好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
高評価・感想・捜索掲示板での紹介をハイパー欲するグレン×グレンです!
本日も、敵のターン!!
祐斗Side
襲い掛かる敵に対し、僕達は一斉に対応する。
僕は聖剣の龍騎士を瞬時に出して数を増やし、デュリオは天候を操作して大量の雷と雹を落とす。
数で圧倒されている以上、この方法で何とか抑え込むべきだろう。即座に数的不利を抑え込むことこそが、僕達が勝ち残る為に必要不可欠な選択肢だ。
だが、それを簡単に成し遂げさせる敵では断じてなかった。
「させません! 神罰が為の祈りは汚させませんよ!」
そう
その数はどう見ても百を超え、一斉に放たれる矢が龍騎士を尽く破壊していく。
しかも数を減らす為に放たれたデュリオの天候操作も、どんな偶然が起きたにしても不条理なほどすべてがそれて誰にも当たらない。
「させると思うか、ジュズアルドぉっ!」
そして切り込むミゼルが、二刀の聖剣をもってデュリオに切りかかっていく。
デュリオは回避しながら多種多様な属性の攻撃を放つけれど、何が起きたのか分からないほど明後日の方向にねじ曲がって飛んでいく。
そしてそのデュリオを囲むように、聖なる騎士達が包囲して切りかかる。
「終わりだ、まず一人」
全方位から囲むその一撃に対し、だが割って入る者がいた。
「そうはいかんな」
全方位から迫りくる騎士達に対応する幾重にも分裂したエヴァルド・クリスタリディ猊下。
おそらく夢幻の聖剣を用いた幻惑かと思われたが、振るわれる一撃は器用に騎士団の斬撃を受け流し、デュリオに安全地帯と作り上げる。
更にミゼルが何かに気づいて飛び退れば、直前まで彼がいた地点に切れ込みがはしり、反撃としてレイダー部隊が放った銃弾は、まるで壁に当たったかのようにあらぬところで破裂する。
加えて壁の一部が弾け飛び、その破片がすべてレイダー部隊に当たり、その連携に乱れを生んだ。
「……なるほど。やはり
そう独り言ちるクリスタリディ猊下に、敵味方に関わらず殆どの者が戦慄した。
僅かな時間に、エクスカリバーが持つ機能を組み合わせたうえで瞬時に振るっている。
かつてフリードが使っていた戦法も使用していたようだけれど、完成度からして桁が違うレベルだ。
「……凄いわねぇ。
「
リーネスとイリナさんが戦慄していると、クリスタリディ猊下は小さく肩をすくめていた。
「単純な威力なら戦士ゼノヴィアに劣るのは認めよう。……が、破壊だけでエクスカリバーを語られるのも、私をフリード如き下の下と比べられるのも心外だな」
そう告げながら、更に聖水を取り出すとエクスカリバーで散らす。
そしてクリスタリディ猊下が祈るように目を閉じると、強い光が周囲を包み込んだ。
「これで対悪魔を考慮した結界は中和されただろう。
なんて技量だ。悔しいけど認めるほかない。
これが信徒達の生ける伝説。生きるエクスカリバー使いで最強と称される、教会が誇る戦士達の筆頭なのか。
現役のデュリオに匹敵する脅威と言われるだけのことはある。限定的に統合されたエクスカリバーを使っていたフリードとは比べ物にならない。同じヘキサカリバー使いであるイリナさんやアニル君を超え、デュランダルを統合して運用しているゼノヴィアですら、一撃の重さ以外は後塵を拝するだろう。
だからこそ、僕は彼を超えたいと強く願う。
死んだ同胞達の力もあって至った、僕の聖魔剣。その力がエクスカリバーに後れを取ることに、どうしても憤りを感じてしまう。
超えたい。超えてみたい。乗り越えたい。
あの時の日々が、同志達の命が、無駄ではなかったと証明したい。
ただ、敵と味方はしっかりと分けるべきだろう。それぐらいはわきまえているし、暴走しているつもりもない。
ただそんな感情がわくからか、クーデターがこんな形にならずに僕達が挑戦されることを望んでしまう自分がいた。
……この雑念は不調に繋がるだろう。分っているからこそ、気合を入れ直して雑念を振り払おうとする。
こびりつくそれは消しきれないけど、とりあえず戦闘に意識を向けることはできそうだ。
その時、大量のクロスボウを宙に浮かべた
