好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 さて、ついに割と待ち望んでいる人が多い出来事が起こります!!


聖教震撼編 第四十六話 再開

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

「よっしゃっ! 突入成功!!」

 

 俺がちょっとガッツポーズをしていると、カズヒも周囲を確認して少し拳を握り締めていた。

 

D×D(こっち)はとりあえず無事ね! とはいえ、被害者も多いようだけれど」

 

 ああ。周囲を見れば大体分かる。

 

 デュナミス聖騎士団の殆どが鎖に絡め取られているし、そのすぐ近くには燃え尽きて灰になっている何かがある。

 

 たぶん、騎士団の者達だ。相当被害が出ているみたいだぞ。

 

「カズヒねぇ! イッセー!」

 

 九成も九成で、対サーヴァント用の禁手で戦ってるし。

 

 畜生! ここが一番被害がデカくないか? やってくれるぜウルバヌス二世。

 

「お初にお目にかかります、ウルバヌス二世元教皇聖下。……とりあえず、殴り倒していいですか?」

 

 カズヒも割とキているな。すぐに戦意が燃え盛っている。

 

 ただ、ウルバヌス二世ともう一人、そして二人が連れている神聖糾弾同盟は平然とした態度だ。

 

 カズヒの怒気を浴びてこれとか、腹をくくってるなり度胸がありなりってわけだろうな。こりゃ厄介だ。

 

「安心してくれたまえ。焼け死んだ者達は信徒として不適格な者達であり、今後の教会には不要な存在だ」

 

 ウルバヌス二世はそう嘯く。

 

 どうも本気で言ってるな、対心宝具でも使ったのか?

 

 こりゃ、俺達も喰らわないように気を付けないとな。

 

 状況はまだまだ悪いと言っていいし、九成も俺達が来て浮かんだ喜びをすぐに引っ込めている。

 

 こりゃ、こいつら全員強敵だと考えた方が―

 

「二人とも気をつけろ! ……あの野郎ども、聖書の神が死んでいることを大前提に今回の一件を起こしやがった!!」

 

 ―と思った時、九成がそんなことを言ってきた。

 

「「はぁあああああっ!?」」

 

 俺もカズヒも大絶叫だよ。思わず思いっきり声を上げたよ。

 

 いやいやおかしいだろ。何もかもがおかしいだろ。

 

 なんで聖書の神が死んでいるって大前提で、聖書の神様に裁きを下したもらおうなんて感じで扇動するのさ! 何もかもがおかしいだろ。

 

 カズヒも割と本気で面食らっている。思わず九成とウルバヌスを交互に見ているぐらいだ。

 

 おいおい勘弁してくれよ。いろんな意味でヤバいって。

 

「こっちはこっちで大変だってのに、余計なことまで増えやがった!?」

 

 もう絶叫するしかないって。

 

 たださえ、こっちはこっちで大変だってのに。更にとんでもない情報までぶっこまれたよ畜生が!

 

 ええい、こういう時は一つずつ解決だ。地道に頑張っていこう、うん。

 

「九成、ちょっと休憩しとけ! お前は禁手、一旦インターバル挟めるぐらいになってるだろ!?」

 

 成り立ての俺よりも禁手の持続時間は薄いのが九成だ。だけどできる範囲内できっちりやるのは得意だからな。既に禁手を一時中断しても、時間が余ってるなら再使用ができるようになってる。

 

 ならとりあえず、俺が時間を稼いでいる間に一つ終わらせとこう。

 

「そうね。正直今の流れで突入すると、和地も鶴羽もそれどころじゃなくなりそうだし」

 

 うんうんとカズヒは頷くけど、俺はツッコミを入れることにする。

 

「いや、お前もそっちだからね?」

 

「なんで!?」

 

 いや、なんではこっちのセリフだよ。

 

「むしろもっと時間かけとけよ。それぐらいの時間は稼ぐって」

 

 なんかとんとん拍子に話を進めてる感じだけどさ? カズヒだってもっと時間をかけるべきだろ。間違いなく大事だって。

 

 っていうかさ?

 

「南空さん、絶対パニック状態になるぜ? 九成だって困惑するだろ」

 

「……それもそうね」

 

 だろ?

 

 フォロー役は必須だって。ある意味お前がしでかしたんだし、それぐらいの責任は取らないとさ?

