好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
高評価・感想・捜索掲示板での紹介をアポカリュティック欲するグレン×グレンです
今回、ちょっと短めです。
和地Side
それから数日。オカ研は基本的にムードが暗くなっていた。
いつも通りの雰囲気なのは、オーフィスや黒歌、あと兵藤夫妻だ。
この場合、兵藤夫妻にちょっと悪い気がするな。なにせ事情が分かってないから、精神的に困るだろう。
……今更ながらに考えてみれば、一応家主でもある兵藤夫妻に、まだ異形の情報とかが一切入ってないんだよなぁ。
冷静に考えるとちょっと問題かもしれない。あと情報を一々隠すのも手間だしな。これは少々解決に気を回した方がいいかもなぁ。
ただ今から言うのも大変だよなぁ。なにせイッセー、体が無くなって新造して入れ替えているし。種族が変わったとかよりよっぽどアレな情報な気がするぞ。
とはいえ今後もいろいろありそうだし、これ以上悪化する前に話した方がいい気もするな。今度リアス部長も含めて相談してみるか。
まぁ、それはともかくとしてだ。
こっちはこっちで面倒なことも起きているわけで。
「イッセー! 明日は三者面談なんだから、シャキっとしなさい」
お袋さんがイッセーにそう言うが、まさにそれがあるんだよなぁ。
三者面談。また学生らしいイベントが待っているというかなんというか。
といっても、このメンツは将来設計はほぼ確定。むしろすでに就職していると言ってもいいからな。
当たり障りのないことを言えばいいだけで、俺達側からすると負担は少ない。
……ただ親というポジションの問題があまりに多い。多すぎる。
というかだ。俺も含めて親がいないなり、遠くで仕事をしているメンツが多すぎるだろう。都合とか代役とかどうなるんだ?
「進路相談か。来るとするならシスター・グリゼルダだが、そもそも都合がつかないだろうね」
「あ、私もかも。パパもママも英国だもん」
ゼノヴィアとイリナが反応してそう言うけど、そこでアニルが少し乾いた笑い声をあげた。
「たぶん二人ともすでに準備されてますぜ? ウチの親はその辺しっかり把握して、去年のうちに来日準備始めてやしたんで」
……しっかりしているご両親だな。
いや、言われてみれば責任感はしっかりあるアニルのご家族なんだ。その手の行事はしっかり参加するぐらいでちょうどいいだろう。
そして英国出身なら、英国で生活しているらしいイリナの両親に話を振るぐらいはあり得る。そうなるといっそのこと、教会関係の面子に事前話をして来日タイミングを合わせそうだな。たぶんルーシアの方にも連絡とかしているだろう。
と、ルーシアもはたと気づいて手を打った。
「あ、ちなみに私の両親は都合がつかないので、兄さんにお願いしました。……で、ヒツギ先輩」
そこでルーシアはヒツギの方に振り向いた。
ヒツギはちょっときょとんとして、首を傾げる。
っていうか、今ナチュラルにリュシオンを呼んだって言ってなかったか? マジで!?
「ん? どうしたの?」
そのままさらりと味噌汁を飲んでいるヒツギに、ルーシアはちょっと苦笑気味で話を続ける。
「昨夜寝る前に電話した時、兄さんから伝言を頼まれまてました。……ヒツギ先輩の方はご都合がつかなかったので、代理でストラス・デュラン騎士団長が来るそうです」
その瞬間、ヒツギは味噌汁を吹き出さなかった代わりに盛大にむせた。
「……ご……ぶ……ぅ……!?」
「ヒツギぃ!? おま、ちょ、大丈夫か!?」
盛大にむせるヒツギの背中をイッセーがさする中、ルーシアはタイミングを間違えたことを悟って頬を引きつらせる。
「す、すいません! そんなにダメでしたか!?」
「だ、駄目じゃないし、ちょっと最近は事情があれだからむしろ安心だけど……本当に団長!?」
な、なんか凄い事になってるなぁ。
俺達がちょっと話を弾ませていると、ロスヴァイセさんがお茶を飲んで一息を入れながら、真剣な表情になる。
「私も資料集めなどでご協力させてもらいますが、進路はとても大事です。ご両親達と話し合い、自分に見合った道をしっかり探してください」
……この人が言うと重みが違うな。
「確かにそうね。こういうのって、大人になってからいい加減だった時を恥じるものだもの」
「確かにねぇ。しっかりやっておいた方がいいわよねぇ」
……カズヒねぇとリーネスの、二周目組が含蓄のある言葉を追加してくる。
ふむ。俺もちょっと見直してみるべきか。
そんなわけで、たまにはといった感じで昼休みに木場にギャスパーを誘って面談関連の相談をすることにした。
ちなみにカズヒねぇはリーネスや鶴羽とだ。イッセーはイッセーでアーシア達と食べるから、たまにはこういう事もできるというものだ。
「というわけで参考なんだが、お前らの場合はどうなるんだ?」
その辺が地味に気になるな。
そもそも親がいないという意味では、この二人は似たようなものだ。
孤児だった木場に、親に追放されたギャスパー。この二人はこの手のイベントで親御さんが来るわけがない。
なのでまぁ、俺も親がいないこともあって気にはなる。できれば参考にしたい。
「僕とギャスパー君の場合は、グレモリー家から顔つきが似ている人が来てくれるよ」
「はい。おかげで助かってますぅ」
「なるほどなぁ」
まぁ、グレモリー家には使用人もたくさんいるからそういう事もあるか。ついでに言えば、グレモリー本家ともなれば金も権威もあるから集める余地もあるだろう。
となると、俺も協力を要請するべきかもしれん。
「……その辺りも協力をしたいな」
「あれ? 九成先輩ってお母さんと再会しましたよね?」
ギャスパーに呟きに反応されるけど、いやいや。
「外観年齢が殆ど変わらないんだぞ? しかも遺伝子的な繋がりがないから似てないし」
前世の肉体をほぼ再現しているお袋は、享年が二十歳前だったこともあって俺と外見年齢もほぼ変わらない。そして俺が生まれ変わっているから、外観もあまり似てないし。
……かなりキッツいだろこれ。
あとがややこしいことになりかねないし、その辺を考慮すると……なぁ?
「ま、流れ的にそろそろ兵藤邸で生活するだろうから……家で仲良くやるとするさ」
俺はそう答えると、昼飯を掻っ込んでいた。
「なんでこうなった」
俺はぽつりとそう呟いた。
今日は三者面談。イッセー達と一緒に、将来について担任の教師と話し合う毎日だ。
保護者がきちんといるメンバーは全員見事に参戦。こっぱずかしい気持ちになっている子供達をしり目に、どんどん話が進んでいく。
だがそこで、俺は想定外の事態に巻き込まれた。
そしてそのままあれよあれよと、三者面談は俺の番。
その結果、俺の隣で―
「田……大切な息子の和地がお世話になってます、先生」
―にっこり微笑む我が前世のお袋、道間乙女がそこにいた。
……なんでだぁっ!?
前半なのでまだちょっとほんわかしてます!