好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 では、オリジナル要素が半分以上で魔改造されたデュランダル編が始まるぜぇええええっ!!


第八章 聖教震撼編
聖教震撼編 第一話 悩める新年、始まります!!


和地Side

 

 

 

 

 

 

 

「……今週のふぃっちゃんねる。初日の出と共にぶれいくだんす」

 

 オーフィスの前口上に合わせて、俺とヒマリはわざとらしく太鼓とかをどんどんぱふぱふ。

 

 そして入念な計測に合わせたノリで登ってきた初日の出をバックに、オーフィスを中心に着ぐるみ二人*1がダンスを踊る。

 

 ……これが今週のふぃっちゃんねる。年始特別バージョン。

 

 オーフィスの今の状態がばれてもそれなりに抑えが聞くように、可能な限り現政権側の心情を慰撫するための義援金稼ぎ。それらを兼ねて行っている、このyoutuber系番組「ふぃっちゃんねる」。同時にオカルト研究部が主体になって行っている「トライフォース放送局」は年末の方に重点的に行った。具体的には年越しということで、クックスが監修を行っている「Dキッチン」で年越しそばをやってのけた。海老天verとかき揚げverを男女で分ける念の入れようだ。

 

 イッセーはイッセーでアーシアと共に、「ダンガムオタク吸血鬼VSシーグヴァイラ・アガレス&エルメンヒルデ」などという訳の分からない事態に巻き込まれているようだが、それは置いておこう。

 

 そういうわけで、今頃イッセー達は京都に初詣に行く準備をしているはずだ。俺達はいかないがな。

 

 ……これやった後、それをやるテンションになれない。答えはそれだけだ。

 

 こんなことを考えながらも、ダンスを踊るオーフィス+その他の為に音楽を鳴らしながら、俺はふと考える。

 

 今、こんなことしてていいんだろうか。

 

 その理由は年末直前に伝えられた、教会関係の大騒ぎ。

 

 きっとだが、正月関係の三が日が終わったら俺達が動くだろう。それほどまでに大ごとであり、同時にクリフォトの介入が想定される事態だ。

 

 そんな事態に、こうしてあほなことをしてていいのかとは、思ったりするぐらいには俺は常識をわきまえているつもりだ。

 

 ちょっと首を傾げたくなるが、とりあえず放送は終了した。

 

 ……既に視聴者数は一万を超えている。思えば大人気番組になったもんだ。投げ銭も三万を超えているし。

 

 この調子なら、これだけで五万を超える収入は確定だろう。それら収入の殆どを義援金に回される以上、オーフィスの減刑は確実といえる。

 

 それはいいことなんだけど、そんなことをしている暇があるんだろうか。

 

 そんなことを思っていると、撮影用カメラの向こう側でカズヒねえがパンパンと手を鳴らす。

 

「はいお疲れ様! とりあえず、朝ごはん代わりにお汁粉でも食べなさい」

 

 そう言いながらカズヒねぇは。お汁粉を持って俺達に歩み寄ってくる。

 

「ほれ、一人一つずつよ。……はい、和地も」

 

「……やっほう!」

 

 俺だけきちんと持ってきてくれた! 地味に彼氏なだけあって特別扱い!

 

 今までの思考を投げ飛ばしそうになるテンションアップな俺に対し、カズヒねぇも人差し指でこつんと俺の額を当てる。

 

「あんまりはしゃいでこぼさないようにね? ……ほら、オーフィスはもうちょっと丁寧に食べなさい」

 

 と、オーフィスがお城子で口元を盛大に汚していたので、何時の間にやらカズヒねぇは口を拭きに向かっていた。

 

 まぁそうなんだが、ちょっと寂しい。

 

「よしよしですの。カズヒはしっかり和地を愛してますよの~」

 

 と、何時の間にやらヒマリに頭を撫でられていた。

 

 ああ~。そういえば、ヒマリにこうされるのも久々な気がするなぁ。

 

 なんというか、懐かしさと寂しさでほっこりする。

 

「お、もう終わって感じじゃん? お茶持ってきたよー♪」

 

「あ、ヒツギも来ましたのね?」

 

 と、お茶を持ってきたヒツギに気づいたヒマリが駆けていくのを見て、俺は何というか分からない感覚を覚える。

 

 前世の母親が前世の母親と仲良くしている。字面にすると訳が分からん。

 

