好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 今回、ちょっと短めです。


聖教震撼編 第六十話  猛威の脅威

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 想定外というほかない、明らかにやばい相手だ。

 

 モデルマッドが持つ星辰光(アステリズム)は、聖十字架を再現すること。紫炎祭主の磔台という、神滅具(ロンギヌス)を再現する星辰光。間違いなく強力な星だろう。

 

 だが、俺は明確にこれを舐めていた。

 

 少し、正確ではない。警戒に値すると分かっていた。

 

 なにせ神滅具とは、神器(セイクリッド・ギア)でも最高峰。極めれば神や魔王すら滅ぼせるとされるその力は伊達ではない。時に肩を並べ、時に相対した以上、その強さは身をもって知っている。

 

 だからこそ、俺は油断していた。

 

 なまじ神滅具使いがどいつもこいつも至っていたこともある。至った神滅具との戦いに慣れていた所為で、至った場合の警戒をし続けていた。

 

『ひぃいいいいいっはぁああああっ!!!』

 

 ……単純に神滅具による物量で、俺は今押されている。

 

『どうしたぁバカ息子! 反抗期ってのはこんなに情けないもんなのかぁっ!?』

 

「反抗期以前に人として論外だろうが、お前は!!」

 

 口で言い返すが、正直このままだとやばいことになるだろうな。

 

 奴の星辰光は、聖十字架再現能力・座標指定型。

 

 それはすなわち、聖十字架を大量に展開できるという、悪夢のような仕様だった。

 

 一つ一つは流石にオリジナルに劣っている。だが圧倒的な出力からくる圧倒的な数の物量。それが四方八方から放たれる紫炎による、圧殺を俺たちに仕掛けていた。

 

「面倒な。……性格も下種で二重に腹立たしい……っ」

 

 ザイアの仮面ライダーも、かなりイラっと来ているようだ。なんか前世の父親がすいません。

 

 幸か不幸か、俺と奴はザイアで教育を受けている。だからこそある程度の位置取りを示し合わせ、敵の敵は味方理論でしのげている状態だ。

 

 忌々しいが親父の影響も、いい意味でかみ合っている。

 

 星の性質は大きく異なるが、俺も親父も指定した位置に現象を発生させるという意味では方向性が近い。

 

 ……このチャンスを逃したくはないが、何をきっかけにずれるか分かったものではない。

 

 何とか好機を―

 

「……そうですか。ではすぐにでも」

 

 ―なんか嫌な予感。

 

 俺が凄く寒気を感じた時、ザイアの仮面ライダーはこっちに視線を向けてきた。

 

「撤退許可が出たので、失礼します」

 

 うわぁ。最悪のタイミング。

 

 気づいた時には脱兎の如く。更にサウザンドフォースの連中が援護射撃を行い、妨害する隙すら与えない。

 

 ……俺は、そっと振り返る。

 

『残念だったな。親父に喧嘩売った折檻だ!』

 

 ……流石に、これは―ッ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズヒSide

 

 

 

 

 

 

 

 決定打となりえる攻撃は、外れた。

 

 私の攻撃もリュシオンの攻撃も、綺麗に外れた。

 

 ありえない。そう思ってしまうほどに外れていた。

 

 パラシュラーマのすぐ目の前を、綺麗に通り過ぎていく私達の攻撃。あまりに綺麗に通り過ぎて行ったせいで、私もリュシオンも驚愕を共感した。

 

 そして同時に、一瞬で悟る。

 

 パラシュラーマは、踏み込んでいる。だが同時に、前に進んでいない。

 

 その矛盾といえる動作は、純粋な体重移動によってなした重心の偽装。

 

 そう、強いて言うなら、パラシュラーマは後ろに踏み込んだ。前に体重をかけて踏み込むのではない。後ろに足を踏み入れることで、一撃の反動を食いしばるように攻撃態勢に入った。その動作を細工することで、前に移動しているように誤認させたのだ。

 

 つまりは、ムーンウォーク。

 

 決定的な隙だった。

 

