好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 あ、活動報告でちょっとした小ネタ的な発想を得たので、よければ見ていただけると幸いです。


聖教震撼編 第四十七話 激戦の外側で

 イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 六聖英霊は確か、半分ぐらいやられてたはずだ。

 

 曹操と俺が倒したクリストファー・コロンブス。カズヒが返り討ちにしたハインリヒ・クラマー。木場が夢幻召喚(インクルード)で撃破した、聖処女(ラ・ピュセル)ジャンヌ。

 

 残ってるのはサイラオーグさん達を苦戦させたゴドフロワ・ブイヨンと、目の前にいるウルバヌス二世に天草四郎時貞だ。

 

 しかもこの二人と並び立っている連中が、聖書の神の死を確信してたって?

 

 なんで聖書の神様が死んでるって思っていて、「聖書の神様に裁いてもらう」なんて組織を作るんだよ。

 

 いや、そういうのを考えても意味がない。俺は馬鹿なんだし、こんな時にそんなことを考えている暇もない。

 

 今やるべきことは、九成やカズヒが道間乙女と再会する時間を稼ぐことだ。

 

『そういうところですね、イッセー!』

 

 よく分からないけどありがとうシャルロット!

 

「下馬評通りの少年だな。問題点が無視しきれないが、基本は善良な好青年だろう」

 

 俺の観察しながら、ウルバヌス二世はそんなことを言ってくる。

 

 このおっさん、いったい何を考えてるんだ?

 

 俺に対しても何か期待している風に見えるし、なんていうか嫌な予感を覚えちまう。

 

「転生悪魔であるにも関わらず、聖書の神の意志が害をもたらさなかったのも頷ける。そのまま成長してくれれば、いずれ教会にとっても素直に受け入れられる英雄になるだろう」

 

「そうですね。我らが主は裁く時は徹底しますが、許すことも尊びますから」

 

 ウルバヌスと天草四郎はそう言いながら、俺の攻撃をしのいでいく。

 

 うん。この二人は強さだけで言うなら、六聖英霊でも低い方だな。

 

 なら押し切れる。いや、押し切って見せる。

 

 カズヒや九成の為に時間を稼ぐ。でも倒せるなら、ぶっ倒した方がいい相手だしな。

 

 デュリオが作ったシャボン玉のおかげで、神聖糾弾同盟から投降者が相次いで出ている。他の連中も一か所に集まっての籠城戦に近い形だ。たぶんだけど、曹操がコロンブスを利用して二重で発動した覇輝も影響してるだろう。

 

 あとは筆頭の六聖英霊、更に頭を押さえれば一気に傾く。神聖糾弾同盟を無力化すれば、禍の団やサウザンドフォースも形勢不利で引きそうだしな。変態達は……そのあと考えよう!

 

 だからこそ、ここで一気にケリをつける!

 

「……四郎、被害はどれほど出ているかね?」

 

「六聖英霊は僕らとゴドフロワ以外は討たれました。そう死者数はそろそろ一割といったところです」

 

 俺の攻撃をしのぎながら、二人はまるで他人事のように味方の被害について話し出している。

 

 いや、なんか違うな。むしろ逆だ。

 

 まるで被害がたくさん出てきてほしいような言い回しだ。死者の数や倒された六聖英霊が多い方がいいみたいだな。

 

 なんなんだ? なんか、滅茶苦茶不吉だ。

 

「……もう少し粘るとしよう。私や君を()()までにもう少し欲しい」

 

「そうですね。決戦英霊の質に関ります」

 

 嫌な予感しか増さないことを言い合いやがって。

 

「……これ以上、俺達からもあんた達からも死者なんて出してたまるかよ!!」

 

 俺は拳を握り締めると、真正面から殴り掛かる。

 

 色々細工したりしてるようだけど、地力に限っちゃこっちが上だ。小細工なしでぶっ飛ばすのが一番だろう。俺向きってわけだ。

 

 だからこそ、ここで一気に叩き潰す!!

 

 だけど、ウルバヌス二世はそれに対して挑発的な笑顔を浮かべてきた。

 

「なるほど。ではこちらも本気で抵抗しよう」

 

『『『『『『『『『『承知!!』』』』』』』』』』

 

 指を鳴らしたウルバヌス二世に応えて、神聖糾弾同盟の側近達が動きを変える。

 

 実装を解除した連中が、一斉にフォースライザーを装着してプログライズキーを装填する。

 

 黙ってやらせるわけがないから、俺は素早くクリムゾンブラスターを放つ体制に入る。

 

 だけど、そこに天草四郎が割って入った。

 

「させはしないさ……っ!」

 

 ぶっ放したクリムゾンブラスターを、天草四郎はその身で受け止める。

 

 ……おい、マジかよ

 

 吹き飛ばされていくからだが、瞬く間に再生していく。

 

 この再生を、俺は覚えている。

 

 あれは、リアスがマリウスの上半身ぶっ飛ばした時と同じような……っ。

 

「てめえ! 幽世の聖杯(セフィロト・グラール)を持ってやがるな!?」

 

「ああ、そしてこれが禁手だ!」

 

 そう返しながら、天草四郎は反撃をぶっぱなす。

 

 まるでデュリオのように、多種多様な属性の攻撃を、俺を包囲するように放ってくる。

 

 咄嗟に振り払うけど、その途端に聖なるオーラを纏った拳を叩きつけてきやがった。

 

 すぐに俺は体勢をとるけど、その隙をついて今度は槍のついた旗を振り下ろす。

 

 受け止めた俺は、明らかにあいつの体格では想像もできない重さに膝をつきそうになる。

 

 いや、これ重力操作的な奴喰らってるだろ。絶対おかしいって!

