好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
高評価・感想・捜索掲示板での紹介をファイナルメガマックス欲するグレン×グレンです!
ラストバトルも終わり、あとは戦後処理となっております!
和地Side
何はともあれ、とりあえず一件落着か。
俺は周囲を確認して、敵がいないことを改めて認めてから息をついた。
毎度のことながら壮絶な死闘だった。毎回毎回難易度が上がっていくの、本当にやめてほしい。
今回でこれだと次は何だよ。冗談抜きでトライヘキサが復活している可能性とかあるぞ。……いや本当にありそうだから、口に出すのもはばかられる。
「……とりあえず、現場指揮官の方に連絡を繋いでくれるかい? 状況を把握しておかないと」
「そうね。アザゼル達とは通信が繋がるかしら?」
と、我に返ったリュシオンとリアス部長が話を進める中、俺達はとりあえずへたり込んだ。
見れば何とか死んではないメンバーも、遅れてみたメンバーが治療を開始しているから何とかなりそうだ。
と、何時の間にか隣にカズヒねぇが近づいていた。
「……疲れたわね」
「疲れたよなぁ……」
うん。これはつまりそういう事だろうか。
これからカズヒねぇが付かれたので、俺の肩を借りる的な展開。
すなわち
フィーバータイム♪
わーい! 役得~! いやっほぉ~い♪
テンションが! テンションが上がってきた!
やったー! 今日の苦労が全部報われるぐらいのハッピーだー!
「色々と本当に疲れたというか、個人的に壮絶なイベントまであったから尚更ね」
「なるほどな。正直俺、その辺りがちょっと分かってないけど」
ハイテンションで踊りだそうとする精神にステイクールを命じつつ、俺はカズヒねぇが体重を預けてくれることを今か今かと待っている。
ステイステイステーイ。高ぶるな俺のソウルハート。
クールに受け止めることこそ男の本懐。ここではしゃぎすぎたらツッコミ来るからもうちょっと耐えろぉ~。
まぁそれとして、いろんな方向で同時進行だったこともあり、カズヒねぇがどんなことしてたのかについての理解が及んでないところはある。
何がどうして我がお袋、道間乙女が降臨しているんだろうかと聞きたくはある。
いや、本当になんでだ。道間乙女が分裂転生したのがヒマリとヒツギなんだから、二人が無事な状態で復活するわけないだろ。あと外見が白髪になっているだけでそのままってのもおかしいだろ。ベアトリーチェのサーヴァントがうんたらかんたらとかウルバヌス二世は言っていたけど、奴はなんで俺達より先に理解している。
正直ツッコミどころが多いような気もするが、もう色々と忙しいのでその辺り一旦置いてたからな。後でしっかり聞いておかないと困惑するぞ、マジで。
まぁいい。それについては後でまとめて話されるだろう。作戦が終わった後の情報共有は大事だから、きっとされるだろうしな。
そしてカズヒねぇはふぅと息を吐くと、体の力を抜いた。
過剰に反応を見せるな。そっと受け止めろ。そしてすべての感覚を思う存分堪能する為にフルスロットルで展開するんだ。
あと一秒ぐらいで当たる! あと0.7……0.5……0.4……0.35―
「―お疲れ様、日美子」
―秒と思ったその瞬間、そう纏うレベルでゆっくり進んでいた時間にお袋がカズヒねぇを抱きしめた。
そ、そう来たかぁ……っ。
なんという、伏兵っ!?
「あれ? 田知、どうしたの?」
きょとんと首を傾げるお袋だけど、そこでカズヒねぇは苦笑を浮かべた。
「気にしなくていいわ。和地は時々精神年齢が一気に下がるから」
そして薄々読まれていた感じだったなコレ。
よし。だったらもういいか。
「あ、ちょっと待っててくれ」
十秒ぐらいかけて、俺は人のいない方向に向かって歩いた。
そして五秒ほどかけて息を吸い込んで―
「ガッデムっ!?」
イッセーSide
「……頑張れ、九成……っ」
俺はそんな九成の絶叫を、涙を零しながら見ているしかなかった。
九成、九……成……っ
タイミングが、タイミングが悪いよ。しかも相手が相手だから文句も言えない。いろんな意味で相手が文句を言えない相手過ぎる。
うぅ……。九成、あとで愚痴を聞いてやるからな……っ
「どうしたイッセー。なんで泣いているんだ?」
「そっとしてあげなさい。あとで教えてあげるから」
首を傾げるゼノヴィアに、乙女さんに抱きしめられるままになっているカズヒがそっと指摘をしてあげていた。
うん、そこはありがとうな。
でもまぁいっか。とりあえず気を取り直そう。
「……それで、乙女さん? 結局どういう状況になってるんだ?」
そもそも状況が分かってないところがあるからな。
結局、決着がつくまで戦ってくれたのはありがたい。だけど、そのままでい続けられるのか?