 覚醒による強引な突破。高速の成長に伴う流動的な踏破。そのどちらも間に合わない。

 

 悪祓銀弾(シルバーレット)神の子に続く者(ディア・ドロローサ)は、ここに完璧に読み負けた。

 

 それでもなお、限界突破と急速成長の加速は対応を試みるが―

 

戦士よ、死に絶えろ(ハラ・パラシュ)

 

 ―その一手が遅れた事実は、庇えない。

 

 一瞬で放たれるその破壊力は、例えるならゼノヴィアのデュランダル砲。だがその攻撃は、すべてにおいて上回っている。

 

 余計な単語を入れることなく全てが上回っている。しいて言うならば、聖なるオーラを持ってないというその一点のみが、デュランダル砲に劣るのみ。それ以外は完全に上位互換だ。

 

 それは言い換えれば、純粋な破壊をもたらす一撃として劣る面は皆無という証明だった。

 

 そこまで認識したその瞬間、私は骨肉を絶たれていることを自覚した。

 

「ま……だだ……ぁ……っ!!」

 

 強引な覚醒を間に合わせ、命脈を繋ぐ。

 

 だが同時に、それでは対応する余裕がないことに気が付いた。

 

 悔しいが認めるほかない。

 

 ここで私は、一時リタイアだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 なん、だって?

 

 僕たちD×Dが戦慄したのも無理はない。

 

 あのカズヒが、覚醒を遂げたうえでの一撃をもってして、相手に上回られた。

 

 恐ろしい敵というほかない。これが強敵でなくて何だという。

 

 これがパラシュラーマ。一つの時代において戦士を滅ぼしつくした傑物。

 

 そして、その戦慄はあまりに致命的だった。

 

「……どこを見ている、阿呆ども」

 

 その瞬間、僕達は一瞬敵を完全に忘れていた。

 

 気づいて対応する一瞬の間に、僕は敵に踏み込まれていた。

 

 まずい。ターゲットにされたのは僕か。

 

 聖剣の龍騎士によって数を補完できる僕は、聖剣の盾騎士を抑え込める面倒な敵だろう。ターゲットにするのは理に叶っている。

 

 単純に一人倒せば数が多く減る。これは効率がいいからね。

 

 問題は、ゴドフロワ・ド・ブイヨンがそれをできるだけの力量を持っていること。

 

 踏み込んだその斬撃は重く鋭い。

 

 断言しよう。この攻撃をいなすには隙が多すぎる。そして騎士団の鎧を纏って防御するにしても、重すぎて防ぎきれない。そしてあの衝撃的な事態ゆえに、周りのみんなも対応が追い付かない。

 

 ……控えめに言って、致命的な状況。

 

「まずは一人だ!」

 

 その瞬間、斬撃が僕を両断するべく振り下ろされた

 




 ピンチつるべ打ち。

 ちなみにパラシュラーマは「サーヴァント五騎+戦死した神聖糾弾同盟の魂ほぼ全部」をもって召喚されているため、一時的にとんでもない量の魔力を持っております。

 ウルバヌスの目的としては可能な限り粘ったうえで「サーヴァント六騎+それまでに戦死した神聖糾弾同盟の全魂」を魔力タンクとし、そのブーストも込めて「神聖糾弾同盟の残っている連中皆殺し」に物故む感じでもくろんでおりまして、そのため魔力が過剰供給されているといっていいでしょう。

 要は一時的に「HFルートのアルトリア・オルタ」に近い上乗せがされている状態であり、加えて黒化ではないのでステータスにマイナスが入ってない状態です。時間制限の中での戦闘なら、魔力供給の潤沢さゆえに本来の状態を圧倒しているとお考え下さい。

 ついでにパラシュラーマ。スキルに「無窮の武練」及び「心眼(真)」を持ち、さらに固有スキルで対戦士・王族階級に対してブーストがかかる鬼畜仕様。例えていうなら「無制限に∞ブラスターとロンギヌス・スマッシャーが撃ちまくれる龍神化イッセー」といった感じです。死ぬ死ぬ。
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