好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 さぁ、どんどん激戦が始まるぜぇっ!!


聖教震撼編 第十六話 大王派の奮戦

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 神聖糾弾同盟による、完全にタイミングを見極めたうえでの潜入地点への部隊配置。

 

 それとほぼ同じタイミングで起きた、多種多様な勢力によるバチカン襲撃。

 

 この事態において、フロンズ・フィーニクスは素早く指揮権を自らの責任においてノア・ベリアルに委譲し、自身は補佐的な活動に徹していた。

 

 これにより戦術家として名をはせるノアは瞬時に対応。優先順位の取捨選択を瞬時に行い、敵の殆どをバチカンに素通りさせる形で陣形を再編した。

 

 神聖糾弾同盟に死者が出ることもいとわないという、危険性にゆえにある程度の容認がなされた状況を生かした策だ。敵の多くはバチカンを意図的に狙っている以上、神聖糾弾同盟との戦闘に戦力が割かれるだろう。少なくとも、自分達の優先順位はある程度下がる。

 

 事実殆どの組織は困惑の有無はともかく、バチカンの突入にリソースを多く割いた。そして当然だが、神聖糾弾同盟は迎撃に動いた。

 

 結論として、制圧部隊が態勢を整える時間は十分に稼ぐことができた。

 

 そのうえで、ここからが本番といえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……チッ。やはり無視はしてくれないわな」

 

 舌打ちをしたうえで、ノア・ベリアルは瞬時に敵の行動パターンをある程度予測。想定外の動きが起きることも前提に、どう動いても対応できるだろう動きを持って対応する。

 

 中々に難儀する対応だが、幸い独自判断は与えられた裁量の範囲内で行ってくれる部下に恵まれた為、何とか対応はできている。

 

 既にバチカン周辺の上空では、艦隊による砲撃戦が発生している。

 

 更にそこから割って入るように攻撃部隊が送られており、はっきり言って乱戦になるのも時間の問題だ。

 

 だからこそ、その乱戦を敵対勢力に可能な限り押し付ける対応をとっている。

 

 こういう時に引っ掻き回されるままになればそれこそが危険だ。自分のペースに拘りすぎて倒されることもあるが、ペースを徹底的に乱されれば勝てるものも勝てない。

 

 ゆえに、敵同士で潰し合う流れにするのが最優先。最悪でも敵が来る方向をまとめることで、迎撃をしやすくする為に艦隊を動かしている。

 

 だが同時に、ノアは解せない感覚を覚えていた。

 

「……読めないな。神聖糾弾同盟(やっこさん達)は何を考えていやがる?」

 

 神聖糾弾同盟の対応はどうにもちぐはぐな印象を覚えている。

 

 練度はあるのだろう。反応は早いし、このイレギュラー極まりない事態にもすぐに迎撃を行っている。迎撃そのものも堅牢であり、突入することが困難であることも言うまでもない。

 

 だが同時に、迎撃を突破して突入に成功した手合いに対する迎撃速度が妙に遅れている印象を覚えている。

 

 外部からの情報収集、まして自軍を指揮しながらでは分かるレベルなど極僅かだ。

 

 しかしそれにしてもおかしい。突入してきた者を排除するまでの時間が、迎撃態勢を整えるまでの動きからみて明らかに遅い。明らかにそこに関する対応能力が大きく低いとしか思えない。

 

 どう考えても、この練度と対応力ならもっと早くに反応できているはずだ。ここまでの練度と連携ができる勢力ならそれができないはずがない。

 

 まるで、意図的に遅らせている。そう思いたくなるが違和感しかない。

 

 この手の戦闘で敵に深入りされていいことなどない。最悪突入されてもかまわないという、そんな戦術としての違和感を覚えていた。

 

「しゃぁねえ。……フロンズ、悪いが仕事だ」

 

『何かね?』

 

 すぐに返答が返ってくることに苦笑しながら、ノアは自分の仕事に集中(些事を親友に丸投げ)することを決めた。

 

「どうも神聖糾弾同盟の動きがちぐはぐだ。……たぶんだが、これはお前向きの案件だろ? ちょっとそっちに集中しといてくれ」

 

 苦手な分野を考えている余裕は現状無い。ならそういった分野に長ける者に任せるのが一番だ。

 

 役割分担による効率化。これは知的生命体が編み出した、より大きな物事を成し遂げる為の戦略的活動である。

 

『……一応、便宜上ネオマケドニアの管理は私の担当だが』

 

「ラカムに任せていいよ。戦術的観点から俺が許可するし、何なら俺がそっちもやっておく」

 

 親友の懸念をさらりと自身の責任で背負いながら、ノアは確信だけを伝える。

 

「この辺りを読み違えると、大損こく気がするんだよ。少なくとも、奴らの対応力は明らかに歪すぎて意図がありそうだ」

 

 それを理解することができるかが、この戦いでの被害を左右するだろう。

 

