好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
高評価・感想・捜索掲示板での紹介をライジングインパクト欲するグレン×グレンです(この部分のネタが最近思いつかない……)
というわけで、今回は三者面談となっております。話が進まなくて悪いけど、一応この部分は進路相談のベリアル編なのでね。
和地Side
隣に道間乙女を、前世のお袋が座っている状態で始まる三者面談。
誰か止めろよ! なんだこのサプライズ!?
くそったれ。部長はサプライズ好きだから、絶対知っててやりやがったな。アザゼル先生はこういうの好きそうだから絶対知っても止めないしな。イリナもイリナで天然だし、「道間乙女さんが九成君の三者面談にですって! 主よ、この奇跡に感謝を!」とか言いやがった可能性大だ*1。
オカ研三陣営のトップが誰一人としてこういう時に頼れない。はたから見るとギャグっぽいけど、割とマジな欠点じゃないかこれ。
カズヒねぇと鶴羽とリーネスは止めてくれよ。いや、なんだかんだでお袋には甘いところがあるし、むしろ奇跡的な三者面談に感動して反応が収まった可能性はある。……むしろ誰も聞いてなかった可能性すらあるな、先生当たりの偽装工作的な*2。
とりあえず、面食らっている先生にどう説明したらいいんだろうか。
「そ、その……九成君のお母さんでしょうか?」
「はい、事情があって十年以上離れ離れでしたが、最近になって漸く会うことができたんです」
……嘘は言ってない。
お袋もその辺りの準備は万端なのか、とりあえずは大丈夫だ。
「その、凄くお若く見えますね?」
「ええ。若さゆえの過ち……というのは息子に失礼ですが、高校を卒業する前後に産んでおりまして」
「高卒前後で出産!? ……あの、失礼ですが年齢は……?」
……会話が進んでいくけど、どの辺りまでカバーストーリーができているんだ、これ?
俺はちょっと寒気すら覚えてきたが、お袋はかなり堂々と対応していた。
むしろ言いようを誉められたと捉えたかのように、口元を隠して笑顔を浮かべている。
「あら、お上手。と言っても、一年ほど後に事件に巻き込まれまして、実はつい最近まで意識を取り戻せてなかったんです」
「……あ、ああ! 髪の色や外観は、後遺症でしたか! これは失礼しました!!」
……なるほどそう来たか!
嘘は言ってない*3し、これなら深堀はされない。
とはいえ、これ以上は俺の神経もモタない。
さっさと話しを本題に進めよう。既にその辺は決まっているんだ。
「せ、先生! 俺のお袋のことはいいですから、ちょっと話を進めさせてください!! 昔死んだ両親関係とか厄ネタ多いんですから!」
俺が話を本筋に戻そうとすると、先生もハッとなってくれた。
くれたのいいんだが、そのあと急にうつむいたよ。肩も震えているうえ、これ泣いてないか?
「……そうだな。きっと君の祖父母達も苦渋の決断だったんだろう。先生、深く聞かないことにするよ!」
よっしゃ! なんか誤解しているしこのまま行こう!
説明するのもややこしい! 来年の担任は異形知識のある人を部長に頼んで要望しよう。いっそのことロスヴァイセさん希望で、アザゼル先生は嫌な予感がするから第二希望止まりだな。
「で、九成和地君ですが、現状の予定は大学部の進学ということになっております」
「その辺りは存じております。……実はお世話になっているグレモリーさんのご厚意で、私もこの学園の大学部に受験をする予定なんです」
「それは俺も初耳!」
あのサプライズマニア! そういう情報はもうちょっと前もって共有してくれないかなぁ!?
