好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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聖教震撼編 第十三話 千客万来

 イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 ノアの声は、かなり真剣だった。

 

 それも緊張感がある。いや、警戒しているのか?

 

 フロンズも長い付き合いがあるからか、すぐに表情を鋭くしている。

 

『端的に聞こう。中と外のどちらかね?』

 

『外側だ。確認できるだけで四方向から、結構な規模の連中がバチカン目指して進軍中だ』

 

 ……は?

 

「外側から襲撃かよ!?」

 

 おいおい冗談だろ。この状況下で外側から進軍とか、絶対に敵じゃねえか!?

 

 しかも四方向とか、最悪全部別勢力ってこともあり得そうだ。

 

「……ノア・ベリアル? できればある程度の情報を伝えてくれるかしら」

 

『確認できる限りすべて別勢力だな。禍の団が使用している神器力飛行船のリーピ級とかいうのが十隻。サウザンドフォースの天界に現れた船と同型が二隻。それとは別に数百人規模の戦闘部隊が車に乗って接近中』

 

 おいおいやっぱり別勢力かよ。

 

 クリフォトだけじゃなくてサウザンドフォースもか。しかも他にも別勢力が……っ。

 

 そしてあと最後のは一体なんだ?

 

 ……おかしいな。答えが来ない。

 

 なんか微妙な沈黙が響いていると、俺はふと嫌な予感を覚えてきた。

 

 そういえば、毎月一度ぐらいの割合で出くわす連中と、先月は出くわしてなかったような気がするなぁ。

 

 いやだなぁ。ロキとの闘いを思い出すなぁ。俺が言うことでもないけど、あれ絶対精神に来るからなぁ。

 

 でもこれは絶対当たってるんだろうなぁ。とりあえず聞かないとなぁ。

 

「……大欲情教団?」

 

『……十中八九な。画像送る』

 

 すっごく頭が痛くなってそうな声色で、俺に返事したノアの声と一緒に、画像が送られてきた。

 

 ………。

 

『『『『『『『『『『…………』』』』』』』』』』

 

 ………。

 

 いや、沈黙したくなるよこれは。

 

 ロボットアワビにロボットキノコが生えているような、もう明らかに隠喩的なあれの巨大な空飛ぶ船。AVの立体映像を流しながら迫りくる、そんな何隻もの飛行船艦。そんな変態の編隊がバチカンに進軍していた。

 

 もちろんその周囲には変態であることを隠しもしない服装の連中がゴロゴロいるし、ロキとの戦いで割って入ってきた、股間がデカいロボットもたくさんいる。

 

 いや、これ、ちょっと―

 

「アーシア、ファーブニル起こしてくれ」

 

 ―大欲情教団なんて、奴でなければ倒せないっ!?

 

「落ち着いてイッセー。それは天然痘を駆除するのに放射性物質をばら撒くにひとしい暴挙よ」

 

『しかもVXガスが提案しているようなもんだな』

 

 俺の本能的な提案は、リアスとノアの鋭く酷いツッコミに切って捨てられた。

 

 例えがいろんな意味で酷い。俺ってあいつらと同列の変態扱いなのか。自分ではまだマシだと思ってたんだけどなぁ。ちょっと凹む。

 

 でもそんな風に凹んでる場合じゃない。

 

『そちらの枢機卿さんには悪いが、大王派(俺ら)はあくまで神聖糾弾同盟(奴さん)を鎮圧するのが目的なんでな。編成を即座に組み替えて素通りさせる方針だ。……潰し合わせる分には都合がいいんでな』

 

「致し方ないな。だが、こちらも動かせてもらうがよろしいかね?」

 

 ノアの作戦内容に頷きながら、ストラーダ猊下はフロンズに確認の視線を向ける。

 

 フロンズの方もそこは当然と判断しているのか、特に反論すること頷いていた。

 

『艦隊の布陣を仕立て直し次第こちらも動く。多少のタイミングのずれは誤差の範疇と判断しよう……ノアも幸香もそれでいいか?』

 

『オーライ。それぐらいの柔軟性は何とかできるだろうさ』

 

『構わんとも。手柄になる首がゴロゴロあると前向きに受け取ろう』

 

 一応足並みを揃えてくれるからありがたいよなぁ。

 

 そう思っていると、こっちの部屋の方からどたばたと足音が響いてきた。

 

 なんだなんだと思っていると、ドアが蹴破られる勢いで相手、傷を負った神父さんが転がるように入ってきた。

 

「猊下! 大変です……気づかれました!」

 

 ……おい、冗談だろ。

 

 ストラーダ猊下も表情を引き締めて立ち上がり、俺達もすぐに臨戦態勢をとる。

 

 その頃には神父さんも落ち着いて呼吸を整えると、それでも強張った表情を浮かべながら俺達に告げる。

 

