好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 本日、強敵襲来の続きとなっておりまっす!!


聖教震撼編 第二十三話 強敵襲来(死徒編)

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 死徒という存在は、魔術回路保有者に遅れること発見された、吸血鬼とは異なる吸血鬼である。

 

 魔術回路を利用した魔術によって人から変じることが可能。また死徒に血を吸いつくされ、死徒の血を送り込まれることでも変貌する。

 

 ただし、死徒として高位の領域―すなわち真に死徒と呼べる第Ⅵ位階以上―に到達できるかには、血の質とでもいうべき個人差に大きく左右される。魔術によって至るのならば多少はやりようはあるが、そもそも至る魔術が非常に高難易度であり、迂闊な挑戦は大きな被害を生んで各勢力からにらまれる。逆に親から血を送り込まれる場合、資質の差がモロに出るうえ、よほど価値を見出されでもしない限りは、相当の年月を無事切り抜けることで成長する形になる。

 

 総じて高位に到達するのは狭き門。また生物としての根幹が人間に比べ劣っているに等しく、強大な力を手にするまでに討伐されることも多々ある存在。それが人という世界に大きく根付いた理を否定する代償といえるだろう。

 

 だが反面、死徒として確立されるほどになればその存在は間違いなく強大となる。

 

 人間が長大な寿命を持ち鍛え続ければ至れる領域。だが長い年月を生きた、人間からの転生悪魔でも位階の高い死徒の戦術的価値に並ぶものは数少ない。備え無しでは太陽光で生命活動に支障をきたすなどの欠陥もあるが、復元呪詛といった利点を踏まえれば総じて高位の異形に並び立てるだろう。

 

 何より人の理に対する圧倒的優位性は、他の種族が持ちえない圧倒的なアドバンテージといえる。人が作り出す理はもちろんのこと、人の為の理なら神が作り上げたものにすら通用する。専用の対策なしでは、只人をただただ蹂躙できる人の天敵。

 

 死徒は、対人に限定すればあらゆる人外の中でもトップクラスの相性を誇るといえる。

 

 ゆえに、死徒の猛威は文字通り圧倒という形で、人がこの戦いを彩っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人の理及び、人の為の理に絶対性を持つ死徒の力は、只人にとっては天敵。

 

 裏を返せば、只人でないのなら対処する方法は比較的数多いともいえる。

 

 聖別された武装なら傷を負わせることは可能。魔術回路を利用する魔術も、高位の使い手なら単独で高位死徒を打倒することも理論上可能。また魔術回路に近しい側面を持つ、魔眼や特殊な異能も対抗可能。総じて研究された結果、聖別もしくは人の理から離れた力なら通用するとされている。

 

 また星辰奏者(エスペラント)も真っ向から打倒する余地がある。これは星辰体(アストラル)が高位次元からの力に由来するとされ、また異星法則の具現化とされていることも絡めづけられている。そういう意味では星辰奏者は、死徒と対を成す概念と受け取る者も多い。

 

 反面、人の作り出した力や人の為に作られた力には圧倒的に強い。

 

 ことプログライズキーといった科学的な技術には圧倒的に強い。物理法則ゆえにノックバックは狙えるが、まったく異なる対死徒対策でも施さない限り、時間稼ぎはできても打倒は不可能。

 

 加えて人の為の理なら神の作り出した奇跡にも通用する。何かしらで世界の均衡を崩すような領域―覇や禁手(バランス・ブレイカー)―に到達するなら話は別だが、そうでないのなら蹂躙される側そのものだ。

 

 記録では、至っていない神滅具の持ち主が中の上レベルの死徒に滅ぼされたという話もある。それほどまでに

死徒という存在は、文字通りの意味で人の天敵{生物学的に対象を餌として捕食する外敵}といえるだろう。

 

 そう、それゆえに―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぬるいぞ転生悪魔共……至ってから出直すがいい!!」

 

「うあぁあっ!」

 

「がぁっ!!」

 

 ―下級死徒で構成される部隊如きに、かのD×Dが圧倒されることもあり得るのだ。

 

「ミスティータ! ……なめるなっ!!」

 

 下級死徒の振るう爪の一撃で弾き飛ばされる、シトリー眷属の森羅椿姫とミスティータ・サブノック。

 

 それに対し、反撃とばかりに放たれるリーバン・クロセルの魔法攻撃。更に自らの神器による、重力結界の捕縛付き。並みの上級悪魔なら、運がよくてひん死のコンボといえる。

 

