好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
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イッセーSide
俺達は今、リゼヴィムと激突している。
何とかモデルジューダスを打倒した隙をついて、リゼヴィムは後ろからこっちを攻撃してきた。
超越者のリゼヴィムはただでさえ魔王クラス以上に強く、しかも
それでも、負けるわけにはいかねえよなぁ。
アーシアが殴られた。それに奮起してファーブニルは頑張った。
なら、今度は俺達の番だ!!
準備はいいか、ドライグッ!
『ああ。これで行けるぞ、相棒!』
ならいいぜ。そろそろ一発かましてやる!!
俺は背中のブースターをふかして、リゼヴィムに向かって突貫する。
拳を握り締め、そして真っ向から突っ込んだ。
「リゼヴィムっ!」
「ふぅん? お前さんはどうでもいいんだけど―」
そのにやけっつらを引っぺがす!
「喰らいやがれぇっ!!」
『Penetrate!』
その拳はリゼヴィムに吸い込まれ……かき消されない。
リゼヴィムの顔面にめり込み、そしてリゼヴィムは軽くのけぞって……そこで止まった。
「……痛い? え、痛い……え?」
困惑するリゼヴィムだけど、こっちも正直困惑している。
赤龍帝第三の力。白龍皇の反射と対をなす力。それが透過
テストで時間をかけて九成相手に試した時は、九成の障壁を素通りして打撃を与えれた。
これならリゼヴィムの神器無効化能力をどうにかできる。そう考えたのに……浅い。
これでも、届かないのか。そう思った時、シャルロットの戦慄を俺は感じ取った。
『違います、イッセー!』
シャルロット?
何が違うんだ。一応リゼヴィムに攻撃は通って―
『よく見てください! リゼヴィムではなく、自分を!』
―その言葉に、俺は目を見開いた。
同時にリゼヴィムも我に返り、腕で俺を弾き飛ばそうとする。
それを回避して距離を置いて、リゼヴィムも俺の変化に気づいて目を開いた。
「……はぁ? よりにもよって普通の鎧で一発かまされたのかよ俺!?」
そう。俺の鎧が、真女王が解除されている。
もちろん俺の意思じゃない。リゼヴィム相手に弱くなってどうするんだよ。
でもなんでだ?
そこまで考えて、俺は嫌な予感を覚えた。
確認のためにすぐに試して……やばい。
「……嘘だろ?
ありえない。
真女王だけじゃない。三叉成駒も赤龍褒賞も、そもそも通常の昇格もできなくなっている。
いったい何が起きたってんだ!? 三叉成駒になれるようになってから、俺は俺自身の意思で昇格をできるようになってるのに。
リゼヴィムが攻撃が通ったことにまだ混乱しているところがあるから助かっているけど、流石に昇格もなしで魔王以上の超越者なんて倒せない。
くそ! いったい何が―
『サウザンドブレイク!』
「イッセー!?」
「危ないっ!!」
―その困惑を、容赦なく元凶はついた。
ゼノヴィアとイリナの声に慌てて振り向けば、そこには大量のライダモデルが俺とリゼヴィムに向かって襲い掛かり、更に大量の砲撃が放たれる。
直撃する前にゼノヴィアが割って入ってデュランダル砲を放って相殺を試みるけど、殺しきれずに俺達を吹っ飛ばす。
くそったれ! この攻撃は、あの時のじゃねえか!
激痛に耐えながら起き上がれば、自力で防ぎ切っていたリゼヴィムが、元凶を睨み付けていた。
「へぇ……。お前さんが噂のサウザンドフォースってのかい? どちらさんかな?」
「テンサウザー・ロスト以上の名を語る気はない。名を知られるだけで何かしらできそうな連中がいそうなのでな」
リゼヴィムにそう返すのは、以前駒王町で俺達や禍の団と三つ巴になったテンサウザー・ロスト。
仮面ライダーグリームニルに変身したリヴァさんを追い込んだ化け物が、サウザンドジャッカーとかいう武器を構えながらリゼヴィムを睨み付けている。
その後ろには百ちょっとはいる銃を構えた戦士達と、後ろに……なんか空飛ぶドラム缶みたいな兵器を控えさせている。
というかドラム缶っぽい兵器は俺達がいるところを囲むようにして数十体は浮かんでいる。色は基本的に黄色っぽいけど、中には銀色や赤いのもあり、赤いのはなんか粒子っぽいのを放っている。
なんだこいつら。この状況で……っ!
