好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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聖教震撼編 第六十一話 撃退、禍の団!!

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「挟み撃ちにするわよ、リーネス!」

 

「分かってるわぁ、鶴羽!」

 

 挟み撃ちの体制で仕掛ける、鶴羽とリーネスの連続攻撃。

 

 それを凌ぎながら、モデルバレットは舌打ちをしたい衝動に駆られていた。

 

『なんだってのよ、乙女ねぇは……っ!』

 

 挑発でもブラフでもない。本心からのあの疑問符は、彼女が自分を日美子と思ってないことの証明だ。

 

 忌々しい。苛立たしい。ムカムカする。

 

 自分こそが道間日美子だ。道間誠明を討とうとする、後悔に塗れた悪祓銀弾(シルバーレット)とは違う。道間誠明が至ったミザリ・ルシファーたる悪鬼明星(ルシフェル)の為にある悪鬼伴侶(リリス)だという自負がある。

 

 その自分が? 道間日美子でない?

 

『ふざけんなぁああああああっ!!』

 

 怒りと共に、全方位に向けた攻撃で二人を押しやる。

 

 まずは各個撃破と考え、一歩を踏み込んで狙うはリーネス。

 

 シャイニングホッパープログライズキーで補正をかけているとはいえ、彼女はどこまで行っても研究畑。戦闘においては鶴羽と比べれば数歩劣る。かといって魔術回路保有者として圧倒的に優れている以上、放っておくと何をしでかすか分からない。

 

 ゆえに、まずは真っ向から潰す。

 

 そう踏み込んだその瞬間、自分の顔面にまったく別の仮面ライダーが映っていた。

 

「さっせませんのよ!」

 

『んなぁ!?』

 

 驚愕するがすぐに迎撃態勢をとる。

 

 そして、それは最適解だった。

 

『ボーイングブラストフィーバー』

 

 奇跡的に成立したカウンターで、初手必殺の一撃を迎撃して逸らす。

 

 ヒマリ・ナインテイルによる突貫奇襲。勢い任せだがそれゆえに重い、その一撃は喰らえば深手は免れない。

 

 そして、しのいでもなお窮地は続く。

 

「よっしゃ間に合った!」

 

『やってくれるわねコラ!』

 

 後ろから鶴羽を回収して突貫するは、ヒツギ・セプテンバー。

 

 その突貫奇襲に対し、モデルバレットは再び全方位攻撃を試みる。

 

 だがしかし、先ほどとは状況が違うことに対する反応の遅れが致命となる。

 

「させないっての!」

 

『FREE』

 

「その通りですわ!」

 

『JET』

 

「吹っ飛ばす!」

 

『MAGIC JUMP』

 

「覚悟しなさぁい」

 

『SHINNING JUMP』

 

 一瞬だが、しかし相手の方が全員早い。

 

 その瞬間的な対応は、彼女達に前世からの縁があるからか。

 

 その速度の差を、モデルバレットは瞬時に理解。

 

 咄嗟に全出力を防御に回したその瞬間―

 

『リベレイティングブラストフィーバー!』

 

『ボーイングブラストフィーバー!』

 

『コーリングチェインスマッシュ!』

 

『シャイニングレインラッシュ!』

 

 ―四つの蹴りが、モデルバレットを遥か彼方へと吹き飛ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 紫炎を撒き散らすヴァルプルガに、俺は突撃する。

 

 なんかもう気になることは色々あるけど、それは一旦置いておく!

 

「リアス!」

 

「イッセー!」

 

 俺とリアスは手を取って、そして反撃に入る。

 

 こんなこともあろうかと、作っておいた更なる新技。その出番が来たからな。

 

 頼むぜドライグ、そしてシャルロット!