 だが、その下級死徒は、その全てを吹き飛ばしてリーバンに斬撃を振るう。

 

 重力結界を無視して突撃し、放たれる魔法も腕の一振りで弾き飛ばす。そのうえで、振るわれる斬撃は回避と同時に迎撃として放たれた、リーバンの剣をやすやすと両断した。

 

 目を見開くリーバンは再び構えるが、それより早く遠距離から魔力による牽制が下級死徒を抑え込む。

 

 仮にも上級悪魔である自分より下の威力が牽制になることに、リーバンは目を見開いた。

 

 そんなリーバン達に聞こえるように、D×Dの陣から念話が届く。

 

『神器及び人が編み出した魔法は控えてください。死徒は生態として、人の為にある理に圧倒的な優位性を持ちます。禁手や覇の領域に到達しなければ太刀打ちはできないでしょう』

 

「冗談きついですって会長! 反則ですよね、あれ!?」

 

 ソーナ・シトリーのその説明に、彼女の眷属である仁村という少女がぼやく。

 

 彼女はこの業界に入って日が浅い。なら、生まれた時から触れてきた自分でも実感が足りないことに、理解が追い付くこともないだろう。

 

 まるで異世界からもたらされたといわんばかりの、異物と形容できるその性質。話に聞いてはいたがここまでとは思っていなかった。

 

 転生悪魔、それも上級悪魔の血を引く自分やミスティータに、上級悪魔に匹敵する力量を持つシトリーの女王(クイーン)。だが同時に、人の要素が強いメンバーでもある。生まれ持つ神器も本質的には「神が人の為に作った力」だ。

 

 まさかここまで圧倒的だとは思わなかった。性能に限定すれば一対一でも十分太刀打ちできるはずが、三対一で逆に圧倒されている。練度がこちらを上回っていることを踏まえても、畏怖を覚えるほどの相性差だ。

 

 それでも悪魔の性質があるからこそ、まだ戦うことはできている。そういう状況と言ってもいい。

 

「貴様ら異形や尻尾を振った飼い犬風情に、人類の未来は奪わせん。我ら、人より出でて人を戒める監督官。人の力を悪用した罪……命で償うがいい!!」

 

 そして振るわれる片手剣。

 

 死徒としての異能で作られたと思われるその斬撃は、切り裂くという行動において圧倒的な力を秘めている。

 

 なにせ、文字通り陣の結界を切り裂いて突入したのだ。先ほどから有効打が入ったと思った瞬間、まるで最初から断ち切られていたかのように一刀両断するという真似が巻き起こっている。

 

 おそらくは死徒としての親が持つ異能だろう。下級死徒レベルなら親に由来する原理という異能をつかえるといえ、つまりはそういうことだ。

 

 そして下級死徒止まりの手合いですらこれだけの力を振るっている。ならば大本といえる親が振るった場合どうなるか。考えるだけでも寒気を覚えそうになる。

 

「全員、純粋な魔力と身体能力で翻弄しろ! だが奴の斬撃だけは決して受けるな!」

 

 現場指揮官として対応しながら、リーバンは奥歯を噛み締める。

 

 死徒の目撃情報は多発しており、その多くがサウザンドフォースと共にある。また彼らの言いぐさから、サウザンドフォース側の存在であることは明白。とどめに、正真正銘の死徒クラスが、十人以上確認されている。

 

 この人間だらけの戦場で、これだけの数で死徒が活動すればどうなるか。

 

 自分達はまだましだと痛感しながら、彼らは死徒を迎撃する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして戦場で死徒による蹂躙は、様々な勢力にとって脅威となっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おのれぇ! 性欲とは人の理ではない……世界原初の在り方だと知るがいい!」

 

「なんだコイツら!? 第Ⅶ位階(上級死徒)の我が身に、純粋な人間の力が通用するだと!?」

 

「化け物か、この変態ども!?」

 

「人の理を否定しようと、性欲(世界の理)なら届くだろう!!」

 

 大欲情教団は、奇跡的に防戦までなら成立させていた。

 

 元々性癖を極めて禁手に至っている者も多いが、それにしても異常事態といえる。

 

 最も、それができるのはごく一握り。総じて死徒の質による攪乱もあり、彼らの進軍は大きく抑え込まれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「邪龍持ってこい邪龍!」