 

 と、いうわけで―

 

「ちょっと時間稼ぎに付き合ってもらうぜ、六聖英霊!!」

 

 ―親子の再会ぐらい、長めに時間を作ってやるさ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 え、ちょっと待て。

 

 とりあえずインターバルを挟んでみたけど、なんで俺が今休憩する必要があるんだろうか。

 

 あと鶴羽が訳の分からないことになること前提か。凄く納得できるけど、そういう事態が起きるってのもヤバいよな、うん。

 

「あのねぇ……。私ってそんなにリアクション芸人同然だとと思ってるわけ?」

 

 凄く不満げな鶴羽だけど、それに関しては反論ができないだろ。

 

 俺もフォローできないよ。お前はリアクション担当だ。ツッコミ入れられたくないので視線もそらしたくなる。

 

 つっても、この状況下でそれどころじゃなくなるって何が起きるんだよ。イッセーがフォローに回る辺り、おっぱい関連でもなさそうだし。

 

 他に突入したのは数人程度だけど、その中にこっちが混乱すること確定なのがいるってことか?

 

 えっと、こっちに近づいてきているのは誰だろうか。……リーネスはいるな。

 

 あともう一人、白髪のふんわりとした長髪の女の子が……ん?

 

 どこかで見たことないだろうか。あとリーネスの雰囲気が、どことなくその女の子に対して思慕というか親愛って感じが見え隠れしているんだけど。

 

 俺は周囲を確認すると、大半のメンバーは「誰だろう?」って顔だ。ロスヴァイセさんやギャスパー、あとルーシアが「どこかで見たような」って感じで俺と同じ。

 

 で、鶴羽の方を見ると―

 

「……嘘……でしょ?」

 

 ―唖然、そういうほかなかった。

 

 だがすぐに、喜びの色が混じり、涙まで浮かべ出す。

 

 その表情が崩れる頃には、彼女はリーネスを連れて俺と鶴羽の目の前まで来ていた。

 

 戸惑いながら、だけど確信をもって彼女は俺達に微笑んだ。

 

「久しぶり、七緒」

 

 そう鶴羽に呼びかけ、そして俺に複雑な感情が混ざった笑顔を向ける。

 

「……立派で、いい子に育ったね……田知」

 

 その言葉に、俺の思考がカチリとはまった。

 

 え、まさか、そうなのか?

 

 いや、でも髪の色が違うだけだ。それ以外は全部同じだ。

 

 いや待て。ならヒマリとヒツギはどうなった? あいつら大丈夫なのか?

 

 っていうか、そもそもどうなっている? 何が何だか分からない。どんな事態が起きれば、彼女がここに現れるんだ?

 

 信じられない事態に、俺は珍しく非常時にも関わらず何もできない。ただ、彼女と周囲を何度も見返してしまっている。

 

「え……? 本当に……?」

 

 涙をこぼしながらも、鶴羽は信じられないようにリーネスやカズヒねぇの方を見る。

 

 そしてリーネスは涙ぐみながら、カズヒねぇは少し苦笑しながら。だけどしっかり頷いた。

 

「本当よぉ。……本当に……乙女……みたいなのぉ」

 

「詳しい説明はちょっと後でね? ただ、ヒツギもヒマリもちゃんと無事だから、その辺も含めて安心して」

 

 その言葉に、鶴羽は彼女を見て、勢いよく抱き着いた。

 

「……乙女ぇえええええええええっ!!」

 

「……もぅ。あれから十年以上経つのに、七緒はやっぱり七緒だなぁ」

 

 彼女はそう苦笑するが、鶴羽はそんなことを気にしている余裕もなく泣きじゃくる。

 

「だって……パパもっママもぉ……乙女に……酷い事ばっかりっ!!」

 

 堪え切れずに涙をぼろぼろこぼす鶴羽を、彼女はあやすように抱きしめてなでる。

 

「うん。でも七緒はいい子だもの。大事で大好きな、幼馴染……ううん」

 

 少し言葉を言い換え、そして彼女は静かに微笑んだ。

 

「田知と一緒に頑張ってきた、七緒を嫌いになんてならないよ。むしろほら、お義母さん……七緒や日美子のお義母さんなのか、私……」

 

 思いっきりマジ顔で戦慄してるよ。

 

 それに対して鶴羽もちょっと固まっていたけど、すぐに元通りになってぎゅっと抱きしめながら泣き直す。

 

「乙女は本当に乙女なんだから……ぅう~っ!!」

 

 え、えっと……その……。

 

 俺は何というか、凄く困惑しながらカズヒねぇとリーネスの方を向いた。

 

「え、これどういうこと? マジで、マジでその……?」

 

 俺が何というか言葉を継げないでいると、カズヒねぇはしっかりと頷いた。

 

「色々あってね。まぁ、説明はちゃんとするから安心して?」

 

「仮説はきちんと立てれているから……あとは確認をしたらねぇ?」

 

 補足するリーネスの目元も赤くなっており、結構泣いていたらしい。

 

 いや、ちょっと真剣に困惑ものなんだけど。

 

 俺がどうしたらいいのか分からないでいると、ふと足音が近くに響いた。

 

 振り返ると、凄く戸惑っている表情の彼女が、鶴羽に押されて俺のすぐ近くに押しやられている。

 

「え、えっと鶴羽? その……えっと……どうしたら?」

 

「いいから。私はもうあとでいいから」

 

 そう鶴羽は押しやるように、彼女を俺に押し付ける。

 

 ……えっと、これどうしたら?