 

『構わん、やるぞ!』

 

『遠慮はいりません!』

 

 頼りになる相棒達の声に背を押され、俺は素早く飛龍を展開する。

 

 そして飛龍はリアスに取り付き、リアスの全身を覆う赤い龍の鎧に変化する。

 

 これぞ深紅の滅殺龍姫(クリムゾン・エクスティンクト・ドラグナー)。リアスに赤龍帝の力を譲渡する、赤龍褒賞とは全く異なる形での赤龍帝再現。

 

 これぞまさに愛の力! 割と茶化されたりしてました!!

 

「行こう、リアス!」

 

「ええ、よくってよ!!」

 

 俺とリアスのダブル赤龍帝で、ヴァルプルガの紫炎に対抗していく。

 

 にしてもかな手強いな。あの禁手、相当ヤバい!

 

『まぁ、八岐大蛇は相当に強いからな。クリフォトめ、復活させる際魂を分けたな?』

 

『日本で最も有名なドラゴンと言ってもいいですからね。半分とはいえ龍王クラスが上乗せされれば、神滅具としても出力だけなら最高峰化と』

 

 考察は相棒達に任せ、俺はそろそろ反撃するぜ。

 

 先生からも言われてるんだ。エロさを忘れるなと。

 

 そう、敵であろうと関係ない。そこにおっぱいがあるのならってやつだ。

 

 そして敵だからこそ容赦する必要もない。見る! 聞く! そして倒す!!

 

 だからこそ―

 

「喰らいやがれ、ヴァルプルガぁっ!!」

 

 ―この間合いは、逃さねえ!

 

「甘いわねん!」

 

 一瞬の隙をついて放った打撃は、だけど掠めるにとどまった。

 

 だが甘い。透過込みで魔力は流し込んだぜ?

 

 もちろん対策はしてるだろうさ。だけど、リゼヴィムの神器無効化能力すら突破できるらしい透過なら、すり抜けられるはず。

 

 だからこそ遠慮しない。この一撃で仕掛ける。

 

「ヘイ、おっぱい! お前の本体は何をする気なんだい?」

 

『……拙者はこれより、赤龍帝とグレモリーに集中していると見せかけ、他の者達に一撃を叩き付けるでござる』

 

 ………なんで野太いおっさん声?

 

 アーシアのおっぱいがツンデレさんだったり、ソーナ会長のおっぱいがセラフォルー様みたいだったり、おっぱいは不思議がいっぱいだな。

 

 俺、自分で言うのもなんだけど訳の分からない展開に愛されすぎてない?

 

『……下手な神より強いですからね。お祓いも効果がなさそうです』

 

『天命だと思って諦めろ、タイミングよくグレートレッドに出会う時点で今更だ』

 

 相棒達も諦め半分ですか。

 

 だけどとりあえず戦闘に集中!

 

 俺はタイミングを見計らった不意打ちの攻撃をタイミングを合わせて撃ち落とすと共に、指を鳴らす。

 

「喰らえ必殺、洋服崩壊(ドレス・ブレイク)!」

 

 その瞬間、久しぶりに俺の女達以外の裸を見た。

 

 眼・福!

 

「……そんな!? あのへんな技を喰らったというの、この私が!?」

 

 裸になったことより喰らったことの方にショックを受けているだと!?

 

 だがその隙は命取りだ。

 

「イッセーばかりに意識を向けすぎよ!」

 

 そう、そこには魔力をため終えたリアスがいる。

 

 今の状態のリアスなら、真女王クラスの火力は即座に放てるのさ!!

 

 放たれる消滅の魔力が、聖十字架の八岐大蛇を吹き飛ばす。

 

 禁手が吹き飛ばされたことで、ヴァルプルガは更にショックを受けた。

 

 そしてその隙は逃がさない。今度は俺の砲撃をぶちかます!

 

「……嘘よ、祭主はいけると言ったのに……八岐大蛇を磔にしきれなかったなんて―」

 

「よく分からねえがもらったぜぇええええええっ!」

 

 動揺し隙だらけのヴァルプルガに、俺は遠慮なくクリムゾン・ブラスターをぶっ放す。

 

 ヴァルプルガも気づいたようだけど、もはや回避なんて不可能だ。

 

 その絶大な砲撃に、ヴァルプルガは呑まれていった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数が! 紫炎の数が……多いっ!!