ただまぁ、お袋が大学行けるってのはちょっと安心かも。
今後を踏まえると、学はあるに越したことないからな。クソな連中の所為で色々ぶっ壊れたけど、大学に入ってキャンパスライフを経験できるのはいい事だろ。
っと。俺の話を進めるべきか。
「……と、ということでですね。まだ想像段階ではあるんですが、お世話になっているリアス先輩のご実家が慈善活動などもやっているそうなので、それをツテにして慈善団体と縁を結びたいというのが個人的な希望ですね」
嘘をつかない範囲で、詳細をぼかしながら俺の希望を語っている。
「とはいえ、直接NGO団体に属するというよりは、名義を得たうえで職を得てお金を稼ぎ、そのうえで理不尽に苦しんでいる人達に援助できれば……といったところでしょうか」
この辺りについては和平前から考えてはいた。
もとより、俺の将来設計としては可能な限り悲劇に対して手を差し伸べられる方向性を求めている。
結局社会というものは、経済力が多分に物をいう。更にそこで武力も大きく影響力があり、権力なども関与する。悲しいが、そういったものを無視して生きていけないのが現状だ。
だからこそ、そういったものを獲得し、そのうえで助けられる人を少しずつ増やしていきたい。無理のない範囲で助けられる人を助け、それを成長させていく方向を会得したい。
「実は
「PMC? また珍しい方向性だね」
かなり不安げな様子を見せられるが、そこに関しては安心してほしい。
「安心してください。シチャースチエと年齢を超えた友人関係な人物が起業するんです。既にそちらもグレモリー家とも協力を取り付けてますので、あくどいことはしない企業になりますよ」
「シチャースチエの友人か。説得力が違うね」
だよね!
まぁ実際のところはD×Dとしての活動が主体になるからこその、八割名義貸しになるだろうが。
接木さんが起業予定のPMCは、そういった方面を主体とした警備中心の企業になる予定だ。堂々と冥界側が戦力を出せるわけでない事柄にての事業や、必要時に事前に派遣されてD×Dの支援を行う形になる、D×Dの準メンバーとなる予定らしい。
そこに名義を貸しつつ、手あがいている時などは護衛関連の仕事を協力。稼いだ金で慈善団体に多額の寄付……というのが、俺の人間世界における表向きの顔になりそうだ。
「はい。私と同じ高校を出た方なんですが、立派な人ですのでその辺りは安心だと思います」
「そうでしたか。……確かに、九成君なら安心できるところはありますね」
先生も納得してくれると、そのままちょっとお袋に向き直った。
「……息子さんのことですが、胸を張って立派な好青年だと断言できます。面倒見はいい方ですし、授業態度も優良で成績優秀。ちょっと友人にクセが強い子が多いですけど、時に戒め時にフォローしたりとしていますね」
自分のことをこういう風に言われるのは、ちょっと気恥ずかしいな。
あとお袋、目に涙を浮かべるな。感動しすぎなんだけど、ちょっと落ち着いてくれない?
「……私はいい親ではありませんでしたし、ろくに育てることもできませんでした。それがこんないい子に育ってくれているなんて……いい育ち方をしてくれたものです」
「……そうですね。和地君は早期に両親と死別したり、海外の施設で育ったと聞いております。それがここまで真っ当かつ立派な好青年に育つというのは、偏見まみれな意見ですが意外なほどです」
俺はどういった顔をすればいいんだろうか。
なんとなく咳払いをするけど、まぁいうべきことは一つだろう。
「それについてはまぁ、……掲げた誓いに偽りなしということで一つ」
俺はそこまで言うと、一回目を伏せる。
今でも手に取るように思い出せるを通り越し、瞼の裏に焼き付いたあの笑顔。
あの笑顔が俺に掲げた誓いのように、俺の誓いもそうなだけだ。
「絶対の思い出はこの瞼の裏に焼き付いていますから。それがある限り、そこだけは決して揺らぎません」
そう。俺がここまで歩けたのは、あの誓いがあるからだ。
今まで勝つこともあったし、負けることもあっただろう。それでも、あの誓いだけは何があろうと変わらない。
……そう、きっと俺達に共通する思いがあるとするのなら―
「あ、でもカズヒさんとの恋愛関係は指摘したいですね。いえ、付き合うなというわけではないんですが、時々妙なスイッチが入っているというか、発作的に色々な能力が低下しているというか。彼女も良くも悪くも目立つので、一度起きると学園中が騒がしいことになりまして……」
「……実は、そこは私も悩んでます」
―なんか台無しになる雰囲気にしないでくれない!?
その日の夜、なんかどんちゃん騒ぎになっていた。
殆どの保護者の方々は色々忙しかったりもするので帰っていったが、テンション振るマックスなまま続行する親もいる。
「……っかぁあああっ! こんなにお酒が美味しく感じたのは久しぶりだ!」
「ふふっ。兵藤さん達もいい面談になったようで何よりです。……ささ、奥さんも一献」
「ありがとうオトメさん! あ、箸が止まってるからあとは任せて食べて頂戴!」
……具体的には、イッセーの両親と俺のお袋だった。
ちなみにお袋、やっぱりだけど兵藤邸でお世話になる方向性だ。
名前に関しては俺との兼ね合いもあって、ちょっと変えているらしい。九成オトメで通すそうだ。
名前の漢字まで変える必要はないかと思ったが、お袋なりの決意表明なんだろう。
「えへへ……カズヒのおかげかも。今日は本当にありがとう」
「乙……オトメねぇ、それは素直な感想だとしても素直に受け取れないんだけど」
そしてカズヒねぇ、頑張れ。
俺が色々言っちゃった所為で、お袋のテンションが妙なことになったのは真剣に御免。
あとで膝枕ぐらいするべきだろうか。むしろマッサージとかの方がいいのかもな?