俺たちが警戒していると、リゼヴィムは苛立たし気に俺が殴った頬を撫でながら、テンサウザーを睨み付ける。
「おたくが余計なことしたってことでいいのかい? 赤龍帝の奴が弱くなってるのもってことでいいのかねぇ?」
「少し違うな。我々が何かをしなくとも、貴様は赤龍帝に殴り飛ばされていたとも」
そうかえすテンサウザーは、俺の方を一瞥する。
警戒されてるな。っていうか、畏怖されてる感じがするぞ。
「赤龍帝兵藤一誠はこの時期に、白龍皇の反射と対をなす「透過」の力に目覚めている。今は亡き神祖の残した書物によれば、透過をタイミングよく当てれば神器無効化能力はすり抜ける……が、今回は違う」
そう語りながら、テンサウザーは得物を持ってない手を上に挙げる。
同時に、後ろに控えている戦士が銃を放った。
弾丸をリゼヴィムは避けない。そもそも直撃する打ち方じゃないし、どうもそれ以前の余裕を持っている反応だ。
その顔が、頬を掠めて血が出たことで強張った。
なんだ? あれってもしかして神器なのか?
「……ありえねぇ。
愕然としているリゼヴィムに、テンサウザーは肩をすくめる。
「理由は極めて単純だよ」
そう言い切ったテンサウザーは、俺の方にも振り向いた。
「赤龍帝の昇格ができない理由もほぼ同じ。これはその為の
その言葉に、俺とリゼヴィムは同時に周囲を振り仰ぐ。
おいおい、まさかあのドラム缶、俺やリゼヴィム用の兵器だってのか!? しかも
となると、赤いのが対俺用で、銀色のが対リゼヴィム用か! 周りの黄色いのは俺達以外の警戒をしている機体ってことになるんじゃねえか!?
「メタルスターはサウザンドフォースの主力たりえる星辰体運用兵器。更にType-セカンドとサードは貴殿ら用の切り札として、神祖が直々に最優先開発研究を行った特別仕様だ」
そう自慢げに語ってから、テンサウザーはだけどちょっと苦笑している雰囲気だった。
「まさかリゼヴィム・リヴァン・ルシファーだけでなく今代の赤龍帝をここまで警戒するのかと、崩御なされる前どころかつい最近まで流石に疑念だったがね。……何とかこのタイミングに間に合わせることができて僥倖だった」
そう語るテンサウザーは、サウザンドジャッカーの切っ先をリゼヴィムに向ける。
「……悪神ロキとの闘いにて、赤龍帝兵藤一誠に力を貸す異世界の乳神。そしてそれを知って異世界侵略の為にクリフォトを結成するリゼヴィム・リヴァン・ルシファーによる、知恵の実と生命の実を回収するついでの天界侵略。ここまで符号が成立した以上、ここで貴様らを封印させてもらう」
「……うっそぉ。なんでそこまで知ってんの?」
リゼヴィムは唖然としているけど、知恵の実とか生命の実って……確かエデンの逸話にどっちか出てなかったっけ!?
リゼヴィムはなんて言うか唖然としていたけど、やがて肩をすくめると懐からしなびた木の実を取り出した。
「……俺のお袋が言ってたんだよ。これを天国に繋がる煉獄の道辺りに隠したってな」
マジか。そしてなんてこった。
じゃあ本当に天界を攻めたのはついでなのかよ。なんか侵攻できそうだから、ならやっちまうかっていうそんなあほみたいな理由で?
……ふざけやがって……っ!
俺はハラワタが煮えくり返りそうだし、テンサウザーもリゼヴィムに呆れている感じだった。
ただまずいな。今のままだと俺達が攻撃をしている余裕がない。
周囲の戦士達やドラム缶や、俺達にも強い警戒心を向けているのがよく分かる。たぶんだけど、今動いたらやられる……っ。
そしてリゼヴィムと睨み合になっているテンサウザーは、少しほっとした雰囲気も見せていた。
「最も、
なるほど。ま、リゼヴィムが表に出てきたのは最近だし、それはそうなんだろう。
っていうか千年間研究して共通項を探るとか、ちょっとおかしな話だよな。
リゼヴィムは乳神が出てきたから動いたようなもんだ。超越者対策は悪魔と敵対するならありだろうけど、それにしたってサーゼクス様やアジュカ様の方が重要じゃねえか?