 その確信だけは、ノアにとって絶対に断言できることだった。

 

 

 

 

 

 

 

 そして同時に、フロンズが懸念するほどに激戦が頻発しているのも事実だった。

 

 具体的には、既に幸香は前線に出張る必要に迫られていた。

 

「ふはははははっ! 数だけではこちらが困るぞ? もっと手柄を持ってくるがよいわぁっ!!」

 

 すでに仮面ライダーディアドコイに変身している幸香は、さらに星辰光(アステリズム)を全力で放って敵を吹き飛ばしていく。さらにプログライズキーの力を併用し、面制圧を突破するだろう敵をピンポイントで制圧する。

 

 有象無象の殲滅において、九条・幸香・ディアドコイは圧倒的な力を発揮できる。更にそれ以上の制圧力を持つユーピと異なり、ある程度の取捨選択を行うことができる。

 

 純粋な才覚な能力の幅では、ユーピ・ナーディル・モデウが問答無用で後継私掠船団最強。だがそれを超える一手を打ち出せるからこそ、幸香は意志の力をもってユーピを超えるだけの要素を持てるのだ。

 

 加えて反撃の殆どを不滅齎す黄金花(ゴルディモータル・ストレチア)によって防ぎ切る。

 

 それ単体で堅牢なシールドビットであり、更にそれによる防護結界を張る圧倒的な防御力。

 

 最上級悪魔如きでは傷一つつけられないだろう圧倒的な防御力を、しかし幸香は慢心しない。

 

 予想外などいつでも起きる。敵だってこちらの裏をかこうとする。鍛え上げ、編み出し、研究し、作り出す。その蓄積こそが彼女の強みであり―

 

「……さぁ、まずは絶頂を知るがいい!」

 

 ―だからこそ、その現象に彼女は瞬時に反応した。

 

 沸き立つは性的快楽と幻覚。

 

 自分が圧倒していた敵集団もまた、陶酔状態になり光の眉に包まれてゆっくりと落ちる中、彼女はそれを味わいながらも意志を爆発させる。

 

「……まだだぁっ!」

 

 気合と根性で覚醒し、その意志力により快楽の幻惑を突破する。

 

 そして振り返ると共に、窒素爆薬の獣達を殺到させる。

 

 そしてそれに対し、現象を引き起こした存在は胸を……もとい、股を張った。

 

「吹きすさべ。エクスタスブラスター、サウザンド」

 

 その瞬間、その存在から数百を超えるオーラの砲撃が放たれる。

 

 イタリアの空を爆発と砲撃が埋め尽くす中、瞬時に幸香はスラッシュライザーを構えて切りかかる。

 

 同時に神滅具による障壁まで展開しながらの突貫。常に気合と根性を入れる幸香のその一戦は、かつてロキの反乱で起きた戦いで放った宝具より、更に鋭く洗練される。

 

 その斬撃が振るわれる一瞬……で、幸香は伏せるように上半身を屈める。

 

 その瞬間、神滅具で張った障壁が切り裂かれた。

 

「性欲のかけらもない壁など、この絶頂剣には通じん」

 

 静かに語るその存在は、素早く切り返して斬撃を幸香に振るう。

 

 だが、光に狂った征服者を、相手は間違いなく見誤っていた。

 

「……まだまだぁっ!」

 

『ブローニングレイン』

 

 放たれる増加ブレードによる斬撃は、だが斬り合いを行うものではない。

 

 その攻撃は一瞬で相手の斬撃を受け流し、絡め取る様に逸らす。

 

 その瞬間、幸香は自分の至近距離に爆薬を大量生成して爆発させた。

 

 爆薬の形状を利用することで、爆圧は相手に集中する。だがそれでも多くの爆圧が幸香に襲い掛かることは必然で、それを彼女は気合と根性で強引に耐える。

 

 それでも数十メートルは吹き飛ばされるが、すぐに体勢を立て直していた。

 

 そして、幸香は敵が倒されているなどとは考えない。

 

 相手の力量は警戒必須。ならば今の不意打ちは多少の痛手止まりが最高の結果だろう。それを踏まえ、幸香はすぐに呼吸を整えると、警戒の体制をとる。

 

 そして、その存在は姿を現した。

 

「……我らが性欲の祝福をもってなお、迷走するとは……哀れなり」

 

「……やっぱり大欲情教団であったか。相手にとって不足なしよ!!」

 

 戦いは、まだまだ続いていく。

 

「さぁ行くぞ、今度は二刀流だぁっ!」

 

「性欲を縛るすべてを断ち切れ……絶頂っ剣っ!!」

 

 ……まったくと言っていいほどかみ合ってない戦いだが。

 

 

 

 




 性的な変態を相手にするは、変態的意志力の後継覇王(アレキサンダー)

 それはそれとして、ノアが感じている違和感など伏線をどんどん張っていく方向性です。
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