「そうはいきません! さぁ、祈りの時が来ましたよー!!」
その時、魔力の高まりを僕達は察知する。
間違いない。あれは真名を解放する類の宝具。
そして警戒と共に―
Other Side
聖都守護連隊での戦闘は、大きく状況を変え始めていた。
聖墓守護者、ゴドフロワ・ド・ブイヨン。自らを王ではなく聖墓を守る者とし、十字軍を率いて奪還したエルサレムの守護者とした男。
当然だが、その在り方を側面としたゴドフロワが召喚されれば、当然だがそれに由来する形の宝具なりスキルなりを獲得することは想像に難しくない。
事実ゴドフロワは、聖墓守護者としての在り方に由来する宝具を獲得していた。
それこそが対陣宝具、
指定した地域に王冠を捧げる形で発動させることで、その地点と一時的に聖墓と設定。聖墓にいることに由来する圧倒的な知名度補正と共に、ゴドフロワを大きく強化する宝具である。
その強化度合いは圧倒的。高ランクの狂化に匹敵するステータス上昇を狙えるという、ある種のブーストスキルとしても使用可能。更にBランクの勇猛・直感・戦闘続行・自己回復(魔力)・気配遮断・魔力放出を獲得する。
その戦闘能力の向上率は、
ゆえに、聖都守護連隊周辺での戦闘は趨勢が大きく傾いていると言ってもいい。
「滅びるがいい、悪魔達よ!!」
「ぬぅうううううう……っ!」
振るわれる猛攻により、サイラオーグ・バアルは防戦一方に追い込まれていた。
もとよりサイラオーグ・バアルは小手先の技術や詰将棋のような戦い方を得意としていない。
生まれついて魔力を持ちえない悪魔。その絶対的不利にたいし、体術を徹底的に鍛え上げることで、現役の上級悪魔の心すら折れる戦闘能力を身に着けた猛者。その実力が脅威であることは、きちんと性能や成果を認識できる手合いならば当然分かることである。
だが同時にサイラオーグは、自他ともに認める「それだけ」の男。性格的なものもあり、搦め手の類を不得手にしていることは明らか。
それが悪いとは決して言わない。正攻法で事態を乗り越えることができるのなら、わざわざ下劣な真似をとる必要もないのだから。
だがそれは、裏を返せば「真っ向勝負」という土俵で勝てない相手に対する手札がないと言っていいことを意味している。
そしてゴドフロワ・ド・ブイヨンは信徒の中でも指折りの戦士。宝具を三つも保有し、高いステータスを誇る傑物中の傑物である。
その一つである戦闘における主力もまた、サイラオーグに対して有効に働いていた。
能力は聖なる盾を持つ騎士団の創造。そしてその応用として、聖剣だけでなく聖なる盾をも作り出せること。
聖剣創造が通常至る禁手である、
だがしかし、そのアドバンテージはサイラオーグ・バアルを追い込める優位性となっている。
「この程度の拳で、我らが聖都を汚せると思うな!」
「くっ! 手ごわい……っ」
振るわれる猛攻に対して、サイラオーグが不利となる点は大きく分けて三つある。
一つはスキルや宝具含めた総合性能で、サイラオーグが劣ってしまっている点。肉体的に人間より強度がある悪魔であってなお、宝具の上乗せもあってゴドフロワを上回るには至らない。
一つは年季の差による厚みの差。鍛錬の質だけならサイラオーグも引けを取らないが、多種多様な戦闘経験や人生の長さからくる量もあり、総合的には後れを取ってしまっているのが実情だ。
そして最後こそが、
純粋に剣という間合いの差が有利に働くだけでなく、盾というポイントが重要である。
盾は防具であり、また鎧ではない。それはすなわち、打撃に対する強い防護手段として機能することを示している。
防具というものは、攻撃を防ぐ手段である。また盾は鎧と違って装着しない為、直接通る衝撃は減衰される。その為打撃という衝撃を与える攻撃に対して、大きく強い。
また強度に難が生まれやすい創造系神器の難点も、砕けることで衝撃を吸収するというメリットに代わっている。
とどめに創造系神器に連なる異能である為、すぐに交換ができるのだ。これは防御において大きなアドバンテージでもある。
そしてそのうえで、サイラオーグ達は粘ることに成功していた。