警戒しながらそんなことを思っていると、テンサウザーはこっちに視線を向けてくる。
リゼヴィムの警戒は怠っていないけど、そのうえで俺を見て呆れた表情を浮かべている雰囲気だった。
「それに比べれば赤龍帝用の
しかもそんなものまで作ってるのかよ。
やってくれるじゃねえか。おかげでこっちは―
『……なんだと?』
『そんな、馬鹿な』
ドライグとシャルロットの驚愕した声に、俺はきょとんとなった。
いやちょっと待ってくれよ。確かにやばいけど
俺はそう念じるけど、シャルロットが首を横に振るのを俺は感じる。
『ありえません。悪魔の駒の機能を阻害するのではなく、兵士の駒だけが持つ昇格を阻害する。この時点でピンポイントすぎます』
『それどころか、奴の発言が正しければ、あいつらは俺達が透過を取り戻す可能性を踏まえて能力を仕立てている』
ドライグが皆に聞こえるように告げ、そしてテンサウザーに声を飛ばす。
『ふざけるな。それは、相棒の成長をピンポイントに狙ったものだ。何年も前から研究開発するなんてありえない!!』
……その怒鳴り声に、俺は思い至った。
そうだ。俺が赤龍帝の籠手を持っていることは、つい最近まで知られてなかった。
堕天使に神器持ちだと判断され、暴走させると結論づけられて殺された時もそこまでは分かってない。レイナーレの奴も、俺が初めて籠手を発現させた時は
そもそも赤龍帝の籠手が透過の力を発現したのも、本当につい最近だ。追加で言えば、昇格を利用した真女王・三叉成駒・赤龍褒賞は、全部俺だけのイレギュラーで発現してから三か月経つか経たないかぐらいだぞ。
そんな俺のピンポイントな対策を、何年も何十年も前から研究してるなんて、ありえない。
リゼヴィムの含めた俺たち全員の視線が集まる中、テンサウザーは自慢げに胸を張った。
「偉大なる我らが神祖の慧眼をなめるなよ? サウザンドフォースの形を整えるまでの時間がかかりすぎて介入はできなかったが、神祖が遺した書は、三大勢力が駒王町の駒王学園高等部生徒会室で、和議を行うことまで記されていた。吸血鬼の里にこれたのも、ヴァレリー・ツェペシュが聖杯を持っていることが記されていたがゆえに備えていたからだ」
………は?
おいおいおい。ちょっと待てよ。
なんだそりゃ。未来予知能力でも持ってるのか!?
俺達はもちろん、リゼヴィムも愕然としている。
そんなリゼヴィムに切っ先を突き付けながら、テンサウザーは警戒心を向けてくる。
「すべてが完璧とはいかないが、魔王血族の血を用いた神器のドーピング剤といった概要は八割がた的中しておられた。……つまり、貴様が自分が死んだ時に魂をトライヘキサ復活に捧げていることも当たりだろう」
「……マジですか」
唖然としているリゼヴィムの反応が答えだ。
ふざけんな、冗談だろ。
神祖ってのは一体何なんだ。まるでこの作品が完結した創作物で、全部読んでるみたいな感じで対応してるじゃねえか!?
っていうか神祖ってなんだよ。マジで何なんだオイ!?
Other side
これは、のちに資料として公表される記録映像となって提出されることになる映像だった。
「……はっはっはぁ。なんか神祖ってやばかったんだな。ハヤテくん達が何で殺せたのかさっぱり分かんねぇわ」
そう乾いた笑い声をあげながら、リゼヴィムは頬を撫でると肩をすくめる。
そして―
「―ならば、私もまたルシファーの血を継ぐ者として、夢を叶える為に本気でいかねばならないようだ」
―そう口調を切り替え、そしてある物を腰に装着する。
『サウザンドライバー』
ザイアサウザンドライバー。それが装着されるのを見て、テンサウザーは警戒するように飛び退る。
それを見たリゼヴィムは、意趣返しができたと判断したのかにやりと笑い、プログライズキーとゼツメライズキーを取り出した。
『ROMAN』
『ZETUMETU MARICE』
「偉大なる神祖が異形を打倒する為の、サウザンドライバーを悪用するかぁっ!」
激昂するテンサウザーが軍勢と共に攻撃を放つが、リゼヴィムは小躍りするように回避しながらキーを装填し、にやりと笑った。
「変っ身!」
『パーフェクトライズ』
二つの人に近い異形―すなわち悪魔―のライダモデルがリゼヴィムの周囲を旋回し、そして組み付くようにまとまったのちに吹き飛んだ。
『When thr evil divel starting dream. The evil king THOUZAIARE is born.』
黄金の装甲に身を包む、銀色の戦士。
『Presented by Kelipat』
その戦士があっさりと敵の攻撃を吹き飛ばし、そして内部のリゼヴィムから悪意が放たれる。