 

「お前……これ、禁手にしたって幽世の聖杯じゃねえだろ……っ!」

 

「あってるさ。まぁ、厳密には少し違うけどね」

 

 じゃあなんだっていうんだ……っ

 

 俺が食いしばって耐えていると、俺と一体化しているシャルロットが得心した感じで小さく頷いているのを感じた。

 

 何か分かったのなら教えてくれ!

 

『おそらくですが、厳密にはこれができるように天草四郎を改変したのが禁手です』

 

 ……つまり、俺が悪魔の駒(イーヴィル・ピース)で悪魔に転生したみたいにあいつも人間以外の存在になったって感じなのか。

 

「ちなみに名称は現世の聖人(セフィロト・ミラクル)と名付けたよ。ほら、聖杯は普通に使うとリスクが大きすぎるから……ね!」

 

 更に力を籠めやがったな!?

 

 あ、これヤバいかも、時間を稼いでいる余裕が―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういう事なら!」

 

「お任せですわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―ないけどそこは大丈夫!

 

 なんたって、俺は一人じゃないんでな!

 

「二人とも、頼む!!」

 

「「もちろん!」」

 

 ああ、どうやら二人も入れたようで何よりだ。

 

 そろそろ秘密兵器の時間だぜ? ヒツギ、ヒマリ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは困ったわね」

 

「そうだな、部長」

 

 リアス・グレモリーが額に手を当てると、隣のゼノヴィアもまた歯を食いしばっていた。

 

 固有結界に取り込まれた和地達の援護を行う為、リーネスは一計を案じた。

 

 それは固有結界を持っているカズヒに、道間乙女の莫大な魔力を流し込んだうえで発動し、リーネスが同調して固有結界に干渉するという離れ業。

 

 何とか成功はしたようだが、全員は無理だったのだ。

 

「……だが、楔は打ち込めただろう」

 

 同じく突入に失敗しながらも、ヴァスコ・ストラーダが二人を安心させるように告げる。

 

「これだけ長時間続いているのなら、戦況は膠着状態とみるべきだ。そこにあれだけの戦力を送れば、事態はこちら側に傾くだろう」

 

 そう前置きし、ヴァスコ・ストラーダは微笑みすら浮かべる。

 

 隣で同じように不安げな表情を浮かべているアーシアの頭をなでながら、彼は不安だけは浮かべていない。

 

「安堵せよとは言わぬが、仲間達を信頼したまえ若人よ」

 

「……ええ、それもそうね」

 

 その言葉に、リアスは呼吸を入れて気を静める。

 

 気合と根性で限界を超えた覚醒を遂げる怪物。悪祓銀弾(シルバーレット)、カズヒ・シチャースチエ。

 

 できる範囲内なら必ず成し遂げるいぶし銀。涙換救済(タイタス・クロウ)、九成和地。

 

 そして困難をいつだって乗り越えてきた、愛しき赤龍帝。おっぱいドラゴン、兵藤一誠。

 

 オカルト研究部の最終兵器二名に、安定と信頼の和地が揃っている。更にデュナミス聖騎士団の誇る傑物、神の子に続く者(ディア・ドロローサ)ことリュシオン・オクトーバーまでいるのだ。

 

 乗り越えられる可能性は十分すぎるほどある。ならば、信じるほかないだろう。

 

 そう思ったその時、通信の魔法陣が展開された。

 

『……リアス、ウルバヌス二世と接触できたか!?』

 

「アザゼル? いえ、イッセーやカズヒは送り込めたけれど……」

 

 慌てた様子のアザゼルの声に、リアスはいぶかしげな表情を浮かべていた。

 

 何より、自分の返答に歯を食いしばっている雰囲気なのが違和感を覚える。

 

 まるで、イッセーとカズヒだけが入ってしまったことに不安を覚えている。そんな、違和感だらけの雰囲気だった。

 

 彼とて二人が最終兵器レベルであることは分かっているはず。むしろ少しぐらい安心するべきだし、心配するにしても方向性が違うだろう。

 

 だが、アザゼルは通信の向こうで手をどこかに叩きつけているようだ。

 

 その反応に、リアスは寒気を覚えた。

 

 何かを決定的に見間違えているような感覚。例えるなら、かつてソーナとのレーティングゲームでイッセーを強制退場に追い込まれた時のそれ。そんな不安を覚え始める。

 

「元総督殿。何か分かったのですかな?」

 

『その声はストラーダか。……ああ、フロンズ・フィーニクス達が最悪の仮説を立てやがった』

 

 ストラーダに促され、アザゼルはそう答える。

 

 そしてフロンズの名前が出てきたことで、リアスも本気で嫌な予感を覚えていた。

 

「聞かせて頂戴。フロンズは何に思い至ったの?」

 

 そう促すリアスに、アザゼルはすぐには答えず―

 

 

 

 

 

 

 

 

『この騒動の真の目的だ。ウルバヌスの奴はおそらく………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 その仮説を聞き、リアスもストラーダも、奥歯を砕きかねないほどに噛み締めるほどの衝撃を受けた。

 




 天草四郎はいろんな奇跡を成したという話が合ったので、そのあたりをどう落とし込むか考えました。

 傷の治癒とかやっているけどそれ以外にもいろいろ奇跡がある。これどんな神器と禁手にすればいいんだろう。そう考えてひらめいたのが「奇跡を振るえる存在に自分を改造する」でした。結果として彼が幽世の聖杯保有者となったわけです。

 それはそれとして、固有結界に強引な突入をするのはさすがに困難。結果として取り残されたメンバーに、爆弾レベルの情報がもたらされることに……っ
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