ゴドフロワを中核とする猛攻に対し、誰もが尽力し連携をとることで、何とかしのぎ、食らいつく。
その圧倒的な猛攻に対し、ゴドフロワは怒りを覚えるが冷静さも決して失わない。
敵が強大であることは事実。そこから目を背けて苛立つだけの男が、エルサレム奪還を成し遂げられるわけがない。それだけの分別はつくからこそ、彼はエルサレムを奪還できたのだ。
既にその為の仕込みは行っている。だからこそ、そろそろ更なる一手を打つとしよう。
「おぉおおおおっ!」
サイラオーグの振るう渾身の拳をわざと喰らい、ゴドフロワは一旦距離をとる。
それによって生まれるわずかな時間。それを瞬時に対応し、彼は第三の宝具を展開する。
第一宝具。自らの神器に由来する、
第二宝具。自らの生涯に由来する、
そして第三宝具。他者からの信仰に由来する宝具を、一つの旗を具現化する。
サイラオーグが警戒して、発動を潰す為に突貫する。
だが遅い。その動きでは余裕をもって発動できる。
ゆえに、ゴドフロワは息を吸い込み―
和地Side
「……さて、そろそろそちらも攻撃を開始するのだろう」
俺達が戦慄している中、ウルバヌス二世はそう苦笑した。
残念だが、お前達はそうするのだろう。そう、言外に告げている。
そしてそれは正解だ。まだ建物の中にいる者達が攻撃を仕掛け、それを合図として外に出ている俺達も戦闘を行う。そういう流れで仕掛けるつもりだ。
これ以上ここで足止めを喰らっている余裕はない。また神聖糾弾同盟は、ウルバヌス二世によって統率されていると言ってもいい。象徴自らこの場に来ているというのは、ある意味で好機なのだ。
ここでウルバヌス二世を無力化し、その勢いで神聖糾弾同盟を抑え込む。
これ以上、こんな争いを長続きさせるわけにはいかないだろう。無駄に血が流れるだけだ。
だからこそ、読まれていようが関係ない。
全員が気合を入れ、戦闘態勢をとる。
そしてそんな俺たちを見て、ウルバヌス二世は小さく微笑みながら肩をすくめた。
「得難い才覚だ。心技体全てが良質で、三大勢力……ひいては教会の未来に光を灯してくれるだろう」
「……だからこそ、ここで彼らが無駄に失われることは避けねばならないですね」
ウルバヌス二世の言葉を継ぐように、一人の日本人が前に出る。
陣羽織を着たその少年は、天草四郎時貞。
日本人と聖書の教えがかみ合えば、日本人の多くが真っ先に挙げるだろう人物。島原の乱の象徴となった信徒だ。
神の子じみた奇跡を起こしたとも言われているが、詳しいことは分かってないことも多い。ただ彼が日本人信徒としてはかなりの大御所であることは事実だろう。
そんな奴は、一つの旗を具現化する。
日本の陣中旗を思わせるそれは、何故か先端が十文字槍になっている。
ちょっと怪訝な表情を浮かべる者もいるが、天草四郎は少し照れ臭そうに笑みを浮かべる。
「……参加してくれた武士がくれた、十文字槍の穂先だよ。僕らの教えにおける十字架の価値を知って、ちょっとしたゲン担ぎ兼護身用ってことでね」
そう説明し、そして奴は一息を入れ―
Other Side
世界三大聖旗というものが存在する。
厳密にカトリックが認定しているわけではないらしい。だが人間はそういった三大〇〇といったものを制定したがるものだ。その一つとして、そんなものが存在する。
「
十字軍の軍旗
「
聖女ジャンヌ・ダルクが掲げた旗
「
島原の乱における陣中旗
その三つの三大聖旗が、サーヴァントの宝具として、バチカンに集いその神秘を振るう。
これもまた、神聖糾弾同盟の結束に繋がっている。
その猛威が、チームD×Dに対して今その神秘を開帳した。
神聖糾弾同盟は、かなり初期のころから教会系の暴動といて出したいと思っており、その際のサーヴァントをかなり早い段階から常に考えておりました。
ライダーとアサシンこそいいのが思いつかずtappeさんのお知恵を拝借しましたが、逆にさっさと決まったのが黒幕のウルバヌス及び、この三大聖旗関連の英霊たち。
とりあえず三大聖旗を宝具にすることは確定事項で、効果などはかなりぎりぎりまであえて考えずにおいて燃え尽きを防いでおりました。
細かい能力はあとになりますが、ここからさらに盛り上げていきたいです!