 しかも、厳密には前世の母親の精神性は受け継がれていない。前世の母親である道間乙女の、特殊極まりない性質が原因で、道間乙女はヒマリ・ナインテイルとヒツギ・セプテンバーの二人に分裂してしまった。その影響もあって、記憶や精神の連続性は分かたれており、カズヒねぇ達とは違ってかつての己を同一人物として認識すらしていない。

 

 記憶や精神がないわけではないが、朧気であり実感が薄い。なので、俺も二人も前世の親子ということに対してむやみやたらと意識はしていない。

 

 それが悲しいとは言わない。ヒマリとはもう何年もバディとして付き合いがあるわけだし、ヒツギとはお互いにどっちかというとツッコミよりでオカ研メンバーをやっている。ついでに言うと……床を共にした関係なので……むしろ意識したらいろんなものが削れるし。

 

 第一、前世の記憶をもって前世の縁ある人達とまた絆を結べるというのがおかしいのだ。本来起こりえない奇跡であり、あることに感謝*2こそすれないことに憤慨するのは筋違いだ。

 

 だからまぁ、文句を垂れるつもりは全くないんだが……。

 

「まったく。もうちょっときれいに食べなさい。お汁粉はべたべたするんだから」

 

「……ん、ありがとう」

 

 もうオーフィスのおかんになっているカズヒねぇを見る。

 

「いやぁ~日本の冬も結構寒いもんじゃん? もう手も頬も冷え冷えだし」

 

「どれどれ……おぉ! 雪見大福みたいな感覚ですの!」

 

 と、ヒマリがヒツギに頬ずりする光景を見る。

 

 なんとなく、ちょっとお汁粉を食べる手が止まっていた。

 

「……あんたもなんだかんだで大変ねぇ」

 

 と、着ぐるみを脱いでお汁粉をずずずとすすりながら、黒歌がそんなことを言ってくる。

 

「色々複雑な関係ですから、大変なことも多いのではありませんか?」

 

 ルフェイにまでそんなことを言われたよ。

 

 いや、本当にそういうわけじゃないんだが。

 

 俺は首を横に振りながら、しいて言うならというレベルで思ってることを言うべきだろう。

 

道間乙女(前世の母さん)に関しちゃ、伝聞でしか知らないからな。色々特殊な所為で、流石にちょっと寂しくなるさ」

 

 実際、そういうことなんだ。

 

 俺は、道間乙女に対する記憶がないも同然だ。

 

 知っているのはカズヒねぇ達からの伝聞と、ヒマリやヒツギの朧げな記憶から聞く話。そしてカズヒねぇの記憶をもとにした、あの再現映像だけだ。

 

 それがまぁ、ちょっとは寂しいの……かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺達グレモリー眷属を中心としたメンバーは、九重や八坂さんの誘いで、京都まで初詣に行ってきていた。

 

 ただ九成達は事前に予定していたふぃっちゃんねるの方に向かっていて、そっちの神社に話を通しているからそこで初詣をするとか。ついでに現地でご当地グルメを食べて帰るらしい。

 

 ……エクストリームアイロンならぬエクストリームブレイクダンスだとか。まぁ新年初日の出をバックにブレイクダンスとか、色々注目されそうで収入も増えそうだ。あと着ぐるみでブレイクダンスもきつそうだし、ついでに黒歌の懲罰関係を強めにしたいんだろう。

 

 ヒマリとヒツギもそっちについていったみたいだけど、まぁそれはそれ。俺達は今、九成達がいない家に帰って来ていて―

 

「……というわけで、ちょっと相談があります」

 

「つ、鶴羽待ってぇ!? ちょっと待ってぇっ!?」

 

 ―同時にリーネスが秘密解放(公開処刑)となっている感じだ。

 

 南空さんも鬼だな。いや、人数は絞っているけど。

 

 事情を既に知っている俺と、俺の恋人で主のリアス。そしてリヴァさん達九成ハーレム。

 

 それだけの人数を絞ったうえで、今ここにリーネスが全然解決できていない秘密が明かされる。

 

「……もうぶっちゃけるわ。リーネス、和地に惚れた」

 

「ぬわぁあああああ……ぁ~」

 

 もう投げやり気味な南空さんがバッサリいうと、リーネスは顔を真っ赤にして両手で顔を隠して崩れ落ちた。

 

 いやぁ。恋愛関係でリーネスがここまでポンコツになるとはって感じだよな。

 

 まぁ、恋愛経験全くないみたいだから仕方ないのか? 前世から恋愛経験がゼロみたいだし、そういう意味だと三人で一番恋愛に弱いのも納得かも。

 

