好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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聖教震撼編 第四十八話 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 少し状況が読めない展開が続いていたが、リュシオンもストラスも気を取り直していた。

 

「……うむっ! 事情は詳しく知らぬが、生き別れの親子や親友同士の再会のようだ! 主よ、この奇跡に祝福あれぇっ!!」

 

 厳密には、ストラスはシームレスにその光景がどういうことかを悟り、感動の涙を流していた。

 

 涙ぐみながら祈りを捧げるストラスだが、すぐに我に返ると涙をぬぐいながらリュシオンに振り替える

 

 こういうところは指揮官向きではないが、しかしこの人柄があるからこそデュナミス聖騎士団はまとまりを見せていた。

 

 人柄で優秀な者達を惹きつけ、彼らの支えを借りて問題を解決していく。腹芸は苦手だが支えてくれる者達と共に乗り越える、そんな好漢が上司であることをリュシオンも誇っていた。

 

 だからこそ、自分の不甲斐なさに俯きたくなる。

 

「申し訳ありません、団長。今俺が、動くわけには―」

 

「それは違うぞ、リュシオン」

 

 言いかけた言葉を、ストラスは否定する。

 

 そのごつごつとした手で、リュシオンの肩を掴むと軽くゆする。

 

 励ますようにゆすったうえで、ストラスは真っ直ぐにリュシオンの目を見る。

 

 その裏のない目を、リュシオンは逸らさない。

 

「はき違えてはならぬぞ、リュシオン」

 

 その真っ直ぐな目で、ストラスはリュシオンを貫くように見据えていた。

 

「我らデュナミス聖騎士団の在り方を忘れるな。お前の理念が成立しないことと、今お前がここでするべきことは別の問題である」

 

 ストラスはそういったうえで、同時に少し不機嫌な様子を見せていた。

 

「それに、お主の当然の歩みが我らの全力疾走だとして、それがどうしたというのだ?」

 

「……いえ、それはかなり問題では?」

 

 思わずそう返すが、ストラスは分かってないかのように首を傾げていた。

 

「ん? おぬしとて止まることを知らぬわけではあるまい? 引き離してしまったのなら、追いつくまで待てばよいではないか」

 

 その言葉の意味を、リュシオンは理解できないでいた。

 

「……ああなるほど。ストラス騎士団長? リュシオンの奴、どうも言っていることを全く理解できてないようですよ?」

 

 その言葉に二人して振り返れば、そこには目元を赤くしていたカズヒがいた。

 

 そして盛大にため息をつくと、カズヒは屈み込んでリュシオンに視線を合わせる。

 

 そのうえで盛大に、改めてため息をついた。

 

「……えっと、そんなに呆れられることをしたのかな?」

 

「してないというかしたことがないのが問題なのよ」

 

 バッサリと言い切ると、カズヒは少し肩をすくめていた。

 

「……貴方は今、自分が人と違うことを漸く理解したわ。そして問題はそこからなのよ」

 

 そう真っ直ぐに見据えるカズヒに、リュシオンは彼女が誰なのかを一瞬困惑してしまった。

 

 何か雰囲気が違うと思い、同時に自分はそもそも人を見ていたのかも不安になる。

 

「間違えたと思っているのなら、なら自分にできる範囲でどうすればいいかを考えるべきよ。すべきことをできる範囲でしたいことから選んでいく。人間なんて、真っ当に生きるとそれぐらいのベターが限界なんだから」

 

 そう言い切ると、彼女は立ち上がる。

 

「……私はなるべくそうして、それじゃどうしようもない時に自分にしかできないことをしていくわ。そのあと、みんなのところに戻るなり、追いついてくるのを待つだけよ」

 

 その言葉を言い切り、彼女は一歩を踏み出した。

 

 その先にいるのは、小さく微笑みながら彼女を待っている彼女の仲間達。

 

 ……その光景を見るリュシオンの右肩に、ストラスはそっと手を添える。

 

「彼女はいい仲間を、友を、連れ合いを持ったようだ。……そしてリュシオン。おぬしはどうするのだ?」

 

 その言葉には、力強いものが込められる。

 

「吾輩が言うまでもなく、あの姿こそが答えであろう。……お主なら、もう答えは出ているのではないか?」

 

 その言葉に、リュシオンは小さく息を吸う。

 

 ああ。考えるまでもなく、あの背中こそが答えだろう。

 

 自分は人とは違う。個人差という次元ではなく、ずば抜けてという言葉すら甘いほどに優れている。なまじ物理的な数値にし難い精神面故に、それに気づくのがあまりに遅れた。

 

 だからこそ。自分が真っ先に得るべきことは―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼルSide

 

 

 

 

 

 

 

「……というのが、俺がフロンズや梔子と話し合って導き出した結論だ」

 

 一通りの説明を負えるころには、通信を聞いている者達全員が顔色を悪くしていた。

 

 まったくもってそうだろう。信徒達のクーデターを乗っ取られたストラーダからすれば憤りを覚えたくなるだろうし、リアスやゼノヴィアにとっても許せまい。

 

 他の連中にも逐次伝えるが、大王派は既に戦線からの後退と、投降者の確保に移行している。

 