「ウルバヌス二世聖下の直属部隊に包囲されました。既に戦闘を仕掛ける状態になっております……っ」

 

 ……上等だ。やってやろうじゃねえか。

 

「リアス!」

 

「分かっているわ。この様子から見て、他も同様と見るべきでしょう」

 

 俺に頷いたリアスは、ストラーダ猊下に視線を向ける。

 

「反応から見て罠だったとは考えないわ。力を貸してもらうわよ」

 

「当然。我らの方が助けを請うた以上、背負うのが業という物だろう」

 

 頼もしい返事が返ってきたけど、ここからが大変だというほかない。

 

 ……無事にしのいでくれよ、みんな……っ!

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……さぁて、陽動部隊にどれぐらい引っかかってくれてるかなっと』

 

『できればいっぱい引っかかってほしいもんだぜ? 俺はモデルバレット(あんた)と違って、安全に手柄を立てたいんでな』

 

「うふふ♪ 後ろから燃え萌えしちゃうのは楽しそうですわねぇん♪」

 

 リーピ級神器力飛行船を十隻も運用した大艦隊は、しかしクリフォトにとって陽動といえる。

 

 既に内通し半ば拘禁されていた司祭や司教の力を借り、クリフォトは精鋭を動員していた。

 

 紫炎のヴァルプルガを連れて、ステラフレームは自我未覚醒体を含めて七体も転送されている。

 

 少数精鋭による本丸の強襲。その便宜上のリーダーであるモデルバレットは、肩を回しながらもう一体の自我覚醒体に視線を向ける。

 

『んじゃ、頑張って仕事しといてね? モデルマッド?』

 

『へいへい了解。じゃ、スパッと仕事をしますかねぇ』

 

 気怠そうに周囲を確認するもう一体の自我覚醒体ステラフレーム。コードネームモデルマッドは、その上で内通者だった司祭達に視線を向ける。

 

『んじゃご苦労さん。護衛に一体置いとくから、ここで引き籠って―』

 

「その必要はありません」

 

 その言葉を遮り、額に冷や汗を浮かべていたその司祭は小さな震えを隠し切れなくなっていた。

 

 怪訝な表情を浮かべるヴァルプルガが、すぐにそれに気づいた。

 

「……あらぁん? もしかして、ここまで読まれてましたのねん?」

 

「―その通りだ」

 

『ディバイライザー』

 

『『『『『レイドライザー……E』』』』』

 

『『『『『『『『『『レイドライザー』』』』』』』』』』

 

『『『『『『『『『『CROSS』』』』』』』』』』

 

 鳴り響く合成音声の大合唱。

 

 そしてヤギのライダモデルが壁を壊し、同時に装甲化を開始。

 

『ディバイライズ』

 

『『『『『レイドEライズ』』』』』

 

『『『『『『『『『『レイドライズ』』』』』』』』』』

 

『『『『『『『『『『Amen』』』』』』』』』』

 

 そして現れるは、ヤギの装甲を身に纏った、仮面ライダーが率いるレイダー部隊。

 

 大半が銃剣を備え付けた小銃を構え、仮面ライダーを含めた少数が大型のナックルダスターを思わせる装備を手に持っている。

 

 その数十人規模で包囲されている状態に、モデルバレットはげんなりした表情になった。

 

『……あ~なるほど。こっちが横やり入れてくると分かってたから、わざと内通させれるように手抜き監視してたと』

 

「そういうことだ。ウルバヌス聖下は貴様ら禍の団が動くことを前提にしていたのでな。奇襲を受けるぐらいなら内部に十数人の精鋭が入られてでもタイミングを察知しておきたかったのだ」

 

 そう告げるリーダー格の仮面ライダーが、敵意を籠めてモデルバレット達を睨み付ける。

 

「覚悟せよクリフォト。貴様らはこの仮面ライダーディバインと、Dレイダー部隊が……倒すっ!!」

 

『『『『『『『『『『ぉおおおおおおおおっ!』』』』』』』』』』

 

 強い戦意に裏打ちされた声は、遥か彼方からも聞こえてくる。

 

 すなわち連携を踏まえてあえてこの数にしているだけで、それ以上の数が包囲している事実がこれでわかる。

 

 そのうえで、モデルバレット達自我がある者は―

 

「あらぁん♪ たったこれだけで……私達を萌え燃えできますのん?」

 

『なるほどねぇ。楽なウォーミングアップになりそうだ』

 

『じゃ、その勘違いを訂正させないと……ね♪』

 

 ―悪意をもってあざ笑う。

 

 そして、激突が開始された。

 




 外も中も大混乱になるだろう事態になってまいりました!





 ここからはどんどんすさまじい勢いで乱戦を書いていきたいと思っております!
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