 

 死に物狂いで障壁を張り、時間稼ぎを行いつつ射線を切る。その連続で、何とか俺は猛攻をしのいでいた。

 

 だが、このままだとジリ貧だ。こっちの体力と集中力が先に尽きる。そしてそのまま焼き尽くされるのが落ちだろう。

 

『残念だったなバカ息子ぉ! 親父に歯向かうからそうなるんだぜぇっ!!』

 

「歯向かわれないような自分だと思ってんのか、クソ親父!!」

 

 野郎、憤死しそうなぐらいクソなくせして偉そうに。

 

 だがどうする? このままだと一か八かのギャンブルじみた特攻ぐらいしか打つ手がない。そして決断しないとそれすらできずに焼き尽くされる。

 

 ええい! 覚悟をくくるしかないってのか―

 

「……田知っ!!」

 

 ―と思ったその時、舞い降りるのは一人の女性。

 

「お袋っ!?」

 

『乙女か?』

 

 その姿に、俺達の動きは一瞬だが緩む。

 

 道間乙女が、俺をカバーするように戦場に割って入ってきた。

 

 いやいやいやいや、危ないからな!?

 

「下がってろ! あのクソ親父があんただからって加減するようなタマか!!」

 

『今度は妻まで反抗たぁなぁっ! 一遍本気でしつけるかぁ?』

 

 俺が言うが早いか、クソ親父はすぐに攻撃の密度を回復させる。

 

 まずい、このままだともろとも焼かれる!?

 

 俺が何とかしのごうと試みる、その時だった。

 

「……降臨するは、第十天」

 

 その詠唱と共に、天に光が満ち溢れた。

 

 そこに具現化されるは、空高くに浮かぶ純白の薔薇。

 

「天の使いと聖なる人よ、今こそ見識の果て、白き薔薇に集い愛を知れ」

 

 そしてお袋のその詠唱と共に、純白の神威が放たれる。

 

 そしてそのターゲットにされたのは、当然だがクソ親父。

 

『……ってやべぇっ!?』

 

 感づいた時、クソ親父は全力をもって迎撃していた。

 

 全方位から紫炎を放ち薔薇を焼くことを試みる。同時に射線上にも聖十字架を大量に展開して盾にした。

 

 だが、それをもってしてもその一撃を完全に防ぐことは不可能だった。

 

 薔薇そのものの破壊は弾かれ、射線を塞ぐ聖十字架も殆どが吹き飛ばされる。そしてクソ親父の全身に聖十字架もまた、その白き薔薇が放つ神威によって、殆どが吹き飛ばされた。

 

 ……至高天。神曲における天国、その極点。

 

 そこには聖人や天使が仰ぎ見る純白の薔薇があり、ダンテはそこで神の愛を知るとされている。

 

 その名を関した神曲魔術は、当然だが神曲魔術における奥義。その本質は詰まるところ、神威の具現なのだろう。

 

 神威の具現は攻撃として放たれることで、問答無用の裁きとなる。その一撃は詠唱に反して対城クラスの大魔術。短い詠唱と威力の両立は、きっとお袋レベルの魔力があっても連発なんて不可能だ。

 

 だからこそ、これはお袋の切り札であり―

 

『……ひ、ひは……ハハハハッハッ!』

 

 ―それに耐えれるということが、お袋にとって致命に近い事態でもある。

 

 耐え切った。モデルマッドは、クソ親父は耐え切った。

 

 これが戦闘特化型の人造惑星(プラネテス)。神滅具を座標指定することで多重に再現する、星辰光(アステリズム)を持つことの意味。単純な星辰光なら戦闘として最強といえるだろう、モデルマッドの真骨頂。

 

 今ここに、モデルマッドは至高天(エンピレオ)すらしのぎ切った。

 

