好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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聖教震撼編 第五十六話 強敵来週(後編:パラシュラーマ)

 アザゼルSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 御大層な映像が流れたと思ったら、いきなりバチカンの一角が見事に破壊された。

 

 くそったれ! ウルバヌスはやられちまったか!!

 

「しかもマジでパラシュラーマか!! なんつーもんを呼び出してんだ!!」

 

 パラシュラーマ。インド神話に出てくる英雄の一人。

 

 ヴィシュヌ神の化身(アヴァターラ)であり、ラーマーヤナのラーマと渡り合っただのマハーバーラタのカルナの師匠だの、壮絶な逸話を持つ英雄の中でも屈指の化け物だ。

 

 更に当時の時代における武人・王階級であるクシャトリヤを皆殺しにしたというシャレにならない逸話まで持っている。

 

 教会の戦士である悪魔祓い(エクソシスト)、それも和平に不満のある連中を皆殺しにするのに、ここまでぴったりかつ皮肉の利いた存在もいやしないだろ。

 

 だが同時に、間違いなく厄介な奴だということも事実だ。ヴァーリが極覇龍を使っても一対一で勝てるかどうか断言できん。D×Dの実力者にしたって、複数人がかりで挑むべき連中だしな。

 

 しかもサーヴァントとしてパラシュラーマが召喚された。これもきついな。

 

 サーヴァントは伝承の信仰が肝。更にこの方向性で召喚するからには、パラシュラーマがクシャトリヤを滅ぼしつくした時を核においているだろう。当然、それに見合ったスキルなり宝具なりを持っているはずだ。

 

 おそらく対戦士階級のスキルか宝具を持っているはず。性質上、戦士相手にマウントをとれると考えるべきだろう。

 

 戦士である限り真っ向勝負では勝てる者も勝てない、少なくとも大幅に補正がかけられてしまう。そういった可能性を真剣に考えるべきだろうさ。

 

 ちっ! 下手にイッセー達がぶつかっても、相当の被害が発生する可能性がある。だが同時に、最低でも「神聖糾弾同盟で戦い続けるつもりだった連中」は殺しつくす為の仕込みはしているはずだ。

 

 大半の連中が分散設置された籠城戦をするように指示したのはその為だ。最悪、そいつらを皆殺しにするまでのブーストもかけられているだろう。

 

 最悪の場合、撤退命令を下す必要もあるな。もっとも、素直に聞く連中とも思えないんだがな。

 

 とりあえず、通信を繋げるか。

 

「……フロンズ、見えてるか?」

 

『見えてますとも、元総督』

 

 すぐに返答したフロンズも、思った以上にやばい展開だと感じているようだ。

 

 声色に少し張りつめたものを感じる。流石の奴も、全盛期の天龍と真っ向勝負ができそうな奴を無視はできないか。

 

「降参した連中は、転移させて冥界にでも搬送しとけ。万が一があるからな」

 

『そうですね。あとパラシュラーマという存在に、後継私掠船団(ディアドコイ・プライベーティア)が興味を惹かれておりまして。場合によっては増援としましょうか』

 

 バトルジャンキーはこういう時ぶれねぇなぁ。

 

「準備はさせとけ。ただ死戦になるが?」

 

『そこを踏まえても、と言っておきましょう』

 

 適度に餌をやるのも大変だな。

 

 さて、とりあえずはリアスに通信を繋げ―

 

『……アザゼル、大変よ!!』

 

 ―と思ったら繋がったな。

 

「リアスか。で、誰が倒した? たぶん責任感じているだろうが―」

 

『―いえ、そうではないわ』

 

 なんだと?

