好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
高評価・感想・捜索掲示板での紹介をスティングユートピア欲するグレン×グレンです。
さぁ、地獄を齎す
カズヒSide
「「……え?」」
困惑するご夫妻に、私は事情を説明している余裕もない。
「幸香達と模擬戦をしていて良かったよ。攻略法は作れてからね」
「良くも悪くも精神力で強引に困難を打破するからな。必然、防衛すら攻性なのが最大の欠陥だ」
『つまり同時多発的な防衛対象に攻撃がベスト♪ ただでさえ自分を優先しないから、こうなっちゃうよねぇ?』
感動と嘆息と嘲笑。
誠にぃとアルケードとモデルバレット。
その三連続の奇襲攻撃。私ではなくご夫妻を狙った攻撃に、私は対処するあまり自分の身までカバーできない。
そして攻撃は的確にこちらの動きを阻害する、絶妙な塩梅。
とどめに、私の周囲を囲む影は多数。
「メッセンジャーになる程度にするように、いいね?」
『『『『『『『『『『『『『『了解』』』』』』』』』』』』』』
合計十四体にも及び、自我未覚醒体と思われるステラフレーム。
ぬかった。既にここまでの同時投入が可能に―
「………ま……だ…だぁああああああっ!!」
―なったのがどうした。
強引に宝石魔術を展開し、腕と足に水の魔力を通し、私は全方位に攻撃を与える。
誠にぃ達はご夫妻を盾にしない。私が庇える位置にあえて置く。
もちろんこれは仕込みだ。私に攻撃を当てる為の。
だが、それがどうした?
全員殺せば済む話なら!!
「私に資格が無かろうと、この二人は汚させないっ!!」
「本当に? そんなことをする必要があるのかい?」
問い質すようなその言葉に、私は本気の言葉を返す。
「当然よ、誠にぃ!」
踏み込め、握れ。立ち向かえ。
いまだ状況を把握しきれないお二人では逃げれない。どちらにせよ、一般人の二人でこの包囲は突破できない。転移だって許さないように、既に仕込みをしているだろう。
結論として、選択肢はただ一つ。
ここで全員、撃破する!
動け私。動けカズヒ・シチャースチエ。今すぐ動いて終わらせろ、道間日美子!
「何もかも自業自得で踏みにじり失っても、見つけた光がある……っ」
不意打ちの負傷で意識が霞むが、気合で強引に繋ぎ止める。
そうだ。あの日の誓いを忘れるな。あの死の間際を忘れるな。
踏みにじり、投げ捨てて、失って、壊されて。
それでも残ったあの日の誓いと涙と友情に、嘘偽りなど欠片も……ない!
「失った先で会ったあの誓いにかけてっ!
「その通り。尊ばれるべき勝利を見つけた君は、絶対立ち向かう」
その微笑に、私は寒気を覚えた。
失血によるものではない。精神的なものだ。
「僕もそうだ、すべてを失ったと思った時に、僕は
何よりも、私はそれに共感した。
どれだけおぞましいものを欲しているか、誠にぃのそれを私は知っている。
だが同時に、私はその言葉に共感した。
何故なら、それは同じだから。
私も誠にぃも、
それは美しい輝きで、生涯をかけて追及するもの。
そう、それは―
「失う先にある
―どれだけ理性で否定しようと、共感できてしまうもの。
それを実感すると共に、誠にぃは一つのプログライズキーを見せつける。
それはフォーリングホッパープログライズキー。だがそこに、ユニットが取り付けられている。
そのユニットは補正器具。問題は、その材質。
「……
Other side
ここに、条件は
極まった性質はもとからあった。
勝利の形を共有する、人生の祈りを分かち合う運命も、当の昔に導きかれていた。
それでも形にならなかったのは、最も簡単な条件がニアミスをしていたこと。
それすら成立はしていたが、ここで致命的なニアミスが発生する。
そう、この星を描く二人は、しかし
だからこそ生まれた偶然を前に、ここに道間誠明たるミザリ・ルシファーは改めて条件を成立させる。
神星鉄を組み込んだ拡張ユニット、スフィアグリップ。
それを装着したフォーリングホッパープログライズキーを掲げ、ミザリ・ルシファーは今こそ極晃を紡ぎだす。
「天弄せよ、我が守護星―――鋼の悪意で世界を犯せ」
本心から、ミザリは感動を覚えていた。
「今ここに、地獄の円環は砕け散る。粉砕されるは氷の牢獄。地獄の底より
それは、
単独で世界を相手にすることもできる、星を塗り替える真なる祈り。
「そう、地獄の底につながれた日々こそが、我が身を彩る美しき祝福。煉獄でも天国でも得られることなき、日常から解き放たれた惨劇にこそ、勝利の意味があったのだ」
誰もが至れるわけではない。人生における
「ゆえに、至高天に輝く白き薔薇よ。汝の醜さを哀れもう。この美麗なる歌劇の前には、色あせ枯れているかのようにしか見えないのだから。全てをかけて求める美は、明星が照らす地獄にあると歌い上げよう」
そう、恐ろしいのはまさにその点。
たった二人の共鳴によって至るそれは、どこまでも彼らにとっての人生の答え。あまねく万人に尊ばれるものではない、極端な結論といえるのだから。
必然、やらかすリスクは常に付きまとう。最悪なことに惑星環境を塗り替える余地すらある為、やらかせば被害は惑星規模を確実に超えるのが最大の問題点。
何より、彼の
「感謝しよう、愛しき悪祓の銀弾よ。汝が邪悪に染まったからこそ、僕は人生をささげるに値する祈りを持ちえたのだ」
だからこそ、本心からのその感謝に、
「ならば、問おう。悪鬼に落ちた愛しき星よ」
祈りのままに口が動き、だが同時に、心からの問いを投げかける。
「悲嘆と苦悶に染まりし世界。その苦界のどこに尊ばれるべき光はある。この罪深き罪人に、それを今こそ指し示せ!」
すべてを踏みにじった自分。だからこそ正義を奉じる怨敵に、悪鬼明星と共有できる勝利がどこにあるのだと。
その言葉に、
「
そう、心から言い切った。
「これよりこの
その想いを感じ、カズヒは歯を食いしばる。
そう、そうなのだ。
道間日美子は、大切なものを失った地獄の底で尊ぶべき
道間誠明は、大切なものを失う地獄に落とされ尊ぶべき
「光で照らせ
勝利とは、失った先に見つける祈り。そこに至る
ゆえに、ここに
「―
今まさに、この世界において初の
「
基準値:A
発動値:AA
収束性:C
拡散性:AAA
操縦性:D
付属性:EX
維持性:A
干渉性:C
全ては、ただ
ミザリがあの時点で極晃に到達していなかったのは極めて単純。「自分が神星鉄をもっていなかった」その一点。より細かく言うなら「カズヒが描く側ではなかった」ともいえます。要は相方であるカズヒ
ゆえに、条件を精査したうえで行動を開始すればそれも可能となる。そしてそれを修正して挑めば、この通り。
方向性としては共鳴に近いものが発生したため、共鳴する側のカズヒがそれに引っ張られて極晃が成立した形です。烈奏のパターンに近いと考えていただければ。