 

「牽制牽制! 人間は全員下がりながら牽制っ」

 

「ちっ! 判断が速いうえに的確か!」

 

 禍の団側は、知識も豊富であることから最も対応が早い。

 

 人間を下がらせつつ、量産型邪龍を集中的に送り込むことで、対応を素早く行っていく。

 

 結果的にこちらは数もあって、サウザンドフォース側も積極的な戦闘は避ける方向になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、当然だが死徒が圧倒的な猛威を振るう戦場は当然ある。

 

「そんな馬鹿な!? 撃っているんだぞ!? 当たっているんだぞ!?」

 

「攻撃が、攻撃が効かない!? 嘘だぁっ!?」

 

「直撃だぞ! なんで傷一つついてないんだ!?」

 

 狼狽するはフォーレイザー。その中でも、レイダーを中核とする部隊だった。

 

 彼らは殊更不運というほかない。この場において星辰奏者がいれば話は違っただろう。

 

 だが、運も実力のうち。確率論の偏りを味方につけれるか否かは、とても重要。それを踏まえた立ち回りができるかも含めてが実力といえるだろう。

 

 明らかに異常な存在を相手にして、彼らはしかし力押しを試みようとしていた。どうにかしようとばかり考え、離脱するという選択肢が脳内に存在しなかった。

 

 その戦術的判断力の低さに、その死徒はため息をつく。

 

「愚かな。その愚行、相応の罪と知るがいい!」

 

 断固たる決意と共に、その上級死徒は容赦なくその命を奪い取る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして神聖糾弾同盟もまた、苦戦を強いられていた。

 

「おのれ、吸血鬼風情に……っ!」

 

「バチカンを、吸血鬼に汚させるわけには……っ」

 

 迎撃を行う戦士達の多くを、ブラッドナイツは薙ぎ払う。

 

「愚神に縋る狂信者が! 人の誇りを思い出せ!」

 

 放たれる攻撃の殆どを圧倒し、ブラッドナイツは圧倒的戦闘能力を獲得する。

 

 ……本来なら、吸血鬼という存在に対する特攻手段を教会は保有している。

 

 だが死徒は吸血鬼であって吸血鬼にあらず。本来この世界にない法則ゆえに、()()()()の聖別では特攻を与えることはできない。

 

 むろん死徒もまた、異なる法則に対処できないところはある。

 

 しかしこの戦場に限って言えば、ブラッドナイツは神聖糾弾同盟に対して優位に戦うことができていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人の理を否定する死徒の存在は、否応なく戦場に更なる混とんを生み出していく。

 

 戦いは、まだまだ流血と共に続く気配を見せていた。

 




 一回やったかもしれないけど、この世界における死徒のクロスオーバー要素に対するマウント部分はこんな感じ。

 神器:通常レベルなら「神が人のために作った力」そのものなので、ほぼ無効化。たとえ転生悪魔になろうと大差なく、また神滅具であろうと第Ⅳ位階で十分殺しうるレベル。ただし世界の均衡を崩す禁手及び、封印された魔獣や龍の力を解放する覇に至った場合は宿主に合わせての減衰にとどまる。

 魔法:編み出したものや誰が使うかで効果が変動。人間が人間によって編み出された魔法の場合、対死徒に特化してるか悪魔の力の再現型でない限り完全に無効化。編み出した存在もしくは使用者が人間でなければ半減止まりだが、人間からの転生悪魔となると数割減少するため、対処方法としては非常にややこしくなる。

 聖別関連:型月世界のそれとは別物であるため、ピンポイントで特攻には当たらない。ただし伝説クラスの聖剣ともなるとある種の特異点になるため、一定以上の格なら普通に通る。ただしその場合は魔剣といった装備とさほど変わるものではない。

 星辰奏者:高位次元からの星辰体による異星法則ゆえに、ほぼ確実に突破される。

 プログライズキー:人類の技術による人のための力なので、よほどのことがない限り無効化できる。


 あくまでこの作品はハイスクールD×D世界にクロスオーバー要素として異能などが入っているだけなので、死徒の人理否定においてもある程度の融通を聞かせております。スパロボマジック的なあれを思っていただければいいかと。




 ……変態は性欲を力に変えているため、異形や野生動物の性欲も力に変えれるとかそんな風にお考え下さい。奴らは特殊すぎてあまり細かく設定できないから!
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