 どうやらカズヒも業を煮やしているみたいだ。九成にだけは武士の情けで黙っている代わりに、事前に根回しをして、外堀を埋めることにしたらしい。あとリアスはグレモリー眷属のボスだから、広義的に同列扱いされていることも踏まえた筋の通し方らしい。

 

 で、みんなの反応だけど―

 

「「「「おぉ~。ようこそようこそ」」」」

 

 ―さらりと受け入れられたし。

 

「もうちょっと困惑してぇ!?」

 

 リーネスが一番驚愕しているけど、隣の南空さんは納得だったのか全然驚いていない。

 

 実際四人とも、特に動揺しないで歓迎ムードだ。ぱちぱちと拍手までしてるし。

 

 そんな光景に困惑しているリーネスに、リアスがぽんと肩に手を置いた。

 

「まぁこうなるでしょ。和地はその辺りイッセーと同じで、絶対に増えるでしょうし。むしろ保護者ポジションだったあなたなら、今後の関係も円滑に進みそうだもの」

 

 うんうんと頷いているリアスだけど、俺のハーレムは更に拡大するの前提ですか。

 

 ……そっか、今後も増えるのか! いやっほぉ~っ!!

 

 俺だけの最高のハーレム。強くて可愛い女の子達と、イチャイチャしながら上級悪魔をやっていく将来。そんな未来は今以上に幸せな流れになるってことか。

 

 うんうん。俺も上級悪魔を目指して頑張りがいがあるってことだ。何よりリアスが保証してくれるなら、俺も遠慮なく頑張れるしな。

 

 そう、いつかはベッドの上で裸のハーレム達とエッチなことも……ぐふふふ……っ。

 

「イッセー。この流れでよく妄想できるわね」

 

 春奈にジト目で言われて、俺はふと我に返った。

 

 いかんいかん。バラ色の未来が後押しされて、つい妄想の世界に行っちゃったぜ。

 

 可哀想なものを見る目が向けられるかと思ったけど、そんな目で見ているのは春奈だけだったりしているな。

 

 むしろインガやベルナは……なんだ? 気づかわし気な雰囲気だぞ?

 

「これは経験論だけど、あんまり増やすと夜が大変になるから……ディオドラみたいなパターンならしのげるけど、それってあれでしょ?」

 

「あ~確かに。粘膜擦り切れるかぐらいの女より、残弾数気にしないといけねえ男の方がエロ方面はあれだしなぁ」

 

 ……すいません。ご指摘とってもありがたくて参考にするべきなんですけど、二人の経験ってあれだからちょっと何かに来ます。

 

 いやちょっと待て。ディオドラみたいな女の侍らし方になるのはマジで嫌だぞ。あいつは絶対参考にしちゃいけない糞野郎じゃねえか。

 

 ああ、なんてことだ。俺の際限なく膨らむ最高最強のハーレムという夢に、俺の側の問題点が他にもあったなんて。

 

「……だ、弾倉を増やす魔法を教えてもらうべきか? でもルフェイは多分知らないだろうし……どうすれば!?」

 

「はっはっは~。女性にも性欲はあるし、男女関係はそこの折り合いも大事なもの。頑張って悩んで成長しなさい、イッセー君や」

 

 思わず崩れ落ちかける俺に、リヴァさんがそう言って肩に手を置いて……あ、首を傾げた。

 

「そういえば、カズ君ってどれぐらいなのかしら? いや、みんなしたことはあるけど全員一斉耐久レースはしてないし」

 

 ……俺はもっと崩れ落ちた。

 

「まだ童貞な俺の心を削らないでくださいよ!?」

 

「いやいや。ハーレム作るなら夜伽も重要よぉ? 参考資料までに聞いた方がいいと思うけど?」

 

 リヴァさんはそう言うけど、俺の心が悲鳴を上げるんだけど!?

 

「……なるほど。確かにイッセーの経験値を上げれないのなら、座学や知見は深めるべきね」

 

 リアスも止めて!?