 

『異形を知らないテロリストがウルバヌスに致命傷を与えたの。しかも禍の団が術式に気づいて細工をしているわ。ウルバヌスの思い通りにパラシュラーマが動くとは思えない』

 

 リアスの少し早口の説明に、俺は状況を理解した。

 

 通信越しに聞こえているだろうフロンズも、絶句している気配を感じる。

 

 まぁそうだろう。もしそうだとするなら、被害は神聖糾弾同盟にとどまるわけがねえ。

 

 五秒ぐらいして、俺もフロンズもとりあえずやるべきことは定まった。

 

「全軍を集めろ。最悪、バチカンが吹き飛ぶぐらいは覚悟しないとな」

 

『可能な限り動かせる戦力を集めてから動きます。……一時間は稼いでもらいたい』

 

 最悪の事態としか言いようがねえな、畜生が!!

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 さっさと片付けて総力戦が理想だが、パラシュラーマとかなりまずいな。

 

 インド神話に名を遺す最強格の英雄だろう。冗談抜きでローランとかシグルドとかが出張るレベルの傑物。至った神滅具保有者でも勝ち目があるかどうか。

 

 しかもサーヴァントとしてこのタイミングで召喚なら、十中八九クシャトリア・キラー状態。性質上戦士に対する特攻スキルを持っているはずだ。尚更ヤバい。

 

 だからこそ、総力戦が必須なんだが―

 

『ヒィヒャハハハハハハハハハァっ! 燃え尽きなぁ!!』

 

 ―このクソ親父、別の意味で殺意がわく!

 

 やり合っている感覚で理解できた。そして忌々しいことに前世の親父なだけあるよ。

 

 後ろから三つほど具現化した十字架に対し、それが紫炎を放つより早く障壁を張って逃げる時間を確立させる。

 

 こういった手法を何度も繰り返しながら、俺はクソ親父の星を大体理解した。

 

 つまるところ、奴の星辰光(アステリズム)は聖十字架再現能力・座標指定型といったところだろう。

 

 指定した地点に聖十字架を再現し、そこから紫炎を投射する。多少のタイムラグはあるだろうが、そこは拡散率を高めることでカバーもできる。更に十字砲火すら可能だから、そもそも当てやすい。

 

 座標を指定して遠隔発動が可能。忌々しいほどに俺の親父らしい星辰光だ。妙なところで前世の血縁を感じちまう。

 

 加えて―

 

「あららぁん? その程度じゃ負けませんわよん♪」

 

 ―本家聖十字架のヴァルプルガは、禁手を発動させやがった。

 

 デカい十字架に磔にされた八岐大蛇。そこから際限なく紫炎を放つ難敵だ。

 

 そしてこの二人の砲火を縫うように―

 

『ほらよっとぉっ!!』

 

「なめんなぁっ!」

 

 ―迫りくるモデルバレットの打撃を、鶴羽が聖十字架の槍で何とかいなす。

 

 座標攻撃で面を制圧するクソ親父。更に一方向に陣取っての投射をぶちかますヴァルプルガ。この二大聖十字架を上手く利用して、近接攻撃を仕掛けてくるモデルバレット。

 

 更に三体いる自我未覚醒体のステラフレーム。これが地味に厄介だ。

 

 オフェンスの三人をカバーしてくるから、こっちも突破が難しい。

 

 更に―

 

「……上からの指示が来たので、悪いけどちょっと威力偵察をさせてもらいます」

 

 ―ここに来てサウザンドフォースが撤退を翻しやがった。

 

 素早くショットライザーを使って牽制するが、相手はスラッシュライザーを使って切り伏せる。

 

 さらに警戒するべきは、奴自身のプログライズキーと星辰光。

 

 展開される氷の鱗が縦横無尽に駆け巡って攻撃を凌ぎ、更に装甲強度の高い仮面ライダーが突貫する。

 

 振るわれる攻撃を俺は伏せて回避するが、そこから氷の鱗を使って三角飛びを行い、クソ親父に奇襲じみた刃を振るう。

 

『サルヴェイティングレイン』

 

『っとぉっ!?』

 

 慌てて回避するクソ親父に、その仮面ライダーは不満げな雰囲気を見せていた。

 