「兵藤一誠は知っているだろうが、サウザイアーはシャルバ達が実権を握っている際に、禍の団のフラッグシップとして開発された仮面ライダー」
そう語るとともに、すべての攻撃を無駄なく回避しながら、リゼヴィムは魔力を滾らせる。
その絶大な、魔王クラスを超える量の魔力を放つ直前、リゼヴィムは嘲笑を気配で示した。
「つまり、本来サウザイアーは悪魔が使用する前提で設計されているのだよ!」
その言葉と共に、全方位に魔力が放たれる。
『ジャッキングブレイク! サルヴェイティングドッグ!』
それをサルヴェイティングドッグの力を併用して突破したテンサウザーが、素早くケリを放つ。
回避したサウザイアーとテンサウザーは、まるで予定調和のようにお互いの攻撃を正確に回避しながら、正確無比な攻撃を叩き込み続ける。
「なるほど。このサウザイアー・リリンをもってしてなお苦戦する……予測パターンはほぼ同等か」
「テンサウザー・ロストに並ぶ予測演算か。ならこちらも切るのみだ」
感心するリゼヴィムから一旦距離をとったテンサウザーは、手元を魔法で操り大量のプログライズキーを射出する。
それを戦士達がキャッチすると共に、テンサウザーから強いオーラが放たれる。
「
その変化は極僅か。一見すると違いを見出すことが困難。
だが、腰に具現化したカバーに包まれた挿入スロットがすべてを物語る。
『『『『『『『『『『JUMP』』』』』』』』』』
『『『『『『『『『『JUMP』』』』』』』』』』
『『『『『『『『『『JUMP』』』』』』』』』』
プログライズキーを起動し、それぞれが援護しあいながら、プログライズキーを装填。
そして、タイミングを合わせて一斉に起動した。
『『『『『『『『『『バランスライズ!』』』』』』』』』』』
展開される大量のライダモデルが襲い掛かるが、リゼヴィムは正確に回避。
だがそれを隠れ蓑に、テンサウザーは一歩を踏み込んでいた。
『ハッキングブレイク! リベレイティングキャット!』
軽快に動きながらの連続攻撃を、リゼヴィムは素早く対応しきる。
だが同時に、ライダモデルに対する注意が一歩遅れてしまっていた。
『『『『『『『『『『飛び上がライズ! ライジングホッパー!』』』』』』』』』』
大量にライダモデルを装甲とする、仮面ライダーとなった兵団を前に、テンサウザーは宣言する。
「リゼヴィム・リヴァン・ルシファー。貴様はここで、このテンサウザー・ロストと―」
そこに並び立つように、兵団は銃を構えてリゼヴィムを見据える。
『『『『『『『『『『A jump to the sky turns to a rider kick』』』』』』』』』』
「―仮面ライダーサウザンドが、捕縛するっ!!」
……九尾さんからメッセージで「神祖が千年間も準備しているなら、リゼヴィムの異世界☆侵略★大作戦張りに「想像できるわけないだろレベルの代物」をザイアが持っててもおかしくないだろ(意訳)」が送られて、即興であわてていろいろ仕立て直して、何とかタイミングを入れられるファニーエンジェル編にぶっこみました。
リゼヴィム対策は千年かけて神器のデータをとることによる、神器のフォーマットから推察してのカウンター。イッセーに関してはその特異性の核といえる兵士の駒をピンポイントで狙いつつ、リゼヴィム版より効率が悪くなることと引き換えに透過対策までメタを張った仕様。
ぶっつけ本番なので多少は博打要素がありますが、リゼヴィムの活動とおっぱいドラゴンの登場という千年前で読めるわけがない準備をぶちかましました。
そしてさらに、題名の通りサウザンド大戦。
もともとサウザイアーは「禍の団の盟主用」として設定していたので、リゼヴィムバージョンは用意しておりました。そしてザイア関連の指摘もあったので即興で開発を始めたサウザンドフォースのフラッグシップのテンサウザー。こうして考えると激突をさせるのはいい感じなので、いい方向にできたと思います。
それはそれとしてちょっと不安なのが仮面ライダーサウザンド軍団。いうなればアバドン的なアレな感じで、付け加えるとライジングホッパー軍団を敵にするという、ファンから文句が言われそうなこの展開。
ただ作品を現場視点で見た場合、神様転生者である神祖どもの思想を踏まえると「ライジングホッパー」はもっとも戦力として使いたいと思いまして。ほら、神様転生と仮面ライダーゼロワンが噛み合ったら、ほぼ間違いなく「仮面ライダーゼロワンライジングホッパー」は候補として出てくるでしょうし。
さらに神祖亡きあとのサウザンドフォースなら、大量生産もあり得ると思いました。徹頭徹尾現場視点だと、こういう結果にはなりえると思っております。
……さぁ、ここからがある意味で本番だぜぇっ!!