『ビビらせてんじゃねえぞ、乙女ぇ! ちっと躾をやり直すかぁ!?』

 

 一安心したことで笑いが止まらなくなりながら、モデルマッドは怒りを見せる。

 

 そして紫炎の十字架をあえて手に握り、叩き付ける為に振りかぶる。

 

『女のくせして旦那の邪魔してんじゃねえ! 何かできるとでも思ってんのか!?』

 

 もはやすがすがしいほどに、モデルマッドは醜悪すぎる。

 

 だからこそ―

 

「陽動は見事にできてるだろうが」

 

 ―おかげで隙をつき放題だ。

 

『マグネティックスターブラスト』

 

 その瞬間、隙だらけの背中に()は一斉射撃を叩き込んだ。

 

 全弾丸ごと、無警戒の背中に必中。

 

 破壊される背部装甲。勢い余って関節すら破壊していく。

 

 そのまま力なく崩れ落ちるモデルマッドに、俺はなんていうか嘆かわしいと思い始めた。

 

「これが前世の俺の親父かぁ……。なんていうかクソすぎて、一周回って哀れに思えてきたな、オイ」

 

 俺は涙すら浮かべながら、その後頭部をしっかりと踏みつける。

 

『ASSALT SAVE』

 

 ショットライザーをベルトに装填したうえで、俺はちょっと深呼吸。

 

 ……あ、これ踏み潰しても悲しくなりそうにないな。

 

 自分を見つめ直してちょっとため息をつきたくなるが、まぁそれはこの際いいだろう。

 

『ま……待て待て待て待て! おま、実の親父をこんな形で殺すってのか!?』

 

 明らかに泡を食っているモデルマッドだが、何を今更。

 

 俺はちらりとお袋を見るが、お袋は目を伏せながらも頷いていた。

 

 そして周囲も確認するが、モデルマッドは聖十字架を出すそぶりも見せていない。

 

 俺がこうしている間に即座に出すなり出すタイミングを計れば、やりようはあるだろうに。

 

 小物過ぎる。屑過ぎる。外道過ぎる。氏より育ちってこういう事を言うんだろうかと、俺はこの似ても似つかない精神性の親父を見て思ってしまう。

 

 ただ俺、人生の半分ぐらいザイアの偏向教育を受けているはずなんだが。周りの殆どが洗脳されていることを踏まえると、全く噛み合ってないんだよなぁ。

 

 自分がさっぱり分からなくなりそうで、思わず俺は目をつむってしまう。

 

 ……そこに思い浮かんだのは、涙をこぼす道間日美子の、救われたようなあの笑顔。

 

「―ったく。カズヒねぇは本当に凄い」

 

 一人の男の人生に、ここまで強い指針をくれるんだから。

 

 まさに運命の淑女。ベアトリーチェはどっちなんだと言うべきか。悪祓銀弾(シルバーレット)、マジカッケー

 

 ま、それを言うならカズヒねぇにとっての俺もなんだろうがな。

 

 そう思い、俺は遠慮をせずに踏み込んだ。

 

『ちょ、ま―』

 

『マグネティックスターブラストフィーバー!』

 

 命乞いは一切聞かない。

 

 俺は驚くぐらい心を痛めることなく、かつての父親の自らの手で滅ぼした。

 

 ケジメはつけてもらったぜ、クソ親父。

 

 ただそれだけを思い、俺は驚くほど落ち着いている自分の心に苦笑した。

 




 とりあえず、禍の団の撃破は完了しました。








 禍の団は。








 さぁ、あとは章ボス、パラシュラーマただ一人!









 それがやばいんだけどね!?




















 ちなみにこの後の書き溜めはまた200kbを超えてしまっており、当面投稿は困りそうにないです。

 ちなみにミザリが極晃に至りました。最も本格的にふるうのは、かぁなぁりぃ後になってからの予定。なにせ第一部ラストはルシファー編の後にオリジナル章でぶちかますからね!!
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