 

「……つってもなぁ。アタシらそこまで性に貪欲でもねえから、限界まではやってねえぞ?」

 

「えっと……結局どうなの? 私あれだから、気持ちいいと思うけど……水準がちょっと」

 

 ベルナに乗っかる形で春奈がそういうけど、そこでインガさんがちょっと小さいけどしっかりとガッツポーズしてた。

 

「ポテンシャルはすっごい高いね。リヴァの経験的には?」

 

「とてもいいものですね~。でも質はともかく量は……どうなの?」

 

 リヴァさんも首を傾げているけど、そこでゴホンゴホンゴホンゴホンと……咳払い多いな。

 

 みんなの視線が咳払いの方に向くと、そこは顔を真っ赤にしている南空さん。

 

 ……注目してたら、汗をかき始めた。

 

「自分から煽っといて、それはないんじゃないか?」

 

「典型的な自爆するタイプね」

 

 俺もリアスも流石にちょっと呆れるというか。

 

 もうちょっと落ち着き持てよ。人生二週目なんだから。

 

「ふっふっふ。アドバンテージがあるのにスルーされて、つい自分からアピールしてから恥ずかしいことに気づいたのね? ……で、どんな感じ」

 

「最後マジ顔やめて! いや御免、本っ当に調子乗りました!」

 

 リヴァさんに詰め寄られ気味で少し引いてた南空さんだけど、深呼吸をしてから息を更に吸い込んで―

 

「……体力もかなりある! 一時期人気ありすぎて予約が三日先まで埋まってたけど、問題なく訓練メニューもこなしてたから!!」

 

 ―そう、顔を真っ赤にしながらまくし立てていた。

 

 そして、俺はちょっと崩れ落ちた。

 

「あのベッドマフィア……! 俺の、俺の先をどこまで行っているんだ……っ」

 

「くっ! 流石カズ君……ハーレムを作るべくして作っている男なだけあるわ……恐ろしい子っ」

 

 俺とリヴァさんが戦慄しているけど、後ろで春奈達も戦慄している。

 

 畜生。ハーレム王にはやっぱりそっちも必要なのか。童貞の俺にはどれだけあるのかがさっぱり分からないから、道はまだまだ険しいのか。

 

 九成和地。俺達の誇るべき涙換救済(タイタス・クロウ)は、ベッドの上での女の子の涙の意味を変えれるのか。どこまで涙を変える男なんだ……っ

 

「……ってことはあれか? いっそのこと七人同時とか……イケるのか?」

 

「どうだろベルナ。いや、ディオドラでもそこまではやったことないけど……どうなんだろ? 春奈はどうなの?」

 

「あ~、やば、なんか想像しただけでも顔が赤くなってきた。ってリヴァ、どうしたの?」

 

「……ちょっと真剣に知り合いに意見をと思ったけど、ヴァルキリーってそういうの両極端で逆に参考にならないから。まぁそれはさておいて、どうかなリーネスちゃん? そっちの方も問題ないっぽいわよん?」

 

「あ、あわわわわぁ~」

 

 後ろの女性陣の生々しい会話に、俺はメンタルが限界に到達しそうだ。

 

「と、とりあえずそういうことだから! 安心していいから! 和地なら絶対リーネスまとめて面倒見れるから……そろそろいい加減告白しない? いや、マジで」

 

「そんなに滞っているレベルで時間が掛かってるの? たぶん問題なく話が進むと思うし……弾き飛ばしようがないと思うわよ?」

 

 顔を真っ赤にしてプルプル震えながら南空さんが太鼓判を押せば、リアスも首を傾げながらリーネスの方を見る。

 

「で、でもでもでも……ぁ~ぅ~……ぅっ」

 

 あ、リーネス失神した。

 

「っておいぃいいいい!? どんだけ!? どんだけなんだよ本当に!?」

 

 拝啓、天国の祖父ちゃん。

 

 俺はハーレム王になれる見通しが立ってきたけど、代わりに友人の恋愛相談にまで振り回されてるよ。

 

 木場はイケメン王子なのに女をスルーして俺にかまうし、匙は一生懸命頑張ってるのにソーナ会長は弟扱いのままだし。しかも割と完璧だと思ってたリーネスは、恋愛でポンコツまっしぐらです。

 

 世界って、難しくできているんだね……。

 

*1
当然だが黒歌とルフェイ

*2
原因がミザリなのはスルーする




 そんなこんなで、ちょっと悩める主人公たち(シリアスとギャグの比率は真逆)な感じで、新年が始まりました。

 こんな感じでちょっとギャグになっておりますが、基本的にこの章はシリアス重視です。

 なんどもハイスクールD×D作品を書いていい加減作風がマンネリ化しているだろうし、ヴァーリチーム厳しめ対応がいろいろ酷評だったこともあり、今後書く場合のオリジナルルート化のテストも兼ねている感じですね。第二部はアザゼル杯という都合上、オリジナル要素をかなり強めに入れる必要もあるからなおさらといったところです。


 基本的に最近アニメが再開したブリーチみたいにバトルだらけの章にしたいと思っているので、別の意味でだれるかもしれないけどできればご指摘は多いと嬉しいでっす!!
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