「それにしても、イッセー君が将来設計を全然話していないとはダメダメです。九成君は……まぁそんな時間はなかったですけどね」
ロスヴァイセさんがそう言うけど、まぁ確かになぁ。
「イッセー。そろそろ流石に事情を説明しとけ。お前一度死んで当然の状態になってるんだし、最低限の筋は通すべきだぞ?」
「……ぅ~ん。確かにそうなんだけど、タイミングが外れてるっていうか」
言いたいことは分かるんだが、だとしてもだ。
「世の中には通すべき筋ってものがある。既に時期を逸しているならなおのこと、早めに通すべきではあるからな」
その辺もうちょっと考えた方がいいとは思うんだよなぁ。
なぁなぁで済ませていい事ばかりじゃないし、はっきり言った方がいいかもしれないし、言っておくか。
「何も知らずに死ぬかもしれないんだぞ。お前はそうだが、ご両親もだ」
「……え、いやいやそれは―」
イッセーは否定しそうだが、そういう事じゃない。
「事故や急病で早死にするなんてありふれてる。それに、言っちゃなんだがこの時代は日本でも凶悪なテロがよく起きているんだから」
実際街中でテロが起きたケースも、俺がイッセーと知り合ってからで何度もある。
世界的に見てもこと凶悪犯罪やテロから縁遠い、平均寿命の高い国であるこの日本の日常。
命の奪い合いが大前提であり、また伝説に名を遺すレベルの敵が当たり前のように出てくる俺達の戦場。
それは決して同列に語るものではない。もし同じように考えるとするなら、それはある種の大馬鹿野郎の考えだろう。平穏な日常を守る為に戦う者でも、平和を退屈に感じ争う者でも、そこの区別はする。しないのならば基準が雑すぎだろう。
だがしかし、何かの拍子に突然死んでしまうということは、程度の差はあれ起きるのだ。
特に悲劇というものは、どんな拍子に起こるか分かったものではないからな。その辺りは考えるべきだろう。
それに、だ。
「あとリゼヴィムやミザリだと、ノリでターゲットにする可能性もある。前もってきちんと話すぐらいがちょうどいいと思うぞ?」
「……た、確かに」
納得してくれたようで何よりだ。
あいつらは本当にそういうことするからな。そもそもあいつら、そういったことを積極的にやりたがる連中なわけだし。
もちろん結界は日々強化しているし、駒王町には戦力が揃っている。ついでに言えば夫妻にはこっそり護衛もついている。そういったことに対する警戒は、当然こっちもしているわけだ。
だが、人と人が競う状況、それも高い力量同士において絶対はない。どちらも己の勝利条件をつかみ敗北条件を避ける以上、完全に理想通りなんてそうは起きない。
そろそろその辺も考慮した方がいいな。真剣に考えるか―
「一応、アマゴフォースとかに警護任務をつけるって話はあるけどねぇ」
―そこにリーネスが姿を現す。
そして俺の方を見ると、少し複雑な表情を見せた。
「和地ぃ、明日時間を空けて置いて頂戴?」
「……何かあったのか?」
レイヴェルが発見したってわけではないだろう。それならイッセー達の方が早いはずだ。
というかいったい何なんだ?
首を傾げていると、リーネスが少し緊張感すら見せた。
「……道間家の者から、直接会いたいという書状が届いたわぁ。道間関係者は全員来てほしいって……ねぇ」
……それはかなり不安になりそうだな、オイ。
兵藤夫妻もここに至るまで、全然異形関係知らないわけなんですよねぇ。
……その割に、ありえない規模で家の改装とかされてるわけだが。イッセーが一応警察にお世話されなかったことと言い、まぁ作品世界のノリではあるんだろうけど。
ちなみにこれを予約投稿している段階で、書き溜めは180kb後半といったところ。ただいまベリアル編の戦闘真っ最中です。