 

 俺は思わず、助けを求めるようにカズヒねぇとリーネスの方を向く。

 

 ただカズヒねぇは、力強く頷いていた。

 

「困惑するのは当然ね。でも、彼女はまず間違いなく本物よ」

 

 その言葉に、俺は戸惑いながら顔を彼女に向ける。

 

 彼女もまた戸惑っているが、俺より早く腹をくくったらしい。

 

 ……そっと、俺は抱きしめられた。

 

「もう十七年以上経ってるんだよね。全然会ってないし、育ててなんてないし、そもそもどんな顔をしていいのかも分からない」

 

 そう告げながらも、彼女は俺のことを抱きしめる。

 

 そっと、でも力強く。俺の感触を体に刻み込むように。

 

「でも、これだけは言わせて」

 

 暖かい抱擁と共に、彼女は俺に幸せそうな笑顔を向けてくれる。

 

「立派に育ってくれて、日美子を導いてくれて……お母さんは本当に、ありがとうって思ってるよ」

 

 そしてそっと、俺の頬に右手を触れる。

 

 その感触が、まるで感謝と慈愛を流し込まれてるかのように錯覚する。

 

 そして彼女は……道間乙女は……いや―

 

「ありがとう、田知。素敵な男の子に育ってくれて」

 

 ―お袋は、俺を見て心から微笑んでくれた。

 

 その時、俺は今が非常時だということを一瞬だが本当に忘れていた。

 

 混乱もある。

 

 驚愕もある。

 

 戸惑いだらけでもある。

 

 だが、その全てを俺は一瞬完全に忘却していた。

 

 その性質上、彼女とは二度と会えないと確信していた。例え死んで死後世界に行くことがあっても、彼女と再会することは理論的に不可能だ。そう、事情を知った時点で悟っていた。

 

 それがこんな形で実現している。そしてこれがどんな形なのか、俺は本当の意味でまだ理解できていない。

 

 だが、今一瞬だけはすべてがお袋に向いていて。

 

「………ぅ……ぁ………っ」

 

 俺は思わず崩れ落ち、涙をポロポロとこぼしていた。

 

 そんな俺を、お袋は抱き留める。

 

 見れば、お袋も少し涙ぐんでいた。

 

「私もあの人も、いろんな意味でダメだったけど。立派な両親のところに生まれ直して育ててもらって……日美子の笑顔に誓って生きて……こんな立派な男の子になったんだね」

 

 その言葉に、俺は何かを返すべきだと思いながらも返す余裕がなくなっていた。

 

「こんなに立派に育ってくれて。日美子を……七緒を……受け止めてくれて、ありがとう」

 

 その言葉に、俺の中の何かがすとんと落ちてはまるのを感じた。

 

 心のどこかで、真実を知ってから思うことがあったんかもしれない。

 

 それはそもそも不可能で、だからあまりに極小だった。だからそもそもいつかは収まるだろうし、そもそもある意味で整理もできてはいた。

 

 でも、整理ができていたからといって、こんな奇跡を前に何も感じないほど捨て去れるわけじゃない。

 

 だからこそ、今だけはイッセーに心から甘えられるだろう。

 

「会いたかったよ、お袋」

 

 俺は彼女を、道間乙女を、お袋を。

 

 

 

 

 

 

 

 ―そっと、ぎゅっと、抱きしめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「願いは叶った……って、言うべきかしらね」

 

 私はその光景に、感慨深いものを感じていた。

 

 私が壊し、だけど私を治してくれた乙女ねぇ。そしてそこから墜ちる所を引き上げ、共に誓いを成し遂げてきた和地。

 

 二人の再会を、私は叶わないとは思いつつもどこかで願ってしまっていた。

 

 不可能だと思っていた。その形の選択は、きっとヒツギとヒマリの否定に繋がる。そもそもそんな奇跡が起こったとして、乙女ねぇが私と和地を祝福できるなんて思わなかった。

 

 だけど、神曲・神聖喜劇(ラ・ディヴィナ・コムメディア)神曲・淑女再開(ベアトリーチェ・エンピレオ)の二重発動により、私はそれを克服できた。

 

 私が乙女ねぇに許されないことをしたし、その罪を私が生涯許しはしないことも変わらない。そして同時に、それは乙女ねぇが私を許さないことを意味しない。その事実を、私は認めることができた。

 

 そしていくつものバグが絡み合い、乙女ねぇはここに姿を現すことができた。

 