 っていうかサルヴェイティングドッグかよ。まぁザイア製なんだから当然だが。

 

 そこはいい。とりあえずこのごたごたをついて体勢を―

 

『……このアマ。女のくせにやってくれるじゃねえか』

 

「女を物扱いする下種ですか。ロクに己も律せない者が偉そうに」

 

 ―その時、寒気を感じた。

 

 これはまずいな。ギアが上がるぞ。

 

『ぶっ殺してやるよぉ! ……天弄せよ、我が守護星―――鋼の悪意で世界を犯せっ!!』

 

「いいでしょう。……創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌く流れ星」

 

 ああもう! だったらこっちもやるしかないだろ!!

 

「天衛せよ、我が守護星―――鋼の笑顔(誓い)で涙を変えろっ!!」

 

 ええい! これは絶対に時間がかかる展開だなぁっ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 僕達は降参している者達の避難を進める班と、主力として召喚されたサーヴァントに対応する班に分かれて対応していた。

 

「どうします、デュリオ?」

 

「間違いなくヤバいから、気合を入れた方がいいだろうね」

 

「そのようだな。この距離からでも気配が凄まじいぞ……」

 

 メンバーは少数精鋭。僕とデュリオとサイラオーグさんだ。

 

 おそらく他からも実力者が来るだろう。そう思っていると、すぐに九成君達が担当していた方向から、何人もの戦士達が姿を現した。

 

「祐斗先輩!」

 

「祐斗!」

 

「木場か!」

 

 そこにルーシアちゃんとカズヒ、ゼノヴィアが同伴していた。

 

 他のメンバーは大半がデュナミス聖騎士団。リュシオン・オクトーバーも一緒にいる。更に枢機卿の礼服のインナーを纏っているのは、かのヴァスコ・ストラーダだろう。

 

「ほぉ。君が木場祐斗―――かつてイザイヤと呼ばれた少年か」

 

 ストラーダ猊下は僕を見て、そう呟いた。

 

 ……懐かしいとは言わないが、かつて呼ばれていた名を彼が知っているとは。

 

「よく、ご存じですね」

 

「少し事情があってな。……だが、今は後にするべきだろう」

 

 確かにその通りだ。

 

 既に、気配はすぐ近くだ。それも戦闘の音が鳴り響いている。

 

 ……僕達がここに向かうまでの短い時間に、いくつもの破壊が巻き起こっていた。

 

 おそらく四か所。最初に最も大きな地点が破壊され、その後数か所の比較的小さい場所に連続して破壊が発生していた。

 

 そしてそこに、圧倒的な力が具現化していた。

 

 ……一目見た瞬間に、悟った。

 

 あれは、僕達を殺せる存在だ。

 

「お、のれぇっ!」

 

 六聖英霊の中でも有数の武威を振るい、サイラオーグさん達を苦しめた、ゴドフロワ・ド・ブイヨン。

 

 そんな六聖英霊を軽く捻るレベルで傷だらけにしている男。

 

 浅黒い肌はインド出身だからだろう。だが同時に、寒気を感じるほどに磨き上げられた気配と、研ぎ澄まされた殺意がその全身からあふれている。

 

 確信をもって断言できる。今目の前にいる男こそ、この場で一番強い戦士だ。

 

「……戦士(クシャトリア)が増えたか。なら、殺すのみだ」

 

 静かな殺意に満ちた言葉。

 

 小さく呟いたその男は、軽く斧を掲げる。

 

「改めて名乗ろう。我はバーサーカーのサーヴァント、パラシュラーマ。……戦士(クシャトリア)を滅ぼす者なり」

 

 今この場にいる最強の存在。

 

 それこそが、決戦英霊……パラシュラーマ……っ!!

 




 壮絶な激戦が始まります。具体的にはパラシュラーマが大暴れします。

 死闘、開幕……っ!
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