこちらに負荷をかけることで、こちらを結界術だけで倒せるだけの域に達している。

 

 だからこそ、ヴァーリはとても滾っていた。

 

「いいぞ! やはり龍の殺し合いは一対一こそが本領だ……俺にその力を魅せてみろっ!」

 

 吠えるヴァーリは猛攻をもってラードゥンを縫い留める。

 

 絶大な魔力と複雑な魔法。それらを織り交ぜた波状攻撃で、ヴァーリはラードゥンの結界を次々に破壊しながら攻撃を当てていく。

 

 それに対してラードゥンも結界を瞬時に張り直して対応するが、負傷が入る速度はラードゥンの方が若干多い。

 

 まごうことなく龍王に並ぶ域の邪龍であるラードゥン。だが残念なことに、ヴァーリは龍王を超え天龍本来の域に近づきつつある傑物だった。

 

 だからこそ、このままでいけばラードゥンが先に削り殺される。これは避けようのない未来ともいえる。

 

 ……だが、ラードゥンはそこでほくそ笑んだ。

 

『ええ、忌々しいことにあなたは天龍の域に到達するでしょう。誇り高き龍の一対一において、まごうことなく天の域に到達する』

 

 そこまで語り、ラードゥンはしかしにたりと嗤う。

 

『……だがそんな誉れをくれてやるものか』

 

 その怨嗟に塗れた言葉と共に、少しずづだが形勢はラードゥンに傾き始める。

 

 その理由は単純明快。ラードゥンの負傷が治っていくからだ。

 

 負傷は互いに微々たるもの。最終的にラードゥンが削り殺される速度だが、差そのものはそこまで大きくはなく、削れる速度も遅い。

 

 つまり、怪我が治癒されていくようならば形勢はひっくり返るという、ただそれだけの事実が生まれていた。

 

 その事実にヴァーリは舌を巻きつつも、しかし怪訝な表情を浮かべている。

 

 回復していることそのものではない。回復の方法だ。

 

 負傷の回復にもいくつかの形がある。

 

 自然な、もしくはそれを強化しての治癒。破損した者すら治っていく再生。大きく分ければこの二つだろう。

 

 だが、ラードゥンの回復はそのどちらでもない。

 

 例えるならばそれは復元。そんな違和感のある回復に、ヴァーリは警戒心が浮かび上がる。

 

 そしてその対応に、ラードゥンは気持ちよさそうに嘲笑を浮かべていた。

 

『どうでしょうか? ミザリ殿の提案で新たな力を会得させてもらいました』

 

 そう語るラードゥンは、その目を紅く輝かせる。

 

『誇り高き死などは与えません。……我が結界を麺如きで簒奪した罪、万死に値する』

 

 今ここに、龍と龍の激突は更なる激化を迎えんとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 放たれる幾重もの魔法をしのぎつつ、俺は魔剣をもってして敵マギアの振るう刃を受け流す。

 

 直後ミサイルが放たれるが、そこはリヴァ先生が魔法を使って迎撃した。

 

 ……つくづくというか、地味に厄介だといえるだろう。

 

 ヴォルフ・フォン・ミッドガルズのアステロイドとしての方向性は、ひとえにいうならば魔法戦闘特化だ。

 

 おそらくは分散設置した補助演算機と脳をリンクさせることで、魔法の運用に特化した演算能力を会得している。

 

 結果として放たれる魔法は、素早く生成されながらも複雑かつ頑丈。凌ぐのも中々苦労するな。

 

 さて、ゾーンに入るまではまだだいぶかかりそうだな。

 

 何とか任意で入れるようになってはいるが、入りますから即入るとか、そんなわけでは断じてない。

 

 いうなれば相応の準備時間が必要だ。戦闘に入って意識をゾーンに近づけるまでにはそれなりに時間という物がいる。抜き打ちで開幕速攻とはさすがに行かない。

 

 しかも一対一の真っ向勝負ならともかく、こうも曲線を描いて襲い掛かる攻撃に対処するとなれば……入るまで割と時間がかかりそうだな。

 

 まぁ、俺はこの戦いにおいてはあくまで補佐だ。

 

 向き合うべきは、リヴァン先生からな。

 

 其処ははき違えないしわきまえている。俺がどうにかするとするなら、それはリヴァ先生が本当にやばい状態になってからだ。

 

 だからこそ、俺は徹底的にリヴァ先生のカバーに比重を置きながら先生を見守る。

 

 そして先生もまた、覚悟を決めたのだろう。

 

 魔法に対して魔法で迎撃しながら、真っ向からヴォルフを見据えた。

 

「……ヴォルフ。なんで、その道を選んだの?」

 

 静かに、リヴァ先生はそれを問いかける。

 

 いくつも聞きたいことはあるだろう。長い時間をかけて話したいこともあるだろう。

 

 その全てを横に置き、リヴァ先生はヴォルフに一番聞きたいことを問いかける。

 

 心なしか、その態度には罪悪感のようなものを感じさせる。リヴァ先生のいつもの雰囲気とは全く異なるその態度は、それだけ彼女がヴォルフに対して思うところがある証拠だ。

 

「嫉妬なの? 私はあの頃から色々出来たって自覚してるし、なにより神の因子を引いている。その事実に屈辱を覚えて……だから、体を改造してまで強くなろうと―」

 

「……五十点だよ、リヴァ」

 

 遮るその言葉は、攻撃を伴っていなかった。

 

 足を止め、真っ直ぐに立ち、偽ることなくリヴァ先生を見つめる。

 

 その姿に、俺は警戒だけは解かないが戦闘は行わない。

 

 ……これは、できることならさせてやりたいことだからな。

 




 ラードゥンの魔改造は次回でリーネスに解説させます。

 とりあえずですが、これを予約投稿している段階でバトルは終わりました。あとはほぼエピローグと幕間です。
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