「戦後処理頑張りますわー! ちょっと休んでいいですわよー!」
「なんかすっごい激戦の後っていうか……ハルマゲドンでも起きたの?」
向こうの戦闘を終えたヒマリとヒツギも来ているけど、なんで二人が無事なのに乙女さんはそこにいるんだ?
サーヴァント的な感じになっているとも言われてるみたいだったけど、ちょっと状況が分からないところがありまくりなんだよなぁ。
というか、乙女さんとカズヒもちょっと困り顔だし。
「ど、どう説明したらいいんだろう……?」
「長くなるわね。そもそもバグがバグ呼ぶバグコンボだから、私達も完璧には理解できてないし」
なんか訳の分からない展開が起きたってのか。
「ついにおっぱい関係なく意味不明な事態が……っ」
しかもパンツも関わってない。俺はどう考えればいいんだよ……っ
「そうね。でもおっぱいが具現化されているんだからやはりこれはおっぱいなのかしら」
カズヒも遠い目になるし、ゼノヴィアも納得したのかうんうん頷いている。
まってくれ。確かに乙女さんのおっぱいは素晴らしいけど、だからおっぱいで一括りにしていいのだろうかと思う。
……カズヒも疲れてるってことにしておこう。ゼノヴィアは、まぁいいか。
ただ乙女さんは、ちょっと頬を引きつらせている。
「……ご、ごめん。ちょっとそれ、ついて行けないんだけど?」
まぁ、毎度毎度引き起こしている俺でも訳が分からないからなぁ。
おっぱいを司る乳神様が遣わしたおっぱいの精霊とか、冷静に考えると専門家的に意味不明だよな。しかも俺が一生懸命頑張ってたら、何時の間にか歴代赤龍帝の方々が憎悪を投げ捨てておっぱいをたしなむ紳士になってよかったとかも意味不明だし。しかも成仏した後、今度は歴代白龍皇がアーシアのパンツをくんかくんかして和解することを、パンツを食べる龍王の説得で決めたとか……マジでなんだ?
元をたどれば俺がおっぱい大好きなまま頑張ってたらこうなってるわけだし。俺のおっぱい好きは俺でも想像できない方向に進んでいる自覚が生まれている。
「その、頑張ってください」
「え……?」
俺が素直にそう言うと、乙女さんは思わず硬直していた。
そしてそんな乙女さんの手を、カズヒがそっと握りしめた。
「大丈夫とは言わないけれど、私も支えるわ。今度こそ、乙女ねぇを大好きでいたいもの」
「待って? その、まじめな話なの……?」
戦慄しているけど、ヒツギやヒマリの影響とかはあまりないのか? 流石に二人から俺のおっぱい関連が抜けてるとは思えないけど。おっぱいに力を注いで赤龍帝化してるし。
う~ん。いろんなことが分からないけど、まぁそれについては後でいいか。
俺は馬鹿だからな。とりあえずいう事をしっかり行った方がいいだろ。
よっしゃ! じゃぁまずはやるべきことがあるよな。
「……えっと。改めまして、道間乙女さんでいいかな?」
「え、あ、はい」
おっぱいで困惑してたのか、ちょっと間の抜けた返事が返ってきた。
まぁそこはいいか。今後も苦労を掛けそうだけど、その辺については……ヒマリやヒツギの元みたいなもんだし、たぶん大丈夫だとしておこう!
カズヒもリーネスも南空さんもフォローするだろうしな。カズヒとリーネスがフォローするなら早々酷いことにはならないさ。
さて、ちょっと居住まいをただして……と。
「カズヒや九成……いや、道間日美子や息子さんと友達やってます。兵藤一誠っす!」
手を差し出しながら挨拶すると、なんかきょとんとされた。
乙女さんに抱き寄せられたままのカズヒや、俺の隣のゼノヴィアはちょっと笑っているけど。そんなことされるようなことしたか?
ちょっと首を傾げたくなるけど、まぁそれはいいか。
「……たぶんだけど、乙女さんも
「……え、えっと……いいのかな?」
ん?
なんか戸惑いながらそんなことを言われるけど、何かあったっけ?
「カズヒ達の親友で、九成のお母さんなんですよね? なら何の問題もないですよ」
「「言うと思った」」
うんうんと頷きながらカズヒとゼノヴィアが言うけど、どういう意味だ?