 フロンズ達からすりゃぁ、これで自分達に被害者が出るのは避けたいわけだしな。禍の団とサウザンドフォースと大欲情教団が揃いも揃ってりゃ、ウルバヌスの目的には十分だ。

 

『なんという事を……っ!』

 

 ストラーダの奴も、相当憤っているのがよく分かる。

 

 当然だ。自分達のクーデターをあんなことの為に乗っ取り、死人が大量に出るように誘導してんだからな。

 

 六聖英霊や神聖糾弾同盟のどの辺りまでがウルバヌスと通じているのかは分からん。だが、知っている奴は一握りの中の一握りだろう。

 

 そしてその一握りには、ウルバヌス自ら「聖書の神は十中八九死んでいる」と伝えているはずだ。

 

 ウルバヌス二世は聖書の神が生きているという前提で動いていない。むしろその逆、聖書の神が死んでいるという前提でここまでの事態を起こしたとみるべきだ。

 

 出なければ、奴は目的を達成することなんてできやしねえ。生きている可能性が低いと見たからこそこんなことをしたんだ。恐ろしいことを考えるもんだぜ。

 

 政治の怪物なだけある。どこまでも冷血だが、だからこそ効果的だ。

 

「……リアス。分っているさ」

 

 俺はそう告げておく。

 

 ああ、安心しとけ。それぐらいは分かってるからよ。

 

 その意図もちゃんと理解しているリアスは、しっかりと頷いた。

 

『ええ。帰還なんてする気はないし、イッセー達も必ず固有結界をどうにかする』

 

 小さくだが、確かに強いオーラが漏れている。

 

 これはかなりキレてるな。

 

 ああ、だからまぁあえて言うか。

 

「おそらくウルバヌスは本命の仕込みを、自分の死で起動するようにしているだろう。無力化してこっち引っ張ってこい!」

 

 俺もできれば、文句の一つでも言ってやりたいんでな!!

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

「邪魔させませんわよぉおおおおっ!」

 

「っていうかリュシオンがやばい感じって、これマジで窮地じゃんか!? うわ、助けに来て大正解だし!?」

 

 ヒマリとヒツギの連携に助けられながら、俺達はウルバヌス達を抑え込んでいる。

 

 っていうか、まだ本気で潰すつもりはなさそうだしな。

 

 ……本当に嫌な予感しかしない。ちょっと本気で勘弁してほしいんだけど?

 

「……なるほど。これが和平のきっかけを作った今代の赤龍帝か」

 

「スケベすぎるのが難点なようですが、最近は耐えているようですしね」

 

 ……こっちを探る感じなのが不気味だな。

 

 なんていうか本当に不気味だけど、だからってこっちが気圧されているわけにはいかないはな。

 

 ああ、カズヒや九成に時間を与えるつもりだったけど、そんな腹積もりでやってられることでもないか。

 

 ここで叩き潰すつもりで、ぶっ飛ばす。

 

「出し惜しみなしでいくぜ、二人とも!」

 

「ラジャーですの!」

 

『ショットライザー』

 

『FREE!』

 

 ヒマリが俺に応えて、ショットライザーを装着する。

 

「なるほど、仮面ライダーラクシュミーとやら―」

 

 そしてウルバヌスはそこまでは知っているようだ。

 

 だけど、そこまでしか知らないんだろう?

 

「んじゃ、こっちも!」

 

『ショットライザー』

 

『FREE!』

 

「なんだと?」

 

 お、ウルバヌス二世が漸く目を見開いた。

 

 ヒツギもショットライザーを装着したことにびっくりしてるな?

 

 よし。少しはこれで一発かませたかもな?

 

「少しはこっちも、武装の新調とはするんだよねぇ?」

 

 ヒツギはそうにやりと笑いながら、ショットライザーの引き金に指をかける。

 

『kamen……rider……kamen……rider……』

 

 俺がカバーする為に前に出るけど、ウルバヌス達は警戒はするけど仕掛けてこない。

 

 不気味だな。でも、油断はしてられない。

 

「「……変身!」」

 

 だからこそ、ヒツギもヒマリも変身する。

 

『リベレイティングキャット! Die You are enemiy of human』

 

 ヒマリが仮面ライダーラクシュミーになる隣で、ヒツギにもショットモデルが展開して、装甲を展開する。

 

『リベレイティングペレグリン! Give up you are roser』

 

 仮面ライダーラクシュミーと並び立つ、ヒツギが変身する仮面ライダー。

 

 リーネスがヒツギ用に開発してくれた、ヒマリとの連携戦闘に特化したリベレイティングペレグリンプログライズキーで変身する、ヒツギの新しい切り札。

 

 そう、その名も―

 

「……仮面ライダーナジェージダ。ちょっくらド派手に参上じゃん?」

 

 ―さぁ、まだまだここからだぜっ!!

 




 上乗せ強化の準備完了。ヒツギ・セプテンバー、仮面ライダーデビュー。

 ヒマリの相方が定位置になっているのなら、仮面ライダーも考慮するべきかと判断しており、タイミングを計っておりました。
 当初はスラッシュライザーという案もありましたが、聖剣創造があるのにスラッシュライザーにする必要はないだろうと判断し、ショットライザーとなりましたぁ。
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