 ああ、願いは叶った。叶えることを、私自身が許すことができた。

 

 罪は消えないし、私は許さない。

 

 生涯背負うべき業というものがあるし、私はそれをもってして前に進む人種だ。そんな人種が背負うことすら忘れれば、それはきっと決定的な暴走を生むだろう。自覚と自責を忘れないことこそが、極まった光が自分を戒める数少ない手段なのだから。

 

 だが同時に、極まった光以外にそれを求めないことも重要だ。

 

 だからこの光景を心から祝福できる。

 

 さて、私はそろそろ援護した方がいいでしょう。

 

 親子水入らずの時間を、私も少しは支え―

 

「っていうか何してんのよ」

 

 ―ようと思ったその時、私は後ろから鶴羽に羽交い絞めにされていた。

 

「……馬鹿な!? 私があっさり後ろをとられた!?」

 

「ふっふっふ。リーネスの協力で、私は望月千代女のシノビとしての力量も使えるのよ!」

 

 得意げに言われたけどそうだった!

 

 並列運用は固有結界を展開しないと厳しいところがあるけれど、鶴羽の手札は実は増えている。

 

 アントニン・ドヴォルザーグを組み込んでいるからアントニオン・ノワールも使えるし、一応望月千代女も使えるんだった。殺意や敵意がないならこういうこともできるということか。

 

 恐るべし歩き巫女! 鶴羽にここまでの奇襲スキルを獲得させるなんて!

 

 あ、ちょっと締め技じみた力の入り方してるわね

 

「……滅茶苦茶失礼なこと思ったわね?」

 

「……ノーコメントにさせてもらうわ。っていうかちょっと離してくれない?」

 

 一応、今まだ非常時だからね? できるだけ戦力は投入するべきなのよ?

 

 ルーシア含めてかなりの人数が鎖に押さえつけられている形だし、リュシオンに至っては精神的に追い詰められている形だ。

 

 あのリュシオンが精神的にというのが凄まじい。どういう方法で無力化したのか分からないけれど、誰がやったのかはともかく間違いなく凄まじい難行を成し遂げている。敵にも凄まじい傑物がいることを大前提とするべきね。

 

 そういうわけだから、乙女ねぇと和地の再会に時間を割きたいわけで。とにかく戦力を増やさないといけないわけなんだけど。

 

「そういうのは、イッセー達が頑張ってくれるから任せましょぉ?」

 

「リーネスまで!?」

 

 リーネスまで回り込むと、そのまま私をぐいぐい押し込んでくる。

 

「でかしたリーネス! よっしこのままこのまま!」

 

 親友が! 親友のごり押しが!!

 

「「そぉ……れぇっ!」」

 

 抱き着く勢いで私を押し付けたし!

 

 あと和地がサンドイッチになってるから! どういうサンドイッチよ!

 

「あ、あのねぇ二人とも! 非常時なんだから和地達の分も私が頑張らないと―」

 

「任せろ稼ぐ!!」

 

 イッセーちょっと黙りなさい!

 

「……おぉう。何このサンドイッチ。天国? やっほうっ!」

 

「和地ボケないでくれない?」

 

 いつものことだけれど、何故和地はこういう時ボケるのかしらね。

 

 私はとにかく助けを求める為にも乙女ねぇに視線を向ける。

 

「……ふふっ」

 

 あ、駄目だこれ、

 

 乙女ねぇまで笑顔を浮かべて、私の頭に手を差し伸べる。

 

 ……あの、私人生の総計三十年以上あるのだけれど。

 

 地味に気恥ずかしいというか、TPOとかそういうの的に、その……。

 

「……あ」

 

 私はその時、自分が涙をこぼしていることを自覚した。

 

 ダメだな、これは。

 

 覚醒していいことではないし、意志の力で無理を通さずに即座に戦闘を行う余裕がない。

 

 だからこそ、だ。

 

「御免イッセー。五分頂戴」

 

「十分以上稼いでやるさ!」

 

 そういうところは素直に美徳よね、本当に。

 

「……ぅ……ぁ……っ」

 

 私は少しだけだが、涙をこぼす。

 

 女が泣いたら泣かした奴が問答無用で悪いなど、そこに至る理由を配慮しない馬鹿の戯言だ。泣けばすべてが解決するような理屈や風潮も、問題があると思っている。

 

 だけど、泣きたい時に涙を流すことを全否定する気もない。

 

 ……この涙は、意味を変えなくてもいい涙だと、私は信じたい。




 彼女の願いがかなったとき。それは、ありえない再開と共に、誰かを助けられるものを祝福する。

 涙の意味を変える比翼連理。その二人は今、変える必要のない涙をこぼす。

 その涙は、勝利につながるのだろうか。
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