なんか分からなくて首を傾げていると、何故か乙女さんは涙ぐみながら微笑んでいる。
なにがあった? いや、マジで何があった!?
ええ~。俺、マジで何をした?
俺がついて行けなくて困惑していると、乙女さんは涙をぬぐいながら、俺の手を取って握ってくれる。
「うん。これからもよろしくね」
……よし、これはこれでいっか!
アザゼルSide
「なんかよく分からんが、とりあえず色々と丸く収まったのかねぇ?」
増援を連れてきてみたが、戦後処理ぐらいしかすることがなさそうだなこりゃ。
ま、若い奴らが頑張ってくれたんだ。あとは大人が事後処理を頑張るしかないわな。こういう面倒くさい事こそ、大人の仕事ってもんだろう。
俺がやることを色々と確認しているが、ふと視界に鶴羽の奴が映った。
「……ぐずぅっ……よがっだ……よがっだよぉ……っ」
凄いことなってんなぁ、オイ。
「お前、鼻をかんどけよ。美人が台無しだぞ」
ポケットティッシュを渡すと、そのまま鶴羽の奴は勢いよく鼻をかむ。
「……先生ありがと……。うぅ、本当に良かった……っ」
「何がどうしてこうなってんのか、ぶっちゃけ俺もよく分かってないんだがなぁ」
鶴羽がこうなってる理由は分かるが、なんでこうなったのかは俺もよく分かってねぇところはあるな。
なんで道間乙女が復活してんだろうなぁ。ヒマリもヒツギも無事だし、何がどうしてこうなってんのか。正直色々と興味深すぎるぞ。
正直、そっちの調査とかも俺の仕事になるだろうな。メインでやるのはリーネスだろうが、調べる過程で俺が許可を出した方がいい設備とかも使うだろう。それぐらいのイレギュラーなことだってことはわかる。
……成果はかなり出ているし、リーネスの
便宜上、駒王学園では親戚ってことにしているしな。俺もハーデスやインドラから睨まれやすい立場だし、万が一も兼ねて養子縁組でもマジですっかねぇ。
「って、リーネスはどこだ?」
「あ、あっちです」
涙もだいぶ収まってきた鶴羽が示した方向には、九成の隣にいるリーネスがいた。
「……地味に、地味に、ショックが……」
「よ、よよよよよよよよぉしよぉし……っ」
―何がどうしてああなってんだか。
九成はまぁいいだろう。道間乙女がカズヒを抱きかかえているところから言って、想定しまくれる。
疲れたカズヒが肩にもたれかかると踏んだ九成がハイテンションを抑え込んで待ち構えた。そしてそのタイミングで道間乙女が後ろからカズヒを抱きかかえたことで、そっちにカズヒが体重を預けた。結果として文句も言えない憤りを、少し離れたところで崩れ落ちることで発散した。九成はそんなところだろう。
あいつ、恋愛が絡むと一気に精神年齢が幼くなる時があるからなぁ。ま、他の部分で色々高水準にまとまった安定感抜群だし、少しぐらいそんなとこがあるのはいいこった。後でからかおう。
で、その慰めをリーネスがしてるって感じだが、すごいどもってるな。
あのお母さんムーブしているリーネスはどこに行った。初心な女が好きな男と思わぬ展開でバグッてる感覚……あ。
「……命短し恋せよ乙女……って、堕天使は寿命長いか」
「ですよねぇ。後でマジ会議で話を……進め……て……」
頷きながら、鶴羽の奴が硬直した。
直後走り出そうとする鶴羽の襟首を素早くホールド。
「はっはっは。詳しい話をちょっと聞いてもいいか? なぁに、時間はとらせねえよ」
「あ、あわわわわわわわわ……っ」
顔を真っ青にして震えんなや。
ふっふっふ。後でリーネスと話をする予定だったが、こりゃ面白いことになりそうだぜぇっ!!
Other side
「……さて、準備は整ったようだ」
「それは良かったよ、
「礼を言いましょう、ミザリ様、ルシファーの末裔たるあなたには苦労をおかけしました」
「ま、
「彼らの情報提供も助かりましたし、彼らにとっては不都合ですからね。……ですが、やらない選択肢はない」
「ふふ。僕としては冥界に大きな揺らぎが生まれるだろうから、願ったり叶ったりだよ」
「そうですか……ふむ」
「どうしたのかな?」
「眷属からの情報です。何やら妙な連絡が来ましたね」
「……道間乙女が復活したと、大王派が情報を掴んだようです。道間家と連絡を取る方向で動いていますね」
「……………へぇ。流石にちょっと衝撃が走ったよ」
バチカンをめぐる争いは終わり、次で聖教震撼編もラストとなります!